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第六章 長篠の雷鳴
第六章 長篠の雷鳴
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天正三年(1575年)。
武田勝頼が、三万の軍を率いて、織田・徳川連合軍と長篠の戦いで激突した。
「武田の騎馬隊は、無敵だ!」
「赤備えが、鉄壁の軍勢を突き破る!」
だが、信長は、新しい戦法を用いた。
「鉄砲三段撃ち」。
三千挺の鉄砲を、三列に並べ、交互に撃つ。
「撃て! 撃て! 撃て!」
雷鳴のような銃声が、戦場を覆った。
武田の騎馬隊は、次々と倒れた。
「何だこれは!? 銃が、こんなに連続して撃てるのか!」
勝頼は、絶望した。
「父上⋯⋯俺は、負けたか⋯⋯」
信長は、戦場を歩きながら、こう言った。
「時代は、変わる。馬と刀の時代は終わった」
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