《SSTG》『セハザ《no1》-(3)-』

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第2章 - Sec 2

Sec 2 - 第22記

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 ―――――『MU-S.10P = NUE』が、あの『外骨格デバイスパワードスーツ』の名称めいしょうだ。
いま目を通したマニュアルにそう書いてあった。
私たちは『あれら』を着用ちゃくようして、おたがいのチームで模擬戦シミュレートをするらしい。

それらのながれが簡単かんたん説明せつめいされているマニュアルから、ミリアが顔を上げると、この格納庫かくのうこのような雰囲気ふんいき金属きんぞくの多い広い部屋は、機械きかいなどの部品が用意されている数もさっきより増えている。

さっきの、騒動そうどうとまでは言えないめ事がぎて、ようやく、この空間くうかん機械きかいたちがそこかしこで本格的ほんかくてきに動き始めていて、景色けしきもさっきとちょっと変わってきている。
ミリアたちはアライさんに言われて、その部屋にそなけられたモニタから、今後の説明がされたマニュアルに目を通すように言われたばかりだった。
軽く流し見したそれには『あれら』が用意よういされていることや、その大まかな仕様しようなど、知りたかったことが大体だいたいしるされていた。
そして、コンソールとしても操作そうさしていたタブレット端末たんまつからミリアは目をはなすと、すぐそこで『あれら』が実際じっさい複雑ふくざつそうな機械装置きかいそうちにセットされていく過程かていも見える。
それだから、いろいろなことにも、なんとなく納得なっとくできた。

「――――いけるぞ、最初にやるのは誰だ?」
向こうのメカニックの彼に声をけられて。
ベンチ椅子いすに座っていたミリアも、近くで立っていたりするガイたちも、ちょっと顔を見合わせていた。

ミリアが・・口を開く前に。
おれから行くか、」
ガイが、持っていたタブレット端末たんまつそばつくえに置いて、メカニックの彼らの方へ向かっていた。
ちょっとあったはずのそのも無かったように、ケイジやリースたちもだまって見送っていたけれど。
「どうも。よろしく、」
周りに声を掛けながらのガイは、案内されて、少しワクワクしているかもしれない。
まあ、『外骨格デバイスパワードスーツ』なんて、なかなかさわれないものだから、気持ちはわかるけれど。
そんな背中を見ていたミリアは、でも、ちょっとくらい、ほっとしていたのかもしれない。
さっき、みんなも一瞬いっしゅんだけおたがいの顔を見合みあわせたのは、ちょっと遠慮えんりょがち、というより、ちょっと勇気ゆうきる、という感じだった気がするから。

「次の順番じゅんばんもきますから、めておいてくださいね」
そうアライさんからも言われた。
ケイジたちは聞いているのかいないのか、向こうの様子に興味津々きょうみしんしんみたいだ。
外骨格デバイスパワードスーツ』を補助ほじょするっぽい機械きかいのセッティングの様子に、リースも、めずらしく、興味きょうみを持って向こうを見ているようだった。
「ちょっと見てくる、」
ケイジが立ち上がって、向こうへ歩き出すと、リースもワンテンポ遅くだけど追いかけていったようだ。

その先で、少しはなれた所でガイとメカニックの人たち数人が話しながら仕事しごとに入る姿すがたを。
ちょっとながめていたミリアは、それから、両手で自分のかみの毛のほどき、まとめ直し始めた。

 マニュアルによると、例の『外骨格デバイスパワードスーツ』を全員が装着そうちゃくすることは必須ひっすらしい。

これは『シミュレータ内で設定せっていされる『再現性さいげんせい(DoR)』をより高めて、意図いとするとおりに挙動きょどう精確せいかく反映はんえいさせるため』でもあって。
また、『参加者さんかしゃ状態じょうたいはかるためのセンサー』でもあり。
そして、『参加者さんかしゃ安全あんぜんのため』でもある、らしい。
そういった条件じょうけんたすから、この『外骨格デバイスパワードスーツ』というデバイスももちいて、『STRAD』はここまで大掛おおがかりなシミュレータ施設しせつになっている、と。
当たり前だけど、シミュレータをよりリアルに近づけるように頑張がんばるのは自然しぜんな考えなんだろうけど。
様々なセンサーによって、着用者ちゃくようしゃ物理運動ぶつりうんどう生体情報せいたいじょうほうから、そのまわりの空間情報くうかんじょうほうから相互そうご観測かんそくできるセンサーをやす効果こうか、などなどが複雑ふくざつからんでいるようだし。
シミュレータ内のあらゆるものをリアルタイムに隅々すみずみまで観測かんそくしてデータ収集しゅうしゅうもする、っていう。
こんなふう簡単かんたんに言葉をならべても、これらが物凄ものすご施設しせつってことはわかる。
まあ、わかるんだけれど、ちょっと理解りかいするには大きすぎて、なんだかちょっと混乱こんらんしている所があるのかもしれない。

