20 / 20
きみといつまでも
しおりを挟む
らがまふぃん投稿開始二周年記念 第二弾
アルファポリス様にて投稿させていただき、みなさまに支えられながら活動して二年が経ちました。いつも楽しく活動出来ているのは、優しく見守ってくださるみなさまのおかげです。これからもほそぼそ頑張って参りますので、これまで同様、温かい目で見守って、お付き合いくださいませ。
*∽*∽*∽*∽*
「今年のカダ様のお誕生日は、何を贈ろうかしら」
嬉しそうに話すメリオラーザに、壮年の侍女も嬉しそうに微笑む。
「奥様は、毎年この時期になると嬉しそうですね」
その言葉に、メリオラーザは頬を染めて、恥ずかしそうに俯いた。恥じらうメリオラーザに、侍女はますます笑みを深めた。
「さあさ、奥様。お支度が調いましたよ。ゆっくりじっくり悩んできてくださいませ」
ポンポンと背中を押され、メリオラーザははにかんでお礼を言った。
「街の治安はとてもいいとは言え、くれぐれもお気をつけ下さいましね。奥様に何かあったら世界が滅びますからね」
あながち冗談とも思えない発言に、メリオラーザは苦笑をした。
*~*~*~*~*
「カダージュ様、メリオラーザ様が、その」
時々頼まれ事をされ、登城して執務に携わることがある。来客があれば、遠慮なく通して良いと伝えてあるため、最近はだいぶ減ったが、それでも時々訪れるこの時間。
カダージュの執務室には、伯爵家の長女。何かを期待するような目でカダージュをチラチラと見ながら、もったいぶった言い方をする。
カダージュは不快だった。
自分を勝手に名前で呼ぶこともそうだし、愛するメリオラーザの名前を呼ぶことも、そのメリオラーザに対して、きっと碌なことを言わないであろうことも想像出来て、とにかくすべてが不快だった。
「リオが、何」
カダージュの周囲の温度が下がったことに、子女は勘違いをした。
何かがあるであろうメリオラーザに対して怒っているのだ、と。
子女は内心の喜びを隠しつつ、表面上はあくまでも気遣う女を装う。
「あの、黙っていようかとも思ったのです。ですが、これは、カダージュ様への裏切りではないかと、そう思いまして、やはりお伝えすべきかと」
子女曰く、最近街でお忍びスタイルのメリオラーザを見かけたのだが、その隣に、カダージュ以外の男がいた、というものだった。
「見かけた者は、わたくしだけではないのです。わたくしのお友だちと、侍女、それから護衛も一緒に目撃いたしました。それに、わたくしたちとは別の日にも、数名のお友だちから同じ話を伺いましたの」
子女がそう言うと、カダージュは笑った。
「そう。教えてくれてありがとう」
「い、いいえっ。カダージュ様のお役に立てたのでしたらっ」
向けられた笑みに、子女は顔を真っ赤にする。
目が、笑っていないことに、気付けなかった。
気付いたところでどうすることも出来ないのだから、この子女は幸せだろう。
「他にもお役に立てることがありましたら、どんなことでもいたします。どうぞ、わたくしを、お好きに、お使いくださいませ」
恥じらうように目を逸らし、頬を染め、言い終わると、何かを期待するように上目遣いでカダージュを見上げる子女。
カダージュは口の片側をつり上げた。
………
……
…
子女は、自分が置かれている状況がわからなかった。
地下室に連れて来られたと思ったら、その部屋にポツンと一つだけあったベッドに横たわり、ベッドの四方に何故か四肢を鎖で拘束されている。
「リオの目に、おまえのような奴らが映るのは不快だ」
「そんなっ、どうしてっ?ありがとうって、教えてくれてありがとうって!」
子女は無駄だとわかっていても、拘束を解こうと暴れる。当然、扇より重たい物を持ったことなどないであろう貴族の娘の力で、鉄の鎖が切れるはずなどない。ガチャガチャと耳障りな音が部屋に響くだけ。
抵抗する子女の様子に、カダージュの表情は、ない。
「ん?ああ。おまえのような奴らには、ちゃんと言わないとわからないよね」
ただ、無機質に、子女を見る。
「おまえが愚かだと、教えてくれてありがとう」
愚か者を炙り出す手間が省けたよ。
伯爵家に戻った子女は、嫌味や妬みにも優しく諭し、最後には、五体満足で生きていることに感謝するべきです、とどんな場面でも微笑みを絶やさないため、微笑みの聖女と呼ばれるようになる。
………
……
…
誕生日は、いつだって一番におめでとうと言いたい。
だから、日付が変わるまで他愛のないお喋りをする。
いつもベッドに入ると早々にラブラブになるのだが、この日はカダージュもメリオラーザの気持ちに慮る。と言うより、その気持ちがバレていないと思って一生懸命隠しながら、それでも隠しきれずに、話をしていてもどこか落ち着きなく、時計をチラチラと気にするメリオラーザが可愛くて、知らぬフリをしつつ、わざといつも通りラブラブしようと手を伸ばすのだが、それを下手な言い訳で躱して何とか乗り切ろうとするメリオラーザが見たいだけなのだが。
時計が十二時を指した。
今年も何とかカダージュを躱しきったと、こっそり得意気な顔をしたメリオラーザが可愛くて仕方がない。カダージュがさせている顔だと思えば、この上なく嬉しさが込み上げてくる。
「カダ様、お誕生日、おめでとうございます」
嬉しそうに告げるメリオラーザを、愛しく抱き締める。
「ああ、そうだった。僕の誕生日か。ありがとうリオ、嬉しいっ」
来年もまた同じことをして欲しいから、忘れていたフリをして、メリオラーザの行動に気付かないフリをする。喜びは、もちろん本当。
「ふふ。カダ様、これ、プレゼントです」
女性の護衛を男装させて、メリオラーザ自身もお忍びスタイルで街に繰り出していたことはもちろん知っている。女性だけで出掛けると、どうしても声をかけられやすい。そのため、すぐ側でメリオラーザを守ってもらえるようにと、カップルに見せかけるために女性護衛を男装させて出掛けさせるようにしたのは、他ならぬカダージュだからだ。
そして今回それが、カダージュへの誕生日プレゼントを選びに行くための行動だということも、当然知っている。
それでも、メリオラーザの気持ちが嬉しくて、涙が零れそうになる。
「いつもありがとう、リオ。開けてもいい?」
僅かに涙声になっているカダージュに、メリオラーザは優しく微笑む。
「はい。お気に召すと良いのですが」
今年はどんな驚きを提供してくれるのだろう。
カダージュは、そういそいそと箱を開ける。
「わあ!すごく綺麗な髪飾り!ねえ、つけてつけて、リオ」
髪飾り。
間違いではない。
メリオラーザからカダージュへのプレゼントだ。
「はい、もちろんです、カダ様」
メリオラーザは膝立ちになると、カダージュの前髪を左側に寄せて髪飾りで留める。
「ありがとう、リオ!」
ギュッと抱き締め、額と頬にくちづける。
「ふふ、どういたしまして、ですわ。とてもお似合いです、カダ様」
「ちょっと鏡見てくるね」
ウキウキと姿見の前に足を運ぶカダージュに、今年も喜んでもらえたと、メリオラーザの心は温かくなる。姿見の前ではしゃぐカダージュの側に、メリオラーザも足を向けた。
以前、カダージュから贈られた、カダージュの色の髪飾りをつけたメリオラーザをジッと見つめていたカダージュを思い出し、今年のプレゼントはメリオラーザの色の髪飾りを贈ろうと決めた。
きっとご自身でもつけてみたいのだわ。何も、髪飾りは必ずしも女性だけのものでなくてもいいと思うの。何より、カダ様なら絶対に似合うわ。
メリオラーザは、時々何かがズレている。
カダージュは、自分の色を身につけるメリオラーザにご満悦だったのであって、決して欲しかったのではない。更には、カダージュの贈り物を、大切に使ってくれていることも嬉しかったからだ。
そんな、少しズレたメリオラーザのプレゼントには、毎年驚かされる。それがまた、一層愛しさを募らせた。
………
……
…
カダージュの家族たちと、カダージュを祝った帰り道。
祝いの席では、メリオラーザからのプレゼントを自慢するカダージュと、絶賛する女性陣。そして、どこか苦笑いの男性陣。毎年そんな感じの雰囲気なので、メリオラーザは不思議に思うも気にしないことにしている。
そんな家族たちと帰宅の挨拶を済ませて、帰路についた。
メリオラーザを自身の膝に乗せ、愛おしそうにメリオラーザの顔中にくちづけながら、馬車に揺られている。揺れにあわせて、メリオラーザからの髪飾りが、窓からの月明かりに反射してキラキラと光を落とす様子がとても幻想的に見えた。
「リオは、僕の誕生日は、いつも以上にご機嫌だよね」
そんなメリオラーザを見て、カダージュもとてもご機嫌だ。愛しくて堪らない、と全身で表現しているカダージュに、メリオラーザは頬を染めて、恥ずかしそうに笑った。
「カダ様が生まれた日ですもの。わたくしの、一番好きな日です」
邸に帰り、メリオラーザが大変な目に遭ったことは、仕方がない。
*おしまい*
らがまふぃん活動二周年記念、第二弾。
