3 / 9
第一話 『想獣』
起ノ弐 咸木フレンズ
しおりを挟む
◆◇◆◇◆
「……もう、いつになったら来るのよ……」
そう愚痴をこぼしつつ、コーヒーカップを手に取る少女。
暗い夜の闇は、黒を基調としたモダンな雰囲気の店内に合わさって静かな空間を演出している。
「連絡してからもう三十分も経ってるのに……、あ!」
「わ、悪ぃな……。遅れちまった」
「遅れるどころじゃないでしょ! って、どうしたの? そのケガ!」
「ああ、気にする事じゃないから、大丈夫だ」
「なら、せめて傷の手当てあてぐらいしなさいよ。まったくもう……」
こいつは、神経質というか、なんというか……。
さっきから俺の事を気にかけてくれている美少女の名は、白河海桜。
先刻、俺に話しかけてきた不良達の口からもその名が出てきていたのを覚えていらっしゃるだろうか。覚えていなくとも別にいい。
こいつが、その美貌で他校の生徒からの人気を博しているのはいわずもがな。
容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能と、モテる女子の三拍子を全て揃えていらっしゃる完璧な人間。
で、そんな美少女なんだけどな、実は━━……
「もう、幼馴染だからって、少しは急いでよね! もう!」
俺と白河海桜こいつは、幼馴染なんだ。しかし、すごい理論だな。幼馴染同士の待ち合わせには急がなくてはいけないのか。いや、誰とでもそうだと思うんだが。
「……それでよ、話ってなんなんだ?」
「そうそう。それなんだけどね……」
どこか恥ずかしげな表情を見せる海桜。
その姿さえも様になるのだが、それを伝えたところで余計に恥ずかしがるだけだろうな。
「あっ……、あのさ……っ!」
ん? 急に瞳の潤いが増したんだけど。
つか、そのまま俺を見ないでくれ。
「ど、どうした?」
「えっと……、その……」
やがて、お互いの吐息がかかる程度にまで顔を近づかせてきた。
あの、結構近いんですけど!
「ユーキ」
「な、なんだよ。言いたい事なら早く言ってく……」
「わ……」
『わ』?
次はなんだろう。『ワ』ニの口の中に頭を突っ込めとかなら、全力で否定しかねないけど。
「わ、わた……」
わた?
俺の全身でわたあめを作りたいのか? よし、否定しよう。
全長一七十㎝の巨大わたあめなんて、なんの需要にもなりゃしない。
「私の……」
やがて、唇を震わせながら言葉を紡つむぐ。
「……私の友達の、青春水憑と付き合って!」
「…………は?」
「もう、せっかく言ったんだから、すぐ理解してよ!」
「いや、理解できねぇよ。青春って、あの青春だろ? なんで俺があいつと付き合うしかないんだよ」
━━青春水憑。
俺と海桜と同じ榮原高校在籍の二年生。
俺の幼馴染、白河海桜の親友であるため、海桜を通して何度か関わった事がある。
と言っても、二人きりになった事なんか無いし、特別仲が良い訳でもないんだよなぁ。
しかし、幸か不幸か。生憎どちらも否だが、俺こと皆村結祈、白河海桜と青春水憑は、奇しくも同じクラスで同じ空気を吸っている者同士なのである。
「「………………」」
(なんだよこの間は。俺から言い出した方が良いのか?)
いーち、にーぃ、さーん……
「……あ、やっぱり付き合わなくていいわ」
「へぇい?」
僅か三秒後に沈黙を破ったと思ったのも束の間、先の話を取り消されたんですけど?