えっと。
まあ、データの収集しゅうしゅうとかの部分ぶぶんは、やっていることはいつもの『EAU』の方のシミュレータと同じではあるんだけれど。
『STRAD』だと、いつも以上にいろんなことを調しらべられるんだろうな、って感じなんだろう。

そう、それと、外骨格デバイスパワードスーツ着用ちゃくようで、1番に重要じゅうようなのは、そのかた装甲そうこうでみんなの怪我けが未然みぜんふせぐこと・・、だと思う。

これは、かなり重要じゅうようなことで。
特能力者とくのうりょくしゃ本気ほんきで動くとなると、不慮ふりょ重大じゅうだい事故じこが起きる可能性かのうせいは高いから。
特能力者とくのうりょくしゃが起こす発現現象APは、大きく分けて『精神感応テレパシス系』、『物質顕現エグジスト系』、『変異ミューテーション系』などに単純化たんじゅんかできるけれど。
もし、それら全部が干渉かんしょうしたとしても、安全あんぜん訓練くんれんができる、という意義いぎは本当に大きいと思う。
たとえ練習れんしゅうだとしても、機動系きどうけいのような人たちは、瞬間的しゅんかんてきにも異常いじょう速度そくどが出ることもある。
たとえばスポーツなどでも、人と人が衝突しょうとつして大きな事故じこになったっていうニュースがあるのだから、それ以上のスピードで衝突しょうとつするとなると、すごく危険きけんなのは間違まちがいない。
そんな環境かんきょう訓練くんれんをしようものなら、つねに本人も周りも重大じゅうだい怪我けが可能性かのうせいものになってしまう。
実際じっさいに、一般いっぱん生活せいかつの中で大きくめる事故じこが、そういったものだ。
だから、訓練くんれんをして、怪我けがすることがないレベルまで訓練をしたという、公的こうてき証明しょうめい認証にんしょうをもらったりするんだけれど。
自分の能力のうりょく完璧かんぺきに『モノ』にできる人も一握ひとにぎりだ。
あと、特に、機動系きどうけい能力者のうりょくしゃ軍部ぐんぶでも重要視じゅうようしされてる、らしいから。
この『STRAD』が軍部ぐんぶ関係かんけいしてつくられた、なんてのも想像そうぞうしやすい。

・・だから、いろいろ納得なっとくできた。
『A』の彼らが『それ』を着込きこんでいた事とか。
自分たちが格納庫かくのうこのような、こんな場所へ案内あんないされたこと、とか。
待機たいきして、作業さぎょうをするスタッフがたくさんいる事とか。

・・・だから、特能力者とくのうりょくしゃが、その発現能力はつげんのうりょく前面ぜんめんに押し出す模擬戦もぎせんが行われる準備じゅんびができた、ってことなんだ。

―――――まあ、そんなことを考えていると、またいくつか気になる事も、またあたらしく、ちょっとかんでくるんだけれど――――

――――――見える向こうの、他のチームの彼らも準備じゅんび集中しゅうちゅうしている。
たぶん他の味方みかたチームの人たちも、今回は知らないことが多くて戸惑とまどっているかもしれない。
相手あいてチームの人たちがどこまで知っていたかは、知らないけど。
そんな顔をして、でも、その準備の手順てじゅんを見る目はもう真剣しんけんだと思う。

――――――ふと、目をもどせば向こうの、少しはなれたガイたちは少し会話をしながら、特殊とくしゅな形のスタンドに立っていた。
外骨格デバイスパワードスーツ』の装甲そうこうのパーツとも機械きかいともがセットされているような、それらの周りを数人がかりで動いて、手際てぎわよく装甲そうこう器具きぐを動かし、はめたり、ロックをかけて確認チェックして。
ガイの、標準ひょうじゅんよりも体格たいかくが良い体躯たいくはしから端まで、外殻がいかくおおっていく。
そんな作業をり返してる。

それが、いわゆる強化装甲きょうかそうこう、『外骨格デバイスパワードスーツ』の装着そうちゃくの様子で、初めて見る。

その外殻がいかく表面ひょうめん目立めだつカラーリングはピンク色か、マゼンタに近く見える。
綺麗きれいだけど、ちょっとくらい色が入っているのか、かりの加減かげん金属きんぞく光沢こうたくひかえめなつやが動いてるのが見える。
新品しんぴん自動車じどうしゃっぽい表面ひょうめんみたいだけど、まだきず1つなさそうだ。
それと、さっき見た『A』の人たちが装着そうちゃくしていたモノと同じかもしれない。
色味いろみのデザインだけちがうんだろう、性能せいのうがあるとは思えないし。

