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主菜 ただいま営業中!
第7話 そしてお局は奮起する
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私には忘れられない日が、またひとつ増えた。
あの日のことは、そう、まさに運命とでもいうべき出来事だったのだろう。
一晩中お部屋の前で番をし、日が昇りかけたころ先にお出になったルシエド卿をお見送りし、イクティノーラさまの様子を窺いにお部屋に入ると、あのかたは、ベッドの中でまだ着替えておられないお体をシーツで覆ったまま、熱い吐息まじりに仰ったのだ。
「アデール、私ね……初めて、男に抱かれたわ……」
むろん、初めてではない。
これまで幾度となくその美しいお体を醜い男どもの獣欲で穢されてきた。
それでも、いいや、だからこそか、イクティノーラさまにとって、ルシエド卿こそが初めての殿方だったのだ。
そのお顔のなんと満ち足りていることか……
そしてなんと弱々しく、可憐なことか……
このかたは昨夜ようやく、女になられたのだ。
他の誰のためでもない、自分自身のための、そしてただ一人の殿方のための、女に。
おそらく二度とあのイクティノーラさまには戻れまい。
だけど、きっとそれがいい。
己のすべてを委ね寄りかかろうと、揺らぐこともない頼もしい殿方に出会えたのなら、そのほうがいい。
それでいいのです、お嬢さま……
あの日から、もうひと月が経過した。
あの日以降三日ほど、お二人はまるで禁断の恋をする男女のように人目を忍んでは作戦会議を行うために顔を合わせられ、まとまったところで例の暗殺者が単独でエランドル王国へ向かった。
私が今イクティノーラさまのお部屋へ急いでいるのは、その結果を報せる手紙が届いたからだ。
差出人はファルネスの協力者。
暗殺者には国内の協力者たちに宛てた手紙を託しており、これから起こることと、起こったあとにどうすべきかの指示を記しておいた。
実は私は、既に作戦の成功を知っている。
なぜならこの返事を届けにきたのが、ウィラ・グルナイだったからだ。
当然真っ先に成否を尋ね、彼女は確かに首を縦に振ったから、成功の喜びを分かち合おうとお嬢さまのお部屋へ急いでいるのだ。
「お嬢さまっ!」
思わずノックも忘れてドアを開けてしまったが、お嬢さまも私の様子を見てお察しになった。
「返事が届いたのね!?」
「はい、早速読んでみましょう!」
お嬢さまは奪い取るように私から手紙を取り上げ、乱暴に封を割って中身を開いた。
そこには――
エランドル国王、狩猟中に家臣の謀反に遭い死亡。
謀反人、無実を訴えるもその場で斬り捨てられる。
その後、内紛に至り、ファルネス国内にてご指示どおりの形で武装蜂起せり――
との内容が!
「お嬢さま、エレオノーラお嬢さま……っ!」
「だめよ、アデール、ちゃんとイクティノーラと呼びなさい……!」
私たちはお互いの顔などまともに見えていなかった。
涙と歓喜で視界を歪ませながら、抱き合い、ただただ泣いた。
ついに、ようやく、叶ったのだ、十八年間の悲願が!
度重なる苦痛と苦悩、挫折と絶望を味わわされながら、そのたびにほうほうのていで立ち上がり、乗り越え、最後の最後でルシエド卿という強大な障害に阻まれながらも、恐ろしくもお優しい卿のご助力のお陰で、われわれはついに、成し遂げたのだ!
ようやく私たちは、私たちの人生を取り戻したのだ……!