解らないよ。理解しがたいよ。
「うーん……。なんていうか、ある人から水憑を守って欲しいの」
「ごめん海桜。俺、話の全貌を聞かされぬままに勝手に進められてない?」
「それで、詳しくなんだけど……」
「あ、コイツダメだよ。人の話に全く耳を傾けないもの」
「うるさいわね! 人が話してるんだから大人しく聞きなさいよ!」
「海桜さん海桜さん、特大ブーメラン刺さってますよ」
こいつは、自分の事に熱中しすぎて他人の話に耳を貸さない事が多い。
よく言えば信念を突き通す努力家。悪く言えば……自己中心って奴だ。誰得情報だがな。
「んで? 続きを話してくれ」
「そうそう。それで、最近の水憑の様子がちょっと変でね」
そして海桜は、少し躊躇いがちにその先を口にした。
「どうも……恋をしてるみたいなの」
………………。
「……は? 恋?」
「そう。恋。LOVE」
あ、さいでっか。僕には関係ありませんね。
とは言わずに、
「へ、へー。じゃあ、俺はいらないじゃんか」
「もう、なに言ってんのよ!」
「ぐべぇ!」
なんで!? どうして俺が殴られた!?
「だからこそ、アンタが付き合うんでしょ!」
「は!? お前こそなに言ってんだよ?」
「だからそのー、なんていうか……」
今度は一段声を小さくして、言った。
「━━水憑が恋をした人は……ヤバい奴なの」
◇◆◇◆◇
……人間として生きてきて、度々思い知らされる事がある。
言葉の伝わり方。これ即ち、語彙の多さ。
語彙が多ければ多いほど、相手に与える情報が伝わりやすくなる。
しかし、語彙が少なければ、当然相手に伝わらない。
国語の授業で習う程度の話だが、『語彙の不足』ほど不便な物はない。
今この場で、つくづくそれを経験した。
「ぐ、具体的にどの辺がヤバいのでしょうか」
「んー、どうして伝わらないかなぁ?」
どうして伝わると思ったかなぁ?
しかしそんな事は気にもせず、海桜は淡々と言葉を紡ぐ。
「具体的にというか、彼そのものから、その、アレな雰囲気ふんいきが漂ってくるんだよね」
どうやら、彼女が説明するのは不可能らしい。
だけど、それだけでなんとなくは理解できた。
できてしまったのだ━━。
「とにかく気を付けてユーキ。水憑の身を第一に。そのつぎにアンタの身を優先して」
本来なら突っ込む所だろうが、そんな事はしない。
「……なあ海桜。その、青春が恋をした奴の名前は?」
俺の問いに、海桜は瞳に期待を浮かべ、言った。
「……條原賢人━━」
「……うーん、聞いたことない名前だな。芸能人にいそうな名前だ」
「私達はクラスが遠いからね。けど、クラスでは結構人気があるらしいよ」
ちなみに、俺達のクラスは十クラスあるうちの九組だ。二━九。
それに比べて、その條原とかいう奴は二組らしい。
榮原高校は他校に比べて人が多い。休み時間などは廊下に生徒達が溢れかえっているため、知らない人の方が多い、という場合もある。
……と、そんなことは置いといて━━、
「で? その條原って奴は、いつ頃になったら青春に近づいてくるんだ?」
そう。
名前や特徴は知っていても、場所や時間が分からなければ意味がない。
「えーっとね。水憑が言うには、そいつは決まって昼休みや放課後に現れるらしいよ」
なるほど。
その言い分から察するに、場所はランダムらしいな。
つまり、常に青春の側にいないといけない訳だ。
━━嫌だなあ。
変態だって思われそうだ。
「まあ、分かった。俺は俺で手を回しとくから、一応青春に説明しといてくれ」
「うん。ていうか、私も手伝うけどね」
「報酬は?」
「〝ぇ。あんた、そういうの求める人……か」
「悪かったな。生憎と、俺はそういう奴なんだ」
特別顔が良いわけでもないし、スポーツだって万能じゃない。
勉強ができない癖に、自分の為には頭が回る。
━━それが俺だ。皆村結祈だ。
さあて、どんな報酬が……おや? なにやらポケットから、一枚の写真を取り出したではないか?