そんなことを考えつつの、ミリアは座っているベンチで、後ろがみをまとめ直し終えた。
ポニーテールより下でめたのは、なんとなく、あの『外骨格デバイスパワードスーツ』の頭のパーツ、ヘルメットなどに引っかからないように、で。

そもそも、髪はそこまで長くはないんだけれど。
部品ぶひんの間にはさまりでもしたら、られてとってもいたそうだから。

ミリアのそのかたわらには、さっきわたされたシミュレータ専用せんようライフルが立てかけられている、のを一瞥いちべつしつつ。
ちょっと髪の毛のくせを手でながしながら、髪を指ででるようにさわってみてた。

「次、『S1』いけるぞ」
向こうからの太い声に、振り返ったミリアはアライさんと目が合った。
「ミリアネァ・Cさん?いっちゃいましょうか」
タブレット端末たんまつを見ていたアライさんがそう言ったので、ミリアは立ち上がった。

せわしなく動いているそのあたり、そこへ近づくと、先に来ていたケイジたちが気が付いてこっちを見てきてたけど。
ミリアに用意されていたのはガイの隣の設備せつびで、先にやっているガイのと大体は同じ物みたいだ。
装着そうちゃく補助ほじょをする器具きぐの詰め合わせの装置そうちっぽい。
人間にんげん1人がおさまるくらい大きなそれが、その場所に並ぶように設置せっちされている。
近くで見れば、より複雑ふくざつそうな機構きこうっぽくて、そのゆかから一部むき出しのコードなどとつながっていて。

ほんとに。
―――――『外骨格デバイスパワードスーツ』を着るんだな、って。
思った。

『それ』がどういったものかは、わかってはいるけれど。
どんな感じなのか、着心地きごこちとか、ちゃんと動けるのかなとか、考えちゃうけれど、初めてだから。

でも先に『変身へんしん』している最中さいちゅうのガイは、あまり緊張きんちょうしていないみたいで。
「これ、すごいっすねぇ」
「へらへらすんな、はずれてたら怪我けがじゃすまないぞ、」
ちょっと聞こえる、むしろ楽しそうに自分や部品ぶひんを見ておしゃべりしている。
ガイも初めてだと思うんだけど、・・そうじゃないのかな?
・・・まるで、サイボーグへ改造かいぞうされていってるようだけど。
SF映画、ちょっと昔っぽい映画に出てくる感じ―――――

説明マニュアルに目を通されました?」
って、そばに付いたアライさんに聞かれた。
「はい、」
並んで歩いてたミリアが振り返って、気が付いたけど、ケイジたちもこっちへ来るようだ。
さっきからガイの『変身』を見ていたケイジたちは、やっぱりけっこう興味きょうみあるみたいで、なんでも見たいみたいだ。
簡単かんたん注意事項ちゅういじこうばかりでしたけど。わからない箇所かしょがあればお教えしますね」
タブレットを見ているアライさんは顔を上げて微笑ほほえんで見せて、ケイジたちにもそれは向けられていた。
アライさんはこまかいチェックでもあるのか、よくタブレット端末たんまつに視線を落としている。
ケイジたちはガイの方を見たり、こっちの方を見たりとキョロキョロしているけれど。

「じゃあ、ミリアネァ・Cさん?準備できたら、そこに立って。上着うわぎいでね、」
指定の場所に着くと、アライさんが案内あんないを始めてくれた。
「はい、」
アライさんはタブレット端末たんまつ操作そうさしつつ。
装着そうちゃく数分すうふんで終わります。」
準備していた、こちらを見てくるスタッフの人たちは、最初は男の人が多い印象いんしょうだったけど、女の人たちもけっこういるのかもしれない。

ちょっと、ドキドキしているかもしれない。

身体からだおおっていたツナギのような上着をごうとしたけど。
やっぱり、もう少し進んで、ガイたちの隣の装置そうちの、そのセットスタンドに入る前に、そのそば上着うわぎのツナギになっているような、それを脱いだ。
それは簡単に脱げるんだけど、ただ、下がタイトな素材そざいで、身体の線が出やすい気がしてたので。
それを、ちょっと気にしたのはある、けれど。
そんなに気にすることでもないのかもしれない。
外骨格デバイスパワードスーツ』を着る、みんなが着ているわけだし。
周りのスタッフの人たちも気にせず、自分たちの仕事をしている。

それから、ちょっと息を吸って。
・・よし、って。

その機械スタンドの中央にミリアが立つ、その前にケイジたちとちょっと目が合ったけど。
ケイジたちは、また向こうの方を見たり、周りの機械きかい興味きょうみうつるままに見てるようだ。

