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第十二話 正直
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「優奈と違って、俺は夢とか希望みたいなものを持ってない。だから……なんて言葉を求めているか、わからない」
俺は新しいタバコに火をつけ、台所の上を滑らせて優奈のほうに送る。
「……借金のせい?」
そう言って優奈もタバコに火をつける。
「かもな。……ガキの頃、親父が出ていって、お袋は『夜遊び』するようになった。……まぁ、大人に使う言葉じゃねぇけど」
2人分の煙が部屋に充満してきたので、玄関横の小窓を開けることにした。
外はなんの気配もなく、静寂に包まれている。
――他の参加者は今どうしているのだろうか。
《鳥居》を見つけて以降、ミリカ以外見かけていないことを思い出した。
「それで、……借金を?」
「いや、実は詳しくはわからん」
「……え?そんなことってある?」
「高校んとき、怪しい奴らが夜中に来て『お前のお袋が飛んだ。テメーが借金を代わりに払え』って脅しに来た」
「……まじ?」
外を見ても、『ジャングル』みたいに鬱蒼と育った木々で月の光が入らない。
「そいつらの属する《組織》の下っ端が《佐々木》でさ、取り立てについて来てたんだよ。今でもあの時のクソみたいなニヤケ面を覚えてる」
「……元々知り合いなの?」
「ああ、中学の同級生だ。……今も昔も、最悪な関係だがな」
優奈も《バイト》関係で知っているのか、佐々木について聞いてこない。
「そんな感じで、ずっと働いては借金の返済に充てて……を、繰り返してきた。額が額だから、たぶんこれからもずっと」
「……い、いくらくらいなの?」
「はぁ……、聞くかそれ?」
思わず呆れてしまい、大きなため息をついてしまった。優奈は、小さく『ごめん』と呟いて黙る。
「……まぁそんな人生だから、俺にはお前の『苦労とか辛さ』みたいなもんは理解できない。――けど『ここ』でペアになったのが優奈で良かったなって思うよ」
実際、彼女には何度も俺の暴走を止められた。
「優奈が止めてくれなかったら、俺は今頃――」
どうなっていたのだろう?
ミリカはまだピクリとも動かない。
もしあの《影》に飲み込まれたら、こんなもんじゃ済まなかったかも……?
「……でも、ミリカを救ったのはマチダじゃん。私だったら、……自分可愛さに、見捨ててた……」
優奈の放つ言葉は、その見た目から反してずっと重苦しい。いや、もしかしたらコッチが本当の彼女なのかもしれない。
《アイドルの優奈》ではなく、1人の人間としての本来の姿。
「でも、優奈があの時止めてくれたから、俺は今生きてて、ミリカを助けられたとも言えるだろ?」
「……あの時?」
あれ以降、《怪異》がいくつも襲いかかってきた。
もう、遠い昔の話ようだ。
「ああ、最上階で撮影してた時、《団地の怪物》が、叫び声をあげたろ?あの時――」
「――ああそうだ!そう!あの時もいきなり飛び出そうとして!」
「そう、優奈に止められた。だから――今も生きてる」
ああそうか。
今になってなんとなくわかった。
「――それにキレてんのか?」
「……」
優奈は何も言わない。
「俺が、優奈の制止を聞かずに飛び出して、『自分のことを大切にしない』からキレてんだ。……なるほど、そうだよな――」
――俺が誰かを助けようと、無鉄砲に飛び出すたび、それを静止しようとする優奈は『すぐに誰かを見捨てるやつ』みたいになってしまう。
「ごめん。嫌な役やらせて――」
――言って気づいた。
俺がこの言葉を優奈に伝えるのは2度目だ。
だけど、さっきよりも本心からそう思う。
「……ちっ、《怪異》に何度も遭遇して、成長したなんて思ってたけど、俺は別に……人としては全く成長できてなかったんだな」
灰皿がわりのペットボトルに、タバコを入れながら独り言をもらす。
――はぁ、全く……情けない話だ。
「……それもだけどさ。っ、あー!……絶対『イカれてる』って……思われんだろうなぁ」
優奈は顔を両手で覆いながら、体を丸めて座り込み、天井を仰ぐ。
「ミリカが嫌いってワケじゃない……。そうじゃないんだけどっ……、アンタが必死になって助けようとしてるのが……、ミリカだって、わかった時……私は――」
優奈は息継ぎを忘れたように一気に吐き出し、深く息を吸い込んで、深呼吸をした。
「ふぅ……。私は『ああ、ミリカが助かっちゃう』って思った。思っちゃった。……それは私の中の悪い部分が、――ううん、違う。もう、言い訳しない」
俺が何を言うでもなく優奈は落ち着き、冷静な語り口になった。
「私は、……もう、何年もアイドルとして伸び悩んでて、ミリカは……邪魔だった。そのミリカが助かって……それを……素直に喜べない自分に……、イラついて……。マチダに、……八つ当たりした」
ゴメン。
優奈は小さく、蚊の鳴くような声で謝った。
「……八つ当たりじゃねえよ。ちゃんと『生きて帰る』って目標のために止めてくれてたのに、それを無視した俺が悪いんだ。だから謝るなよ」
『生きて帰る』。
そうだな。今更だけど、それが一番大事なはずだ。
でも、……その為に誰かを見捨てることになったら?
