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千景くんのとなり
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迎えた放課後。体育館に向かう途中の廊下で、私はスマホの画面を見ながら顔をゆるませていた。
昼休みに、こっそり千景くんと連絡先の交換をした。まだやり取りはしてないけど、彼のアイコンを見るだけで嬉しくなる。
アイコンがサッカーボールだから、もしかしてサッカーが好きなのかな。今度機会があったら、聞いてみたい。なんて、浮かれ気分でいたら、鋭い声が飛んできた。
「学校ではスマホ禁止ですけど?」
それは、同じクラスの女子たちだ。その子たちも先生の目を盗んでよくスマホをいじっているけど、よほど私が触っていたことが許せないのか、すごく怖い顔をしていた。
「……ご、ごめんなさい」
私はすぐにスマホをポケットに入れた。防犯用としてスマホの持ち込みは許可されているけど、校舎内で触ることは原則として禁止されている。
「遠山さん、ちょっと調子に乗りすぎてない?」
「え……?」
「昼休みに千景くんと一緒に中庭にいたでしょ?」
ひとりの女子がスマホの画面を見せてきた。そこには私と千景くんが肩を並べて花壇の前にいる姿が収められている。……いつ撮られていたんだろう。全然気づかなかった。
「大人しいふりして千景くんと仲良くしようとしないでよ!」
「そうだよ。千景くんに懐いて迷惑だと思わないわけ?」
「遠山さんがひとりでいるから、千景くんは気にしてくれてるんだよ。その優しさを利用しないで」
今までも心にグサリと刺さることは何度も言われてきた。だから、私は誰とも仲良くしちゃいけない。ひとりでいるべきなんだ……。
「なにしてるの?」
その声にハッと顔を上げる。そこにいたのは、桃園さんだった。
「あ、もも、聞いてよ。遠山さんが千景くんにちょっかい出してるから、うちらで注意してたんだ!」
「ちょっかい? 普通に話してただけじゃないの?」
「違うよ。昼休みに中庭で千景くんに言い寄ってたんだから!」
「でも、宮間が誰といようと、みんなには関係ないことじゃない?」
「え、待って待って。うちら友達じゃん。なんでそんなこと言うの?」
「間違ってると思ったから」
「は? じゃあ、なに? ももはうちらよりこの子の味方をするわけ?」
「そうだって言ったら?」
「だったら、ももは遠山さんと一緒にいれば?」
女子たちは怒ったように、どこかに行ってしまった。
ど、どうしよう。私のせいで桃園さんと友達の関係が……。
「っ、桃園さん。私がちゃんと言ってくるから。桃園さんはなにも悪くないって。悪いのは全部私だからって追いかけて……」
「そんなの、言いに行かなくていいよ」
「良くないよ。だって、ちゃんと言わなきゃっ」
「本当にいいの。元からうわべだけの仲って感じだったから」
「それでも、きっとみんな誤解してる。私なんかと桃園さんが友達だって思われたらダメだよ」
「なにがダメなの?」
「なにがってそれは……」
「あんまり自分のことを下げたように言うのやめなよ」
その言葉に、ドキッとした。桃園さんは怒っているというより、私のことを心配して叱ってくれているような目をしていた。
「遠山さんは私のことを気遣ってくれてるのかもしれないけど、遠山さんと仲良くしたいって思ってるこっちからしたら、そうやって突き放されると悲しい気持ちになる」
「……桃園さん」
「間宮のことも遠山さんは悪くないんだから、簡単に謝っちゃダメ。だから、周りからなめられるんだよ。言いがかりをつけられて悔しくないの?」
「…………」
私はなにも言えなかった。悔しくないといえば嘘になる。だけど、私が声を上げてもきっと誰にも届かない。
「ごめん。私、先に行くね」
うつ向いている私に呆れてしまったのか、桃園さんは体育館に入っていった。もうすぐ部活がはじまるのに、足が動かない。
「遠山さんが追いかけなきゃいけないのは、桃園じゃないの?」
声がしたほうを振り向くと、そこには千景くんが立っていた。どうやらたまたま近くにいたそうで、最初からやり取りを聞いていたらしい。
