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闘いの始まり
結果発表
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翌日、俺は早く結果が知りたくて宿を飛び出した。別に早く行ったところで早く結果が知れるわけではないのだが。
学校に着いて、そわそわと席に着く。
「おっはよー!ミナト君、今日は、結果発表だね!早く知りたいって気持ちと知りたくないって気持ちがして複雑だよー。」
「おっ、おはよう。今日も元気だな、ミナミは。お互いエリートクラスに入れたらいいな。」
教師が教室に入ってきて、朝礼の合図をする。すると授業は、間も無く始まった。
初回の時間割は、やはりテストの結果発表かららしい。
「では、今から昨日のテストの結果発表をする。まず、個人の成績をまとめた資料を配布する。お前ら、しっかり自分の能力の長所、短所を確認しておくこと!ちなみに、学年での順位が廊下に貼られているから、見たければみるといいぞ。」
前の席から自分の成績表が送られてくる。すると、じっくり確認する間もなく、教師が話し始めた。
「各々自分の成績に一喜一憂するだけではなく、どうしたら改善されるかなどを考えろ。それから、クラスでの上位3名を発表する。つまり、明日からエリートクラスで勉強する者たちだ。では、3位から順に発表する。
3位はエミリアだ。」
周囲から拍手が起こる。多分得意げに立っているあの女の子がそうだろう。
「2位はミナミだ。」
「えっ、ほっ、本当ですか?!わ、私がえ、エリートクラスのメンバー?う、うれしすぎて涙がでそう!」
俺は思った。少し落ち着け。
「1位を発表する。1位は…ミナトお前だ。」
おおー、マジかー。まあ、教師をボコボコにしたんだから、当然の結果だな。
すぐにミナミが話しかけてくる。
「ミナト君、1位だよ!すごいね!私も見習わなくちゃ!」
「いやいや、そんなに大したことはしてないんだけどね。」
「やだなー、謙遜しちゃって。謙遜も度が過ぎると嫌味になるよ!?でも、すごいなあー。1位かー、私には遠いなあ。」
「君も2位だろ。あとちょっとじゃないか。」
突然、横から声がかかる。
「楽しそうに話しているところ悪いが、そろそろ教室を移動したほうがいいぞ。あと、そうだな。剣は終礼のときに手渡すから、忘れずに来るんだぞ。」
「はいっ。」
そのとき、俺たちは後ろからの謎の視線に気づくことはなかった。
教室を出て、ミナミと一緒に歩いていると、後ろから声をかけられた。
「ねえねえ、あんたがミナト?見た目は全然強そうに見えないけどね。テストで手合わせすることがあるなら、そのときに、私の力を思い知らせてあげるわ。」
だれだ、こいつ?あっ、得意げに立ってたエミリアってやつか。面倒くさそうなやつだな。こんなやつは無視するのが一番だな。
こんなことを思っていると、ミナミが話しかけてきた。
「あの子、ちょっと自己中心的な性格なの。あの子のいうことを全部真剣に聞く必要はないわ。」
「そうか、確かにそんな感じがするな。」
エリートクラス用の教室に入ってみる。いかにも強そうなやつばっかりだな。すると、今までの厳つい教師ではなく、女の教師が入ってきた。しかし、目が鋭い。厳しそうな印象だ。
「今日からお前たちの担任になるケアンズだ。これから、よろしく。」
「よろしくお願いしまーす。」
「今日のメインは結果発表だから、正規の授業は明日から始める。明日からの授業は、厳しいものにする予定だ。覚悟しておくように。では、気をつけて帰れよ。」
ぞろぞろと生徒が立ち上がり、教室を出始める。
「俺たちは、あの厳ついののとこにいかないとな、ミナミ。」
「そうだね。早速いこうか。」
職員室にあの教室はいた。
「おお、来たか。今、来てもらったところで悪いが、お前たちの剣は少し曲者でな。まだ、メンテナンスが終わっておらん。明日の朝礼前に俺のところまできてくれ。」
「はあ…わかりました。では明日失礼します。」
突然ミナミが話し出した。
「なんかちょっとがっかりだねー。楽しみにしてたのに。」
