ある老人の残した日記帳

大神達磨

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一冊目××年~○○年まで約4年間20歳~24歳

××年 10月25日 親

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 今日は母がわざわざ隣町から来ていた。
 私が幻覚のようなものが見えるのは実は祖母と同じようにアヤカシ等が見えるということをことを祖母から聞いたらしい。
 泣きじゃくった母が(父さんと一緒のようにならないで)と言った。
 しばらく私は何の事だか分からなかった。
 母を引き剥がして事情を聞こうと思ったが、母がなにぶん強い力で引くもので、私は引き剥がせないでいた。
 数分後祖母がやって来て母をなだめてやっと手を離してくれた。
 (おい)と後ろから聞こえたので振り替えると祖父が手招きをしていた。
 私は祖父に付いていった。
 祖父は私を空き部屋に連れていった。
 祖父は部屋に入ると、畳を剥がし始めた。
 部屋の端の方の畳から部屋の中心に向かって四枚ほどめくると下から土嚢のような袋が入った袋が出てきた。
 祖父はその土嚢を一つ一つ丁寧にどかしていく。
 そうすると大きな板が有った。
 それもどけると下からはこじんまりとした部屋と言うのであろうか、深さは大人一人が余裕で入る大きさで、横は丁度畳四畳分の大きさの堀が出てきた。
 又部屋は机と棚が入っており、人があぐらをしてようやく入れるような感じであった。
 私は祖父に、これはなんだ?と質問をした。
 祖父は震える声で(お前の父の部屋だよ)と一こと言った。
 私は父は此処で何をしていたのと聞くと祖父は分からないと言った。
 そして続けて私に、お前の親父もお前と同じ、見る力を持っていたんだよと言われた。
 私は、それを聞いて立ちすくんだ。
 詳しい話は又明日にしよう、今日は言う気分じゃないと言われたのでそうすることにした。
 父のこと、又力のこと、まだ分からない事ばかりだが明日全ての事を聞こうと思う。
 


 今日は此処で筆を置こう、頭が混乱して話がまとまらない。
 
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