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第一章
弁護士さんと対面
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無事に仕事が終わった。主任に弁護士を紹介して貰うべく、駅で待ち合わせをする。
「お待たせしてすみません」
「大丈夫だよ」
電車に乗って降りた先は、私の家の最寄り駅から数駅の所だった。
家から近い所にあって偶然に少し驚いてしまった。
駅を降りて徒歩15分の所に小さなビルがあり、階段で2階に上がって法律事務所と看板があった。
主任がドアの横にある呼び鈴を鳴らした。
ピンポーン
ガチャっと開けられた先にピシッとした短髪黒髪、神経質そうな見た目にメガネが相まってた。
主任と同じ位の背の高さの男性が現れた。
「いらっしゃい。どうぞ中へ」
怖い人かなと思ったが営業用だろうが笑顔を向けられて緊張が和らぐ
「失礼します。急にお邪魔して、すみません。芳賀さんと同じ会社に務めてます。木佐 優香と思うします。」
「いえ、どうせ。そこにいる男が勝手にしたことですから。私は、芳賀と学生時代の同級生で弁護士をしてます。岡崎 凛太郎と申します。」
お互いの名刺交換。
私には笑顔向け、主任には睨みを効かせてた。
「その通りだから、何も言えません」
両手を上げ、ヒラヒラと降参という態度の主任。
「甘い物が苦手でしたらすみません。私と主任、お気に入りのパウンドケーキです。ぜひ、食べてみてください」
手に持ってた紙袋から包装されたプレーンのパウンドケーキを手渡す。
「それ、うちの会社にあるカフェのパウンドケーキ。凄く美味しいんだよね」
「気を使わせてもらったみたいで申し訳ない。甘い物が好きなので、楽しみに食べさせて頂きます。」
「それは良かったです」
「奏太」
岡崎さんが主任の名を呼びながら、ポケットから取り出した物を、主任に投げ飛ばした。
「了解。木佐、俺は上で待機してる。終わったら声掛けてくれ」
「分かりました」
そう言って、部屋を出た
初対面で、初めての場所でもあり、どうすればいいか迷ってた所
「そこの椅子にどうぞおかけになってください」
促された椅子に座った。
机に温かいお茶を置かれ、向かいの椅子に岡崎さんは腰を掛けた
「それでは、今日はどのようなご要件でしょうか?」
「実は、婚約者が浮気をしてまして婚約破棄と慰謝料を請求したいと思ってます。でも、具体的にどうすればいいか分からないので、その相談をしに来ました。」
「私は離婚や婚約破棄などの依頼を引き受けることが多いので、安心してください。費用は......」
弁護士依頼の費用をわかりやすく、紙に纏めてあるのを利用しながら説明された。
結構な金額だなと思ったけど、来る前にこっそりとネットで調べた弁護費用と比較して、相場だった。
相場の料金で信頼する主任の知り合い。
自分には他の人のコネもないので改めて、依頼をお願いした。
「浮気による婚約破棄ですけど、証拠等はございますでしょうか?」
「はい。携帯で写真を撮ったり、録音したりしました」
岡崎さんに私が持ってる証拠を渡した。
「結構、綺麗に撮(録)れてますね」
♢
岡崎side
携帯にしては、写真はハッキリと二人の顔が写ってる。
録音した物もカフェ内だけあって雑音はあるが、2人の会話は十分と聞き取れる。
証拠として十分と使えるのだろう。
結婚前から木佐さんを不利で離婚する予定ならば、結婚詐欺としても慰謝料を取れそうだ。
木佐さんに話をしてみたら出来るだけ慰謝料を沢山、取れるようにお願いしますと言われた。
♢
確かに、詐欺だな...
同級生に長年の詐欺をかけられた....
