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子連れ冒険者、ここにあり
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「ルシア。いくぞ」
「あいっ!」
大剣をやめて、代わりに背負ったのは幼い命。
抱っこ紐でしっかりくくり付けた、娘ルシアは今日も今日とてゴキゲンである。
「うふふ。ママとお仕事? いいわねぇ」
通りすがりに声をかけてきたのは、薬屋の女主人だった。
むちむちとした手を元気にあげてお返事する姿に、目を細めたのは彼女だけではない。
いつの頃からか。
『一緒にお仕事行く』
と言って聞かなくなった。
まだ上手くしゃべれぬ口をけんめいに動かして。
『ママ、いっしょお゙ぉぉぉぉっ、うぎゃぁぁぁぁああああっ!!!』
と泣きわめくものでたまらない。
仕方なく簡単な仕事にだけ、連れていくことにしたのが始まり。
(連れて歩くのも、ちょうどいいのかもしれない)
残念ながら貴族のお嬢様には到底なれないだろうルシアの将来を考えたら、こうして生きていく術を学ぶのも悪くないだろう。
それにルイトには、もうひとつの目論見があった。
「ママぁ」
「ん? どうした、ルシア」
甘えたような声に声だけで応える。なんとなくイヤな予感がした。
そこへ娘がたっぷりと間をあけて、一言。
「おなか、しゅいた!」
つまり、お腹空いたと。
「……」
ルイトはガックリうなだれた。
(またか)
ほんの一時間ほど前、たっぷりと食事を取らせたのにだ。
その量、成人女性の1.5倍ほど。
もうおわかりだろう。この娘、めちゃくちゃ大食いなのである。
なんせ発育の仕方が尋常じゃなくてった。
スクスクを通り越して、恐ろしいほど。生まれたてから三ヶ月の現在、一歳半ほどの大きさに育っている。
もう歩くし、簡単な意思疎通もできるようになってきた。これはもう、人間の生育ではない。
――魔族。
しかも、その耳の形からエルフ族ではないか。
だとしても驚異的である。
確かに長命の種族だが、これだけの成長をする個体は珍しい。
そして、さすればとてつもないエネルギーを必要とするのは当たり前とも言えよう。
「ママ! おなかしゅいた!(お腹すいた)」
「えぇ……」
「なんか、たべりゅ!(たべる)」
「さ、さっき食べただろ……」
「マンママンママンマ (ごはんごはんごはん)」
「……」
大きくため息をつく。
(養育費がかさむ)
つまりそういうこと。
この燃費の異様に悪い娘を育てるのに、家計がなかなかの火の車状態。のんびりと仕事を選んでいる余裕なんてない。
そうして何とかやっていこうと思ったが――。
(養育費もらわないとやってられん!)
ゲンキンな話だが、金欲しさに母親探しを考えたのだ。
幸い、娘は少々特殊なタイプの魔族だ。例え人間の血が入っていても、特定できるレベルの。
こっちに乳飲み子を押し付けたのだから、相応の対価は請求してもバチは当たらないだろう。
別に子を引き取れということもない、単に少しでも金をもらえたら良しと。言ってみれば苦肉の策であった。
「わかった、ルシア」
優しく背中をゆすり、ぐずる愛らしい娘に話しかける。
「簡単にたべられる食料、買っていこうか」
「肉ぅ~~!!」
「やれやれ、そればっかじゃないか」
ちなみにルシアの好物は狼獣の丸焼きである。
少々獣くさく、あまり素人好みではないのだが。この娘は嬉々として頬張るのだから驚きだ。
(この子の母親って、どんな魔族なんだ……)
獰猛なタイプじゃないといいが、と口の端をヒクつかせる。
とはいえ。
「ママ、だーすき♡」
「はいはい、ママもルシアを愛してるよ」
結局はママと呼ばれても許せるほどに、溺愛はしてるのだ。
※※※
振り下ろした切っ先が、一閃のきらめきとなってうなる。
背後を取られぬよう。それでも確実に相手の隙をついての一撃必殺。それが出来るのが、この男だ。
「ママっ♡ しゅごーい♡」
「ハハハッ、どんなもんだい!」
愛娘に褒められると、得意げになってしまうのは仕方のないこと。
「さて。討伐完了」
