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36 野良ダンジョン発見
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コメンの森に入っていきなりピンチに陥ったのは自分の油断。トロル戦なんて二度とごめんた。
思い切って狩り場を変えることにした。森の外縁部に沿って100キロほど東に移動。
また魔物の巣を見つけたが、またオークだ。
「もう、出現しないよねトロルとか」
色欲、食欲剥き出しで走ってくる。
「よし、奴らの視線は私のおっぱいに集まってる。大型捕食者なし、と」
ぽっちょ~ん。
80センチの「沼」をランダムに滑らせて、ガンガン殺った。70匹沈めると、巣の中央が近くなった。
こっからのスタイルは後ろに1・5メートルの沼を出し、体術でやっつけた豚を沼に沈めていった。武器なしで私自身は防御1本だ。
オーク、ハイオークでは無傷だった。
オークソードマンでは3体以上で来られると剣を当てられるようになった。
装備のおかげで傷はないけど、それ以上のオーク上位種になると無理。私は回避に徹して、80センチ「沼」が攻撃手段になった。
最後にキングと対戦。
「ぶももももも~!」
「怒っているというより、私のいやらしい体に引きつけられてるようね」
スケベな人間と魔物を引きつけるために作られた私である。
この体を強調するように、ミスリル装備を作り替えた。体にぴっちりで純白のボデースーツに黒の細いラインを入れて、膝、肘、心臓の上にアダマンタイトの装甲を貼り付けた。
防御力も高いが、何より体の線を強調したのは、魔物を引き寄せるためだ。ブライト王国に入るため、早くレベルを上げたいのだ。
あせって初日からトロルと戦う愚は犯したが、経験値は手に入った。
さすがにオークキングにオークソルジャー4匹を相手に真っ向勝負はしない。
「1メートル沼2個、泥団子50センチ発動」
ほちょん、ほちょん、ぺちょっ。
沼を一度解除して、ボス戦に備えた。
ソルジャーに沼を60キロのスピードで向かわせると飛んでよけたが、140キロにギアチェンジして軽くキャッチ。体術のみのやつには「沼」は圧倒的に強い。
ソルジャー4匹の足をつかまえたままキングにぶつけるため向かわせた。すると、キングは持っていた斧でソルジャーを横凪ぎに切った。
「ああっ、そこで殺されたら私の経験値が減っちゃう」
オークキングからしたら理不尽な話である。しかし、イラっとした私は沼でキャッチして、泥団子付き鉄球をしこたま当ててやった。
とぷん。
ブライト王国に行くには、今の場所から東に向かうのが近道。あの国は南北に伸びた卵型で東が海。それ以外の国境の大半を山脈に囲まれ、北、西、南に山の切れ目がある。
今回はこっちの国から見たら東にある検問所で騒ぎを起こし、私が潜入したことがブライト王国の上層部にバレるようにする。
「その前にレベル上げだね」
オーガは経験値が高いけど、単独行動が多い。
経験値10倍の恩恵を考えるとトロルのような大物だけど、リスクが高い。
考えながら歩いているうちに30メートルくらいの滝の下に出た。
「前の戦いでも見にくい水の中に気配がない「沼」を置くのは有効だった。水の補給しようっと」
ぽちょん、ぽちょん。ぽこぽこぽこ。
水に入って1メートルの沼を2つ作り、少しずつ水を吸い込ませていった。
水に沼を出しても解除できる。沼様によると、獲物をとらえず周囲全部が同じ環境ならOKだそうだ。
それが不可能なら「物質」である空気の中でも解除できないらしい。何もないから空気だろうと言いたいが、酸素、窒素とか言われても理解できる頭を私は持たない。
『おいサーシャ、どこにいる』
「沼様、おやつの時間?」
『それもあるが、お前は森に入ると言ってなかったか。異空間が近くにあるから、ダンジョンに切り替えたのか?』
「いんや、森だよ」
『変だな。お前らの世界の特級くらいのダンジョンの雰囲気がするな・・』
よ~く辺りを見ると、わかった。
「沼様、滝が目の前にあるんだけど、裏に何かありそう」
『ほう、人間が見つけてない野良ダンジョンというやつか』
「ちょっとだけ入ろうかな」
◆◆
大当たりだった。
爬虫類系ダンジョンだった。鰐、蜥蜴、亀がいる。低い位置から大型の爬虫類が襲ってくるから討伐難易度が高い。
地を這う悪魔とも言われるが、これもゴーレム同様に私には相性がいい。
ぽちょん。
入ってみると1階から沼地のステージ。1メートルの蜥蜴を「沼」に沈めて2階へ。
「うおっ、2階は食材の宝庫だ。1~2メートルのスッポーンがわんさかいる」
首を伸ばす亀型魔獣は要注意だけど、射程距離は私の方が長い。100匹ほど沼に沈めた。
そして10階のフロアボス戦となった。
5メートルのコドモオオトカゲで頭だけで1メートルあるが、地を這う限り私の敵ではない。
「3メートル沼発動。頭から沈みなさい」
ペタペタ、ぬぽっ。
