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千景くんのひみつ
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その日の放課後。バドミントン部に入っている私は、体育館に向かった。小学校の頃は三年間パソコンクラブで、イラストを描いたり、校内新聞の文字を打ち込んだりしていた。おかげでタイピングは速くなったけど、思い出はひとつも残らなかった。
運動は得意じゃないけど、中学生になったら体を動かす部活に入ろう。そう決めていたこともあって、迷わずバドミントン部を選んだのに、パソコンと向き合っていたあの頃と同じように、私は壁と向き合っていた。
「ナイスラリー!」 「もう1本いこう!」
背中越しに聞こえてくる、部員たちの楽しそうな声。現在バド部には、十五人の生徒が所属していて、それぞれにペアがいる。
私も交代でラリーの練習をさせてもらうことはあるけど、息ぴったりのペアに割り込むのは申し訳なくて、ひたすら壁打ちをする日々。
トン、パチン、トン。
しっかり握ったラケットでシャトルを打って、 跳ね返ってきた返球をまた壁に打ち込む。
トン、パチン、トン、パチン。
私は、なにをしてるんだろう。思い描いていた中学生活が、どんどん遠くなっていく。
約二時間の部活が終わると、先輩たちはそそくさと切り上げて、一年生は後片付けのために体育館に残っていた。
「なんかこういうのって、今の時代に合ってなくない?」
「わかる。なんでうちらが先輩のぶんまでやらなきゃいけないんだろうね?」
ネットの片付けをしながら、同級生の子たちが文句をこぼしていた。うちのバド部は運動部の中でもとくに上下関係が厳しくて、先輩が使ったものは絶対に後輩が綺麗にしなくちゃいけない決まりがあったりする。
怖い先輩たちに直接言えないぶん、みんなの愚痴はとまらない。ポールから外したネットは丁寧に扱わないと絡まって大変なことになるのに、みんなぐちゃぐちゃに丸めていた。
「遠山さん」
その時、部員のひとりである桃園さんに声をかけられた。桃園さんとは同じクラスだけど、彼女は派手なグループに入っているから、ほとんど関わることはない。
「私もネット畳むの手伝うよ」
「え、あ、ありがとう」
「今度、一緒にラリーの練習しようよ」
「で、でも、桃園さんにはペアの子がいるし……」
「みんな色々と入れ替えてやってるから大丈夫だよ。ね、だから次は私と一緒にやろう?」
「えっと……」
嬉しい。ありがとう。よろしくね。そう言いたいのに、言葉にすることができない。
もじもじしているうちに、「もも~?」と桃園さんの友達が向こうで呼んでいた。早く返事をしないと、桃園さんの時間を奪うことになっちゃう……!
「わ、わ、私のことは、お気になさらずです」
焦った末に、そんなことを口走っていた。
もう私ってば、お気になさらずって、なに?
桃園さんがせっかく誘ってくれたのに……!
恥ずかしくて、情けなくて、私は逃げるように桃園さんから離れた。
*
校舎を出て、私は肩を落としながら帰り道を歩いていた。
絶対に桃園さんに変な子だって思われた……。
一緒にラリーをやろうって言ってもらえて嬉しかったのに、なんで私はあんなことしか言えないんだろう。
「もう、本当にやだ……」
自分自身にうんざりしていると――。
「ニャアア……」
かすかに、猫の鳴き声がした。最初は気のせいだと思ったけど、また同じ声が聞こえてきて、私は土手へと続いている階段をのぼった。
「ニャアアー!」
「えっ!」
猫がいたのは、土手の下にある川だった。段ボールに入れられている猫が、なんと下流のほうに流されていた。
大変……っ!
私は追いかけるようにして走り出す。この先には、たしかダムがある。そこまで行ってしまったら、猫ちゃんが死んでしまう!
「ニャア、ニャアア」
黒い仔猫は段ボールから顔を出して鳴き続けていた。
「い、今、助けるから待っててっ……!」
全力で追いかけても、追いつけない。
なんで、私って、こんなに走るのも遅いの?
泣きそうになりながら進んでいると、地面に転がっていた石につまずいた。そのまま勢いよく転んでしまい、地面に倒れた。猫ちゃんの声が、どんどん遠くなっていく。
「……う、うう、ごめん、猫ちゃん……っ」
私は、小さな命も助けられない。助けてあげられない。なんで、私はこんなにダメなの? なんで、なんでっ……。
すると、誰かにぽんっと頭を撫でられた。
「大丈夫。俺が助けるから」
「え……?」
顔を上げた瞬間に、男の子が風のように猫に向かって走っていった。後ろ姿で顔は見えないけど、さっきの優しい声には覚えがある。
……千、景くん?
しばらくすると、段ボールを抱えた彼が戻ってきた。川に流されていた猫をどうやって助けたのかわからないけど、私を安心させるために千景くんは猫の顔を見せてくれた。
「ほら、大丈夫。こんなに元気だよ」
彼がそう言うと、円らな瞳をしてる猫が元気に鳴き出した。
たす、かった。よかった。よかった……本当によかった。
「っ、千景くん、ありがとう、ありがとう……!」
涙がとまらない。私はなにもできなかったけど、千景くんが助けてくれた。ダンボールから出てきた猫ちゃんは、心配かけてごめんねと言ってるみたいに、私の手をすりすりしてくれた。
「猫は無事だったけど、遠山さんはケガしてるよ」
千景くんの視線が、私の膝に向いた。無我夢中で気づかなかったけど、擦りむいた膝からは血が出ていた。
「私は全然大丈夫だよ。むしろよく転ぶほうなのでケガには慣れてます!」
「遠山さんって、おっちょこちょいだよね」
「う……」
「でも、一生懸命でいいと思うよ」
千景くんが私と視線を合わせるように、しゃがみ込んだ。にこりと笑ってくれた彼は、カッコいいというより可愛かった。ふいに笑顔を見てしまったからか、胸がドキドキする。
これは走ったせいなんかじゃない。ヒーローみたいに、私のことも、猫ちゃんのことも助けてくれた千景くん。
こんなの、ときめかないはずがない。
「遠山さん、少しでいいから目をつむっててくれない?」
「……え?」
「お願い」
「う、うん」
私は千景くんに言われたとおりに、まぶたを閉じた。すると、なんだかじんわりと膝が温かくなってきた。彼がなにをしているのかどうしても気になって、ちょっとだけ目を開けてみる。千景くんは、ケガをした私の膝に手をかざしていた。
「こ、これって……」
さっきまで血が出ていた部分が、温かさと一緒にみるみる治っていく。目を丸くさせている私を見て、彼は困ったように眉毛を下げた。
「目をつむってって言ったのに」
「……ち、千景くんには不思議な力があるの?」
教材室の地図の時もそう。今だって猫を助けた千景くんは、どこも濡れていない。川に入らずに助けるなんて、普通じゃできないことだ。
「実は俺、魔法が使えるんだ」
「え、ち、千景くんは魔法使いなの?」
「魔法が使えるから、そうなるね」
「……魔法が使えるなんてすごい」
もっと自慢してもいいはずなのに、彼の表情はどこか暗かった。もしかしたら、誰にも言ってはいけない秘密だったのかもしれない。
「驚きを通り越して、引くでしょ?」
「引くって、なんで?」
「だって、こんなのありえないよ。魔法が使えるなんて現実的じゃない」
「たしかにビックリしたけど、引かないよ! むしろ魔法使いに会えて嬉しい……!」
小さい頃、何度も読んだ絵本は、魔法使いが出てくる物語だった。
いつか私も魔法が使えますように、なんてお願いしたこともあったけど、まさか本当に魔法使いがいて、しかもそれが千景くんだなんて、そんなの嬉しいに決まってる。
興奮を隠しきれない私を見て、千景くんがクスリと笑った。
「遠山さんって、そんなに大きい声が出るんだね。学校でもそうやって喋ったらいいのに」
「千景くんこそ、学校よりも明るい気がするよ」
「そう? まあ、声がキーキーしてる女子が苦手だから、なるべく声をかけられないように存在は薄くしてるかも」
いやいや、存在が薄いどころか、立ってるだけで千景くんはカッコいいから目立ってます。
「俺が魔法を使えること、誰にも言わないでいてくれる?」
隠したいことだったのに、千景くんは二回も私のことを助けてくれた。カッコよくて、頼もしくて、すごくすごく優しい人。
「絶対に言わないよ! 約束する!」
「ありがとう。立てる?」
彼が差し出してくれた手を、そっと握る。そのまま引っ張ってくれた反動で、私のおでこが千景くんの胸に当たった。
「ふたりだけの秘密ができたね」
ドクン……。ああ、また心臓が速くなってくる。
今まで良いことなんてなにひとつなくて、これからも私の毎日が色付いていくことなんてないと思っていた。
でも、千景くんという魔法使いに出逢って、自分の世界が少しだけカラフルになった気がしたんだ。