「……あー、……ホントいやになる。可愛い後輩が助かって、それを素直に喜べない私って、ホントいやだ……。私が人気ないのは、私のせいなのに……」
「……それ、なんでなんだろうな?アイドルのことはわかんねぇけどさ、優奈だって十分すぎるほどに可愛いはずなんだけどな」
ウケるキャラみたいなのが明確にあるのだろうか?
それとも歌唱力?ダンスの上手い下手?
とくに気にせず生きてきたから、まるで分からん。
「ねぇ……」
優奈はようやく顔を上げた。
「もう一回言って」
「……は?なにを?」
「『俺バカだからわかんねぇけどよ』の、後に言ったこと!もう一回言ってよ!」
「……そんなこと言ってねぇよ」
「いいから!」
なに急にテンションあげたんだコイツ。
……なんて言ったかな。
「あー、確か……優奈だって十分すぎるほどに可愛い――」
「それッ!!いいね。自己肯定感がすごく高まる!」
なんだコイツ。
「もう一回言って」
「……ドン引きだよ」
「はぁ?こういうのって凄い大事なんですけど?」
「あの、……その声、……優奈先輩ですか?」
今まさに目を覚ました、と言わんばかりに目を擦りながら、ミリカが上体を起こした。
別に、なにかが際立っておかしなわけじゃない。至って普通の仕草。
でも、《ここ》はマトモじゃない。
なにが起きるか予想もつかない。
なにが起きても不思議じゃない
たとえば、俺たちが必死になって救い出したミリカが――《怪異》だったとしたら。
そんな嫌な想像が、ふっと湧いてしまう。
俺はこの場に慣れたのか。
染まったのか。
それがいいことなのか、悪いことなのか――今はわからない。
俺は新しいタバコに火をつけ、台所の上を滑らせて優奈のほうに送る。
「……借金のせい?」
そう言って優奈もタバコに火をつける。
「かもな。……ガキの頃、親父が出ていって、お袋は『夜遊び』するようになった。……まぁ、大人に使う言葉じゃねぇけど」
2人分の煙が部屋に充満してきたので、玄関横の小窓を開けることにした。
外はなんの気配もなく、静寂に包まれている。
――他の参加者は今どうしているのだろうか。
《鳥居》を見つけて以降、ミリカ以外見かけていないことを思い出した。
「それで、……借金を?」
「いや、実は詳しくはわからん」
「……え?そんなことってある?」
「高校んとき、怪しい奴らが夜中に来て『お前のお袋が飛んだ。テメーが借金を代わりに払え』って脅しに来た」
「……まじ?」
外を見ても、『ジャングル』みたいに鬱蒼と育った木々で月の光が入らない。
「そいつらの属する《組織》の下っ端が《佐々木》でさ、取り立てについて来てたんだよ。今でもあの時のクソみたいなニヤケ面を覚えてる」
「……元々知り合いなの?」
「ああ、中学の同級生だ。……今も昔も、最悪な関係だがな」
優奈も《バイト》関係で知っているのか、佐々木について聞いてこない。
「そんな感じで、ずっと働いては借金の返済に充てて……を、繰り返してきた。額が額だから、たぶんこれからもずっと」
「……い、いくらくらいなの?」
「はぁ……、聞くかそれ?」
思わず呆れてしまい、大きなため息をついてしまった。優奈は、小さく『ごめん』と呟いて黙る。
「……まぁそんな人生だから、俺にはお前の『苦労とか辛さ』みたいなもんは理解できない。――けど『ここ』でペアになったのが優奈で良かったなって思うよ」
実際、彼女には何度も俺の暴走を止められた。
「優奈が止めてくれなかったら、俺は今頃――」
どうなっていたのだろう?
ミリカはまだピクリとも動かない。
もしあの《影》に飲み込まれたら、こんなもんじゃ済まなかったかも……?