大きなトカゲは高級食材とマリアさんに聞いているから、お土産に持って帰ろう。
ぽちょん。
サクサク勝てるから、一気に30階まで降りて問題が起きた。
思い切って狩り場を変えることにした。森の外縁部に沿って100キロほど東に移動。
また魔物の巣を見つけたが、またオークだ。
「もう、出現しないよねトロルとか」
色欲、食欲剥き出しで走ってくる。
「よし、奴らの視線は私のおっぱいに集まってる。大型捕食者なし、と」
ぽっちょ~ん。
80センチの「沼」をランダムに滑らせて、ガンガン殺った。70匹沈めると、巣の中央が近くなった。
こっからのスタイルは後ろに1・5メートルの沼を出し、体術でやっつけた豚を沼に沈めていった。武器なしで私自身は防御1本だ。
オーク、ハイオークでは無傷だった。
オークソードマンでは3体以上で来られると剣を当てられるようになった。
装備のおかげで傷はないけど、それ以上のオーク上位種になると無理。私は回避に徹して、80センチ「沼」が攻撃手段になった。
最後にキングと対戦。
「ぶももももも~!」
「怒っているというより、私のいやらしい体に引きつけられてるようね」
スケベな人間と魔物を引きつけるために作られた私である。
この体を強調するように、ミスリル装備を作り替えた。体にぴっちりで純白のボデースーツに黒の細いラインを入れて、膝、肘、心臓の上にアダマンタイトの装甲を貼り付けた。
防御力も高いが、何より体の線を強調したのは、魔物を引き寄せるためだ。ブライト王国に入るため、早くレベルを上げたいのだ。
あせって初日からトロルと戦う愚は犯したが、経験値は手に入った。
さすがにオークキングにオークソルジャー4匹を相手に真っ向勝負はしない。
「1メートル沼2個、泥団子50センチ発動」
ほちょん、ほちょん、ぺちょっ。
沼を一度解除して、ボス戦に備えた。
ソルジャーに沼を60キロのスピードで向かわせると飛んでよけたが、140キロにギアチェンジして軽くキャッチ。体術のみのやつには「沼」は圧倒的に強い。
ソルジャー4匹の足をつかまえたままキングにぶつけるため向かわせた。すると、キングは持っていた斧でソルジャーを横凪ぎに切った。
「ああっ、そこで殺されたら私の経験値が減っちゃう」
オークキングからしたら理不尽な話である。しかし、イラっとした私は沼でキャッチして、泥団子付き鉄球をしこたま当ててやった。
とぷん。
ブライト王国に行くには、今の場所から東に向かうのが近道。あの国は南北に伸びた卵型で東が海。それ以外の国境の大半を山脈に囲まれ、北、西、南に山の切れ目がある。
今回はこっちの国から見たら東にある検問所で騒ぎを起こし、私が潜入したことがブライト王国の上層部にバレるようにする。
「その前にレベル上げだね」
オーガは経験値が高いけど、単独行動が多い。
経験値10倍の恩恵を考えるとトロルのような大物だけど、リスクが高い。
考えながら歩いているうちに30メートルくらいの滝の下に出た。
「前の戦いでも見にくい水の中に気配がない「沼」を置くのは有効だった。水の補給しようっと」
ぽちょん、ぽちょん。ぽこぽこぽこ。
水に入って1メートルの沼を2つ作り、少しずつ水を吸い込ませていった。
水に沼を出しても解除できる。沼様によると、獲物をとらえず周囲全部が同じ環境ならOKだそうだ。
それが不可能なら「物質」である空気の中でも解除できないらしい。何もないから空気だろうと言いたいが、酸素、窒素とか言われても理解できる頭を私は持たない。
『おいサーシャ、どこにいる』
「沼様、おやつの時間?」
『それもあるが、お前は森に入ると言ってなかったか。異空間が近くにあるから、ダンジョンに切り替えたのか?』
「いんや、森だよ」
『変だな。お前らの世界の特級くらいのダンジョンの雰囲気がするな・・』
よ~く辺りを見ると、わかった。
「沼様、滝が目の前にあるんだけど、裏に何かありそう」
『ほう、人間が見つけてない野良ダンジョンというやつか』
「ちょっとだけ入ろうかな」
◆◆
大当たりだった。
爬虫類系ダンジョンだった。鰐、蜥蜴、亀がいる。低い位置から大型の爬虫類が襲ってくるから討伐難易度が高い。
地を這う悪魔とも言われるが、これもゴーレム同様に私には相性がいい。
ぽちょん。
入ってみると1階から沼地のステージ。1メートルの蜥蜴を「沼」に沈めて2階へ。
「うおっ、2階は食材の宝庫だ。1~2メートルのスッポーンがわんさかいる」
首を伸ばす亀型魔獣は要注意だけど、射程距離は私の方が長い。100匹ほど沼に沈めた。
そして10階のフロアボス戦となった。
5メートルのコドモオオトカゲで頭だけで1メートルあるが、地を這う限り私の敵ではない。
「3メートル沼発動。頭から沈みなさい」
ペタペタ、ぬぽっ。
大きなトカゲは高級食材とマリアさんに聞いているから、お土産に持って帰ろう。
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