格闘家は旅に出たい

Iris

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07:サブスキル

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格闘家「悪いね」

ガンナー「おごりが決定したようです」

槍術師「まぁ、付き合っていただく以上は喜んで払わせていただきます」

拳闘士「悪いね」

槍術師「お前も?」

奇術師「ごちそうになります」

槍術師「ははは、はぁ・・・今日負けてるんだけど・・・」

格闘家「上位クラスの人のセリフではないな・・・」

拳闘士「そういえばお前のサブスキルって」

槍術師「ん?あぁ、隠密[忍術]だけど」

奇術師「はぁ?なんで飛び道具を今日使わなかったんですか?」

槍術師「え、当たったら困るだろ?」

ガンナー「・・・」

格闘家「・・・殴っていいかこいつ?」

ガンナー「・・・どうぞ」

奇術師「ここでは止めましょうよ」

槍術師「・・・」

格闘家「お前、今本気出せばよけられるとか思ってないか?」

槍術師「ははは、そんなことはないですよ?」

拳闘士「まぁ、いいにして飲もう」

奇術師「ですね、カンパーイ!」

格闘家「しょうがないな・・・」

その後適当な話をしていたらガンナーと槍術師がいい感じで話している

拳闘士と奇術師が意気投合して酔っている

拳闘士「お前そういう趣味だったのか・・・だからか?」

格闘家「ちがう!」

奇術師「え~違うんですか?」

格闘家「めんどくせー」

横を見るとガンナーと槍術師がいない

テーブルの上にかなりの額のお金がおいてある

格闘家「・・・逃げたな」

拳闘士「さすが、隠密」

奇術師「ですね、ガンナーさんのサブスキルは暗殺術でしたっけ?そりゃ気配消しますよね」

格闘家「あいつら・・・」

そのあと3人で飲んだ

朝起きるとやっぱり隣に奇術師がいた

床に拳闘士が転がっている

格闘家「・・・はぁ、ガンナーめ」

朝食を3人で食べる

拳闘士と奇術師がいがいと仲がいい

格闘家[こいつらくっついてくれないかな・・・]

奇術師「どうかしました?」

格闘家「いや、なんでもない」

ガンナーの部屋に行く

槍術師の姿はなかった

格闘家「はめたな」

ガンナー「ごめん、そっちも3人で楽しんだんじゃないの?」

格闘家「・・・覚悟できてんのか?」

ガンナー「ごめん、じょうだん」

格闘家「で?」

ガンナー「まあまあかな」

格闘家「そんなことはきいていない」

ガンナー「あれ?そうなの」

格闘家「殴っていいか?」

ガンナー「だめです」

格闘家「まぁ、付き合って」

ガンナー「しょうがないな」

闘技場に向かう

ガンナー「明日だっけ?」

格闘家「そ、今日もこの後試合見たいなんだよね」

ガンナー「人気あるね旅人」

格闘家「そうなんだよね」

ガンナー「見てもわかんないと思うけど」

格闘家「かな?」

ガンナー「まぁ、昨日の埋め合わせに付き合ってあげる」

格闘家「・・・これで済むと思うなよ」

ガンナー「ははは」
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