笑えない状況だけど、笑えてきた。
岡崎さんは交際期間や交際のきっかけや婚約...プロポーズされた日や両親への挨拶。友人への告知。寿退社の予定であったのか。
相手の収入等の色々な事を聞いてきた。
「慰謝料は....相場で言いますとこれくらいは取れるかと思います。そして、そこから弁護費用を抜きますと....」
電卓に表示されてる金額は大きかった。
「こんなにも取れるのですか?」
「交際の時から長年の浮気に婚約。婚約時にも浮気で離婚前提だと、悪質な行為だと思われるのでこれくらいは取れるかと思います。更に、浮気相手にも別で請求出来ますよ....これくらい」
再度、電卓に数字を打っていき見せてもらったら、これも大金。
潤への請求額が下がってしまうが、合わせても浮気相手に請求しないより、した方がお金が手に入る。
あの二人からお金を出来るだけ取るのが私の復讐であろう。
「話を聞く限り、あちらには木佐さんが浮気の件を知らないですよね?」
「知らないと思います」
「相手に婚約破棄を知らせるのは、もう少し待ちましょう。証拠をもう少し、増やした方が確実です。キスの写真は1回きりで録音したものはごっこ遊びなんて、言い訳して逃げられないようにしましょう。」
「証拠ですか....」
岡崎さんのおすすめで、興信所を雇うことに決めた。
幸いな事に岡崎さんの伝で紹介してもらうことになった。
有難い事に、電話で呼び出して来てもらった。
「来てもらってありがとうございます」
岡崎さんが招き入れた。
私は頭を下げて挨拶を交わして、岡崎さんと同様で料金プランを提示された。
「2人のスケジュールが分かれば、ピンポイトに狙いますので料金を抑える事が出来ますよ!」
「実は今度の金曜日に出張だと言ってました。最近、忙しいと言ってるので、2人は会ってるかもしれません。」
出張と言われた。金曜日から土曜日と日曜日にお願いした。
興信所の人が去った後に、岡崎さんに言い忘れがあった事に思い出す。
「実は、その出張の日に潤と共通の友人とプチ同窓会するんです。潤が浮気してる事実を知ってる人が居るかもしれないので気になってしまって...。」
「同窓会ですか...。」
岡崎さんは眉間に少し皺を寄せて悩んでいた。
「少しリスクがあります。上手く立ち回る事が出来れば、有利な情報が得られるかもしれないですね。」
決定的な証拠がある状況だからこそと許可を貰えた。
注意事項やアドバイス等を貰った。
「では、次はいつにしましょうか?」
「丁度、一週間後に空いてます」
「では、来週月曜日に同じ時間で」
帰りは契約にサインし正式に依頼した。
「遅くなってしまい申し訳ございません」
「いえいえ。こちらこそ、夜遅くまですみませんでした」
「では、奏太を呼びますね」
「はい」
すっかりと話し込んでしまい、時間を確認し、3時間は経った事に気づいた。
「話は終わったのか?」
「あぁ。終わった」
「では、私はお暇します。今日はありがとうございました。主任も今日はありがとうございます。お待たせしてしまい申し訳ございません。」
「全然、大丈夫だから気にしないで。あ、りんた。今日はありがとな。今度、飲みにいこうぜ」
「連絡待ってる」
あれ?
「主任も帰られるのですね」
「まぁ」
岡崎さんに頭を下げて、ビルを後にした。
「家まで送るよ」
「え?大丈夫ですよ!ここから家が近いので」
「いや。それでも遅いし...」
「本当に家が近いんですよ。」
うーん。心配だなって顔に書いてある主任
「駅までならどうだ?」
私も主任も向かう場所は駅であるから、ここで別れてそれぞれで行くのも変だし居心地が良くない。
「ダメか?」
私より背が高くガタイのいい男性が子犬のような表情でお願いされる
ダメと言えなかった
「分かりました」
うわっ。うるうる子犬からパーっと華やいだ表情。尻尾が見えますよ
「そういえば。忘れる前に....はい」
主任に渡されたのは...プレゼント用にラッピングされた私の好きな、会社の中にあるカフェのフルーツパウンドケーキ。
「木佐と被っちまったけど、奢れなかった代わり」