「……誰かが隠し撮りしたらしいの」
「は? 何を?」
「━━━━私の着替え写真」
「…………はぁ?」
「これをあんたにあげる。どう?」
「ぃよしっ、青春をその篠原って奴から守り抜いてみせるぞ! なんとしてでも任務を遂行させるんだ俺の為じゃなかった青春の為にィ!! つかそれ普通に犯罪じゃね? 危ないから俺が預かっとくよほら早く渡せぇ!」
「うーん。でも、これを撮った犯人は親衛隊に排除されたし、こんなの持ってたらあんたが狙われるわよ?」
……よくある娯楽作品アニメやゲームに出てくる美少女ヒロインには、そのあまりの美貌ゆえに親衛隊ファンクラブが作られる事が多い。特別可愛い美少女はな。
━━因ちなみに、白河海桜は美少女である。それも、頭ひとつ抜けた特別可愛い美少女な。
即ち。
「親衛隊って、あの『白河親衛隊』か!?」
声を震わせ問う俺。
正直、口に出すのに抵抗を覚えるくらいに恥ずかしい名前だからな。
そしてこの『白河(ry』。驚くほど行動が早い。そして精度が良い。
前に、海桜に馴れ馴れしく近づいてきた男子生徒二人組がいたそうな。そして、翌日そやつらの姿を見た者はいないんだと。めでた……くねぇ。
「話が逸れたな。それで、作戦は立ててあるのか?」
「もちろん! 任せなさい」
━━作戦決行は明日から。
なんとしてでも、青春を守らねば! 海桜の着替え写真……じゃなくて青春の為に!
「……もう、いつになったら来るのよ……」
そう愚痴をこぼしつつ、コーヒーカップを手に取る少女。
暗い夜の闇は、黒を基調としたモダンな雰囲気の店内に合わさって静かな空間を演出している。
「連絡してからもう三十分も経ってるのに……、あ!」
「わ、悪ぃな……。遅れちまった」
「遅れるどころじゃないでしょ! って、どうしたの? そのケガ!」
「ああ、気にする事じゃないから、大丈夫だ」
「なら、せめて傷の手当てあてぐらいしなさいよ。まったくもう……」
こいつは、神経質というか、なんというか……。
さっきから俺の事を気にかけてくれている美少女の名は、白河海桜。
先刻、俺に話しかけてきた不良達の口からもその名が出てきていたのを覚えていらっしゃるだろうか。覚えていなくとも別にいい。
こいつが、その美貌で他校の生徒からの人気を博しているのはいわずもがな。
容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能と、モテる女子の三拍子を全て揃えていらっしゃる完璧な人間。
で、そんな美少女なんだけどな、実は━━……
「もう、幼馴染だからって、少しは急いでよね! もう!」
俺と白河海桜こいつは、幼馴染なんだ。しかし、すごい理論だな。幼馴染同士の待ち合わせには急がなくてはいけないのか。いや、誰とでもそうだと思うんだが。
「……それでよ、話ってなんなんだ?」
「そうそう。それなんだけどね……」
どこか恥ずかしげな表情を見せる海桜。
その姿さえも様になるのだが、それを伝えたところで余計に恥ずかしがるだけだろうな。
「あっ……、あのさ……っ!」
ん? 急に瞳の潤いが増したんだけど。
つか、そのまま俺を見ないでくれ。
「ど、どうした?」
「えっと……、その……」
やがて、お互いの吐息がかかる程度にまで顔を近づかせてきた。
あの、結構近いんですけど!
「ユーキ」
「な、なんだよ。言いたい事なら早く言ってく……」
「わ……」
『わ』?
次はなんだろう。『ワ』ニの口の中に頭を突っ込めとかなら、全力で否定しかねないけど。
「わ、わた……」
わた?