「俺が出ていこうと思ったけど、桃園に先を越されたから見守ってた。遠山さんは、なにをそんなに怖がってるの?」
千景くんに問われて、唇をぎゅっとした。頭の中で思い出していたのは、初めて大きな失敗をしてしまった日のこと。
「小三の夏休みの自由研究で、毎年うちに巣を作りにくるつばめを観察をしたの」
毎日ヒナの写真を撮ったり、お母さんつばめがエサを運んでくる様子を事細かに記録した。
一か月以上の観察結果はすごく良くできて、お母さんからも褒められた。だから発表の練習を何度もやって、夏休み明けに披露するのが楽しみだった。
「でも私は発表の本番で失敗した。みんなに注目されて頭が真っ白になっちゃって、結局一言も喋ることができなかったんだ」
「…………」
「私はあの時、全部が無駄になったような気がした」
自信があったつばめの観察表も、一瞬にして見たくないものに変わった。
千景くんの言うとおり、私は怖い。
失敗することが、怖くてたまらない。
だから、なにもはじめられないし、はじめてもいないのに、最初から色々なことを諦めている。
「遠山さんは、頑張ったんだね」
「え……?」
「自由研究。誰よりも頑張ったのに結果が出せなかったから落ち込んだんでしょ」
「……私……頑張った?」
あの時、頑張れなかったんだと思い続けてきた。
自分の頑張りが足りなかったんだと、責め続けた。
でも千景くんは頑張ったって、言ってくれた。
あの瞬間の自分を認めてもらえたような気がして、涙があふれてくる。
「遠山さんはもっと自分を褒めるべきだよ」
……自分を褒める。そんなこと考えたこともなかった。
「あのね……私を助けたせいで桃園さんが友達とケンカしちゃったの。どうすればいいと思う?」
「桃園は遠山さんのせいなんて思ってないと思うよ」
「…………」
「遠山さんは、ひとりでいるほうが楽?」
「……うん」
「じゃあ、ひとりでいたいの?」
ひとりでいれば、誰にも迷惑がかからない。だけど、ひとりでいたいのかと聞かれたら、私はいたくない。
本当は、誰かといたい。誰でもいいわけじゃない。私が好きだと思える人で、願わくば私のことを好きだと思ってくれるような友達がほしい。
「待ってるだけじゃなにも変わらない。俺は遠山さんの本心が聞きたいし、桃園もきっと同じように思ってると思うよ」
千景くんが、言葉だけじゃなく、そっと私の背中を押してくれた。
そして、体育館に入ると、すでにみんながラケットを持って練習していた。桃園さんの姿を探すと、ちょうどバド部の仲間と話していた。
自分の心に正直になっていいのなら……。
本当は私のことをかばってくれて嬉しかった。本当は私も一緒にラリーの練習がしたいって、言いたかった。
「桃園さん!!」
私の声は、体育館全体に響き渡った。みんなが一斉にこっちを見た。ドクン、ドクン。注目されている視線に、尻込みしそうになったけれど、ふと手の中に違和感を感じた。
ゆっくり広げてみると、右手にシャトルを握っていた。すぐに、千景くんの魔法だってわかった。
彼は、どこかで私を見ていてくれている。手のひらにあるシャトルから、『頑張れ』という千景くんのエールを感じた。
「ずっとうまく言えなかったけど、桃園さんが優しく声をかけてくれて嬉しかった。さっきはかばってくれて、本当にありがとう」
私の声なんて誰にも届かないと思っていたけど、違う。
大事なのは、届くまで諦めないことだった。
「私、桃園さんと友達になりたい……っ!」
声が上擦る。足も震える。でも、失敗したっていい。
だって、この勇気だけはあとで褒めてあげられる。
緊張しいでも、引っ込み思案でも、私は一生懸命な自分でいたいんだ。
「うん。私も遠山さんと友達になりたい」
桃園さんが、嬉しそうに笑ってくれた。約束どおり一緒にラリーの練習をすることになり、私は千景くんからのシャトルを見つめる。
「遠山さん、上、上」
桃園さんからそう言われて二階に視線を向けると、手すりに寄りかかりながら私のことを見守っている千景くんの姿があった。
……やっぱり、近くにいてくれた。
千景くんに助けられるのは、これで三回目だ。
私は彼に、なにをしてあげられるだろう。
どんなことを、返せるだろうか?