「えぇ。ほんとに私と被りましたね」
私はそう言いながら、紙袋から主任の好きなチョコパウンドケーキを出して、渡す。
目を見開き驚く主任。
「ほんとに被ったな。やられた」
可笑しくなって、お互いに笑ってしまった
「主任はいつ買ったんですか?」
「ここに来る前の木佐を待ってる時」
なるほど
「木佐はお昼の時にかな」
「はい」
その後、好きなご飯やお菓子の話で盛り上がったら、私が住んでる最寄り駅の1個前になった。
「1人で大丈夫か?」
「心配しなくても近いので大丈夫ですよ」
「そっか。気をつけろよ」
「ありがとうございます」
最寄り駅に着く
電車を降りて、主任に会釈して改札を出た。
「お待たせしてすみません」
「大丈夫だよ」
電車に乗って降りた先は、私の家の最寄り駅から数駅の所だった。
家から近い所にあって偶然に少し驚いてしまった。
駅を降りて徒歩15分の所に小さなビルがあり、階段で2階に上がって法律事務所と看板があった。
主任がドアの横にある呼び鈴を鳴らした。
ピンポーン
ガチャっと開けられた先にピシッとした短髪黒髪、神経質そうな見た目にメガネが相まってた。
主任と同じ位の背の高さの男性が現れた。
「いらっしゃい。どうぞ中へ」
怖い人かなと思ったが営業用だろうが笑顔を向けられて緊張が和らぐ
「失礼します。急にお邪魔して、すみません。芳賀さんと同じ会社に務めてます。木佐 優香と思うします。」
「いえ、どうせ。そこにいる男が勝手にしたことですから。私は、芳賀と学生時代の同級生で弁護士をしてます。岡崎 凛太郎と申します。」
お互いの名刺交換。
私には笑顔向け、主任には睨みを効かせてた。
「その通りだから、何も言えません」
両手を上げ、ヒラヒラと降参という態度の主任。
「甘い物が苦手でしたらすみません。私と主任、お気に入りのパウンドケーキです。ぜひ、食べてみてください」
手に持ってた紙袋から包装されたプレーンのパウンドケーキを手渡す。
「それ、うちの会社にあるカフェのパウンドケーキ。凄く美味しいんだよね」
「気を使わせてもらったみたいで申し訳ない。甘い物が好きなので、楽しみに食べさせて頂きます。」
「それは良かったです」
「奏太」
岡崎さんが主任の名を呼びながら、ポケットから取り出した物を、主任に投げ飛ばした。
「了解。木佐、俺は上で待機してる。終わったら声掛けてくれ」
「分かりました」
そう言って、部屋を出た
初対面で、初めての場所でもあり、どうすればいいか迷ってた所
「そこの椅子にどうぞおかけになってください」
促された椅子に座った。
机に温かいお茶を置かれ、向かいの椅子に岡崎さんは腰を掛けた
「それでは、今日はどのようなご要件でしょうか?」
「実は、婚約者が浮気をしてまして婚約破棄と慰謝料を請求したいと思ってます。でも、具体的にどうすればいいか分からないので、その相談をしに来ました。」
「私は離婚や婚約破棄などの依頼を引き受けることが多いので、安心してください。費用は......」
弁護士依頼の費用をわかりやすく、紙に纏めてあるのを利用しながら説明された。
結構な金額だなと思ったけど、来る前にこっそりとネットで調べた弁護費用と比較して、相場だった。
相場の料金で信頼する主任の知り合い。
自分には他の人のコネもないので改めて、依頼をお願いした。
「浮気による婚約破棄ですけど、証拠等はございますでしょうか?」
「はい。携帯で写真を撮ったり、録音したりしました」
岡崎さんに私が持ってる証拠を渡した。
「結構、綺麗に撮(録)れてますね」
♢
岡崎side
携帯にしては、写真はハッキリと二人の顔が写ってる。
録音した物もカフェ内だけあって雑音はあるが、2人の会話は十分と聞き取れる。
証拠として十分と使えるのだろう。
結婚前から木佐さんを不利で離婚する予定ならば、結婚詐欺としても慰謝料を取れそうだ。
木佐さんに話をしてみたら出来るだけ慰謝料を沢山、取れるようにお願いしますと言われた。
♢
確かに、詐欺だな...
同級生に長年の詐欺をかけられた....
