幻想機動輝星

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第2章 騎士の夢 BLADE RUNNER

第54話 第一回三毛猫機動実証(2)

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「これより、XWG-17の第一回機動実証試験を開始する」
進行役のアヴェントの宣言により、実験が始まった。同時に磁気テープによる音声記録が開始される。
俺はジェネレーターの様子を観察、及びジェネレーター回りのテストを管制する。
「CP朽木よりXWGー17『三毛猫』。起動開始。GSA始動。点火(イグニッション)」
指揮車の外から低いうなり声の様な音、だがそれはだんだん高くなっていく。
コンソールに表示された機体状態を示す図、そこに表示された魔力生成量が上がる。
「1200、1300…1400。待機出力到達。安定どうか?」
『こちら三毛猫、出力安定、良好。魔力出力は一定範囲をキープ。異常なし』イータの声。
「CP朽木、了解。そのまま一度、出力を戦闘(コンバット)モードへ、始めて」
『了解。上げる』
魔力生成量が跳ね上がる。2000、5000、7000…10000。
『こちら三毛猫、戦闘出力に到達』
「CP朽木。確認した。異音は無いか、何か異常は?」
『無し。全て正常範囲』
俺は図を切り替え、ジェネレーター内の様子を詳しく見る。
「フライホイールは正常作動…魔力流の流れも安定している。よさそうだな…CP朽木、三毛猫。出力を下げて待機へ。アヴェント、ジェネレーター回りに異常は無さそうだ。戦闘試験をしていい」
「たったこれだけで分かるのか?」
「大丈夫だ。あんな高出力の魔力生成器、何か間違ってたら点火した時点で爆発してる」
その言葉に、指揮車に居たみんなが一瞬引いたが、気にしない。アヴェントは実験を進める。
「イラクス、制御系統のテストだ」
「分かりました。三毛猫、こちらCPイラクス。メインシステムを起動してください」
『了解』
イラクスの指示通り、三毛猫のメインシステムが起動する。
メインシステムは機体の機動制御を行うシステムだ。ジェネレーターの制御プログラムとは別系統で、機体の動き、火器管制等々を制御する。
だからジェネレーターを動かすだけならGSA(ジェネレーター始動装置)を使って点火してスロットルレバーで制御するだけでいい。
『メインシステム起動、C-MOS起動を確認。思考接続…は、どうすればいいか? CP』
「こちらCPイラクス。リナイさんにお願いします。イータさんはそのバックアップをお願いします」
『了解。リナイ様、よろしくお願いします、コントロール、ユーハヴ』
『あ、あいはぶこんとろーる』
リナイの声と同時に、図の中の表示のC-MOSの所に、
<思考接続用意:対象者生体情報スキャン:接続者データ確認中:一致:コード00002:リナイ・イナク:接続:確認:同期率60パーセント:修正許容範囲:補填制御開始:修正終了:同期再開:接続完了:思考接続開始:全系統異常無し:操縦者バイタル異常無し>
そして、
<おっけーもんだいなーし>
「最後の何!?」
「いえ、これは朽木さんが勝手に」
「あっはい」
俺の仕業だったのか。
「では、一歩前に、右脚から歩いてください」
『は、はい』
俺は指揮車の外を見た。
黄色の鋼鉄の右脚が、上がって、地面を踏んだ。
「次、左脚」
左脚が上がって、地面を踏み、鋼鉄の巨人は前に進んだ。
「右手を挙げて」
右手が挙がる。
「左手を上げて」
左手が上げて
「両腕を前に突き出して関節ごと高速回転」
「神砂嵐かッ!!」
『かみすなあらしー』
「できるの!?」
「リナイさん異常ありませんか?」
『ないよ』
イラクスはその言葉に安心したらしく、ほっと息を付き。
「制御系統異常ありません」
とアヴェントに告げた。俺は最後のテストについて突っ込みたかったが踏みとどまった。
「よし、さて本番だ。三毛猫、ホバー機動用意」
『りょうかい』
三毛猫の姿勢が変わる。
前に沈み込んで、前傾姿勢。同時に背中や脚から緑色の光の粒子が放出されていく。
『こちら三毛猫イータ。ブースターチャージ完了、いけます』
「了解、まずは前方三百メートルにあるポイントを通貨、その後右、左、バック、いろんな方向に動いてくれ。終わりの合図があるまで自由に動いてくれ、発進せよ」
『了解』
数瞬の後、リナイが言った。


