傭兵と双子

Iris

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護衛の仕事

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朝、起きてシャワーを浴びる。

使用人は酔ったことだけ詫びていた。

食事をしながら予定を話す。

昼過ぎには森を抜けて街に着くらしい。

店員「最近、森を抜けるくらいのところに盗賊がでるらしいので気を付けてくださいね」

そんな話を聞いた。

馬車に揺られる。

お嬢さんと世間話をした。

母親が隣町の出身で今は戻っているらしい。

彼女は定期的に往来をしている、仕事の都合とかなんとか。

今日は街についたら1泊して明日の朝戻ることになる。

馬車と使用人は一緒に帰る、お嬢さんだけ残って2週間後にまた迎えに戻る。

その時も依頼したいとは言われたが・・・その時まで街にいるかどうか・・・

急に馬車がとまる

姉「どうした?」

使用人「罠があるみたいで」

どうやら勘がいいらしい

馬車を降りてあたりを見る

馬車用のトラップにロープが張ってある

ロープを切って馬車から降りて歩いて進む

思った以上に時間がかかりそうだ

傭兵は馬車の横

双子の姉妹は馬車の後ろ

弓矢で馬を狙われて襲撃されたら面倒なことになる

少し行くと人の気配を感じた

どうやら囲まれたらしい

姉「さてと」

妹が魔法を発動させる

敵の姿も確認していないのに

姉が何か指示している

木の上から2人落ちて来た

姉「トドメをさしておいて」

妹はさらに魔法を茂みに向かって使っている

言われたとおりに2人を片付ける

すでに息をしていないような気がした。

姉「正面に1人いるからたのんだ」

言われるがまま正面に向く

剣を持った男が木の陰から出てくる

ナイフを投げて剣を抜きながら駆け寄る

ナイフを防いだところを切りつける

手ごたえが浅い

蹴りを入れて距離を取る

相手が武器を落として地面に倒れた所で足を潰す

取り押さえて両手を後ろで固定する

傭兵「全部で何人だ?」

返事がなかったので顎を蹴りつけた

姉「そんなのいいから、あと2人」

なぜか人数がわかるらしい

姉が剣を抜いている

妹が魔法をかけて倒れた相手のトドメをさしているだけらしい

姉「これで終わり・・・かな」

なんで?という顔をしていると

姉「生体反応の検知魔法ってしってる」

傭兵「なるほど」

姉「それも処分しておきましょう、帰り道に襲われても困る」

傭兵「あぁ・・・」

この2人のランクが低いのはなぜだろう?

馬車に戻る

令嬢「妹さんの魔法って・・・」

妹「あ、あれは風の精霊魔法で」

令嬢「はぁ?」

妹「空気を操っているんですよ」

傭兵「そんなことができるのか?」

妹「はい酸素の濃度を変えたり周囲の空気をなくして肺を潰したり」

傭兵「だからか・・・」

妹「私が契約した精霊が他と少し違ったみたいで・・・」

そんな話をしていると街についた。

令嬢「私は実家に、宿は手配しておくから」

屋敷に着くとお嬢様と別れた

2部屋予約してあるらしく、今夜は静かに眠れると思ったら、使用人もそのまま同行するらしく。

また酔っぱらいの相手をすることになる。
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