と、周りの、機械きかいのわずかな反応はんのうがあったような。
耳元みみもとかどこか、すで稼働かどうしていたそれら、周囲しゅういのセットスタンドのセンサーが反応はんのうした気がする。
音にもならない・・キュイーンとこまかな機械音きかいおんが聞こえた気もした。

装着そうちゃくはじめまーす」
そばで待っていたメカニックのお姉さんが、鋼色はがねいろ装甲そうこうのパーツを手に作業を始めていた。
足元に差し出される金属の部品を。
「靴のままで、乗ってください」
ちょっとあわてて足を上げて、んだら、足の部品がハメられたのかカチッとって、お姉さんがガチンっとロックをした。
金属きんぞくおもくてかた振動しんどうが伝わった気がした。
と思ってたら、こっちを見ていたケイジとリースと目が合った。

「これ、どっかで見たことあんだよな、」
って、ケイジが。
「これを?普通のものじゃないですよ?最新機さいしんきですから」
そう言うアライさんが、ちょっと得意とくいげかもしれない。
「着れんのか?あれ、ミリア、」
って、ケイジがニヤって、ガイの方を親指おやゆびで示してた。
その雰囲気ふんいき口端こうたんを上げていて、意味ありげな無遠慮ぶえんりょ意味いみなのはすぐわかった。
「む。」
だから、ちょっとミリアは、まゆせて、ちょっとだけほおふくらんだかもしれないけども。
「身体を固定こていさせてもらうよ、動かないでね」
周りに機械が押されて来たので、ちょっとふくれた顔がかくれたかもしれない。
「みんな問題なく着れますよ?」
って、アライさんが教えてくれる。
「あいつでも?」
「大丈夫、問題ないですよ。ねぇ?」
「はい?大丈夫っすよ、」
いまそばで作業をしているお姉さんも軽く答えていた。
「『B.S1』がいそうで良かったな、」
って、そこのメカニックのベテランっぽい彼が装置をセットしながら言ってた。
「『B.S1』?」
ミリアがつい聞き返すと。
「ぁー、」
お姉さんは、そう。
最小さいしょうサイズだ、」
って、ベテランっぽい彼が大きな声で教えてくれたけれど。
「・・・」
作業を手伝い始めたアライさんがこっちへ顔を上げて、ちょっと微妙に柔和にゅうわに、こっちへ微笑ほほえんだのはちょっと見えたけれど。
「あれがいっちばんっせぇのか?」
って、ケイジの声も聞こえる。
「ああ。これがダメなら無理だったな。」
「マジか、っ・・、良かったな、」
なんか、ケイジが軽い声で、楽しそうな感じで、たぶんあっちでなんかを好き勝手に言ってるっぽいけど。
機械が近くで大きめの音でガチンっといって、たまによく聞こえない。
そして、ミリアは動けないので、ちょっと、イラっとしても、代わりに、またほんのちょっとほおふくれるしかない。
それもまわりに機械があるので、ケイジたちには見えてないだろう。
別に見てなくていいんだけど。

「からかうもんじゃねぇぞ、ボウズ」
って、言ってくれるそのベテランぽい彼だ。
じょうちゃんも大きくなるんだからな、なあ?」
って、大きい声で言われた。
「・・・」
・・基本的きほんてきにいい人みたいだけど。
・・・無言むごんのミリアがけわしい顔で、またちょっとふくれているのは、アライさん以外には誰にも気づかれてないのかもしれない、って思えてきた。
別にいいんだけど。
たしかに、目線めせんの高さは、そのベテランそうな彼とは合わないくらいだけれども。
手慣てなれた様子でさっさと向こうへもどるそんなベテランっぽい彼は、きっと仕事が速いのかもしれないけども。
それより、顔は見えないけどケイジがからかって笑っているのは容易ようい想像そうぞうできるわけで。

「先にアイウェアをけて」
と、メカニックのもう1人の彼女に手渡てわたされたのはアイウェアだ。
・・・そういえば、さっき自分と同じくらいの体格サイズのロヌマも『外骨格デバイスパワードスーツ』を着ていたし・・、ってのを思い出してるミリアは―――――と、受け取ったアイウェアは、いつも現場で使うようなものと少し違う形式モデルだった。
ゴーグルのような、ちょっと重そうな構造こうぞうもそうだけど、普通ふつうより少し大きめでごついのか頑丈がんじょうそうで、当然とうぜんだけど通信つうしんなどはできる『AAD能動補助機』のものっぽい。
「・・これも、専用せんようのですか?」
ミリアは受け取ったアイウェアをちょっとのぞきつつたしかめつつ。
そのまま頭からかぶれば、自分で軽くセットできそうな、できなさそうなところで。
「・・そうですね、」
お姉さんたちが続けている作業の1つという感じで、後ろから手伝てつだってくれていた。

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