いかがでしたか。相変わらずラブラブの二人は、これからもずっとこんな感じなのでしょうね。羨ましいです。
今後の二周年記念といたしまして、
第一弾 R6.10/29 美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛 公開中
第三弾 R6.10/31 自分がされて嫌なことは、人にしてはいけません。と、言うことは、だ。
第四弾 R6.11/1 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛
第五弾 R6.11/2 精霊の使い?いいえ、違います。
第六弾 R6.11/3 では、復讐するか
第七弾 R6.11/4 美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛
以上のスケジュールでお届け予定です。
お時間の都合のつく方は、是非のぞいていただけると嬉しいです。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
アルファポリス様にて投稿させていただき、みなさまに支えられながら活動して二年が経ちました。いつも楽しく活動出来ているのは、優しく見守ってくださるみなさまのおかげです。これからもほそぼそ頑張って参りますので、これまで同様、温かい目で見守って、お付き合いくださいませ。
*∽*∽*∽*∽*
「今年のカダ様のお誕生日は、何を贈ろうかしら」
嬉しそうに話すメリオラーザに、壮年の侍女も嬉しそうに微笑む。
「奥様は、毎年この時期になると嬉しそうですね」
その言葉に、メリオラーザは頬を染めて、恥ずかしそうに俯いた。恥じらうメリオラーザに、侍女はますます笑みを深めた。
「さあさ、奥様。お支度が調いましたよ。ゆっくりじっくり悩んできてくださいませ」
ポンポンと背中を押され、メリオラーザははにかんでお礼を言った。
「街の治安はとてもいいとは言え、くれぐれもお気をつけ下さいましね。奥様に何かあったら世界が滅びますからね」
あながち冗談とも思えない発言に、メリオラーザは苦笑をした。
*~*~*~*~*
「カダージュ様、メリオラーザ様が、その」
時々頼まれ事をされ、登城して執務に携わることがある。来客があれば、遠慮なく通して良いと伝えてあるため、最近はだいぶ減ったが、それでも時々訪れるこの時間。
カダージュの執務室には、伯爵家の長女。何かを期待するような目でカダージュをチラチラと見ながら、もったいぶった言い方をする。
カダージュは不快だった。
自分を勝手に名前で呼ぶこともそうだし、愛するメリオラーザの名前を呼ぶことも、そのメリオラーザに対して、きっと碌なことを言わないであろうことも想像出来て、とにかくすべてが不快だった。
「リオが、何」
カダージュの周囲の温度が下がったことに、子女は勘違いをした。
何かがあるであろうメリオラーザに対して怒っているのだ、と。
子女は内心の喜びを隠しつつ、表面上はあくまでも気遣う女を装う。
「あの、黙っていようかとも思ったのです。ですが、これは、カダージュ様への裏切りではないかと、そう思いまして、やはりお伝えすべきかと」
子女曰く、最近街でお忍びスタイルのメリオラーザを見かけたのだが、その隣に、カダージュ以外の男がいた、というものだった。
「見かけた者は、わたくしだけではないのです。わたくしのお友だちと、侍女、それから護衛も一緒に目撃いたしました。それに、わたくしたちとは別の日にも、数名のお友だちから同じ話を伺いましたの」
子女がそう言うと、カダージュは笑った。
「そう。教えてくれてありがとう」
「い、いいえっ。カダージュ様のお役に立てたのでしたらっ」
向けられた笑みに、子女は顔を真っ赤にする。
目が、笑っていないことに、気付けなかった。
気付いたところでどうすることも出来ないのだから、この子女は幸せだろう。
「他にもお役に立てることがありましたら、どんなことでもいたします。どうぞ、わたくしを、お好きに、お使いくださいませ」
恥じらうように目を逸らし、頬を染め、言い終わると、何かを期待するように上目遣いでカダージュを見上げる子女。
カダージュは口の片側をつり上げた。
………
……
…
子女は、自分が置かれている状況がわからなかった。
地下室に連れて来られたと思ったら、その部屋にポツンと一つだけあったベッドに横たわり、ベッドの四方に何故か四肢を鎖で拘束されている。