「……でも、ミリカを救ったのはマチダじゃん。私だったら、……自分可愛さに、見捨ててた……」
優奈の放つ言葉は、その見た目から反してずっと重苦しい。いや、もしかしたらコッチが本当の彼女なのかもしれない。
《アイドルの優奈》ではなく、1人の人間としての本来の姿。
「でも、優奈があの時止めてくれたから、俺は今生きてて、ミリカを助けられたとも言えるだろ?」
「……あの時?」
あれ以降、《怪異》がいくつも襲いかかってきた。
もう、遠い昔の話ようだ。
「ああ、最上階で撮影してた時、《団地の怪物》が、叫び声をあげたろ?あの時――」
「――ああそうだ!そう!あの時もいきなり飛び出そうとして!」
「そう、優奈に止められた。だから――今も生きてる」
ああそうか。
今になってなんとなくわかった。
「――それにキレてんのか?」
「……」
優奈は何も言わない。
「俺が、優奈の制止を聞かずに飛び出して、『自分のことを大切にしない』からキレてんだ。……なるほど、そうだよな――」
――俺が誰かを助けようと、無鉄砲に飛び出すたび、それを静止しようとする優奈は『すぐに誰かを見捨てるやつ』みたいになってしまう。
「ごめん。嫌な役やらせて――」
――言って気づいた。
俺がこの言葉を優奈に伝えるのは2度目だ。
だけど、さっきよりも本心からそう思う。
「……ちっ、《怪異》に何度も遭遇して、成長したなんて思ってたけど、俺は別に……人としては全く成長できてなかったんだな」
灰皿がわりのペットボトルに、タバコを入れながら独り言をもらす。
――はぁ、全く……情けない話だ。
「……それもだけどさ。っ、あー!……絶対『イカれてる』って……思われんだろうなぁ」
優奈は顔を両手で覆いながら、体を丸めて座り込み、天井を仰ぐ。
「ミリカが嫌いってワケじゃない……。そうじゃないんだけどっ……、アンタが必死になって助けようとしてるのが……、ミリカだって、わかった時……私は――」
優奈は息継ぎを忘れたように一気に吐き出し、深く息を吸い込んで、深呼吸をした。
「ふぅ……。私は『ああ、ミリカが助かっちゃう』って思った。思っちゃった。……それは私の中の悪い部分が、――ううん、違う。もう、言い訳しない」
俺が何を言うでもなく優奈は落ち着き、冷静な語り口になった。
「私は、……もう、何年もアイドルとして伸び悩んでて、ミリカは……邪魔だった。そのミリカが助かって……それを……素直に喜べない自分に……、イラついて……。マチダに、……八つ当たりした」
ゴメン。
優奈は小さく、蚊の鳴くような声で謝った。
「……八つ当たりじゃねえよ。ちゃんと『生きて帰る』って目標のために止めてくれてたのに、それを無視した俺が悪いんだ。だから謝るなよ」
『生きて帰る』。
そうだな。今更だけど、それが一番大事なはずだ。
でも、……その為に誰かを見捨てることになったら?
「……あー、……ホントいやになる。可愛い後輩が助かって、それを素直に喜べない私って、ホントいやだ……。私が人気ないのは、私のせいなのに……」
「……それ、なんでなんだろうな?アイドルのことはわかんねぇけどさ、優奈だって十分すぎるほどに可愛いはずなんだけどな」
ウケるキャラみたいなのが明確にあるのだろうか?
それとも歌唱力?ダンスの上手い下手?
とくに気にせず生きてきたから、まるで分からん。
「ねぇ……」
優奈はようやく顔を上げた。
「もう一回言って」
「……は?なにを?」
「『俺バカだからわかんねぇけどよ』の、後に言ったこと!もう一回言ってよ!」
「……そんなこと言ってねぇよ」
「いいから!」
なに急にテンションあげたんだコイツ。
……なんて言ったかな。
「あー、確か……優奈だって十分すぎるほどに可愛い――」
「それッ!!いいね。自己肯定感がすごく高まる!」
なんだコイツ。
「もう一回言って」
「……ドン引きだよ」
「はぁ?こういうのって凄い大事なんですけど?」
「あの、……その声、……優奈先輩ですか?」
今まさに目を覚ました、と言わんばかりに目を擦りながら、ミリカが上体を起こした。
別に、なにかが際立っておかしなわけじゃない。至って普通の仕草。
でも、《ここ》はマトモじゃない。
なにが起きるか予想もつかない。
なにが起きても不思議じゃない
たとえば、俺たちが必死になって救い出したミリカが――《怪異》だったとしたら。
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