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第30話 クラーケン
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「とってもいい部屋ね。大きなバルコニー付きで、景色も最高だわ。
ほとんど揺れないし……ここが船の中だなんて、信じられないくらい快適ね」
「王家所有の船と同じくらい大きくて、立派な船だよね」
「さすが豪華客船って言うだけのことはあるわ。
でも、わざわざ船に乗ってまでスーリアへ行く理由は何?
遠回りよね……護衛を撒くため?」
「スーリアに、那岐神影流という、剣の道場の本山があるんだ。
そこを訪ねてみたくてね」
「あ……貴方のファミリーネームの“ナギ”、
どこかで聞いたことがある気がしてたけど……それね。
那岐神影流。貴方と、どういう関係なの?」
「分かんない。だから調べに行くんだよ。
理由はないけど……どうしても行かなきゃいけない気がするんだ」
「偶然でつく名前じゃないものね」
「食事も美味しいわね?
王都の一流レストランにも引けを取らないレベルかも?」
「ビュッフェスタイルって言うんだろ?
好きなもの好きなだけ食べられるし、最高だよね」
「久しぶりに、のんびり出来そうだよな?
せっかくだから、しっかり身体を休ませないとな」
〝ドガシャ~ン!〟
突如、船全体を揺るがす衝撃。
テーブルが派手な音を立ててひっくり返った。
「何事かしら?」
「〝のんびり出来そう〟って、言ったそばからこれか……」
〝ドガシャン!〟〝ドシャ~ン!〟
「うわ……またか?何が起きてる?」
「リック!窓の外を見て……何あれ?吸盤のついた足……
蛸かイカかしら?それにしてはあまりにも大きすぎるけど?」
「でかいな……太さも3m以上ありそうだ」
デッキに出る、颯斗とエレーナ。
「あれって、クラーケンってやつじゃないか?」
「超巨大なイカ?蛸かしら……とんでもない魔物ね?」
「魔物? ギルマスのヘザーさんは、
水の精霊の上位種で海底神殿を守ってる……とか言ってたけど……
どう見てもあれは、災害級の魔物にしか見えないよな」
「私も精霊には見えないかな……上を船が通っただけで襲ってくるなんて……」
「そこの貴方達、危ないわよ?なに呑気にお話ししているの?
すぐに逃げなさい」
「確か火に弱いんだっけ?そんじゃあ、焼きイカにしてやろうかな?」
「火は駄目よ。足が船に巻き付いているから、燃え移ったら沈没するわよ?」
「……どうして?貴方達あれが怖くないの?
もう知らないわよ……私は逃げるわよ!」
「あのおばさん、どこに逃げるのかしら?」
「さあ?海の上だし逃げるとこなんてないよな……」
「お客さん!お客さん!危険ですから、部屋に避難していて下さい」
「部屋?そんなとこに逃げてもな……って誰?」
「船長のリチャードです。なんとかしますからお逃げ下さい」
「何とかするって……どうやって?
船体が、足で締められてギシギシいってますよ?
このままじゃ、破壊されて沈没しますよ?」
「戦う装備でもあれば……」
「ハハハ……豪華客船にそんなものないよな。
俺が、やってみますよ」
「「どうやって」」
「そうだな……まずは電気ショックを与えて、
船から離れたところを、弱点と言われている火で攻撃……
最後は……」
「「最後は?」」
「醤油をかけて食べてみるかな?船長、醤油あります?」
「何です?醤油って?って、ふざけてる場合では……」
「あ、この人多分本気です。S級冒険者のリクトって聞いたことありません?」
「こ……この方が?もちろん存じております。
この国で知らない者は……この国……あ……貴方様は……
エ、エレーナ王女様ですか?」
〝雷撃〟
「アガガガガ……ギャ~痺れる~!自分まで痺れちゃった……失敗……
みんな大丈夫だったかな?何でだ~
あ、このデッキ、床が濡れてるから……それでか?船内は平気だな……多分。
げっ……こいつ離れてない……もっと強いのを……俺は……空中に浮いて……」
〝雷嵐〟
〝アンギャ~~ス……〟
電撃に痺れ、船体から足を離すクラーケン。
「よっしゃ~今だ!」
〝業火~!〟
イカが焼けた香ばしい匂いがしてきた。
「エレーナ!醤油!」
「だからそんなのないって……」
「で・す・よ・ね~ 仕方ない……海水の塩で……」
〝バクッ!〟
「あっ、あの人まじで噛みついた……」
〝ペッペッペッ……〟
「まずっ……食えたもんじゃね~良い香りだったのに……
魔石だけもらっとくか……」
〝ザンッ!〟
頭を両断すると大きな魔石が転がり 出てきた。
「でかっ!しかもめちゃくちゃ綺麗~じゃね~か?」
〝〝〝〝ワァァァァァ~~!!〟〟〟〟
客室のあちこちから歓声が上がった。
「リクト殿」
「あっ、船長。船の損傷はどうですか?」
「沈んでないのが不思議なくらいです……
このままでは、先に進めないでしょう……
それより何より、大変助かりました。ありがとうございます」
船長リチャードは深々と頭を下げた。
その背後では、乗組員たちが慌ただしく船体の被害状況を確認している。
「海上で、修繕出来るのですか?」
「錨も沈んでしまって……このままでは潮に流されてしまいます。
修理するしかないのですが、材料も道具もありませんので、
伝書バードを飛ばして、修繕船を呼ぶしかありません」
「何日ほど掛かるのですか?」
「海上では簡易な修繕しか出来ませんが、
それでも少なくとも5日は掛かるかと……」
「エレーナ。クラーケンは、水の精霊の上位種だって伝説があって、
海の海底神殿の守りだと言われているんだよな?」
「それ、貴方が言ったんじゃない?
