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主菜 ただいま営業中!
第54話 類が友を呼ぶ町
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へぼ領主による胸焼け過剰な接待から解放され、バリザードに帰ってきて仕事に追われているとあっという間に五月、夏真っ盛り。
夏至に向かってまだまだ日は長くなり気温も上がり続ける。パラディオンでは経験できない暑さだから、さすがにちょっと鬱陶しくはあるな。
ただ、お陰で氷菓の売り上げが信じられんほど伸びまくってる。冬に暖、夏に涼を求めるのは老若男女を問わず万国共通だからな、キンキンに冷やした飲み物と一緒にこの時期のウチの稼ぎ頭ってわけだ。
しかし戻ってきたときは少し驚いた。なんせいつの間にかメニューがひとつ増えてやがったんだからな。
そう、アンパンだ。
帰ってきた直後、息つく間もなくグストーが差し出してきたこのパンを、クレアは当然ながら気に入った(なにせクレア用の激甘カスタムだからな)。
どれくらい気に入ったかというと、久々に涙を流しながら雄叫びを上げて毎日それしか食わなくなったほどだ(なにせクレア用の以下略だからな)。
ただ、実をいうとおれも気に入っている。店で提供するぶんには甘さを抑えているし、この甘さが独特でクセになるんだ。こう、ついつい食べ続けてしまう奇妙な中毒性があるというか……海陽の食文化、おそるべしだ。
当初はフセッタス用の堅いパンに挟んで出そうとしたところ、サロの提案で柔らかくて丸い生地の中にあんこを詰めるという形に決まったらしい。こいつもこいつでさすがはグストーの一番弟子ってところだな。
そのうえ、だ。
あんこには二種類あるんだ……
粒あんと、こしあん。
手間を考えれば粒あんのほうがコストがいい。しかし、おれは断然こしあん派だ。あの少しざらっとした舌触りと口に含んだときに溶けるように形を変えていく食感がなんともいえない。粒あんは歯にくっつくのが難点だ。
しかしどちらも人気があり、従業員も客も粒あん派とこしあん派に分かれて討論するほどの人気メニューへと成り上がっていった。
もうひとつの驚いたことは、リエルに友人ができていたことだ。むしろこっちのほうが驚いた。
思えば昔からあいつが他人とつるんでいることろを見たことがなかったし、なによりその友人てのがえらく不細工だったんだ。
一言でいうと、爬虫類。
でもあいつらしい。
その容姿のせいで文字どおり血反吐を吐くほど苦労してきたやつだから、同じ苦しみを知る者同士、見た目に惑わされることなく互いの本質をわかり合えたんだろう。
ようやくリエルの本当の笑顔を見た気がする。
そういう意味では、おれには早い時期からゼルーグがいたからなあ……
友のありがたみを再確認しつつ、おれは今日のデスクワークを開始する。
今おれの頭を悩ませているのは、米問題だ。
本物の海陽料理を知るジョーと翁、そしてそれを知りたがっているグストーからの提案で、水米なる品種を輸入するか自家生産するかという二者択一を迫られているのだ。いや、諦めるを含めればみっつか。
ともかくおれはまずゾフォール商会に相談した。
むろん不可能とはいわなかったが、ほとんど出回っていない品種を仕入れるとなるとあまりにもコストがかかりすぎるといわれた。念のため穀物を専門に扱っている商会にも訊いてみたが、どこもコネはなく結論はゾフォールと同じ。
となると、翁の手を借りての自家生産……
土地は、まあ、なんとかなる。場所もあれば金もある。
ただ、そこまでして作るほどの需要があるか……?
米を使った料理自体は海陽以外にもあってユギラの故郷でも普通に米料理があったらしく、シンドゥカ米を使ったレシピは翁とユギラがいろいろ教えてくれた。
お陰で米料理自体は充実している。
おれにはシンドゥカ米でも充分に異国情緒を楽しめた。
わざわざ農場経営にまで手を出して作るほどの需要が、水米にあるだろうか?
それならまだ同時に提案されているサトウキビ畑のほうが納得できる。
そうやってサトウキビを作らせるためにわざわざ無理そうな提案も一緒に出してきた……と疑うのは、考えすぎか?