俺の全身でわたあめを作りたいのか? よし、否定しよう。
全長一七十㎝の巨大わたあめなんて、なんの需要にもなりゃしない。
「私の……」
やがて、唇を震わせながら言葉を紡つむぐ。
「……私の友達の、青春水憑と付き合って!」
「…………は?」
「もう、せっかく言ったんだから、すぐ理解してよ!」
「いや、理解できねぇよ。青春って、あの青春だろ? なんで俺があいつと付き合うしかないんだよ」
━━青春水憑。
俺と海桜と同じ榮原高校在籍の二年生。
俺の幼馴染、白河海桜の親友であるため、海桜を通して何度か関わった事がある。
と言っても、二人きりになった事なんか無いし、特別仲が良い訳でもないんだよなぁ。
しかし、幸か不幸か。生憎どちらも否だが、俺こと皆村結祈、白河海桜と青春水憑は、奇しくも同じクラスで同じ空気を吸っている者同士なのである。
「「………………」」
(なんだよこの間は。俺から言い出した方が良いのか?)
いーち、にーぃ、さーん……
「……あ、やっぱり付き合わなくていいわ」
「へぇい?」
僅か三秒後に沈黙を破ったと思ったのも束の間、先の話を取り消されたんですけど?
解らないよ。理解しがたいよ。
「うーん……。なんていうか、ある人から水憑を守って欲しいの」
「ごめん海桜。俺、話の全貌を聞かされぬままに勝手に進められてない?」
「それで、詳しくなんだけど……」
「あ、コイツダメだよ。人の話に全く耳を傾けないもの」
「うるさいわね! 人が話してるんだから大人しく聞きなさいよ!」
「海桜さん海桜さん、特大ブーメラン刺さってますよ」
こいつは、自分の事に熱中しすぎて他人の話に耳を貸さない事が多い。
よく言えば信念を突き通す努力家。悪く言えば……自己中心って奴だ。誰得情報だがな。
「んで? 続きを話してくれ」
「そうそう。それで、最近の水憑の様子がちょっと変でね」
そして海桜は、少し躊躇いがちにその先を口にした。
「どうも……恋をしてるみたいなの」
………………。
「……は? 恋?」
「そう。恋。LOVE」
あ、さいでっか。僕には関係ありませんね。
とは言わずに、
「へ、へー。じゃあ、俺はいらないじゃんか」
「もう、なに言ってんのよ!」
「ぐべぇ!」
なんで!? どうして俺が殴られた!?
「だからこそ、アンタが付き合うんでしょ!」
「は!? お前こそなに言ってんだよ?」
「だからそのー、なんていうか……」
今度は一段声を小さくして、言った。
「━━水憑が恋をした人は……ヤバい奴なの」
◇◆◇◆◇
……人間として生きてきて、度々思い知らされる事がある。
言葉の伝わり方。これ即ち、語彙の多さ。
語彙が多ければ多いほど、相手に与える情報が伝わりやすくなる。
しかし、語彙が少なければ、当然相手に伝わらない。
国語の授業で習う程度の話だが、『語彙の不足』ほど不便な物はない。
今この場で、つくづくそれを経験した。
「ぐ、具体的にどの辺がヤバいのでしょうか」
「んー、どうして伝わらないかなぁ?」
どうして伝わると思ったかなぁ?