この辺りの村に悪さをしていた、ウサギ型モンスターの巨体を見下ろす。
文字通り、巨大うさぎのバケモノといったところだろうか。ただ鋭い爪と、一角獣のような長いツノが特徴である。
もともとは大人しい性格といわれているが。なぜか近年、凶暴化して人間を襲ったり作物を荒らしたりするようになったとか。
この手の害獣モンスターの討伐も、彼らの仕事なのだ。
「少し毛皮をいただくか」
依頼主に獲物を引き渡すのは当たり前。でも多少のおこぼれをもらうのも業界のルールというか、暗黙の了解というか。
なのでご多分にもれず、ルイトも獲物に刃を走らせる。
慎重に。あまり目立たないところを削いでいく。
背中では、キャッキャッと嬉しそうな声でルシアが。
「にくっ、肉ぅ~♡」
「あのなぁ。コイツのはかたくて食えたもんじゃないぜ」
「肉肉肉♡♡♡」
「……はいはい」
どうしても肉食系女子のルシアに呆れながらも、金になりそうな箇所を上手に切り取れた。
この毛皮は肉以上にゴワゴワと固く、防具にはうってつけなのだ。
(よし。本体を『転送』して――)
次にルイトは小さな声で何事か、呪文詠唱する。
するとまもなく、獲物の下が青くぼんやりと光を帯び始めたのだ。
「うわぉ~っ! きれいっきれいっ!」
「あはは。ルシアはこれも好きだよなぁ」
小さな手をパチパチして喜ぶ娘を微笑ましく思いながらも、最後の仕上げに入る。
「【転送魔法】」
パチン。と指をならせば、おびただしい光に包まれて、一瞬。
ひときわ大きな火花が散る。そして後にはモンスターの毛一本も残っていなかった。
「転送完了っと」
彼のみならず、冒険者の多くが使う方法である。
大柄な獲物をわざわざ運ぶのは大変だし、時間もかかる。だから多少でも魔力のある者はこの魔法をつかうのだ。
これで獲物は冒険者ギルドが管理する、収納施設に保管される。そこから直接、クエスト完了の手続きはできるから便利なもので。
ちなみに、本人確認は呪文詠唱に組み込まれていてセキュリティは万全だ。
「じゃあ帰るか――ってアレ!?」
後ろがやけに軽い。
あわてて自らの背中に手を回しておんぶ紐がだらりと下がっている。
(ま、まさか!)
必死で辺りを見わたす。
ここは魔物たちの住む森、木々や葉に擬態したモノも多いはずだ。それらが気が付かぬうちにルシアをさらったとしたら。
顔面蒼白になるのも当たり前だった。
「ルシアッ、ルシア!」
娘の名を叫びながら、懸命に森を駆けずり回る。
大切な娘。気配もなく攫われたとしたら、やはり魔物たちの仕業に違いない。
「くそっ……」
(なんてこった。連れてこなければ良かった)
今までが幸運だっただけ。こんなところ、幼子を連れてくる場所じゃない。
焦りと共に、自己嫌悪と罪悪感が込み上げる。
唇をかみ締めて、冷静になれと自らに言い聞かせるが。
「ルシア……どこに……ルシア……」
いくら呼んでも泣き声ひとつ上がらない。すでに丸呑みでもされたのか。はたまた、失神でもさせられたのか。
(親失格だ)
娘を、幼いうちに亡くす。しかも自分が背負っていながら。
これほど絶望的な状況はあるまい。ルイトは、膝から崩れ落ちるような気分だった。
「そんな……っ」
「――おい、てめぇ」
「!!!」
その声は後ろから、正確に言えば後方の上から聞こえてきた。
なんの前触れも気配もないそれに弾かれたように飛び退きながら、声の主を探す。
「こっちだ、こっち」
「!」
後ろに小さく隆起した岩があった。その上に、一人の男が立っている。
「ようやく気がついたか」
「な、なんだ、お前……」
とても大柄な男であった。身長もだが、筋骨隆々の身体は日に焼けており、その出で立ちから、彼も冒険者であることがうかがえる。
「討伐終わっても、ちゃんと周囲に気を配るんだな。事故るぜ」
男は岩から飛び降りると、真っ直ぐこちらに歩み寄ってきた。
剣をかまえたルイトは無言でにらみつけ、間合いを詰めてくる者に警戒する。
(この男、できるな……)
同職者だから分かること。あの気配の消し方と、岩から飛んだ時の身のこなし。
相当の実力者だろう。
だからこそ危険なのだ。
(装備でもたかりに来たか?)
この界隈、なかなかに治安が悪い。同じパーティを組む仲間同士であっても、日々寝首を掛かれる話があふれているのだ。
武器や獲物を強奪しようと、追い剥ぎめいた事をする輩もすくなくはない。
「おい、なんとか言え」
「……叩き切ってやる」
こんな所で時間を潰すヒマはないのだ。いなくなった娘を探さなければ。
日が落ちてしまえば、捜索は困難となる。
「やれやれ」
追い詰められた目で攻撃を仕掛けようとするルイトに、たくましい肩をすくめたのは男の方。
「俺を殺したら後悔するぜ、アンタ」
そう言って、赤い髪をかきあげた。
「あいっ!」
大剣をやめて、代わりに背負ったのは幼い命。
抱っこ紐でしっかりくくり付けた、娘ルシアは今日も今日とてゴキゲンである。
「うふふ。ママとお仕事? いいわねぇ」
通りすがりに声をかけてきたのは、薬屋の女主人だった。
むちむちとした手を元気にあげてお返事する姿に、目を細めたのは彼女だけではない。
いつの頃からか。
『一緒にお仕事行く』
と言って聞かなくなった。
まだ上手くしゃべれぬ口をけんめいに動かして。
『ママ、いっしょお゙ぉぉぉぉっ、うぎゃぁぁぁぁああああっ!!!』
と泣きわめくものでたまらない。
仕方なく簡単な仕事にだけ、連れていくことにしたのが始まり。
(連れて歩くのも、ちょうどいいのかもしれない)
残念ながら貴族のお嬢様には到底なれないだろうルシアの将来を考えたら、こうして生きていく術を学ぶのも悪くないだろう。
それにルイトには、もうひとつの目論見があった。
「ママぁ」
「ん? どうした、ルシア」
甘えたような声に声だけで応える。なんとなくイヤな予感がした。
そこへ娘がたっぷりと間をあけて、一言。
「おなか、しゅいた!」
つまり、お腹空いたと。
「……」
ルイトはガックリうなだれた。
(またか)
ほんの一時間ほど前、たっぷりと食事を取らせたのにだ。
その量、成人女性の1.5倍ほど。
もうおわかりだろう。この娘、めちゃくちゃ大食いなのである。
なんせ発育の仕方が尋常じゃなくてった。
スクスクを通り越して、恐ろしいほど。生まれたてから三ヶ月の現在、一歳半ほどの大きさに育っている。
もう歩くし、簡単な意思疎通もできるようになってきた。これはもう、人間の生育ではない。
――魔族。
しかも、その耳の形からエルフ族ではないか。
だとしても驚異的である。
確かに長命の種族だが、これだけの成長をする個体は珍しい。
そして、さすればとてつもないエネルギーを必要とするのは当たり前とも言えよう。
「ママ! おなかしゅいた!(お腹すいた)」
「えぇ……」
「なんか、たべりゅ!(たべる)」
「さ、さっき食べただろ……」
「マンママンママンマ (ごはんごはんごはん)」
「……」
大きくため息をつく。
(養育費がかさむ)
つまりそういうこと。
この燃費の異様に悪い娘を育てるのに、家計がなかなかの火の車状態。のんびりと仕事を選んでいる余裕なんてない。
そうして何とかやっていこうと思ったが――。
(養育費もらわないとやってられん!)
ゲンキンな話だが、金欲しさに母親探しを考えたのだ。
幸い、娘は少々特殊なタイプの魔族だ。例え人間の血が入っていても、特定できるレベルの。
こっちに乳飲み子を押し付けたのだから、相応の対価は請求してもバチは当たらないだろう。
別に子を引き取れということもない、単に少しでも金をもらえたら良しと。言ってみれば苦肉の策であった。
「わかった、ルシア」
優しく背中をゆすり、ぐずる愛らしい娘に話しかける。
「簡単にたべられる食料、買っていこうか」
「肉ぅ~~!!」
「やれやれ、そればっかじゃないか」
ちなみにルシアの好物は狼獣の丸焼きである。
少々獣くさく、あまり素人好みではないのだが。この娘は嬉々として頬張るのだから驚きだ。
(この子の母親って、どんな魔族なんだ……)
獰猛なタイプじゃないといいが、と口の端をヒクつかせる。
とはいえ。
「ママ、だーすき♡」
「はいはい、ママもルシアを愛してるよ」
結局はママと呼ばれても許せるほどに、溺愛はしてるのだ。
※※※
振り下ろした切っ先が、一閃のきらめきとなってうなる。
背後を取られぬよう。それでも確実に相手の隙をついての一撃必殺。それが出来るのが、この男だ。
「ママっ♡ しゅごーい♡」
「ハハハッ、どんなもんだい!」
愛娘に褒められると、得意げになってしまうのは仕方のないこと。
「さて。討伐完了」
この辺りの村に悪さをしていた、ウサギ型モンスターの巨体を見下ろす。
文字通り、巨大うさぎのバケモノといったところだろうか。ただ鋭い爪と、一角獣のような長いツノが特徴である。
もともとは大人しい性格といわれているが。なぜか近年、凶暴化して人間を襲ったり作物を荒らしたりするようになったとか。
この手の害獣モンスターの討伐も、彼らの仕事なのだ。
「少し毛皮をいただくか」
依頼主に獲物を引き渡すのは当たり前。でも多少のおこぼれをもらうのも業界のルールというか、暗黙の了解というか。
なのでご多分にもれず、ルイトも獲物に刃を走らせる。
慎重に。あまり目立たないところを削いでいく。
背中では、キャッキャッと嬉しそうな声でルシアが。
「にくっ、肉ぅ~♡」
「あのなぁ。コイツのはかたくて食えたもんじゃないぜ」
「肉肉肉♡♡♡」
「……はいはい」
どうしても肉食系女子のルシアに呆れながらも、金になりそうな箇所を上手に切り取れた。
この毛皮は肉以上にゴワゴワと固く、防具にはうってつけなのだ。
(よし。本体を『転送』して――)
次にルイトは小さな声で何事か、呪文詠唱する。
するとまもなく、獲物の下が青くぼんやりと光を帯び始めたのだ。
「うわぉ~っ! きれいっきれいっ!」
「あはは。ルシアはこれも好きだよなぁ」
小さな手をパチパチして喜ぶ娘を微笑ましく思いながらも、最後の仕上げに入る。
「【転送魔法】」
パチン。と指をならせば、おびただしい光に包まれて、一瞬。
ひときわ大きな火花が散る。そして後にはモンスターの毛一本も残っていなかった。
「転送完了っと」
彼のみならず、冒険者の多くが使う方法である。
大柄な獲物をわざわざ運ぶのは大変だし、時間もかかる。だから多少でも魔力のある者はこの魔法をつかうのだ。
これで獲物は冒険者ギルドが管理する、収納施設に保管される。そこから直接、クエスト完了の手続きはできるから便利なもので。
ちなみに、本人確認は呪文詠唱に組み込まれていてセキュリティは万全だ。
「じゃあ帰るか――ってアレ!?」
後ろがやけに軽い。
あわてて自らの背中に手を回しておんぶ紐がだらりと下がっている。
(ま、まさか!)
必死で辺りを見わたす。
ここは魔物たちの住む森、木々や葉に擬態したモノも多いはずだ。それらが気が付かぬうちにルシアをさらったとしたら。
顔面蒼白になるのも当たり前だった。
「ルシアッ、ルシア!」
娘の名を叫びながら、懸命に森を駆けずり回る。
大切な娘。気配もなく攫われたとしたら、やはり魔物たちの仕業に違いない。
「くそっ……」
(なんてこった。連れてこなければ良かった)
今までが幸運だっただけ。こんなところ、幼子を連れてくる場所じゃない。
焦りと共に、自己嫌悪と罪悪感が込み上げる。
唇をかみ締めて、冷静になれと自らに言い聞かせるが。
「ルシア……どこに……ルシア……」
いくら呼んでも泣き声ひとつ上がらない。すでに丸呑みでもされたのか。はたまた、失神でもさせられたのか。
(親失格だ)
娘を、幼いうちに亡くす。しかも自分が背負っていながら。
これほど絶望的な状況はあるまい。ルイトは、膝から崩れ落ちるような気分だった。
「そんな……っ」
「――おい、てめぇ」
「!!!」
その声は後ろから、正確に言えば後方の上から聞こえてきた。
なんの前触れも気配もないそれに弾かれたように飛び退きながら、声の主を探す。
「こっちだ、こっち」
「!」
後ろに小さく隆起した岩があった。その上に、一人の男が立っている。
「ようやく気がついたか」
「な、なんだ、お前……」
とても大柄な男であった。身長もだが、筋骨隆々の身体は日に焼けており、その出で立ちから、彼も冒険者であることがうかがえる。
「討伐終わっても、ちゃんと周囲に気を配るんだな。事故るぜ」
男は岩から飛び降りると、真っ直ぐこちらに歩み寄ってきた。
剣をかまえたルイトは無言でにらみつけ、間合いを詰めてくる者に警戒する。
(この男、できるな……)
同職者だから分かること。あの気配の消し方と、岩から飛んだ時の身のこなし。
相当の実力者だろう。
だからこそ危険なのだ。
(装備でもたかりに来たか?)
この界隈、なかなかに治安が悪い。同じパーティを組む仲間同士であっても、日々寝首を掛かれる話があふれているのだ。
武器や獲物を強奪しようと、追い剥ぎめいた事をする輩もすくなくはない。
「おい、なんとか言え」
「……叩き切ってやる」
こんな所で時間を潰すヒマはないのだ。いなくなった娘を探さなければ。
日が落ちてしまえば、捜索は困難となる。
「やれやれ」
追い詰められた目で攻撃を仕掛けようとするルイトに、たくましい肩をすくめたのは男の方。
「俺を殺したら後悔するぜ、アンタ」
そう言って、赤い髪をかきあげた。
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