海底神殿……ああ、潜りたいってことね?」
「……何故分かった?特殊能力か……」
「貴方単純だもの。迷宮があるかもしれなくて、
ここからしばらく動けないのなら、そう言うに決まっているわ。
でも私は行かないわよ?」
「へ~珍しい……絶対一緒に行くって言うと思ったけど?」
「私泳げないもの……」
「そうだったのか……
どうやって止めようか考えていたんだけど……」
「でも、海中なんでしょ?息出来ないわよ?どうするつもりなの?」
「海底神殿の中は、水がないらしいよ」
「何情報よ?」
「噂……」
「もう……本当かどうかも分からないじゃない……
そもそも、深さもわからないし、どうやってそこまで行くのよ?」
「この辺の水深は300m位だって、船長が言ってた」
「それって、下まで行ったら水圧凄いんじゃない?大丈夫なの?」
「これだけ鍛えてるんだから、平気だよ。
それにいざとなったら、転移で戻れるから…
後これ、〝ジャジャ~ン!〟水中で息をするためのマスク型魔道具。
水中で作業するために開発されたものらしい。
1時間位なら息が出来るんだって。船長が、貸してくれた」
「水の中なんて、経験ないんだから、やめといた方がいいよ……
って言っても、貴方が聞くわけないか?」
「ああ、海底神殿には、行く必要がある気がする」
「どうして?」
「夢かなんかわからないけど、
女神様らしい人が海底神殿に行けって言ってたんだよね」
「ところで、リック……神殿の守りを倒しちゃったけど……
それ、大丈夫なの?」
「それな?………………襲われたんで、仕方なかったと言う事で……」
ほとんど揺れないし……ここが船の中だなんて、信じられないくらい快適ね」
「王家所有の船と同じくらい大きくて、立派な船だよね」
「さすが豪華客船って言うだけのことはあるわ。
でも、わざわざ船に乗ってまでスーリアへ行く理由は何?
遠回りよね……護衛を撒くため?」
「スーリアに、那岐神影流という、剣の道場の本山があるんだ。
そこを訪ねてみたくてね」
「あ……貴方のファミリーネームの“ナギ”、
どこかで聞いたことがある気がしてたけど……それね。
那岐神影流。貴方と、どういう関係なの?」
「分かんない。だから調べに行くんだよ。
理由はないけど……どうしても行かなきゃいけない気がするんだ」
「偶然でつく名前じゃないものね」
「食事も美味しいわね?
王都の一流レストランにも引けを取らないレベルかも?」
「ビュッフェスタイルって言うんだろ?
好きなもの好きなだけ食べられるし、最高だよね」
「久しぶりに、のんびり出来そうだよな?
せっかくだから、しっかり身体を休ませないとな」
〝ドガシャ~ン!〟
突如、船全体を揺るがす衝撃。
テーブルが派手な音を立ててひっくり返った。
「何事かしら?」
「〝のんびり出来そう〟って、言ったそばからこれか……」
〝ドガシャン!〟〝ドシャ~ン!〟
「うわ……またか?何が起きてる?」
「リック!窓の外を見て……何あれ?吸盤のついた足……
蛸かイカかしら?それにしてはあまりにも大きすぎるけど?」
「でかいな……太さも3m以上ありそうだ」
デッキに出る、颯斗とエレーナ。
「あれって、クラーケンってやつじゃないか?」
「超巨大なイカ?蛸かしら……とんでもない魔物ね?」
「魔物? ギルマスのヘザーさんは、
水の精霊の上位種で海底神殿を守ってる……とか言ってたけど……
どう見てもあれは、災害級の魔物にしか見えないよな」
「私も精霊には見えないかな……上を船が通っただけで襲ってくるなんて……」
「そこの貴方達、危ないわよ?なに呑気にお話ししているの?
すぐに逃げなさい」
「確か火に弱いんだっけ?そんじゃあ、焼きイカにしてやろうかな?」
「火は駄目よ。足が船に巻き付いているから、燃え移ったら沈没するわよ?」
「……どうして?貴方達あれが怖くないの?
