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5 美術の時間
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「それでは、今日は錬成魔法を使った作品制作の授業です!」
5時限目の授業は、美術室を使っての錬金美術の制作だった。
講師を務めるのは、2年A組の担任であるメリア・ロンド先生だ。
「錬成魔法か」
錬成魔法とは、術者のイメージによって、素材を錬成する魔法の事だ。
素材を加工する設備や手間が省けるということで、生産職人を目指すものにとっては欠かせない魔法の一つである。
それを芸術活動に応用したのが、錬金美術だ。
「今回は初めての錬成制作なので、皆、好きなように自由な作品を作って下さい!」
テーブルの上には、色とりどりの鉱石や金属、布地や木材など多種多様なものが陳列されていた。
ある者は鉱石を組み合わせオブジェクトに仕上げ、ある者は布と木材を合成して旗を作っていた。
各々が素材の持ち味を活かした作品を作り上げている中、ノエルだけ奇妙な人形を量産し続けていた。
「これは、ミイラ男の人形か?」
「ち、違うわよ! 本当はもっと可愛く仕上がるはずだったのに、全然イメージ通りに作れないのよ!」
ノエルは少し気まずそうにそう言った。
「意外だな、委員長にも苦手なものがあったんだな」
「う、うるさいわね! 普通に魔法を使わなければちゃんとしたのは作れるのよ!」
ノエルは赤面しながらそう言う。
実際彼女の趣味はぬいぐるみ作りで、通常の手順を踏んだ作成方式でならば、そこそこの物を作れる自信はあった。
だが魔法錬成で作ろうとすると、このように何故かイメージとは程遠い物ができてしまった。
「そうだな……一つ手本を見せてやろう」
そう言ってアルスは、光沢のない灰色の鉱石を手に取った。
それを目にしたクラスメイト達は、あんな石ころじゃどうせ大したものは作れないだろうと嘲笑する。
「錬成魔法も攻撃魔法と同じ、物理や自然現象を再現する魔法だ――火の錬成――水の錬成」
アルスが立て続けに呪文詠唱を終えると、灰色の鉱石が溶鉱炉に投げ込まれたように溶解し、あっという間に銀色に輝く金属塊《インゴット》へと冷え固まった。
「これって、もしかしてミスリル!?」
アルスの手に持っている金属塊を見て、ノエルは驚きの声を上げた。
クラスメイトも、まさかただの石ころからミスリルが出来るとは思っていなかったようだ。
「ああ、精錬前のミスリルは一見するとただの石にしか見えないからな、だが肝心なところはそこじゃない――」
ミスリルを精錬できるだけでも相当な錬成の腕なのだが、それを自慢するでもなくアルスは言葉を続けた。
「今のは火の錬成で鉱石を溶かし、水の錬成で冷やし金属塊にしただけだ。しかしまだ完成ではない」
アルスは続いて、土の錬成でミスリルの塊を圧縮し、風の錬成で研磨して、徐々に形を整えていく。
やがてミスリルの塊は一本の小剣《ショートソード》に仕立て上げられた。
勿論、刃の付けられていない模造刀だ。
灰輝色に輝くミスリルの剣に、クラスメイト達は見入っていた。
「イメージ通りにいかないのは、一度にすべての工程を省略して作ろうとするからだ。こうやって段階的に錬成していけば、自ずとイメージに近い物が作れるだろう」
頼んでもいないのにレクチャーを始めたアルスの事を、少しうざいと思いながらも、その剣の出来栄えに感心するノエル。
「つまり、完成品をイメージするんじゃなくて、実際に作ってる工程からイメージすしていけばいいのね」
ノエルは目の前の布地に集中しながら、まずは風の錬成で型を取る。
続いて土の錬成で縫合し、人形の形へと作り上げた。
出来上がったのはつぶらな瞳をした人形。
拙いながらもどこか愛嬌のあるソレは、オークをデフォルメした可愛らしいデザインだった。
「で、できたわ!」
「うむ、なかなかいい出来だ」
「そ、そう? でも、まだまだイメージとは程遠い出来だけどね」
