たとえ運命の番じゃなくても

暁 紅蓮

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それから…

4side悠

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それから更に長い年月が経った。
もう数えてないけど、多分2年くらい。

「悠、とある人に会ってみない?」

さちゅ……母からの提案。

「…でも」
「ただ会うだけ、会うだけでいいの。そういう、お見合いというより、お友達作りませんか?」

母にはアレから何があったのか、伝えた。
その時に何故かめちゃくちゃ相手の名前を聞かれたけど。
でもそれから特に何も言われなかったからきっとただ聞きたかっただけだと思う。

「あのね、実はその人、悠がまだ小さい時に一緒に遊んでたんだよ。…小さい時の写真、見てみる?」
「…いや、いいよ。俺には記憶無いけど、相手にはある感じか。それなら会ってみようかな」

αだって言うけど、多分番になる事は無い。
俺は番うことが出来ないから。
未だに和哉が付けた痕跡が残ってる。

「…なんで和哉は解消しないんだろ」
「ん?何か言った?」
「何でもない」

その問いに答えてくれる人は、近くにはいなかった。

それから会うために色々と服を揃えた。
お見合いって訳では無いけれど、それに沿った形で会おうかって向こうが言ってるって言うから。
でも何かあった時のために動きやすいスーツを新調した。
何も無ければ良いがもしもの為に準備をする。
…昔のようにならない為にも。
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