グストーのあの熱意を見るとなあ……
おれは机いっぱいに広げている資料と睨めっこしながら頭をかく。
すると、ドアがノックされた。
入ってきたのはリエルだ。
「ヴィンチ家のかたがたがお見えになりました」
「かたがた……?」
バリザードに戻ってきてすぐに領主から「上手くいった、楽しみに待たれよ」との手紙が届いたからそろそろだとは思っていたが……
「まさか、またあのへぼ領主が呼ばれもしないのに出しゃばってきたか?」
「ご領主もいらっしゃいますが、マッツォーリ男爵と他にもヴィンチ家のかたが一二名……」
「おいおい、なんだってそんな大所帯が……しかも、なんでここに?」
「シャルナどのが連れてこられまして」
あいつめ……
「さすがにそれだけの人数は入らない。もともとピリム絡みのことなんだ、あいつの店に案内してやれ。おれもすぐに行く」
「かしこまりました」
やれやれ。シャルナ一人であの面子を相手にするのは大変だろうからな、ひとつ貸しといてやるか。
「すみません、助けてください……」
のらねこ工房の入り口でおれを待っていたシャルナの第一声が、それだった。
「貸しだぞ」
「これでご勘弁を……」
そういって差し出したのは、『世界の窓』の第一巻。
さてはこいつ、このために今まで届けなかったな。
「まあいいだろう」
おれたちは意を決して中へ入った。
そして真っ先に目に飛び込んできたのは……
「美しい……!」
領主からの貢物であろうお菓子をむしゃむしゃ食べているクレアと、その手を取って涙ぐみながら跪く一人の男。
「ああ、なんという既視感……」
もう頭が痛い。
美しいものに目がないという話だったから嫌な予感はしてたんだ……
「この手はわが祖レオナのマ・ドンナより繊細で優しく、その肉体はわが祖ミケーレの聖母像より清楚で気高い……! そしてその顔は……! ああ! 美しさのあまり失明してしまいそうだ!」
頭上に手をかざしてのけ反るこの中年野郎が、噂のラファロ・ヴィンチらしい。赤い羽根つき帽子と赤いマントをまとう派手な装いとは裏腹に、顔立ちはさしたる特徴もないごく普通そうな男。強いて挙げるならシュデッタ人にしては顔の彫りが浅いぐらいか? 諸国を放浪する一家だというからきっといろんな血が混じってるんだろうな。歳は四十前と、領主より少し若いくらいだろう。
なんにせよ、こいつへの扱いはたった今決まった。
「おお、店長どの! 紹介しよう、彼がかの有名な『世界の窓』の作者、わがシュデッタが誇る芸術家一門当代一の天才画家ラファロ・ヴィンチだ!」
ラファロに対抗しているのかいつもより派手な格好をしている領主に紹介されるも、おれは手を差し出したりはしない。
「ルシエド・ウルフィスだ」
領主と同じ扱いで充分だ。
しかし……
「ほうほう……!」
おれの無礼など気にも留めないどころかやつ自身もまた無礼なことにおれの顔をまじまじと見つめ、全身をぐるりと舐め回すように観察しやがった。
「おや? その手にあるのは私の作品じゃあないか! いいともいいとも、遠慮することはない、サインくらいいくらでも書いて差し上げるとも!」
勝手に勘違いして本を取り上げ、カウンターにあったペンでサインを書いて押しつけやがった。わざわざ宛名まで書いてくれたはいいんだが、おれのスペル、間違ってるぞ……
「それでは改めて自己紹介をしよう! 私は美しいものをこよなく愛する放浪の画家、ラファロ・ヴィンチ。そしてこちらにいるのがわが従兄弟にしてパートナーの天才版画家ライモンド・ヴィンチだ」
謎の人物の一人は版画家だったか。
まあ納得だな。挿絵つきの本を出版する以上、絵は版画にしなければ量産できない。つまりラファロの名声を一般大衆のレベルにまで浸透させた一番の功労者ってわけだ。
「そしてこの十名はヴィンチ家の分家であるサリエリ家の者たちで、芸術を生業とするヴィンチ家に対し、サリエリ家は武術を専門としている。早い話がヴィンチ家専属の護衛部隊だ」
大仰なことだ、と呆れたらマッツォーリ男爵が偉そうに講釈を垂れ始めた。
「ヴィンチ家の人間はその才能ゆえに、昔から様々な者たちに狙われていた。とくに二代目であるレオナはそのあまりの天才ぶりのせいで幾度となく危険な目に遭っていたが本人はまるで無頓着でね、それを憂いた内縁の夫であったジャンが彼女を護るために自分と同じく芸術の才をもたない身内を集め、編み出し発展させたのが、サリエリ流総合護衛武術なのだよ」