「まあ、しょうがないだろ。明日の楽しみということにしておこう。」
明日の朝礼前に、俺はものすごいものを目の当たりにする。
学校に着いて、そわそわと席に着く。
「おっはよー!ミナト君、今日は、結果発表だね!早く知りたいって気持ちと知りたくないって気持ちがして複雑だよー。」
「おっ、おはよう。今日も元気だな、ミナミは。お互いエリートクラスに入れたらいいな。」
教師が教室に入ってきて、朝礼の合図をする。すると授業は、間も無く始まった。
初回の時間割は、やはりテストの結果発表かららしい。
「では、今から昨日のテストの結果発表をする。まず、個人の成績をまとめた資料を配布する。お前ら、しっかり自分の能力の長所、短所を確認しておくこと!ちなみに、学年での順位が廊下に貼られているから、見たければみるといいぞ。」
前の席から自分の成績表が送られてくる。すると、じっくり確認する間もなく、教師が話し始めた。
「各々自分の成績に一喜一憂するだけではなく、どうしたら改善されるかなどを考えろ。それから、クラスでの上位3名を発表する。つまり、明日からエリートクラスで勉強する者たちだ。では、3位から順に発表する。
3位はエミリアだ。」
周囲から拍手が起こる。多分得意げに立っているあの女の子がそうだろう。
「2位はミナミだ。」
「えっ、ほっ、本当ですか?!わ、私がえ、エリートクラスのメンバー?う、うれしすぎて涙がでそう!」
俺は思った。少し落ち着け。
「1位を発表する。1位は…ミナトお前だ。」
おおー、マジかー。まあ、教師をボコボコにしたんだから、当然の結果だな。
すぐにミナミが話しかけてくる。
「ミナト君、1位だよ!すごいね!私も見習わなくちゃ!」
「いやいや、そんなに大したことはしてないんだけどね。」
「やだなー、謙遜しちゃって。謙遜も度が過ぎると嫌味になるよ!?でも、すごいなあー。1位かー、私には遠いなあ。」
「君も2位だろ。あとちょっとじゃないか。」
突然、横から声がかかる。
「楽しそうに話しているところ悪いが、そろそろ教室を移動したほうがいいぞ。あと、そうだな。剣は終礼のときに手渡すから、忘れずに来るんだぞ。」
「はいっ。」
そのとき、俺たちは後ろからの謎の視線に気づくことはなかった。
教室を出て、ミナミと一緒に歩いていると、後ろから声をかけられた。
「ねえねえ、あんたがミナト?見た目は全然強そうに見えないけどね。テストで手合わせすることがあるなら、そのときに、私の力を思い知らせてあげるわ。」
だれだ、こいつ?あっ、得意げに立ってたエミリアってやつか。面倒くさそうなやつだな。こんなやつは無視するのが一番だな。
こんなことを思っていると、ミナミが話しかけてきた。
「あの子、ちょっと自己中心的な性格なの。あの子のいうことを全部真剣に聞く必要はないわ。」
「そうか、確かにそんな感じがするな。」
エリートクラス用の教室に入ってみる。いかにも強そうなやつばっかりだな。すると、今までの厳つい教師ではなく、女の教師が入ってきた。しかし、目が鋭い。厳しそうな印象だ。
「今日からお前たちの担任になるケアンズだ。これから、よろしく。」
「よろしくお願いしまーす。」
「今日のメインは結果発表だから、正規の授業は明日から始める。明日からの授業は、厳しいものにする予定だ。覚悟しておくように。では、気をつけて帰れよ。」
ぞろぞろと生徒が立ち上がり、教室を出始める。
「俺たちは、あの厳ついののとこにいかないとな、ミナミ。」
「そうだね。早速いこうか。」
職員室にあの教室はいた。
「おお、来たか。今、来てもらったところで悪いが、お前たちの剣は少し曲者でな。まだ、メンテナンスが終わっておらん。明日の朝礼前に俺のところまできてくれ。」
「はあ…わかりました。では明日失礼します。」
突然ミナミが話し出した。
「なんかちょっとがっかりだねー。楽しみにしてたのに。」
「まあ、しょうがないだろ。明日の楽しみということにしておこう。」
明日の朝礼前に、俺はものすごいものを目の当たりにする。
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