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「……お見合い、ですか?」
桜は自分の声が震えていることに気づいた。
対面する男──羽田悠真と名乗った、玲の従兄──は、駅前のカフェの一席で、整ったスーツの襟を指で直しながら微笑んでいる。
初対面の相手。にもかかわらず、その視線は妙に桜の内側を測るようだった。
「月嶺の叔父上が、急いで準備させている。君との交際を知ったそうで」
悠真は、桜を値踏みするように眺めながらゆっくりと続ける。
「後継者としての『義務』を果たせと、玲の結婚に踏み込んだらしい。正式な見合いが来月に予定されている」
桜の心臓が一拍、痛むように跳ねた。
「……玲は……」
「拒否するだろうね。即答で」
悠真は淡々と言う。口調の温度は一定なのに、内容だけが鋭かった。
「だけど、拒否を続ければどうなるかな。玲は叔父の一人息子だけど、それでも後継から外すつもりはあるらしい」
桜は息を呑んだ。もし本当なら──自分の存在が玲を追いつめてしまう。
「月嶺の家はね、冷たいよ。玲が君の為に破滅しても、誰も手を差し伸べてくれない」
初対面なのに、悠真は桜の心理をよく知っているかのように言った。
「それでも、生まれた時から──二十年以上前から後継者だった玲がいなくなれば、月嶺家は揺れるだろうね。下手したら、事業の方にも支障が出る。君、知ってる? 月嶺コンツェルンが人員整理するとなったら、一体何人の人生が狂うかな」
じわりじわりと真綿で首を絞めるような言葉に、桜の胸には罪悪感が沈殿していく。その様子を、悠真は楽しそうに眺めている。
「……教えてくださって、ありがとうございます」
声が擦れた。それでも、玲以外の人に不様なところは見せたくない。
悠真は満足げに微笑んだ。
「助けになれたなら、何よりだよ」
──これは「助け」なんかじゃない。
そう本能が訴えても、桜の心はもう傾いていた。
今度こそ、離れなければ。
そう決めた瞬間、胸の奥が激しく痛んだ。何故こんなに苦しいのか──六年前の夏、何故あんなにも悲しかったのか、今ならわかる。
玲を愛しているから、離れたくない。
けれど、彼の重荷にも足枷にもなりたくない。玲が桜に注いでくれる愛は真っ直ぐで、桜だけを愛しんでくれる。桜も、玲が好きだ。玲だけが。
──好きなのに離れるのかって、玲は怒るだろうけど。また逃げるのかって、悲しむだろうけれど。
周りの人達だけでなく玲までも不幸にする恋なら、手放すしかない。
その夜、桜は玲にメッセージを送った。シンプルな「今日会いたい」という一文だけのメッセージに、ありったけの想いを込めた。
会いに来ないでほしい。そうしたら、今のままでいられる。
自分が「会いたい」と送ったくせに、桜は我儘だ。泣きそうになるのを堪えながら、いつもより華やかなメイクをして玲を待った。
午後九時。インターフォンが来客を告げる。モニターには、いつも通りの玲が映っていた。そっと玄関を開けると、玲が声もなく体を滑り込ませる。強張った表情で、桜に問いかけた。
「悠真が……何を言った?」
「玲。お願いがあるの」
玲の質問には答えない。わかりきっていることだから。桜は震える声を押し殺し、真っ直ぐに彼を見た。
「『私の願いなら何でも叶える』って、言ってくれる?」
玲は驚いたように目を瞬かせ、すぐに優しく頷いた。
「叶える。桜の願いなら全部。何でも」
その言質を取った後で、桜はできるだけ明るく笑った。泣くのを堪えたからか、目の奥がつんと痛む。
「別れたい」
玲の瞳が大きく揺れた。六年前の悪夢を、そのまま目の前に開いたようだ。
「桜」
「あなたの未来を壊したくないの。玲には望まれる道を歩いてほしい」
玲は桜の腕を掴んだ。痛いほど強い力で。
「六年前みたいに、普通に生きてなんて我儘は言わない。玲は玲の生きたいように生きて。でも、幸せになってね」
「桜がいないのに?」
自虐するように嘲笑した玲に、桜は胸の痛みを押し殺して頷いた。
「うん。私がいないところで、幸せになって」
「桜」
「幸せだった。ありがとう、玲。もう会わない」
そう言った桜を痛ましげに見つめて、玲は黙って玄関から出て行った。桜の願い通りに。
ずるずるとその場に座り込んで、桜は堪えていた涙を溢れさせた。両手で口元を覆い、嗚咽が漏れないように我慢する。それでも、涙は後から後から溢れてくる。
「……ごめんなさい」
玲には聞こえない謝罪を口にして、桜は一人で泣き続けた。
***
──また、桜が離れていった。
桜の部屋を後にして、静かに降る雪を受けながら、玲は何も考えられなかった。嘆くことも縋ることもできず、ただ胸の奥がじりじりと焼ける。
桜の本意ではないことはわかっていた。
彼女があんな顔をする時は、誰かに傷つけられた時だ。
父は直接は動いていないだろう。そうなると、母方の従兄──悠真辺りか。笑みを絶やさず、腹の底では他人を値踏みする男。
「……」
今は、何もしない。桜が別れたいと言ったのだから、それを叶える。
けれど、このまま終わらせない。
父も、悠真も玲の敵だ。玲にはたった一つだけ譲れないものがある。それを理解しないというなら、力ずくで教えるまでだ。
玲はコートの前を合わせた。冬の夜の冷気が肌を刺したが、気にしなかった。
体より、心の方がずっと寒い。
「……桜」
桜の部屋を見上げても、灯りは点いていない。
泣いているだろうに、涙を拭って抱き締めることすらできない。
桜を追いつめた二人を、許すつもりはなかった。
桜は自分の声が震えていることに気づいた。
対面する男──羽田悠真と名乗った、玲の従兄──は、駅前のカフェの一席で、整ったスーツの襟を指で直しながら微笑んでいる。
初対面の相手。にもかかわらず、その視線は妙に桜の内側を測るようだった。
「月嶺の叔父上が、急いで準備させている。君との交際を知ったそうで」
悠真は、桜を値踏みするように眺めながらゆっくりと続ける。
「後継者としての『義務』を果たせと、玲の結婚に踏み込んだらしい。正式な見合いが来月に予定されている」
桜の心臓が一拍、痛むように跳ねた。
「……玲は……」
「拒否するだろうね。即答で」
悠真は淡々と言う。口調の温度は一定なのに、内容だけが鋭かった。
「だけど、拒否を続ければどうなるかな。玲は叔父の一人息子だけど、それでも後継から外すつもりはあるらしい」
桜は息を呑んだ。もし本当なら──自分の存在が玲を追いつめてしまう。
「月嶺の家はね、冷たいよ。玲が君の為に破滅しても、誰も手を差し伸べてくれない」
初対面なのに、悠真は桜の心理をよく知っているかのように言った。
「それでも、生まれた時から──二十年以上前から後継者だった玲がいなくなれば、月嶺家は揺れるだろうね。下手したら、事業の方にも支障が出る。君、知ってる? 月嶺コンツェルンが人員整理するとなったら、一体何人の人生が狂うかな」
じわりじわりと真綿で首を絞めるような言葉に、桜の胸には罪悪感が沈殿していく。その様子を、悠真は楽しそうに眺めている。
「……教えてくださって、ありがとうございます」
声が擦れた。それでも、玲以外の人に不様なところは見せたくない。
悠真は満足げに微笑んだ。
「助けになれたなら、何よりだよ」
──これは「助け」なんかじゃない。
そう本能が訴えても、桜の心はもう傾いていた。
今度こそ、離れなければ。
そう決めた瞬間、胸の奥が激しく痛んだ。何故こんなに苦しいのか──六年前の夏、何故あんなにも悲しかったのか、今ならわかる。
玲を愛しているから、離れたくない。
けれど、彼の重荷にも足枷にもなりたくない。玲が桜に注いでくれる愛は真っ直ぐで、桜だけを愛しんでくれる。桜も、玲が好きだ。玲だけが。
──好きなのに離れるのかって、玲は怒るだろうけど。また逃げるのかって、悲しむだろうけれど。
周りの人達だけでなく玲までも不幸にする恋なら、手放すしかない。
その夜、桜は玲にメッセージを送った。シンプルな「今日会いたい」という一文だけのメッセージに、ありったけの想いを込めた。
会いに来ないでほしい。そうしたら、今のままでいられる。
自分が「会いたい」と送ったくせに、桜は我儘だ。泣きそうになるのを堪えながら、いつもより華やかなメイクをして玲を待った。
午後九時。インターフォンが来客を告げる。モニターには、いつも通りの玲が映っていた。そっと玄関を開けると、玲が声もなく体を滑り込ませる。強張った表情で、桜に問いかけた。
「悠真が……何を言った?」
「玲。お願いがあるの」
玲の質問には答えない。わかりきっていることだから。桜は震える声を押し殺し、真っ直ぐに彼を見た。
「『私の願いなら何でも叶える』って、言ってくれる?」
玲は驚いたように目を瞬かせ、すぐに優しく頷いた。
「叶える。桜の願いなら全部。何でも」
その言質を取った後で、桜はできるだけ明るく笑った。泣くのを堪えたからか、目の奥がつんと痛む。
「別れたい」
玲の瞳が大きく揺れた。六年前の悪夢を、そのまま目の前に開いたようだ。
「桜」
「あなたの未来を壊したくないの。玲には望まれる道を歩いてほしい」
玲は桜の腕を掴んだ。痛いほど強い力で。
「六年前みたいに、普通に生きてなんて我儘は言わない。玲は玲の生きたいように生きて。でも、幸せになってね」
「桜がいないのに?」
自虐するように嘲笑した玲に、桜は胸の痛みを押し殺して頷いた。
「うん。私がいないところで、幸せになって」
「桜」
「幸せだった。ありがとう、玲。もう会わない」
そう言った桜を痛ましげに見つめて、玲は黙って玄関から出て行った。桜の願い通りに。
ずるずるとその場に座り込んで、桜は堪えていた涙を溢れさせた。両手で口元を覆い、嗚咽が漏れないように我慢する。それでも、涙は後から後から溢れてくる。
「……ごめんなさい」
玲には聞こえない謝罪を口にして、桜は一人で泣き続けた。
***
──また、桜が離れていった。
桜の部屋を後にして、静かに降る雪を受けながら、玲は何も考えられなかった。嘆くことも縋ることもできず、ただ胸の奥がじりじりと焼ける。
桜の本意ではないことはわかっていた。
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父は直接は動いていないだろう。そうなると、母方の従兄──悠真辺りか。笑みを絶やさず、腹の底では他人を値踏みする男。
「……」
今は、何もしない。桜が別れたいと言ったのだから、それを叶える。
けれど、このまま終わらせない。
父も、悠真も玲の敵だ。玲にはたった一つだけ譲れないものがある。それを理解しないというなら、力ずくで教えるまでだ。
玲はコートの前を合わせた。冬の夜の冷気が肌を刺したが、気にしなかった。
体より、心の方がずっと寒い。
「……桜」
桜の部屋を見上げても、灯りは点いていない。
泣いているだろうに、涙を拭って抱き締めることすらできない。
桜を追いつめた二人を、許すつもりはなかった。
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