もう知らないわよ……私は逃げるわよ!」
「あのおばさん、どこに逃げるのかしら?」
「さあ?海の上だし逃げるとこなんてないよな……」
「お客さん!お客さん!危険ですから、部屋に避難していて下さい」
「部屋?そんなとこに逃げてもな……って誰?」
「船長のリチャードです。なんとかしますからお逃げ下さい」
「何とかするって……どうやって?
船体が、足で締められてギシギシいってますよ?
このままじゃ、破壊されて沈没しますよ?」
「戦う装備でもあれば……」
「ハハハ……豪華客船にそんなものないよな。
俺が、やってみますよ」
「「どうやって」」
「そうだな……まずは電気ショックを与えて、
船から離れたところを、弱点と言われている火で攻撃……
最後は……」
「「最後は?」」
「醤油をかけて食べてみるかな?船長、醤油あります?」
「何です?醤油って?って、ふざけてる場合では……」
「あ、この人多分本気です。S級冒険者のリクトって聞いたことありません?」
「こ……この方が?もちろん存じております。
この国で知らない者は……この国……あ……貴方様は……
エ、エレーナ王女様ですか?」
〝雷撃〟
「アガガガガ……ギャ~痺れる~!自分まで痺れちゃった……失敗……
みんな大丈夫だったかな?何でだ~
あ、このデッキ、床が濡れてるから……それでか?船内は平気だな……多分。
げっ……こいつ離れてない……もっと強いのを……俺は……空中に浮いて……」
〝雷嵐〟
〝アンギャ~~ス……〟
電撃に痺れ、船体から足を離すクラーケン。
「よっしゃ~今だ!」
〝業火~!〟
イカが焼けた香ばしい匂いがしてきた。
「エレーナ!醤油!」
「だからそんなのないって……」
「で・す・よ・ね~ 仕方ない……海水の塩で……」
〝バクッ!〟
「あっ、あの人まじで噛みついた……」
〝ペッペッペッ……〟
「まずっ……食えたもんじゃね~良い香りだったのに……
魔石だけもらっとくか……」
〝ザンッ!〟
頭を両断すると大きな魔石が転がり 出てきた。
「でかっ!しかもめちゃくちゃ綺麗~じゃね~か?」
〝〝〝〝ワァァァァァ~~!!〟〟〟〟
客室のあちこちから歓声が上がった。
「リクト殿」
「あっ、船長。船の損傷はどうですか?」
「沈んでないのが不思議なくらいです……
このままでは、先に進めないでしょう……
それより何より、大変助かりました。ありがとうございます」
船長リチャードは深々と頭を下げた。
その背後では、乗組員たちが慌ただしく船体の被害状況を確認している。
「海上で、修繕出来るのですか?」
「錨も沈んでしまって……このままでは潮に流されてしまいます。
修理するしかないのですが、材料も道具もありませんので、
伝書バードを飛ばして、修繕船を呼ぶしかありません」
「何日ほど掛かるのですか?」
「海上では簡易な修繕しか出来ませんが、
それでも少なくとも5日は掛かるかと……」
「エレーナ。クラーケンは、水の精霊の上位種だって伝説があって、
海の海底神殿の守りだと言われているんだよな?」
「それ、貴方が言ったんじゃない?
海底神殿……ああ、潜りたいってことね?」
「……何故分かった?特殊能力か……」
「貴方単純だもの。迷宮があるかもしれなくて、
ここからしばらく動けないのなら、そう言うに決まっているわ。
でも私は行かないわよ?」
「へ~珍しい……絶対一緒に行くって言うと思ったけど?」
「私泳げないもの……」
「そうだったのか……
どうやって止めようか考えていたんだけど……」
「でも、海中なんでしょ?息出来ないわよ?どうするつもりなの?」
「海底神殿の中は、水がないらしいよ」
「何情報よ?」
「噂……」
「もう……本当かどうかも分からないじゃない……
そもそも、深さもわからないし、どうやってそこまで行くのよ?」
「この辺の水深は300m位だって、船長が言ってた」
「それって、下まで行ったら水圧凄いんじゃない?大丈夫なの?」
「これだけ鍛えてるんだから、平気だよ。
それにいざとなったら、転移で戻れるから…
後これ、〝ジャジャ~ン!〟水中で息をするためのマスク型魔道具。
水中で作業するために開発されたものらしい。
1時間位なら息が出来るんだって。船長が、貸してくれた」
「水の中なんて、経験ないんだから、やめといた方がいいよ……
って言っても、貴方が聞くわけないか?」
「ああ、海底神殿には、行く必要がある気がする」
「どうして?」
「夢かなんかわからないけど、
女神様らしい人が海底神殿に行けって言ってたんだよね」
「ところで、リック……神殿の守りを倒しちゃったけど……
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「それな?………………襲われたんで、仕方なかったと言う事で……」
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