運動は得意じゃないけど、中学生になったら体を動かす部活に入ろう。そう決めていたこともあって、迷わずバドミントン部を選んだのに、パソコンと向き合っていたあの頃と同じように、私は壁と向き合っていた。
「ナイスラリー!」 「もう1本いこう!」
背中越しに聞こえてくる、部員たちの楽しそうな声。現在バド部には、十五人の生徒が所属していて、それぞれにペアがいる。
私も交代でラリーの練習をさせてもらうことはあるけど、息ぴったりのペアに割り込むのは申し訳なくて、ひたすら壁打ちをする日々。
トン、パチン、トン。
しっかり握ったラケットでシャトルを打って、 跳ね返ってきた返球をまた壁に打ち込む。
トン、パチン、トン、パチン。
私は、なにをしてるんだろう。思い描いていた中学生活が、どんどん遠くなっていく。
約二時間の部活が終わると、先輩たちはそそくさと切り上げて、一年生は後片付けのために体育館に残っていた。
「なんかこういうのって、今の時代に合ってなくない?」
「わかる。なんでうちらが先輩のぶんまでやらなきゃいけないんだろうね?」
ネットの片付けをしながら、同級生の子たちが文句をこぼしていた。うちのバド部は運動部の中でもとくに上下関係が厳しくて、先輩が使ったものは絶対に後輩が綺麗にしなくちゃいけない決まりがあったりする。
怖い先輩たちに直接言えないぶん、みんなの愚痴はとまらない。ポールから外したネットは丁寧に扱わないと絡まって大変なことになるのに、みんなぐちゃぐちゃに丸めていた。
「遠山さん」
その時、部員のひとりである桃園さんに声をかけられた。桃園さんとは同じクラスだけど、彼女は派手なグループに入っているから、ほとんど関わることはない。
「私もネット畳むの手伝うよ」
「え、あ、ありがとう」
「今度、一緒にラリーの練習しようよ」
「で、でも、桃園さんにはペアの子がいるし……」
「みんな色々と入れ替えてやってるから大丈夫だよ。ね、だから次は私と一緒にやろう?」
「えっと……」
嬉しい。ありがとう。よろしくね。そう言いたいのに、言葉にすることができない。
もじもじしているうちに、「もも~?」と桃園さんの友達が向こうで呼んでいた。早く返事をしないと、桃園さんの時間を奪うことになっちゃう……!
「わ、わ、私のことは、お気になさらずです」
焦った末に、そんなことを口走っていた。
もう私ってば、お気になさらずって、なに?
桃園さんがせっかく誘ってくれたのに……!
恥ずかしくて、情けなくて、私は逃げるように桃園さんから離れた。
*
校舎を出て、私は肩を落としながら帰り道を歩いていた。
絶対に桃園さんに変な子だって思われた……。
一緒にラリーをやろうって言ってもらえて嬉しかったのに、なんで私はあんなことしか言えないんだろう。
「もう、本当にやだ……」
自分自身にうんざりしていると――。
「ニャアア……」
かすかに、猫の鳴き声がした。最初は気のせいだと思ったけど、また同じ声が聞こえてきて、私は土手へと続いている階段をのぼった。
「ニャアアー!」
「えっ!」
猫がいたのは、土手の下にある川だった。段ボールに入れられている猫が、なんと下流のほうに流されていた。
大変……っ!
私は追いかけるようにして走り出す。この先には、たしかダムがある。そこまで行ってしまったら、猫ちゃんが死んでしまう!
「ニャア、ニャアア」
黒い仔猫は段ボールから顔を出して鳴き続けていた。
「い、今、助けるから待っててっ……!」
全力で追いかけても、追いつけない。
なんで、私って、こんなに走るのも遅いの?
泣きそうになりながら進んでいると、地面に転がっていた石につまずいた。そのまま勢いよく転んでしまい、地面に倒れた。猫ちゃんの声が、どんどん遠くなっていく。
「……う、うう、ごめん、猫ちゃん……っ」
私は、小さな命も助けられない。助けてあげられない。なんで、私はこんなにダメなの? なんで、なんでっ……。
すると、誰かにぽんっと頭を撫でられた。
「大丈夫。俺が助けるから」
「え……?」
顔を上げた瞬間に、男の子が風のように猫に向かって走っていった。後ろ姿で顔は見えないけど、さっきの優しい声には覚えがある。
……千、景くん?