私の中で千景くんへの想いが、苦しいくらいに膨らんでいた。
昼休みに、こっそり千景くんと連絡先の交換をした。まだやり取りはしてないけど、彼のアイコンを見るだけで嬉しくなる。
アイコンがサッカーボールだから、もしかしてサッカーが好きなのかな。今度機会があったら、聞いてみたい。なんて、浮かれ気分でいたら、鋭い声が飛んできた。
「学校ではスマホ禁止ですけど?」
それは、同じクラスの女子たちだ。その子たちも先生の目を盗んでよくスマホをいじっているけど、よほど私が触っていたことが許せないのか、すごく怖い顔をしていた。
「……ご、ごめんなさい」
私はすぐにスマホをポケットに入れた。防犯用としてスマホの持ち込みは許可されているけど、校舎内で触ることは原則として禁止されている。
「遠山さん、ちょっと調子に乗りすぎてない?」
「え……?」
「昼休みに千景くんと一緒に中庭にいたでしょ?」
ひとりの女子がスマホの画面を見せてきた。そこには私と千景くんが肩を並べて花壇の前にいる姿が収められている。……いつ撮られていたんだろう。全然気づかなかった。
「大人しいふりして千景くんと仲良くしようとしないでよ!」
「そうだよ。千景くんに懐いて迷惑だと思わないわけ?」
「遠山さんがひとりでいるから、千景くんは気にしてくれてるんだよ。その優しさを利用しないで」
今までも心にグサリと刺さることは何度も言われてきた。だから、私は誰とも仲良くしちゃいけない。ひとりでいるべきなんだ……。
「なにしてるの?」
その声にハッと顔を上げる。そこにいたのは、桃園さんだった。
「あ、もも、聞いてよ。遠山さんが千景くんにちょっかい出してるから、うちらで注意してたんだ!」
「ちょっかい? 普通に話してただけじゃないの?」
「違うよ。昼休みに中庭で千景くんに言い寄ってたんだから!」
「でも、宮間が誰といようと、みんなには関係ないことじゃない?」
「え、待って待って。うちら友達じゃん。なんでそんなこと言うの?」
「間違ってると思ったから」
「は? じゃあ、なに? ももはうちらよりこの子の味方をするわけ?」
「そうだって言ったら?」
「だったら、ももは遠山さんと一緒にいれば?」
女子たちは怒ったように、どこかに行ってしまった。
ど、どうしよう。私のせいで桃園さんと友達の関係が……。
「っ、桃園さん。私がちゃんと言ってくるから。桃園さんはなにも悪くないって。悪いのは全部私だからって追いかけて……」
「そんなの、言いに行かなくていいよ」
「良くないよ。だって、ちゃんと言わなきゃっ」
「本当にいいの。元からうわべだけの仲って感じだったから」
「それでも、きっとみんな誤解してる。私なんかと桃園さんが友達だって思われたらダメだよ」
「なにがダメなの?」
「なにがってそれは……」
「あんまり自分のことを下げたように言うのやめなよ」
その言葉に、ドキッとした。桃園さんは怒っているというより、私のことを心配して叱ってくれているような目をしていた。
「遠山さんは私のことを気遣ってくれてるのかもしれないけど、遠山さんと仲良くしたいって思ってるこっちからしたら、そうやって突き放されると悲しい気持ちになる」
「……桃園さん」
「間宮のことも遠山さんは悪くないんだから、簡単に謝っちゃダメ。だから、周りからなめられるんだよ。言いがかりをつけられて悔しくないの?」
「…………」
私はなにも言えなかった。悔しくないといえば嘘になる。だけど、私が声を上げてもきっと誰にも届かない。
「ごめん。私、先に行くね」
うつ向いている私に呆れてしまったのか、桃園さんは体育館に入っていった。もうすぐ部活がはじまるのに、足が動かない。
「遠山さんが追いかけなきゃいけないのは、桃園じゃないの?」
声がしたほうを振り向くと、そこには千景くんが立っていた。どうやらたまたま近くにいたそうで、最初からやり取りを聞いていたらしい。
「俺が出ていこうと思ったけど、桃園に先を越されたから見守ってた。遠山さんは、なにをそんなに怖がってるの?」