……ことの顛末はこうだ。
エランドル王が毎月必ず一回は狩猟をするために王宮を出ることはわれわれも知るところだったが、そこへ影に潜り込めるウィラ・グルナイを放ち、暗殺する。
ただし、彼女が直接手を下すのではなく、隙を突いて側近の一人の自由を奪い、王を射殺させる。
それだけで彼女は再び影に潜り、現場を脱出。
あとには王の死体と王殺しに仕立て上げられた側近、そしてそれを誅殺する忠臣たちが残る。
そうすると謀反人にされた者の一族が黙っていない。それゆえに内紛となり、その機に乗じてファルネス国内に駐留するエランドル軍を襲い、放逐……
ルシエド卿が最も考え抜かれたのが、この武装蜂起だった。
彼は当初、蜂起には反対された。これ以上血を流す必要はないと。
しかし国内情勢からしてそれが不可能だと理解すると、極力刃を交えない方法で戦うよう指示された。
あえて退路を残したまま半端に包囲し、逃げ出せば逃げるに任せ、国境を越えればそこで追撃を終えるように、と。
まだそこまでの段階には至っていないようだが、国内の協力者はもともとそれなりの地位にあった武人だし、卿の考えうるすべての事態を想定した作戦書もあるので問題ないだろう。
それに協力者を介して生き残っていた王族にも話をとおしてある。
血筋としては処刑を免れるほどの傍流なうえまだお若いが、今後はそのかたを旗印としてファルネス王国再建を目指す方向で固まっている。
ルシエド卿も「なにかあったらおれにいえ」と今後も協力してくださるようだから、われわれとしては一安心だ。
ああ、それにしても……
これは幸運といっていいのだろうか……?
これまでのことを思えばとてもそんな気持ちにはなれないのだが、ルシエド卿との出会いは、われわれにとって、ファルネスの民にとって、やはり幸運と呼ぶべき出会いだったのだろうか……
私もお嬢さまも、あのかたの素性は既に承知している。
それは、私たちがなにより驚いたことだった。
まさに、ありえない出会い……
そう、常識的に考えれば、絶対にありえない形でわれわれは出会ったのだ。
口外など口が裂けてもできるはずがない。
だけど、だからこそ、私たちは納得したのだ。
そして、お嬢さまは恋に落ちた……
お嬢さまにとっては運命のお相手。
ええ、お嬢さま、お任せください。
これからは私アデール・ルセット、お嬢さまとルシエドさまの仲を取り持つことに生涯を捧げますとも!
奥方のクレアさま?
問題外です!
正式に結婚しているわけでもないヴァンパイアなど私が全力で排除しますので、どうぞお心のままに!
あの日のことは、そう、まさに運命とでもいうべき出来事だったのだろう。
一晩中お部屋の前で番をし、日が昇りかけたころ先にお出になったルシエド卿をお見送りし、イクティノーラさまの様子を窺いにお部屋に入ると、あのかたは、ベッドの中でまだ着替えておられないお体をシーツで覆ったまま、熱い吐息まじりに仰ったのだ。
「アデール、私ね……初めて、男に抱かれたわ……」
むろん、初めてではない。
これまで幾度となくその美しいお体を醜い男どもの獣欲で穢されてきた。
それでも、いいや、だからこそか、イクティノーラさまにとって、ルシエド卿こそが初めての殿方だったのだ。
そのお顔のなんと満ち足りていることか……
そしてなんと弱々しく、可憐なことか……
このかたは昨夜ようやく、女になられたのだ。
他の誰のためでもない、自分自身のための、そしてただ一人の殿方のための、女に。
おそらく二度とあのイクティノーラさまには戻れまい。
だけど、きっとそれがいい。
己のすべてを委ね寄りかかろうと、揺らぐこともない頼もしい殿方に出会えたのなら、そのほうがいい。
それでいいのです、お嬢さま……
あの日から、もうひと月が経過した。
あの日以降三日ほど、お二人はまるで禁断の恋をする男女のように人目を忍んでは作戦会議を行うために顔を合わせられ、まとまったところで例の暗殺者が単独でエランドル王国へ向かった。
私が今イクティノーラさまのお部屋へ急いでいるのは、その結果を報せる手紙が届いたからだ。
差出人はファルネスの協力者。
暗殺者には国内の協力者たちに宛てた手紙を託しており、これから起こることと、起こったあとにどうすべきかの指示を記しておいた。
実は私は、既に作戦の成功を知っている。
なぜならこの返事を届けにきたのが、ウィラ・グルナイだったからだ。
当然真っ先に成否を尋ね、彼女は確かに首を縦に振ったから、成功の喜びを分かち合おうとお嬢さまのお部屋へ急いでいるのだ。
「お嬢さまっ!」
思わずノックも忘れてドアを開けてしまったが、お嬢さまも私の様子を見てお察しになった。
「返事が届いたのね!?」
「はい、早速読んでみましょう!」
お嬢さまは奪い取るように私から手紙を取り上げ、乱暴に封を割って中身を開いた。
そこには――
エランドル国王、狩猟中に家臣の謀反に遭い死亡。
謀反人、無実を訴えるもその場で斬り捨てられる。
その後、内紛に至り、ファルネス国内にてご指示どおりの形で武装蜂起せり――
との内容が!