「リオの目に、おまえのような奴らが映るのは不快だ」
「そんなっ、どうしてっ?ありがとうって、教えてくれてありがとうって!」
子女は無駄だとわかっていても、拘束を解こうと暴れる。当然、扇より重たい物を持ったことなどないであろう貴族の娘の力で、鉄の鎖が切れるはずなどない。ガチャガチャと耳障りな音が部屋に響くだけ。
抵抗する子女の様子に、カダージュの表情は、ない。
「ん?ああ。おまえのような奴らには、ちゃんと言わないとわからないよね」
ただ、無機質に、子女を見る。
「おまえが愚かだと、教えてくれてありがとう」
愚か者を炙り出す手間が省けたよ。
伯爵家に戻った子女は、嫌味や妬みにも優しく諭し、最後には、五体満足で生きていることに感謝するべきです、とどんな場面でも微笑みを絶やさないため、微笑みの聖女と呼ばれるようになる。
………
……
…
誕生日は、いつだって一番におめでとうと言いたい。
だから、日付が変わるまで他愛のないお喋りをする。
いつもベッドに入ると早々にラブラブになるのだが、この日はカダージュもメリオラーザの気持ちに慮る。と言うより、その気持ちがバレていないと思って一生懸命隠しながら、それでも隠しきれずに、話をしていてもどこか落ち着きなく、時計をチラチラと気にするメリオラーザが可愛くて、知らぬフリをしつつ、わざといつも通りラブラブしようと手を伸ばすのだが、それを下手な言い訳で躱して何とか乗り切ろうとするメリオラーザが見たいだけなのだが。
時計が十二時を指した。
今年も何とかカダージュを躱しきったと、こっそり得意気な顔をしたメリオラーザが可愛くて仕方がない。カダージュがさせている顔だと思えば、この上なく嬉しさが込み上げてくる。
「カダ様、お誕生日、おめでとうございます」
嬉しそうに告げるメリオラーザを、愛しく抱き締める。
「ああ、そうだった。僕の誕生日か。ありがとうリオ、嬉しいっ」
来年もまた同じことをして欲しいから、忘れていたフリをして、メリオラーザの行動に気付かないフリをする。喜びは、もちろん本当。
「ふふ。カダ様、これ、プレゼントです」
女性の護衛を男装させて、メリオラーザ自身もお忍びスタイルで街に繰り出していたことはもちろん知っている。女性だけで出掛けると、どうしても声をかけられやすい。そのため、すぐ側でメリオラーザを守ってもらえるようにと、カップルに見せかけるために女性護衛を男装させて出掛けさせるようにしたのは、他ならぬカダージュだからだ。
そして今回それが、カダージュへの誕生日プレゼントを選びに行くための行動だということも、当然知っている。
それでも、メリオラーザの気持ちが嬉しくて、涙が零れそうになる。
「いつもありがとう、リオ。開けてもいい?」
僅かに涙声になっているカダージュに、メリオラーザは優しく微笑む。
「はい。お気に召すと良いのですが」
今年はどんな驚きを提供してくれるのだろう。
カダージュは、そういそいそと箱を開ける。
「わあ!すごく綺麗な髪飾り!ねえ、つけてつけて、リオ」
髪飾り。
間違いではない。
メリオラーザからカダージュへのプレゼントだ。
「はい、もちろんです、カダ様」
メリオラーザは膝立ちになると、カダージュの前髪を左側に寄せて髪飾りで留める。
「ありがとう、リオ!」
ギュッと抱き締め、額と頬にくちづける。
「ふふ、どういたしまして、ですわ。とてもお似合いです、カダ様」
「ちょっと鏡見てくるね」
ウキウキと姿見の前に足を運ぶカダージュに、今年も喜んでもらえたと、メリオラーザの心は温かくなる。姿見の前ではしゃぐカダージュの側に、メリオラーザも足を向けた。
以前、カダージュから贈られた、カダージュの色の髪飾りをつけたメリオラーザをジッと見つめていたカダージュを思い出し、今年のプレゼントはメリオラーザの色の髪飾りを贈ろうと決めた。
きっとご自身でもつけてみたいのだわ。何も、髪飾りは必ずしも女性だけのものでなくてもいいと思うの。何より、カダ様なら絶対に似合うわ。
メリオラーザは、時々何かがズレている。
カダージュは、自分の色を身につけるメリオラーザにご満悦だったのであって、決して欲しかったのではない。更には、カダージュの贈り物を、大切に使ってくれていることも嬉しかったからだ。
そんな、少しズレたメリオラーザのプレゼントには、毎年驚かされる。それがまた、一層愛しさを募らせた。
………
……
…
カダージュの家族たちと、カダージュを祝った帰り道。
祝いの席では、メリオラーザからのプレゼントを自慢するカダージュと、絶賛する女性陣。そして、どこか苦笑いの男性陣。毎年そんな感じの雰囲気なので、メリオラーザは不思議に思うも気にしないことにしている。
そんな家族たちと帰宅の挨拶を済ませて、帰路についた。
メリオラーザを自身の膝に乗せ、愛おしそうにメリオラーザの顔中にくちづけながら、馬車に揺られている。揺れにあわせて、メリオラーザからの髪飾りが、窓からの月明かりに反射してキラキラと光を落とす様子がとても幻想的に見えた。
「リオは、僕の誕生日は、いつも以上にご機嫌だよね」
そんなメリオラーザを見て、カダージュもとてもご機嫌だ。愛しくて堪らない、と全身で表現しているカダージュに、メリオラーザは頬を染めて、恥ずかしそうに笑った。
「カダ様が生まれた日ですもの。わたくしの、一番好きな日です」
邸に帰り、メリオラーザが大変な目に遭ったことは、仕方がない。
*おしまい*
らがまふぃん活動二周年記念、第二弾。
いかがでしたか。相変わらずラブラブの二人は、これからもずっとこんな感じなのでしょうね。羨ましいです。
今後の二周年記念といたしまして、
第一弾 R6.10/29 美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛 公開中
第三弾 R6.10/31 自分がされて嫌なことは、人にしてはいけません。と、言うことは、だ。
第四弾 R6.11/1 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛
第五弾 R6.11/2 精霊の使い?いいえ、違います。
第六弾 R6.11/3 では、復讐するか
第七弾 R6.11/4 美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛
以上のスケジュールでお届け予定です。
お時間の都合のつく方は、是非のぞいていただけると嬉しいです。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
219
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
老け顔ですが?何かあります?
宵森みなと
恋愛
可愛くなりたくて、似合わないフリフリの服も着てみた。
でも、鏡に映った自分を見て、そっと諦めた。
――私はきっと、“普通”じゃいられない。
5歳で10歳に見られ、結婚話は破談続き。
周囲からの心ない言葉に傷つきながらも、少女サラサは“自分の見た目に合う年齢で学園に入学する”という前代未聞の決意をする。
努力と覚悟の末、飛び級で入学したサラサが出会ったのは、年上の優しいクラスメートたちと、ちょっと不器用で真っ直ぐな“初めての気持ち”。
年齢差も、噂も、偏見も――ぜんぶ乗り越えて、この恋はきっと、本物になる。
これは、“老け顔”と笑われた少女が、ほんとうの恋と自分自身を見つけるまでの物語。
報われなかった姫君に、弔いの白い薔薇の花束を
さくたろう
恋愛
その国の王妃を決める舞踏会に招かれたロザリー・ベルトレードは、自分が当時の王子、そうして現王アルフォンスの婚約者であり、不遇の死を遂げた姫オフィーリアであったという前世を思い出す。
少しずつ蘇るオフィーリアの記憶に翻弄されながらも、17年前から今世まで続く因縁に、ロザリーは絡め取られていく。一方でアルフォンスもロザリーの存在から目が離せなくなり、やがて二人は再び惹かれ合うようになるが――。
20話です。小説家になろう様でも公開中です。
聖女の座を追われた私は田舎で畑を耕すつもりが、辺境伯様に「君は畑担当ね」と強引に任命されました
さら
恋愛
王都で“聖女”として人々を癒やし続けてきたリーネ。だが「加護が弱まった」と政争の口実にされ、無慈悲に追放されてしまう。行き場を失った彼女が選んだのは、幼い頃からの夢――のんびり畑を耕す暮らしだった。
ところが辺境の村にたどり着いた途端、無骨で豪胆な領主・辺境伯に「君は畑担当だ」と強引に任命されてしまう。荒れ果てた土地、困窮する領民たち、そして王都から伸びる陰謀の影。追放されたはずの聖女は、鍬を握り、祈りを土に注ぐことで再び人々に希望を芽吹かせていく。
「畑担当の聖女さま」と呼ばれながら笑顔を取り戻していくリーネ。そして彼女を真っ直ぐに支える辺境伯との距離も、少しずつ近づいて……?
畑から始まるスローライフと、不器用な辺境伯との恋。追放された聖女が見つけた本当の居場所は、王都の玉座ではなく、土と緑と温かな人々に囲まれた辺境の畑だった――。
わたくし、悪女呼ばわりされているのですが……全力で反省しておりますの。
月白ヤトヒコ
恋愛
本日、なんの集まりかはわかりませんが、王城へ召集されておりますの。
まあ、わたくしこれでも現王太子の婚約者なので、その関連だと思うのですが……
「父上! 僕は、こんな傲慢で鼻持ちならない冷酷非道な悪女と結婚なんかしたくありません! この女は、こともあろうに権力を使って彼女を脅し、相思相愛な僕と彼女を引き離そうとしたんですよっ!? 王妃になるなら、側妃や愛妾くらいで煩く言うのは間違っているでしょうっ!?」
と、王太子が宣いました。
「どうやら、わたくし悪女にされているようですわね。でも、わたくしも反省しておりますわ」
「ハッ! やっぱりな! お前は僕のことを愛してるからな!」
「ああ、人語を解するからと人並の知性と理性を豚に求めたわたくしが悪かったのです。ごめんなさいね? もっと早く、わたくしが決断を下していれば……豚は豚同士で娶うことができたというのに」
設定はふわっと。
ジルの身の丈
ひづき
恋愛
ジルは貴族の屋敷で働く下女だ。
身の程、相応、身の丈といった言葉を常に考えている真面目なジル。
ある日同僚が旦那様と不倫して、奥様が突然死。
同僚が後妻に収まった途端、突然解雇され、ジルは途方に暮れた。
そこに現れたのは亡くなった奥様の弟君で───
※悩んだ末取り敢えず恋愛カテゴリに入れましたが、恋愛色は薄めです。
疑惑のタッセル
翠月 瑠々奈
恋愛
今、未婚の貴族の令嬢・令息の中で、王国の騎士たちにタッセルを渡すことが流行っていた。
目当ての相手に渡すタッセル。「房飾り」とも呼ばれ、糸や紐を束ねて作られた装飾品。様々な色やデザインで形作られている。
それは、騎士団炎の隊の隊長であるフリージアの剣にもついていた。
でもそれは──?
ある公爵令嬢の死に様
鈴木 桜
恋愛
彼女は生まれた時から死ぬことが決まっていた。
まもなく迎える18歳の誕生日、国を守るために神にささげられる生贄となる。
だが、彼女は言った。
「私は、死にたくないの。
──悪いけど、付き合ってもらうわよ」
かくして始まった、強引で無茶な逃亡劇。
生真面目な騎士と、死にたくない令嬢が、少しずつ心を通わせながら
自分たちの運命と世界の秘密に向き合っていく──。
【完結】溺愛される意味が分かりません!?
もわゆぬ
恋愛
正義感強め、口調も強め、見た目はクールな侯爵令嬢
ルルーシュア=メライーブス
王太子の婚約者でありながら、何故か何年も王太子には会えていない。
学園に通い、それが終われば王妃教育という淡々とした毎日。
趣味はといえば可愛らしい淑女を観察する事位だ。
有るきっかけと共に王太子が再び私の前に現れ、彼は私を「愛しいルルーシュア」と言う。
正直、意味が分からない。
さっぱり系令嬢と腹黒王太子は無事に結ばれる事が出来るのか?
☆カダール王国シリーズ 短編☆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
この愛らしい二人のお話がもっともっと読みたいです。
はぁ〜 心がほっこりします
神楽様、感想ありがとうございます。
あたたかなお言葉、嬉しいです。
作者が活動を始めてそろそろ二年になろうとしています。
二周年記念として、十一月頃に何か出来ればと考えております。
少しでもご期待にそえるものになれば嬉しいです。