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三章
~手紙~
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今日も心地よい風が部屋を吹き抜けるなかカトレアは怒っていた。
それはもう、はらわたが煮えくり返るほど。
それでも、今すぐ屋敷を飛び出さなかったのはこの手紙があったからだ。
そこには、こう書かれていた。
*********
カトレア様へ
突然姿を消したことどうかお許し下さい。
ローズ家よりも条件の良い仕事が見つかりましたので、本日からそちらに努めることになりました。
2年間カトレア様のお世話ができ光栄でした。
約束、守れず申し訳ありません。
それでも、俺がいなくてもカトレア様はきっと立派な公爵令嬢になられることでしょう。
それから、お人好しはほどほどにして下さい。
俺はもう、近くで貴女を守れないのですから。
p.s.箱は俺からのプレゼントです。いらなければ捨てて下さい。
ガイ
*********
短い文に、箱の中には青色のドレスが入っていた。
それは、前、カトレアが街でいいなと思っていたやつだった。
「…カトレア様。」
サラも何も話を聞かされていなかったのだろう。
少し混乱しているようだった。
「このドレスまだ大きくて着られないじゃない。女心が分かってるんだか分かってないんだか…ほんと仕方ないわね。」
カトレアはサラにドレスを渡す。
「これ、衣装室に持って行ってくれる?その時まで大事に保管して欲しいの。」
「かしこまりました。…今日は少しお昼のお勉強は遅らせますね。」
では、とサラは礼をして部屋を出て行く。
気を遣わせちゃったな。
カトレアはソファーに座り一口紅茶を口にする。
「ガイのバカー!」と大声で叫んだ。
守れず申し訳ありません。じゃないわよ!
男なら最後まで約束は守りなさいよ!
お人好しはほどほどにって、私はお人好しじゃないし、だいたいプレゼントだって直接渡せって話よ!
「なんか、ムカムカして来たわ!」
カトレアはまた紅茶を飲みため息をつき落ち着かせる。
本当は分かってるのだ。
ガイが簡単に約束を破る人間じゃないということはちゃんと分かっている。
きっと、何かガイにとって良くないことがあったのは明らかで、でもきっとそれは今の私にはどうすることも出来ない。
ちゃんと分かっているが、やっぱりムカつくものはムカつく。
『カトレア?どうするつもりなんや?』
何処と無く、黒猫と白猫が現れる。
「決まってるじゃない。ガイを助けられるようになって、あの綺麗な顔に一発、お見舞いしてやるのよ!」
『ええちゃうん!やっぱり、カトレアはおもろいなぁー。』
『令嬢としてはあまりいいことじゃないですけど。面白いとは思います。」
ミケとティナならそう言ってくれると思ってた。
私にはまだ力がない。
だからガイ、待ってなさい。
私、かなり諦め悪いんだから。
「私に何も話さなかったこと後悔させてあげるわ。」
今のカトレアは子供で、出来ることにも限度がある。
だからこそ、子供のうちに出来ることをしようと思うのだ。
カトレアは早速、父親アルベルトの元に向かうのだった。
それはもう、はらわたが煮えくり返るほど。
それでも、今すぐ屋敷を飛び出さなかったのはこの手紙があったからだ。
そこには、こう書かれていた。
*********
カトレア様へ
突然姿を消したことどうかお許し下さい。
ローズ家よりも条件の良い仕事が見つかりましたので、本日からそちらに努めることになりました。
2年間カトレア様のお世話ができ光栄でした。
約束、守れず申し訳ありません。
それでも、俺がいなくてもカトレア様はきっと立派な公爵令嬢になられることでしょう。
それから、お人好しはほどほどにして下さい。
俺はもう、近くで貴女を守れないのですから。
p.s.箱は俺からのプレゼントです。いらなければ捨てて下さい。
ガイ
*********
短い文に、箱の中には青色のドレスが入っていた。
それは、前、カトレアが街でいいなと思っていたやつだった。
「…カトレア様。」
サラも何も話を聞かされていなかったのだろう。
少し混乱しているようだった。
「このドレスまだ大きくて着られないじゃない。女心が分かってるんだか分かってないんだか…ほんと仕方ないわね。」
カトレアはサラにドレスを渡す。
「これ、衣装室に持って行ってくれる?その時まで大事に保管して欲しいの。」
「かしこまりました。…今日は少しお昼のお勉強は遅らせますね。」
では、とサラは礼をして部屋を出て行く。
気を遣わせちゃったな。
カトレアはソファーに座り一口紅茶を口にする。
「ガイのバカー!」と大声で叫んだ。
守れず申し訳ありません。じゃないわよ!
男なら最後まで約束は守りなさいよ!
お人好しはほどほどにって、私はお人好しじゃないし、だいたいプレゼントだって直接渡せって話よ!
「なんか、ムカムカして来たわ!」
カトレアはまた紅茶を飲みため息をつき落ち着かせる。
本当は分かってるのだ。
ガイが簡単に約束を破る人間じゃないということはちゃんと分かっている。
きっと、何かガイにとって良くないことがあったのは明らかで、でもきっとそれは今の私にはどうすることも出来ない。
ちゃんと分かっているが、やっぱりムカつくものはムカつく。
『カトレア?どうするつもりなんや?』
何処と無く、黒猫と白猫が現れる。
「決まってるじゃない。ガイを助けられるようになって、あの綺麗な顔に一発、お見舞いしてやるのよ!」
『ええちゃうん!やっぱり、カトレアはおもろいなぁー。』
『令嬢としてはあまりいいことじゃないですけど。面白いとは思います。」
ミケとティナならそう言ってくれると思ってた。
私にはまだ力がない。
だからガイ、待ってなさい。
私、かなり諦め悪いんだから。
「私に何も話さなかったこと後悔させてあげるわ。」
今のカトレアは子供で、出来ることにも限度がある。
だからこそ、子供のうちに出来ることをしようと思うのだ。
カトレアは早速、父親アルベルトの元に向かうのだった。
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