しかしそんな事は気にもせず、海桜は淡々と言葉を紡ぐ。
「具体的にというか、彼そのものから、その、アレな雰囲気ふんいきが漂ってくるんだよね」
どうやら、彼女が説明するのは不可能らしい。
だけど、それだけでなんとなくは理解できた。
できてしまったのだ━━。
「とにかく気を付けてユーキ。水憑の身を第一に。そのつぎにアンタの身を優先して」
本来なら突っ込む所だろうが、そんな事はしない。
「……なあ海桜。その、青春が恋をした奴の名前は?」
俺の問いに、海桜は瞳に期待を浮かべ、言った。
「……條原賢人━━」
「……うーん、聞いたことない名前だな。芸能人にいそうな名前だ」
「私達はクラスが遠いからね。けど、クラスでは結構人気があるらしいよ」
ちなみに、俺達のクラスは十クラスあるうちの九組だ。二━九。
それに比べて、その條原とかいう奴は二組らしい。
榮原高校は他校に比べて人が多い。休み時間などは廊下に生徒達が溢れかえっているため、知らない人の方が多い、という場合もある。
……と、そんなことは置いといて━━、
「で? その條原って奴は、いつ頃になったら青春に近づいてくるんだ?」
そう。
名前や特徴は知っていても、場所や時間が分からなければ意味がない。
「えーっとね。水憑が言うには、そいつは決まって昼休みや放課後に現れるらしいよ」
なるほど。
その言い分から察するに、場所はランダムらしいな。
つまり、常に青春の側にいないといけない訳だ。
━━嫌だなあ。
変態だって思われそうだ。
「まあ、分かった。俺は俺で手を回しとくから、一応青春に説明しといてくれ」
「うん。ていうか、私も手伝うけどね」
「報酬は?」
「〝ぇ。あんた、そういうの求める人……か」
「悪かったな。生憎と、俺はそういう奴なんだ」
特別顔が良いわけでもないし、スポーツだって万能じゃない。
勉強ができない癖に、自分の為には頭が回る。
━━それが俺だ。皆村結祈だ。
さあて、どんな報酬が……おや? なにやらポケットから、一枚の写真を取り出したではないか?
「……誰かが隠し撮りしたらしいの」
「は? 何を?」
「━━━━私の着替え写真」
「…………はぁ?」
「これをあんたにあげる。どう?」
「ぃよしっ、青春をその篠原って奴から守り抜いてみせるぞ! なんとしてでも任務を遂行させるんだ俺の為じゃなかった青春の為にィ!! つかそれ普通に犯罪じゃね? 危ないから俺が預かっとくよほら早く渡せぇ!」
「うーん。でも、これを撮った犯人は親衛隊に排除されたし、こんなの持ってたらあんたが狙われるわよ?」
……よくある娯楽作品アニメやゲームに出てくる美少女ヒロインには、そのあまりの美貌ゆえに親衛隊ファンクラブが作られる事が多い。特別可愛い美少女はな。
━━因ちなみに、白河海桜は美少女である。それも、頭ひとつ抜けた特別可愛い美少女な。
即ち。
「親衛隊って、あの『白河親衛隊』か!?」
声を震わせ問う俺。
正直、口に出すのに抵抗を覚えるくらいに恥ずかしい名前だからな。
そしてこの『白河(ry』。驚くほど行動が早い。そして精度が良い。
前に、海桜に馴れ馴れしく近づいてきた男子生徒二人組がいたそうな。そして、翌日そやつらの姿を見た者はいないんだと。めでた……くねぇ。
「話が逸れたな。それで、作戦は立ててあるのか?」
「もちろん! 任せなさい」
━━作戦決行は明日から。
なんとしてでも、青春を守らねば! 海桜の着替え写真……じゃなくて青春の為に!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
バイト先の先輩ギャルが実はクラスメイトで、しかも推しが一緒だった件
沢田美
恋愛
「きょ、今日からお世話になります。有馬蓮です……!」
高校二年の有馬蓮は、人生初のアルバイトで緊張しっぱなし。
そんな彼の前に現れたのは、銀髪ピアスのギャル系先輩――白瀬紗良だった。
見た目は派手だけど、話してみるとアニメもゲームも好きな“同類”。
意外な共通点から意気投合する二人。
だけどその日の帰り際、店長から知らされたのは――
> 「白瀬さん、今日で最後のシフトなんだよね」
一期一会の出会い。もう会えないと思っていた。
……翌日、学校で再会するまでは。
実は同じクラスの“白瀬さん”だった――!?
オタクな少年とギャルな少女の、距離ゼロから始まる青春ラブコメ。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる