61 / 73
61 第3のオーブも一級品
しおりを挟む
ミヤギエリアのイベントは順調にクリアした。魔族レオール、魔王軍、ツルオカ侯爵軍。3つの不安材料を一気に消せた。
私が援護したダテ伯爵軍VSツルオカ侯爵軍では、帰りの道のりで黒目黒髪の男子に囲まれてた。
何度も「サラ殿にお付き合いしている殿方はいますか」って聞かれた。
なぜか女の子枠のアリアの顔が浮かんできた。
なんでだろ・・
◆◆
帰って2日ほど休んで、私とアリアは再始動。
そこから一週間はアリアの希望で4つの孤児院を回ってチビどもと触れあった。
出発の日。ダテ家の人達に引き留められたけど、白鬼レオンのことが気になる。
マサムネ公に謝礼金と第3のオーブをもらって出発した。マサムネ公にだけは、白鬼レオンを探すことは言ってある。
私とアリアは、センダイの街から北西に行って3つめの山の山頂付近に行った。
上級ダンジョンがある。
標高2000メートルなのに、何故か海浜ステージ。1階からトロピカルな光景が広がってる。
アリアが魚も好きだってことで、28階のブラックマグロを大量捕獲しようとなった。
めっちゃウマイらしいが、市場には出てない。
確かに人造収納指輪もないヤマト世界では、捕まえても運搬方法がない。
荷物なしでも行き来が困難な山間部のダンジョンだもんな。
◆
8階のレベル32サハギンだらけの砂浜に出た。
いよいよアリアに第3のオーブを渡す。
アストリア視聴者
『次は3個目のオーブか』
『確か、RPGの中だと能力アップのオーラが使えるんだよな』
『あれってゲームだけのスキルだぞ』
『オユキサンの例もあるし、女神印の改造に期待してるよ』
RPG『勇者5』で第3のオーブを勇者が手にするだろ。そうすると勇者は戦闘中、一時的に全能力を上げられるようになる。
呪文で1ターン消費。次のターンから3回続けて能力が3倍だ。
「さてアリア、アストリアのみんなも期待してるぜ」
「うん、よろしくサラ」
『アリアちゃん真剣www』
『気負うアリアちゃんもかわいい』
私は自分の唯一の見せ場のため、あえてオーブを高く掲げた。
「第3のオーブよ、私の勇者に新たな力を与えてくれ」
パキンッ。
オーブが割れて、中の光がアリアの胸に吸い込まれていった。
直後、アリアが神器ドロンの方を向いて唱えた。
『神衣』
薄緑で透明に光る膜がアリアを包んだ。
綺麗な黒髪にもオーラが纏い、ストレートのロングヘアーがキラキラと輝いてる。
装備も輝いてる。視聴者も大絶賛だ。
おっと、見とれてる場合じゃねえ。
「20分間の全能力3倍です。すごいです・・」
コメント欄
『おおっ、これも女神頑張った』
『それで消費MPは?』
『視聴者に魔装持ちの人いない?』
すると、アストリアの魔装持ち冒険者が教えてくれた。
『僕もパワー、スピードが5分間3倍と強力なやつ持ってるけど消費MPは459。さて、アリアちゃんのは?』
ちょっと、このやり取りに慣れたアリアがいたずらっ子みたく笑った。
それが光ったまんまだから、視聴者に大ウケ。
「女神様にもらった神衣の消費MPは、なんと45です」
やっぱり女神がゲーム設定をそのまんま取り込んだお陰で、破格の燃費になってる。
さらにアリアの「パワーアップ」で攻撃力が3分間30パーセント上昇。私の「フレンドブースト」で全能力が10分間30パーセント上昇。
最後に効果半分でも10パーセント上がる、アリアが元から持ってた身体強化レベル2を追加。
アリアはレベル72で素の攻撃力が572。神衣にブースト効果を全部乗っけると3190。
全部乗せは3分間限定だけどすげえ。
アストリアの魔物なら、特級ダンジョン60階付近に出るオーガキングのレベル120と同クラスだそうだ。
「サラ、これで私がサラの足を引っ張らずにすむよね」
やっぱアリアに驕りはなくて、嬉しいこと言ってくれる。
ま、目立つことしてるから、目視できる範囲にいるサハギン30匹が寄ってきた。
「アリア、ちょうどいい実験台が寄ってきたぞ」
「サラ、どっちが多く倒せるか競争だよ」
アリア、足音も立てずにサハギン10匹の塊に近付いた。そんでサハギンの間を縫ってミスリルナイフで一閃。
私も負けじと足さばきを駆使してサハギンの後ろへ。手刀でサハギンの首を折った。
コメント欄は意外に微妙の評価
『アリアちゃん、動きがすごくなったな・・』
『華麗だよな』
『聖女もやっと、獲物を綺麗に倒せるようになったよな』
『けど聖女って、何て言うか・・』
『アサシンっぽい』
『ホントに暗殺スキル持ってないの?』
聖属性の頂点、聖女の私。闇属性を極めようとしていると思われている。
スパチャは増えたけどな。
◆
神衣、オユキサンの氷壁防御があれば、アリアがレオン相手でも致命傷を食らうことはないだろう。
次はアストリア視聴者の情報を元に、レオンに直で会いに行く。
私が援護したダテ伯爵軍VSツルオカ侯爵軍では、帰りの道のりで黒目黒髪の男子に囲まれてた。
何度も「サラ殿にお付き合いしている殿方はいますか」って聞かれた。
なぜか女の子枠のアリアの顔が浮かんできた。
なんでだろ・・
◆◆
帰って2日ほど休んで、私とアリアは再始動。
そこから一週間はアリアの希望で4つの孤児院を回ってチビどもと触れあった。
出発の日。ダテ家の人達に引き留められたけど、白鬼レオンのことが気になる。
マサムネ公に謝礼金と第3のオーブをもらって出発した。マサムネ公にだけは、白鬼レオンを探すことは言ってある。
私とアリアは、センダイの街から北西に行って3つめの山の山頂付近に行った。
