ある老人の残した日記帳

大神達磨

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一冊目××年~○○年まで約4年間20歳~24歳

××年 10月26日  メモ【父について】

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 今日は朝起きると祖父に呼び出された。
 居間に行くと祖父母と母が座っていた。
 父について話すことがあるからそこに座りなさいと言われ、私は座る。
  【此処からはメモとする。】
 ○父も祖母と私と同じように見えざるものが見えていたらしい。   
 ○父は両方の宗派に属した
 ○父は数年姿をくらましたが突然帰ってきた。【姿をくらますと言う言い方をしているが実際のところ東京の何処かにある施設に行くらしい】
 ○父は帰ってすぐにあの地下を作り上げたらしい。【祖父による推測】
 ○話によると母もその時会っていたらしいが別人のように痩せ細っていたらしい。
 ○父は外出はするが、何故か深く帽子をかぶり紺色のコートを着こんで外出していたらしい。
 ○部屋には誰もいれなかったが夜な夜な窓を開ける音がしたらしい。
 ○そして私が生まれた数日後突然車に乗って山に出掛た。その日山の近くの湖に父が乗っていた車が落ちていたそうだ、ただ死体は見つかっていないらしい。しかしなにぶん深い湖の底から引き上げられたのでどうやっても生きている筈は無かったそうだ。
 ○父の部屋に地下があるのに気づいたのは、父が亡くなって、約1年程たったある日泥棒が入り、その泥棒が少し浮いた畳を見てこの中に金目の物があるとふんで、開けたことにより発覚したらしい。。【泥棒は祖父が捕まえたそうだ】
 ○地下の書物や札は全て暗号化されていたり何処の文字か分からないものばかりであったそうだ。
 
 大体こんなものであろう。
 
 一通り話終えると祖父母一同は(貴方も見えなくなるようにしてもらいなさい。貴方は貴方らしい生活を送って)と言われた。
 話し合いが終わると私は自分の【祖父母に借りた部屋】に戻り、そのまま寝た。
 


 現在11時33分、決断しなくてはならない日まで後“2日”そう考えると恐くなってきた。
 恐ろしくて此の日記を書き始めて今でも震えが治まらない。
 今日は此処で筆を置こうと思う。

 
 

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