「向上心を忘れないのは良い事だ」
「何かその言い方、上から目線みたいでムカつくんだけど」
ノエルがそこそこ見れる作品を仕上げたことで、クラスメイト一同もその工程を真似し始めた。
鉱石から作られた絵具で描かれた絵画、木材を加工して組み上げたミニチュアハウスや帆舟、カットされた宝石があしらわれたネックレスなどが次々と完成し、美術室はさながら美術館の如き様相を示していた。
その様子を見守っていたメリア先生は、あっれー? 私が教える必要ないんじゃないのかなー? と、心の中で呟いていた。
◇◇◇
ホームルームが終わり、生徒たちが帰り支度を終えて下校する中、アルスは一人教室に残り反省文を書かされていた。
言わずもがな、自己紹介での一件についての反省文だ。
「反省文か、なかなか難しいな」
いつもなら例え原稿用紙100枚の超大作魔導書だろうと、自動書記の魔法で一瞬なのだが、メリア先生から魔法を使用した執筆を禁止されてしまったために、慣れない手書きで反省文を書いている。
手書きで文字を書くことなどいつ以来だろう――そんなことを考えながら、少し楽しそうに書き進めるアルスだった。
◇◇◇
アルスが反省文を書き進めている頃、ノエルは一人下校していた。
いつもは幼馴染のイズナと帰っていたが、教会でのアルバイトがあるとかで途中で別れていた。
ノエルは美術の時間に作ったオーク人形を片手に抱きながら、アルスの事を思い出す。
「決して悪い奴じゃ無いのよね……」
いきなり武器を構えてクラスメイトを挑発したり、何か喋り方がかっこつけすぎて逆に寒かったり、許可もなく食堂で相席してきたり――あ、やっぱこいつろくでもない奴だ。
それでも自分に非があるとわかったら素直に謝罪したり、魔法の能力は教師にも匹敵するかもしれない。
彼は一体何者なのか、少しだけ興味がわいてきたノエルだった。
そんな事を考えながら、彼女はオーク人形をじっと見つめる。
「そういえば、美術の時、アドバイスのお礼を言い忘れてたわね……」
明日アルスにあったら、一応礼を言っておこう――そんなことを考えながら帰路につくノエルだった。
その後ろに、二つの影が迫っているのを、彼女は気づかない。
5時限目の授業は、美術室を使っての錬金美術の制作だった。
講師を務めるのは、2年A組の担任であるメリア・ロンド先生だ。
「錬成魔法か」
錬成魔法とは、術者のイメージによって、素材を錬成する魔法の事だ。
素材を加工する設備や手間が省けるということで、生産職人を目指すものにとっては欠かせない魔法の一つである。
それを芸術活動に応用したのが、錬金美術だ。
「今回は初めての錬成制作なので、皆、好きなように自由な作品を作って下さい!」
テーブルの上には、色とりどりの鉱石や金属、布地や木材など多種多様なものが陳列されていた。
ある者は鉱石を組み合わせオブジェクトに仕上げ、ある者は布と木材を合成して旗を作っていた。
各々が素材の持ち味を活かした作品を作り上げている中、ノエルだけ奇妙な人形を量産し続けていた。
「これは、ミイラ男の人形か?」
「ち、違うわよ! 本当はもっと可愛く仕上がるはずだったのに、全然イメージ通りに作れないのよ!」
ノエルは少し気まずそうにそう言った。
「意外だな、委員長にも苦手なものがあったんだな」
「う、うるさいわね! 普通に魔法を使わなければちゃんとしたのは作れるのよ!」
ノエルは赤面しながらそう言う。
実際彼女の趣味はぬいぐるみ作りで、通常の手順を踏んだ作成方式でならば、そこそこの物を作れる自信はあった。
だが魔法錬成で作ろうとすると、このように何故かイメージとは程遠い物ができてしまった。
「そうだな……一つ手本を見せてやろう」
そう言ってアルスは、光沢のない灰色の鉱石を手に取った。
それを目にしたクラスメイト達は、あんな石ころじゃどうせ大したものは作れないだろうと嘲笑する。
「錬成魔法も攻撃魔法と同じ、物理や自然現象を再現する魔法だ――火の錬成――水の錬成」