笑えない状況だけど、笑えてきた。
岡崎さんは交際期間や交際のきっかけや婚約...プロポーズされた日や両親への挨拶。友人への告知。寿退社の予定であったのか。
相手の収入等の色々な事を聞いてきた。
「慰謝料は....相場で言いますとこれくらいは取れるかと思います。そして、そこから弁護費用を抜きますと....」
電卓に表示されてる金額は大きかった。
「こんなにも取れるのですか?」
「交際の時から長年の浮気に婚約。婚約時にも浮気で離婚前提だと、悪質な行為だと思われるのでこれくらいは取れるかと思います。更に、浮気相手にも別で請求出来ますよ....これくらい」
再度、電卓に数字を打っていき見せてもらったら、これも大金。
潤への請求額が下がってしまうが、合わせても浮気相手に請求しないより、した方がお金が手に入る。
あの二人からお金を出来るだけ取るのが私の復讐であろう。
「話を聞く限り、あちらには木佐さんが浮気の件を知らないですよね?」
「知らないと思います」
「相手に婚約破棄を知らせるのは、もう少し待ちましょう。証拠をもう少し、増やした方が確実です。キスの写真は1回きりで録音したものはごっこ遊びなんて、言い訳して逃げられないようにしましょう。」
「証拠ですか....」
岡崎さんのおすすめで、興信所を雇うことに決めた。
幸いな事に岡崎さんの伝で紹介してもらうことになった。
有難い事に、電話で呼び出して来てもらった。
「来てもらってありがとうございます」
岡崎さんが招き入れた。
私は頭を下げて挨拶を交わして、岡崎さんと同様で料金プランを提示された。
「2人のスケジュールが分かれば、ピンポイトに狙いますので料金を抑える事が出来ますよ!」
「実は今度の金曜日に出張だと言ってました。最近、忙しいと言ってるので、2人は会ってるかもしれません。」
出張と言われた。金曜日から土曜日と日曜日にお願いした。
興信所の人が去った後に、岡崎さんに言い忘れがあった事に思い出す。
「実は、その出張の日に潤と共通の友人とプチ同窓会するんです。潤が浮気してる事実を知ってる人が居るかもしれないので気になってしまって...。」
「同窓会ですか...。」
岡崎さんは眉間に少し皺を寄せて悩んでいた。
「少しリスクがあります。上手く立ち回る事が出来れば、有利な情報が得られるかもしれないですね。」
決定的な証拠がある状況だからこそと許可を貰えた。
注意事項やアドバイス等を貰った。
「では、次はいつにしましょうか?」
「丁度、一週間後に空いてます」
「では、来週月曜日に同じ時間で」
帰りは契約にサインし正式に依頼した。
「遅くなってしまい申し訳ございません」
「いえいえ。こちらこそ、夜遅くまですみませんでした」
「では、奏太を呼びますね」
「はい」
すっかりと話し込んでしまい、時間を確認し、3時間は経った事に気づいた。
「話は終わったのか?」
「あぁ。終わった」
「では、私はお暇します。今日はありがとうございました。主任も今日はありがとうございます。お待たせしてしまい申し訳ございません。」
「全然、大丈夫だから気にしないで。あ、りんた。今日はありがとな。今度、飲みにいこうぜ」
「連絡待ってる」
あれ?
「主任も帰られるのですね」
「まぁ」
岡崎さんに頭を下げて、ビルを後にした。
「家まで送るよ」
「え?大丈夫ですよ!ここから家が近いので」
「いや。それでも遅いし...」
「本当に家が近いんですよ。」
うーん。心配だなって顔に書いてある主任
「駅までならどうだ?」
私も主任も向かう場所は駅であるから、ここで別れてそれぞれで行くのも変だし居心地が良くない。
「ダメか?」
私より背が高くガタイのいい男性が子犬のような表情でお願いされる
ダメと言えなかった
「分かりました」
うわっ。うるうる子犬からパーっと華やいだ表情。尻尾が見えますよ
「そういえば。忘れる前に....はい」
主任に渡されたのは...プレゼント用にラッピングされた私の好きな、会社の中にあるカフェのフルーツパウンドケーキ。
「木佐と被っちまったけど、奢れなかった代わり」
「えぇ。ほんとに私と被りましたね」
私はそう言いながら、紙袋から主任の好きなチョコパウンドケーキを出して、渡す。
目を見開き驚く主任。
「ほんとに被ったな。やられた」
可笑しくなって、お互いに笑ってしまった
「主任はいつ買ったんですか?」
「ここに来る前の木佐を待ってる時」
なるほど
「木佐はお昼の時にかな」
「はい」
その後、好きなご飯やお菓子の話で盛り上がったら、私が住んでる最寄り駅の1個前になった。
「1人で大丈夫か?」
「心配しなくても近いので大丈夫ですよ」
「そっか。気をつけろよ」
「ありがとうございます」
最寄り駅に着く
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