千景くんに問われて、唇をぎゅっとした。頭の中で思い出していたのは、初めて大きな失敗をしてしまった日のこと。
「小三の夏休みの自由研究で、毎年うちに巣を作りにくるつばめを観察をしたの」
毎日ヒナの写真を撮ったり、お母さんつばめがエサを運んでくる様子を事細かに記録した。
一か月以上の観察結果はすごく良くできて、お母さんからも褒められた。だから発表の練習を何度もやって、夏休み明けに披露するのが楽しみだった。
「でも私は発表の本番で失敗した。みんなに注目されて頭が真っ白になっちゃって、結局一言も喋ることができなかったんだ」
「…………」
「私はあの時、全部が無駄になったような気がした」
自信があったつばめの観察表も、一瞬にして見たくないものに変わった。
千景くんの言うとおり、私は怖い。
失敗することが、怖くてたまらない。
だから、なにもはじめられないし、はじめてもいないのに、最初から色々なことを諦めている。
「遠山さんは、頑張ったんだね」
「え……?」
「自由研究。誰よりも頑張ったのに結果が出せなかったから落ち込んだんでしょ」
「……私……頑張った?」
あの時、頑張れなかったんだと思い続けてきた。
自分の頑張りが足りなかったんだと、責め続けた。
でも千景くんは頑張ったって、言ってくれた。
あの瞬間の自分を認めてもらえたような気がして、涙があふれてくる。
「遠山さんはもっと自分を褒めるべきだよ」
……自分を褒める。そんなこと考えたこともなかった。
「あのね……私を助けたせいで桃園さんが友達とケンカしちゃったの。どうすればいいと思う?」
「桃園は遠山さんのせいなんて思ってないと思うよ」
「…………」
「遠山さんは、ひとりでいるほうが楽?」
「……うん」
「じゃあ、ひとりでいたいの?」
ひとりでいれば、誰にも迷惑がかからない。だけど、ひとりでいたいのかと聞かれたら、私はいたくない。
本当は、誰かといたい。誰でもいいわけじゃない。私が好きだと思える人で、願わくば私のことを好きだと思ってくれるような友達がほしい。
「待ってるだけじゃなにも変わらない。俺は遠山さんの本心が聞きたいし、桃園もきっと同じように思ってると思うよ」
千景くんが、言葉だけじゃなく、そっと私の背中を押してくれた。
そして、体育館に入ると、すでにみんながラケットを持って練習していた。桃園さんの姿を探すと、ちょうどバド部の仲間と話していた。
自分の心に正直になっていいのなら……。
本当は私のことをかばってくれて嬉しかった。本当は私も一緒にラリーの練習がしたいって、言いたかった。
「桃園さん!!」
私の声は、体育館全体に響き渡った。みんなが一斉にこっちを見た。ドクン、ドクン。注目されている視線に、尻込みしそうになったけれど、ふと手の中に違和感を感じた。
ゆっくり広げてみると、右手にシャトルを握っていた。すぐに、千景くんの魔法だってわかった。
彼は、どこかで私を見ていてくれている。手のひらにあるシャトルから、『頑張れ』という千景くんのエールを感じた。
「ずっとうまく言えなかったけど、桃園さんが優しく声をかけてくれて嬉しかった。さっきはかばってくれて、本当にありがとう」
私の声なんて誰にも届かないと思っていたけど、違う。
大事なのは、届くまで諦めないことだった。
「私、桃園さんと友達になりたい……っ!」
声が上擦る。足も震える。でも、失敗したっていい。
だって、この勇気だけはあとで褒めてあげられる。
緊張しいでも、引っ込み思案でも、私は一生懸命な自分でいたいんだ。
「うん。私も遠山さんと友達になりたい」
桃園さんが、嬉しそうに笑ってくれた。約束どおり一緒にラリーの練習をすることになり、私は千景くんからのシャトルを見つめる。
「遠山さん、上、上」
桃園さんからそう言われて二階に視線を向けると、手すりに寄りかかりながら私のことを見守っている千景くんの姿があった。
……やっぱり、近くにいてくれた。
千景くんに助けられるのは、これで三回目だ。
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