しばらくすると、段ボールを抱えた彼が戻ってきた。川に流されていた猫をどうやって助けたのかわからないけど、私を安心させるために千景くんは猫の顔を見せてくれた。
「ほら、大丈夫。こんなに元気だよ」
彼がそう言うと、円らな瞳をしてる猫が元気に鳴き出した。
たす、かった。よかった。よかった……本当によかった。
「っ、千景くん、ありがとう、ありがとう……!」
涙がとまらない。私はなにもできなかったけど、千景くんが助けてくれた。ダンボールから出てきた猫ちゃんは、心配かけてごめんねと言ってるみたいに、私の手をすりすりしてくれた。
「猫は無事だったけど、遠山さんはケガしてるよ」
千景くんの視線が、私の膝に向いた。無我夢中で気づかなかったけど、擦りむいた膝からは血が出ていた。
「私は全然大丈夫だよ。むしろよく転ぶほうなのでケガには慣れてます!」
「遠山さんって、おっちょこちょいだよね」
「う……」
「でも、一生懸命でいいと思うよ」
千景くんが私と視線を合わせるように、しゃがみ込んだ。にこりと笑ってくれた彼は、カッコいいというより可愛かった。ふいに笑顔を見てしまったからか、胸がドキドキする。
これは走ったせいなんかじゃない。ヒーローみたいに、私のことも、猫ちゃんのことも助けてくれた千景くん。
こんなの、ときめかないはずがない。
「遠山さん、少しでいいから目をつむっててくれない?」
「……え?」
「お願い」
「う、うん」
私は千景くんに言われたとおりに、まぶたを閉じた。すると、なんだかじんわりと膝が温かくなってきた。彼がなにをしているのかどうしても気になって、ちょっとだけ目を開けてみる。千景くんは、ケガをした私の膝に手をかざしていた。
「こ、これって……」
さっきまで血が出ていた部分が、温かさと一緒にみるみる治っていく。目を丸くさせている私を見て、彼は困ったように眉毛を下げた。
「目をつむってって言ったのに」
「……ち、千景くんには不思議な力があるの?」
教材室の地図の時もそう。今だって猫を助けた千景くんは、どこも濡れていない。川に入らずに助けるなんて、普通じゃできないことだ。
「実は俺、魔法が使えるんだ」
「え、ち、千景くんは魔法使いなの?」
「魔法が使えるから、そうなるね」
「……魔法が使えるなんてすごい」
もっと自慢してもいいはずなのに、彼の表情はどこか暗かった。もしかしたら、誰にも言ってはいけない秘密だったのかもしれない。
「驚きを通り越して、引くでしょ?」
「引くって、なんで?」
「だって、こんなのありえないよ。魔法が使えるなんて現実的じゃない」
「たしかにビックリしたけど、引かないよ! むしろ魔法使いに会えて嬉しい……!」
小さい頃、何度も読んだ絵本は、魔法使いが出てくる物語だった。
いつか私も魔法が使えますように、なんてお願いしたこともあったけど、まさか本当に魔法使いがいて、しかもそれが千景くんだなんて、そんなの嬉しいに決まってる。
興奮を隠しきれない私を見て、千景くんがクスリと笑った。
「遠山さんって、そんなに大きい声が出るんだね。学校でもそうやって喋ったらいいのに」
「千景くんこそ、学校よりも明るい気がするよ」
「そう? まあ、声がキーキーしてる女子が苦手だから、なるべく声をかけられないように存在は薄くしてるかも」
いやいや、存在が薄いどころか、立ってるだけで千景くんはカッコいいから目立ってます。
「俺が魔法を使えること、誰にも言わないでいてくれる?」
隠したいことだったのに、千景くんは二回も私のことを助けてくれた。カッコよくて、頼もしくて、すごくすごく優しい人。
「絶対に言わないよ! 約束する!」
「ありがとう。立てる?」
彼が差し出してくれた手を、そっと握る。そのまま引っ張ってくれた反動で、私のおでこが千景くんの胸に当たった。
「ふたりだけの秘密ができたね」
ドクン……。ああ、また心臓が速くなってくる。
今まで良いことなんてなにひとつなくて、これからも私の毎日が色付いていくことなんてないと思っていた。
でも、千景くんという魔法使いに出逢って、自分の世界が少しだけカラフルになった気がしたんだ。
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