「ふうん」
まあ……
確かに強そうではあるな。
しかしそこまでしなくちゃならんほどの芸術家一門が、パラディオンでは無名とは。おれが無知なだけか? まさか寒いのが嫌いとかいうわけでもないだろうに。
「いや、それにしてもやはりバリザードまでくるとこの暑気が心地よいな。トランゼの冬は寒すぎた!」
まさか本当に寒さが理由じゃないだろうな……
「さて、それでは本題に入ろうじゃないかね」
マッツォーリ男爵の目が、明らかにシャルナに向けて光った……
夏至に向かってまだまだ日は長くなり気温も上がり続ける。パラディオンでは経験できない暑さだから、さすがにちょっと鬱陶しくはあるな。
ただ、お陰で氷菓の売り上げが信じられんほど伸びまくってる。冬に暖、夏に涼を求めるのは老若男女を問わず万国共通だからな、キンキンに冷やした飲み物と一緒にこの時期のウチの稼ぎ頭ってわけだ。
しかし戻ってきたときは少し驚いた。なんせいつの間にかメニューがひとつ増えてやがったんだからな。
そう、アンパンだ。
帰ってきた直後、息つく間もなくグストーが差し出してきたこのパンを、クレアは当然ながら気に入った(なにせクレア用の激甘カスタムだからな)。
どれくらい気に入ったかというと、久々に涙を流しながら雄叫びを上げて毎日それしか食わなくなったほどだ(なにせクレア用の以下略だからな)。
ただ、実をいうとおれも気に入っている。店で提供するぶんには甘さを抑えているし、この甘さが独特でクセになるんだ。こう、ついつい食べ続けてしまう奇妙な中毒性があるというか……海陽の食文化、おそるべしだ。
当初はフセッタス用の堅いパンに挟んで出そうとしたところ、サロの提案で柔らかくて丸い生地の中にあんこを詰めるという形に決まったらしい。こいつもこいつでさすがはグストーの一番弟子ってところだな。
そのうえ、だ。
あんこには二種類あるんだ……
粒あんと、こしあん。
手間を考えれば粒あんのほうがコストがいい。しかし、おれは断然こしあん派だ。あの少しざらっとした舌触りと口に含んだときに溶けるように形を変えていく食感がなんともいえない。粒あんは歯にくっつくのが難点だ。
しかしどちらも人気があり、従業員も客も粒あん派とこしあん派に分かれて討論するほどの人気メニューへと成り上がっていった。
もうひとつの驚いたことは、リエルに友人ができていたことだ。むしろこっちのほうが驚いた。
思えば昔からあいつが他人とつるんでいることろを見たことがなかったし、なによりその友人てのがえらく不細工だったんだ。
一言でいうと、爬虫類。
でもあいつらしい。
その容姿のせいで文字どおり血反吐を吐くほど苦労してきたやつだから、同じ苦しみを知る者同士、見た目に惑わされることなく互いの本質をわかり合えたんだろう。
ようやくリエルの本当の笑顔を見た気がする。
そういう意味では、おれには早い時期からゼルーグがいたからなあ……
友のありがたみを再確認しつつ、おれは今日のデスクワークを開始する。
今おれの頭を悩ませているのは、米問題だ。
本物の海陽料理を知るジョーと翁、そしてそれを知りたがっているグストーからの提案で、水米なる品種を輸入するか自家生産するかという二者択一を迫られているのだ。いや、諦めるを含めればみっつか。
ともかくおれはまずゾフォール商会に相談した。
むろん不可能とはいわなかったが、ほとんど出回っていない品種を仕入れるとなるとあまりにもコストがかかりすぎるといわれた。念のため穀物を専門に扱っている商会にも訊いてみたが、どこもコネはなく結論はゾフォールと同じ。
となると、翁の手を借りての自家生産……
土地は、まあ、なんとかなる。場所もあれば金もある。
ただ、そこまでして作るほどの需要があるか……?
米を使った料理自体は海陽以外にもあってユギラの故郷でも普通に米料理があったらしく、シンドゥカ米を使ったレシピは翁とユギラがいろいろ教えてくれた。
お陰で米料理自体は充実している。
おれにはシンドゥカ米でも充分に異国情緒を楽しめた。
わざわざ農場経営にまで手を出して作るほどの需要が、水米にあるだろうか?
それならまだ同時に提案されているサトウキビ畑のほうが納得できる。
そうやってサトウキビを作らせるためにわざわざ無理そうな提案も一緒に出してきた……と疑うのは、考えすぎか?
グストーのあの熱意を見るとなあ……
おれは机いっぱいに広げている資料と睨めっこしながら頭をかく。
すると、ドアがノックされた。
入ってきたのはリエルだ。
「ヴィンチ家のかたがたがお見えになりました」
「かたがた……?」
バリザードに戻ってきてすぐに領主から「上手くいった、楽しみに待たれよ」との手紙が届いたからそろそろだとは思っていたが……
「まさか、またあのへぼ領主が呼ばれもしないのに出しゃばってきたか?」
「ご領主もいらっしゃいますが、マッツォーリ男爵と他にもヴィンチ家のかたが一二名……」
「おいおい、なんだってそんな大所帯が……しかも、なんでここに?」
「シャルナどのが連れてこられまして」
あいつめ……
「さすがにそれだけの人数は入らない。もともとピリム絡みのことなんだ、あいつの店に案内してやれ。おれもすぐに行く」
「かしこまりました」
やれやれ。シャルナ一人であの面子を相手にするのは大変だろうからな、ひとつ貸しといてやるか。
「すみません、助けてください……」
のらねこ工房の入り口でおれを待っていたシャルナの第一声が、それだった。
「貸しだぞ」
「これでご勘弁を……」
そういって差し出したのは、『世界の窓』の第一巻。
さてはこいつ、このために今まで届けなかったな。
「まあいいだろう」
おれたちは意を決して中へ入った。
そして真っ先に目に飛び込んできたのは……
「美しい……!」
領主からの貢物であろうお菓子をむしゃむしゃ食べているクレアと、その手を取って涙ぐみながら跪く一人の男。
「ああ、なんという既視感……」
もう頭が痛い。
美しいものに目がないという話だったから嫌な予感はしてたんだ……
「この手はわが祖レオナのマ・ドンナより繊細で優しく、その肉体はわが祖ミケーレの聖母像より清楚で気高い……! そしてその顔は……! ああ! 美しさのあまり失明してしまいそうだ!」
頭上に手をかざしてのけ反るこの中年野郎が、噂のラファロ・ヴィンチらしい。赤い羽根つき帽子と赤いマントをまとう派手な装いとは裏腹に、顔立ちはさしたる特徴もないごく普通そうな男。強いて挙げるならシュデッタ人にしては顔の彫りが浅いぐらいか? 諸国を放浪する一家だというからきっといろんな血が混じってるんだろうな。歳は四十前と、領主より少し若いくらいだろう。
なんにせよ、こいつへの扱いはたった今決まった。
「おお、店長どの! 紹介しよう、彼がかの有名な『世界の窓』の作者、わがシュデッタが誇る芸術家一門当代一の天才画家ラファロ・ヴィンチだ!」
ラファロに対抗しているのかいつもより派手な格好をしている領主に紹介されるも、おれは手を差し出したりはしない。
「ルシエド・ウルフィスだ」
領主と同じ扱いで充分だ。
しかし……
「ほうほう……!」
おれの無礼など気にも留めないどころかやつ自身もまた無礼なことにおれの顔をまじまじと見つめ、全身をぐるりと舐め回すように観察しやがった。
「おや? その手にあるのは私の作品じゃあないか! いいともいいとも、遠慮することはない、サインくらいいくらでも書いて差し上げるとも!」
勝手に勘違いして本を取り上げ、カウンターにあったペンでサインを書いて押しつけやがった。わざわざ宛名まで書いてくれたはいいんだが、おれのスペル、間違ってるぞ……
「それでは改めて自己紹介をしよう! 私は美しいものをこよなく愛する放浪の画家、ラファロ・ヴィンチ。そしてこちらにいるのがわが従兄弟にしてパートナーの天才版画家ライモンド・ヴィンチだ」
謎の人物の一人は版画家だったか。
まあ納得だな。挿絵つきの本を出版する以上、絵は版画にしなければ量産できない。つまりラファロの名声を一般大衆のレベルにまで浸透させた一番の功労者ってわけだ。
「そしてこの十名はヴィンチ家の分家であるサリエリ家の者たちで、芸術を生業とするヴィンチ家に対し、サリエリ家は武術を専門としている。早い話がヴィンチ家専属の護衛部隊だ」
大仰なことだ、と呆れたらマッツォーリ男爵が偉そうに講釈を垂れ始めた。
「ヴィンチ家の人間はその才能ゆえに、昔から様々な者たちに狙われていた。とくに二代目であるレオナはそのあまりの天才ぶりのせいで幾度となく危険な目に遭っていたが本人はまるで無頓着でね、それを憂いた内縁の夫であったジャンが彼女を護るために自分と同じく芸術の才をもたない身内を集め、編み出し発展させたのが、サリエリ流総合護衛武術なのだよ」
「ふうん」
まあ……
確かに強そうではあるな。
しかしそこまでしなくちゃならんほどの芸術家一門が、パラディオンでは無名とは。おれが無知なだけか? まさか寒いのが嫌いとかいうわけでもないだろうに。
「いや、それにしてもやはりバリザードまでくるとこの暑気が心地よいな。トランゼの冬は寒すぎた!」
まさか本当に寒さが理由じゃないだろうな……
「さて、それでは本題に入ろうじゃないかね」
マッツォーリ男爵の目が、明らかにシャルナに向けて光った……
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