アルスが立て続けに呪文詠唱を終えると、灰色の鉱石が溶鉱炉に投げ込まれたように溶解し、あっという間に銀色に輝く金属塊《インゴット》へと冷え固まった。
「これって、もしかしてミスリル!?」
アルスの手に持っている金属塊を見て、ノエルは驚きの声を上げた。
クラスメイトも、まさかただの石ころからミスリルが出来るとは思っていなかったようだ。
「ああ、精錬前のミスリルは一見するとただの石にしか見えないからな、だが肝心なところはそこじゃない――」
ミスリルを精錬できるだけでも相当な錬成の腕なのだが、それを自慢するでもなくアルスは言葉を続けた。
「今のは火の錬成で鉱石を溶かし、水の錬成で冷やし金属塊にしただけだ。しかしまだ完成ではない」
アルスは続いて、土の錬成でミスリルの塊を圧縮し、風の錬成で研磨して、徐々に形を整えていく。
やがてミスリルの塊は一本の小剣《ショートソード》に仕立て上げられた。
勿論、刃の付けられていない模造刀だ。
灰輝色に輝くミスリルの剣に、クラスメイト達は見入っていた。
「イメージ通りにいかないのは、一度にすべての工程を省略して作ろうとするからだ。こうやって段階的に錬成していけば、自ずとイメージに近い物が作れるだろう」
頼んでもいないのにレクチャーを始めたアルスの事を、少しうざいと思いながらも、その剣の出来栄えに感心するノエル。
「つまり、完成品をイメージするんじゃなくて、実際に作ってる工程からイメージすしていけばいいのね」
ノエルは目の前の布地に集中しながら、まずは風の錬成で型を取る。
続いて土の錬成で縫合し、人形の形へと作り上げた。
出来上がったのはつぶらな瞳をした人形。
拙いながらもどこか愛嬌のあるソレは、オークをデフォルメした可愛らしいデザインだった。
「で、できたわ!」
「うむ、なかなかいい出来だ」
「そ、そう? でも、まだまだイメージとは程遠い出来だけどね」
「向上心を忘れないのは良い事だ」
「何かその言い方、上から目線みたいでムカつくんだけど」
ノエルがそこそこ見れる作品を仕上げたことで、クラスメイト一同もその工程を真似し始めた。
鉱石から作られた絵具で描かれた絵画、木材を加工して組み上げたミニチュアハウスや帆舟、カットされた宝石があしらわれたネックレスなどが次々と完成し、美術室はさながら美術館の如き様相を示していた。
その様子を見守っていたメリア先生は、あっれー? 私が教える必要ないんじゃないのかなー? と、心の中で呟いていた。
◇◇◇
ホームルームが終わり、生徒たちが帰り支度を終えて下校する中、アルスは一人教室に残り反省文を書かされていた。
言わずもがな、自己紹介での一件についての反省文だ。
「反省文か、なかなか難しいな」
いつもなら例え原稿用紙100枚の超大作魔導書だろうと、自動書記の魔法で一瞬なのだが、メリア先生から魔法を使用した執筆を禁止されてしまったために、慣れない手書きで反省文を書いている。
手書きで文字を書くことなどいつ以来だろう――そんなことを考えながら、少し楽しそうに書き進めるアルスだった。
◇◇◇
アルスが反省文を書き進めている頃、ノエルは一人下校していた。
いつもは幼馴染のイズナと帰っていたが、教会でのアルバイトがあるとかで途中で別れていた。
ノエルは美術の時間に作ったオーク人形を片手に抱きながら、アルスの事を思い出す。
「決して悪い奴じゃ無いのよね……」
いきなり武器を構えてクラスメイトを挑発したり、何か喋り方がかっこつけすぎて逆に寒かったり、許可もなく食堂で相席してきたり――あ、やっぱこいつろくでもない奴だ。
それでも自分に非があるとわかったら素直に謝罪したり、魔法の能力は教師にも匹敵するかもしれない。
彼は一体何者なのか、少しだけ興味がわいてきたノエルだった。
そんな事を考えながら、彼女はオーク人形をじっと見つめる。
「そういえば、美術の時、アドバイスのお礼を言い忘れてたわね……」
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