『三毛猫、発進』



瞬間、黄色の巨体ががっとんだ。



「!!!」
一瞬だった。高さ十七メートル、重さ四十トンもある巨体が三百メートル先のポイントに到達した、一瞬で。瞬きするまも無く、そして。
「うわッ」
凄まじい風が指揮車をゆらした。巨体の移動による、風だった。
大地が震えている。そしてかなたから聞こえる、轟音。戦闘機の比では無い。
なんという速さだろうか、見れば三毛猫が右、左、そして急停止しバック。そして、緑色の粒子を巻き散らして大地を滑り出していた。
とても早い。
十七メートルの巨体が、あんなに早く動くのか?
「やっぱり、早いなあ」
オールが轟音に負けないように、大声で言ってきた。
「十五式の比じゃない、すごくはやいよアレ」
「やっぱりそうなのか?」
「うん、一回、十五式の戦闘機動を見たことがあるけど、それ以上だよあれ。時速五百メートルは軽くいってるよあれ」
「そんなに!?」
一際強い風が吹く、見ると前の草原を三毛猫が突っ切っていた…そして、何かが叩きつけられたような音とともに、更に加速した。
「って、あれ音速超えてる!?」
「千キロを超えたの!? すごいや光男君。君の作ったウィザード・ジェネレーターのお陰だ」
「信じられん」
三毛猫が草原の土を巻き上げて停止、素早く地面を蹴って、その場で百八十度ターン、また草原を滑っていく。
「いいターンだ、反応速度も抜群だよあれ」
「よく機体が持つな、オール。あれ大丈夫なのか? あんな動きして」
「大丈夫大丈夫。安全試験には合格しているよ…いや、本当に早いよあれ」
「あんな機動をしながらフリークスと戦っているのか?」
「近接主体の奴はな」と、違う声。見ればザーフだった。
「近接武器、つまり戦闘刀(バトルソード)やら戦闘斧(バトルアックス)を使う奴はああいう機動をしながら戦うな、あと超高機動をする時は、でも」
と、ザーフは言葉を一旦区切り、三毛猫を見る。そして、
「でも、やっぱりあそこまで速く動かない」
「魔力出力が大きいからか?」
「だろうな、だからあそこまで速い動きを維持できる。普通なら最初のダッシュで魔力切れを起こしている…それ以前に機体がもたない。オール、すごいな」
「僕はやれることをやっただけだよ…なんだか、自分でも不安になってきた」
「何が?」
俺の問いに、オールは不安そうに答えた。
「機体が持つか」
そして、訝しげな顔をして、
「ていうか、高機動試験は明日の筈なんだけど」





リディスは指揮車の外で、目の前の光景に圧倒されていた。
黄色の巨体が、目にもとまらぬ速さで、音の速さよりも速く動いている。
「あれが、SMFのWG」
「試作機だがな」
そういうヒースも、三毛猫の機動に圧倒されていた。
「あんなに速く動けるのか…いったいどうやったら」
「まずあの高機動に耐える機体が必要よ、そして、それを制御するOS。どれかが欠けていたら絶対にできない」
「それ以前に、いったいどんなジェネレーター積んでるんだ? ブースターの魔力推進変換効率が凄くいいなら話は別だが、だがそれでも…凄まじい出力だぞ」
「もう音の速さを越している…暴走でもしない限り、あんなスピードは」
「暴走ではないだろう、しっかりとパイロットが手綱を握っているよありゃ」
ヒースはにっこりと笑い、言った。
「あれに乗ってるちっこいの、凄くいい腕してるぜ」




リナイ・イナクは必死だった。
機体が思った以上に早い、こんなに早いとは思わなかった。
「リナイ様、大丈夫ですか?」
「うん」
右に、左にサイドステップ、地面を両脚で蹴って空中でブースター点火、滑空する。
高機動砲撃戦闘機動だ。
「うまいですね、リナイ様」
「シュミレーター、がんばったから」
そう、リナイはたどたどしい日本語(ジャパニーズ)でイータに言った。
「みんなが作った、物だから」
そして、芹沢が、リナイが慕う朽木の技術の塊であるジェネレーターを積んでいる。
「朽木さん、みんなの作った機体、これをすごくしようってすごくがんばっていたから」
リナイは知っていた、芹沢が、朽木が深夜遅くまでジェネレーターを作っていたことを。
色々と苦心し、考え、試行錯誤を繰り返し、一週間という短い期間で作り上げたのだ。だから、
「うまく、動かさないと」
下手に扱っては失礼だ。そうリナイは思い、極東列島琵琶湖からHAKレバリスク市までの移動の間、短い時間だったがシュミレーターで特訓したのだ。
…だからこそ、ふと気づいた。
「あれ?」
「どうかされましたか、リナイ様」
イータの問いに、リナイはきょとんとした顔で、言った。
「ブースター、止まらない」




リディスとヒースは三毛猫の機動に圧倒されていた、が、指揮車の中がにわかに慌ただしくなった。隻眼の眼鏡の少年がコンソールの異常に気づき、青髪のインキュバスにコンソールを指して何か話す。それを聞いた魔女帽子を被った少女がマイクでしきりに何かを叫ぶ。するとマイクの向こうから『メーデーメーデー』と聞こえ、2人は何かマズイ事が起きたのを悟った。
緑色のオークが慌てながらマイクで何かを話す。その横で隻眼の眼鏡がコンソールに指を叩きつける勢いで素早く操作するが、どんどんその顔に冷や汗が吹き出る。
青ざめた青髪が、マイクで何かを叫ぶ、そして2人に『早く来い』のジェスチャー。
指揮車から百メートル先では、黄色の巨人を載せてきた大型トラックが土煙を上げながら走りだす。
2人が乗り込むと同時に、指揮車は急発進。が、その背後から何かが来ている。
それは黄色の巨人だった。土を巻き上げながら、凄まじい速さで指揮車の横をかっとんでいく。
幸い、指揮車は装甲車を改修してつくられた物であったため、車体が横転するだけで済んだ。
しかし、指揮車が横転した次の瞬間、巨人の突き出た胸の上が爆発、胸の上から座席に座ったまま二つの物体――それはオレンジ色の髪をした女武士と、金髪の幼女――が座席に座ったまま飛び出た。一旦高く飛び、そして地面目掛けて落下、しかしその途中でパラシュートが開き、怪我無く、無事に着地。しかし当の巨人は止まらない。
KARAHASHI製作、試作型WG、XWG-17『三毛猫』はその全魔力を加速器に注ぎ込み、ジェネレーターを緑色に輝かせて、更に加速。
もう俺を阻むものは何も無い。
天上天下唯我独尊。
ルール? 国境? そんなもの知るか。
黄色の巨人は丘を越え柵を越え崖を越え、だだっぴろい所に到達。
ありとあらゆる物をなぎ倒しながら滑走路を横断。
そしてその突進の先に、大きな鉄の塊があった。
全長約八百メートル、三胴形の船体、大きなエンジンノズル、甲板上の三連装魔力砲。
フリークス戦争初期に建造された亜界初の航空艦。
極東連合軍対特殊事象戦略機動部隊超高度戦略・戦術戦隊群第七特務戦隊所属。
AHC-801、アルマダ級山城型航空重巡洋艦一番艦『近江山城』




…の、左舷中央部に、黄色の巨人が突っ込んだ。
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