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平穏の日常

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「相互観測存在維持システムメタトロン再起動、天の書記に通達、過去から現在にかけて攻撃を受けた形跡はあるか?」



スキャン、解、



『存在の天使より、我がシステムに異常は確認されず、』



存在の天使を名乗る柱は、すみわたる青い炎で構成され、霞のような白い炎が模様のように浮かび上がり、青い炎と白い炎の隙間に、複数の赤い眼球が並んでいた。



『天の書記より補足、貴方の存在は、七十二の炎の柱により観測及び証明されています。貴方の不死は維持されています。』



つづけて現れるは、シルクのような白い炎を主体とし、その白い炎が避けた切れ目の中に、深海のような、おぞましい青い炎が燻っていた。



青い炎の中に眼球が有るせいだろうか、試験管の中黒い眼球かま浮かぶようにも見える。



現れた二柱は、報告を済ませ、蝋燭の炎のように消えた。



「預言者エノク、未来演算開始、重要事項のみを報告せよ、」



『我が見は、駅前広場と駅前の間の交差点にて、トラックに引かれる瞬間、未来の修正を行う事を前提として再演算、

一時間目には、ちょっとした小テストが行われる。英語のワークのp47の題問3の問題が確認、日本の歌が、韓国の歌に変えられて出題されるであろう。

四時間目にて、教科書の存在を確認できず、魔術論理の教科書だ、』



「待て、ああ確かに、入れ忘れていた、未来予測を聞きながら防壁の確認をしよう。ケテルを守る天使よ障壁を更新せよ、」



預言者エノクは、欲望を連想させる黒い炎と、善性と信仰を連想させる白い炎の二色が、半々の柱であり、その隙間に、未来を見通すカのような、クリスタルのような目を持っていた。その一柱は、その言葉にしたがい、何処に有るのかもわからない口をとじ、ケテルを守る天使が現れるのを静かに待つ。



『ケテルを守る天使、了承障壁を最新のバージョンアップデートしよう。』



年老いた樹木のような、濃い茶色の炎のに、所々エメラルドのように輝く緑の炎が見える。その目は、真珠のような、滑らかな目を私に向け、しばらく沈黙の後に、言葉を発する。



『記録する人、天の書記より情報の精査を行いたい、その後万物の創造主と共同研究を行うことで、アップデートは完了するであろう。』



『真実の記録者及び、小ヤハウェにも余裕が有る。時間の短縮のために協力しよう。』



いくつもの炎の柱が、現れては消えと慌ただしくはあるが、物語・知識はこれを必ず毎日寝ぼけた頭で、行っている。



奇妙な少年プラスアルファーの、熾天使メタトロンと言う術式を保有しているだけで、ただの不死身の人間の範疇にいると思う。



何故だか、生まれながらにして、その術式を保有しており、幼い頃には、七十二の化身を呼んで、親の結婚指輪だったり、お菓子のおまけの指輪に、後は、針金で代用して指輪を付けて、ソロモンごっこをして、遊んだ物だ、天使だけど、
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