「お嬢さま、エレオノーラお嬢さま……っ!」
「だめよ、アデール、ちゃんとイクティノーラと呼びなさい……!」
私たちはお互いの顔などまともに見えていなかった。
涙と歓喜で視界を歪ませながら、抱き合い、ただただ泣いた。
ついに、ようやく、叶ったのだ、十八年間の悲願が!
度重なる苦痛と苦悩、挫折と絶望を味わわされながら、そのたびにほうほうのていで立ち上がり、乗り越え、最後の最後でルシエド卿という強大な障害に阻まれながらも、恐ろしくもお優しい卿のご助力のお陰で、われわれはついに、成し遂げたのだ!
ようやく私たちは、私たちの人生を取り戻したのだ……!
……ことの顛末はこうだ。
エランドル王が毎月必ず一回は狩猟をするために王宮を出ることはわれわれも知るところだったが、そこへ影に潜り込めるウィラ・グルナイを放ち、暗殺する。
ただし、彼女が直接手を下すのではなく、隙を突いて側近の一人の自由を奪い、王を射殺させる。
それだけで彼女は再び影に潜り、現場を脱出。
あとには王の死体と王殺しに仕立て上げられた側近、そしてそれを誅殺する忠臣たちが残る。
そうすると謀反人にされた者の一族が黙っていない。それゆえに内紛となり、その機に乗じてファルネス国内に駐留するエランドル軍を襲い、放逐……
ルシエド卿が最も考え抜かれたのが、この武装蜂起だった。
彼は当初、蜂起には反対された。これ以上血を流す必要はないと。
しかし国内情勢からしてそれが不可能だと理解すると、極力刃を交えない方法で戦うよう指示された。
あえて退路を残したまま半端に包囲し、逃げ出せば逃げるに任せ、国境を越えればそこで追撃を終えるように、と。
まだそこまでの段階には至っていないようだが、国内の協力者はもともとそれなりの地位にあった武人だし、卿の考えうるすべての事態を想定した作戦書もあるので問題ないだろう。
それに協力者を介して生き残っていた王族にも話をとおしてある。
血筋としては処刑を免れるほどの傍流なうえまだお若いが、今後はそのかたを旗印としてファルネス王国再建を目指す方向で固まっている。
ルシエド卿も「なにかあったらおれにいえ」と今後も協力してくださるようだから、われわれとしては一安心だ。
ああ、それにしても……
これは幸運といっていいのだろうか……?
これまでのことを思えばとてもそんな気持ちにはなれないのだが、ルシエド卿との出会いは、われわれにとって、ファルネスの民にとって、やはり幸運と呼ぶべき出会いだったのだろうか……
私もお嬢さまも、あのかたの素性は既に承知している。
それは、私たちがなにより驚いたことだった。
まさに、ありえない出会い……
そう、常識的に考えれば、絶対にありえない形でわれわれは出会ったのだ。
口外など口が裂けてもできるはずがない。
だけど、だからこそ、私たちは納得したのだ。
そして、お嬢さまは恋に落ちた……
お嬢さまにとっては運命のお相手。
ええ、お嬢さま、お任せください。
これからは私アデール・ルセット、お嬢さまとルシエドさまの仲を取り持つことに生涯を捧げますとも!
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