上級ダンジョンがある。
標高2000メートルなのに、何故か海浜ステージ。1階からトロピカルな光景が広がってる。
アリアが魚も好きだってことで、28階のブラックマグロを大量捕獲しようとなった。
めっちゃウマイらしいが、市場には出てない。
確かに人造収納指輪もないヤマト世界では、捕まえても運搬方法がない。
荷物なしでも行き来が困難な山間部のダンジョンだもんな。
◆
8階のレベル32サハギンだらけの砂浜に出た。
いよいよアリアに第3のオーブを渡す。
アストリア視聴者
『次は3個目のオーブか』
『確か、RPGの中だと能力アップのオーラが使えるんだよな』
『あれってゲームだけのスキルだぞ』
『オユキサンの例もあるし、女神印の改造に期待してるよ』
RPG『勇者5』で第3のオーブを勇者が手にするだろ。そうすると勇者は戦闘中、一時的に全能力を上げられるようになる。
呪文で1ターン消費。次のターンから3回続けて能力が3倍だ。
「さてアリア、アストリアのみんなも期待してるぜ」
「うん、よろしくサラ」
『アリアちゃん真剣www』
『気負うアリアちゃんもかわいい』
私は自分の唯一の見せ場のため、あえてオーブを高く掲げた。
「第3のオーブよ、私の勇者に新たな力を与えてくれ」
パキンッ。
オーブが割れて、中の光がアリアの胸に吸い込まれていった。
直後、アリアが神器ドロンの方を向いて唱えた。
『神衣』
薄緑で透明に光る膜がアリアを包んだ。
綺麗な黒髪にもオーラが纏い、ストレートのロングヘアーがキラキラと輝いてる。
装備も輝いてる。視聴者も大絶賛だ。
おっと、見とれてる場合じゃねえ。
「20分間の全能力3倍です。すごいです・・」
コメント欄
『おおっ、これも女神頑張った』
『それで消費MPは?』
『視聴者に魔装持ちの人いない?』
すると、アストリアの魔装持ち冒険者が教えてくれた。
『僕もパワー、スピードが5分間3倍と強力なやつ持ってるけど消費MPは459。さて、アリアちゃんのは?』
ちょっと、このやり取りに慣れたアリアがいたずらっ子みたく笑った。
それが光ったまんまだから、視聴者に大ウケ。
「女神様にもらった神衣の消費MPは、なんと45です」
やっぱり女神がゲーム設定をそのまんま取り込んだお陰で、破格の燃費になってる。
さらにアリアの「パワーアップ」で攻撃力が3分間30パーセント上昇。私の「フレンドブースト」で全能力が10分間30パーセント上昇。
最後に効果半分でも10パーセント上がる、アリアが元から持ってた身体強化レベル2を追加。
アリアはレベル72で素の攻撃力が572。神衣にブースト効果を全部乗っけると3190。
全部乗せは3分間限定だけどすげえ。
アストリアの魔物なら、特級ダンジョン60階付近に出るオーガキングのレベル120と同クラスだそうだ。
「サラ、これで私がサラの足を引っ張らずにすむよね」
やっぱアリアに驕りはなくて、嬉しいこと言ってくれる。
ま、目立つことしてるから、目視できる範囲にいるサハギン30匹が寄ってきた。
「アリア、ちょうどいい実験台が寄ってきたぞ」
「サラ、どっちが多く倒せるか競争だよ」
アリア、足音も立てずにサハギン10匹の塊に近付いた。そんでサハギンの間を縫ってミスリルナイフで一閃。
私も負けじと足さばきを駆使してサハギンの後ろへ。手刀でサハギンの首を折った。
コメント欄は意外に微妙の評価
『アリアちゃん、動きがすごくなったな・・』
『華麗だよな』
『聖女もやっと、獲物を綺麗に倒せるようになったよな』
『けど聖女って、何て言うか・・』
『アサシンっぽい』
『ホントに暗殺スキル持ってないの?』
聖属性の頂点、聖女の私。闇属性を極めようとしていると思われている。
スパチャは増えたけどな。
◆
神衣、オユキサンの氷壁防御があれば、アリアがレオン相手でも致命傷を食らうことはないだろう。
次はアストリア視聴者の情報を元に、レオンに直で会いに行く。
0
あなたにおすすめの小説
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
追放された荷物持ち、【分解】と【再構築】で万物創造師になる~今更戻ってこいと言われてももう遅い~
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティーから「足手まとい」と捨てられた荷物持ちのベルク。しかし、彼が持つ外れスキル【分解】と【再構築】は、万物を意のままに創り変える「神の御業」だった!
覚醒した彼は、虐げられていた聖女ルナを救い、辺境で悠々自適なスローライフを開始する。壊れた伝説の剣を直し、ゴミから最強装備を量産し、やがて彼は世界を救う英雄へ。
一方、彼を捨てた勇者たちは没落の一途を辿り……。
最強の職人が送る、痛快な大逆転&ざまぁファンタジー!
勇者の隣に住んでいただけの村人の話。
カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。
だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。
その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。
だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…?
才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる