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夜狩に潜む黒い陰と悪魔の子2
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それは奇妙で、かつ醜い竜であった。
爬虫類を思わせる顔立ちに、ゴツゴツとした岩のような鱗は一片の煌めきもなく。
「双頭のドラゴン!?」
二股にわかれた首は不格好に長さが違い、その先についた顔も異形であった。
まさにバケモノ、といった姿を前にリュウガがつぶやく。
「ふむ。なにがしかの亜種か、それとも――っ危ねぇ」
「っ!!!」
まるで機械音のような耳触りの悪い咆哮をあげ、それは真っ直ぐこちらに突っ込んできた。
咄嗟に飛び退くが、なんせ娘を抱えた身体だ。
庇うように身をひねれば、バランスをクズして地に叩きつけられる。
「ゔっ……」
「大丈夫か!」
「あ、あぁ」
もうもうと上がる土埃。その向こうからの声に応えてすぐ、また鋭い嘶き。
「なんなんだ、こいつ」
まったく見たことも聞いたこともないドラゴンだ。
しかも鳴き声がこれまた特徴的で。
「こいつ、合成獣か」
多くの魔獣を混ぜ合わせたかのような、ちぐはぐな見た目と声。それはほとんど無理矢理といっても過言でなく、奇形に近い歪さを残している。
「ひどいシロモノだな」
「……リュウガ」
気がつけば隣に立っている男。迫ってくる魔獣を睨みつけている。
「後天的に創られたものだ。魔法によってな」
「そんなこと可能なのか!?」
通常キメラとは、遺伝子組み換えだったり先天的な掛け合わせによるものが一般的だ。
いくら魔法をつかっても、本来ひとつの種族である生物を他のそれと融合させることなんて考えられなかった。
しかしもし、それができるとなれば――。
「よほど腕と魔力のある魔法使い、そして禁忌を犯すような腐った性根の野郎だ」
眉間にシワをよせて唸る男の瞳は、怒りに燃えているようだった。
さらにその手は背負った巨大な大剣に。
「ルイト、お前は逃げろ。俺がこいつを引き付けて叩き切る」
「おいっ、何を言ってんだ!?」
自分も冒険者だ。しかもその腕は、国一番と自他ともに認めるほどの。
それが友人を置いて、おめおめと自分だけ逃げ出せるわけがない。そう声高に主張するが。
「お前の腕を信じてるからこそだぜ」
「そんな……っ」
強引に肩を押して、リュウガは語気を強めた。
「お前が娘を守るんだろう。しっかりしやがれ」
「!」
その言葉に弾かれるように、ルイトは彼女を抱きしめ直す。こんな大きな地響きを立てているのに、腕の中の子はスヤスヤと安らかな寝顔だ。
そのことに安堵すらして、勢いよく顔をあげた。
「わかった」
「おう、後で追いかけるからな」
口の端の笑みを確認して、すぐに走り出す。
ひたすら速く。とにかく遠くに。
「くっ」
紫色の体液が飛び散り、辺りに舞う。きっと彼がモンスターに斬りかかったのだろう。
激しい雄叫びは断末魔なのか、はたまた狂気の叫びなのか。
「はぁっ……ぁ……!」
息がきれるまで足を動かし続ける。しっかりと胸に抱いた娘の鼓動を、原動力にして。
(他にもいるかもしれない)
そう。あれが一体であるなんて保証はない。
モンスターをあつかう者の鉄則は、群れを疑え。野生のそれであれば特に、肉親や番。または仲間同士が連なって行動する可能性の方が高いのだ。
だから常に油断は禁物。
残りの体力や攻撃力、装備や薬草の持ち合わせなどを考えて撤退か先へ進むか考えなければならない。
(ルシア。僕が必ず、君を守る)
愛しい我が子。成長を恐れているとは言ったが、やはり健やかにこの手で育ててやりたい。
込み上げる感情を振り切るように、耳をすました。追ってくるモノはいないらしい。
「ここまで、くれば――」
乱れた息を整えながら、隠れるようにしゃがみこむ岩場の下。
そこに、正しく影のように潜んでいた者は物音一つ。気配すらなかった。
「…………みぃつけたァ」
「!」
からみついてくる腕は、妙に冷ややかで。
完全に警戒を解いていなかったルイトはそれをその身ひとつでかわすと、足を振り上げて蹴りつける。
「っ、何者だッ!!!」
手応えはあった。
でも影は、痛がる素振りひとつなく。ゆらりとたちあざった。
「ハハッ、相変わらずのじゃじゃ馬だねぇ」
「き、君は!」
真ん中分けでゆるく流した、ミディアム・ヘアはくすんだ赤髪。
気だるげでいて、どこか飄々とした男の容姿は確かに整っていた。
しかし片方の口角をあげて皮肉げに笑う表情が、やけに邪悪で。
「ひさしぶりじゃん、ルイトちゃん」
「ランス・ロンド。なぜ、ここに……」
「当たり前でしょうが。愛しいお姫様をお迎えにあがったんだぜ?」
「おいっ、ふざけるな!」
ライバルにして苦手な男。それが目の前でヘラヘラ笑っている。
両手はふさがっているとはいえ、あれだけの足蹴りを見舞ってやったというのに。まるでノーダメージで。
なんだか嫌な予感が、ヒシヒシと這い上がってくる。
「ふざけてなんてねぇよぉ? オレの、大事なお姫様……」
芝居がかった仕草で一礼。まるで泥酔した舞台俳優のようだ。いや、道化師といった方が良いだろうか。
場違いなほどの微笑みが、まるで仮面をつけたピエロのようだとルイトは思った。
(なんだこいつ。なんかおかしい)
儲け話云々の時から、すっかり姿を見なくなった。というか話すら聞かなくなったのだ。
まるでそんな者、この町にいなかったかのような。あれだけ腕の立つ、派手な暮らしぶりの男がだ。
ジリジリと後ずさりする彼に、ランスは肩をすくめる。
「おお、姫よ! まだそんな汚らわしい幼子を後生大事に抱えているのか」
「……なんだと」
娘のことを汚らわしいなどと。奥歯をギリッと噛み締める。
「おおそうさ。悪魔の子だ。魔王の落胤。あぁ、恐ろしい。魔女となるぞ。さぁ火にくべよう。忌まわしき魔王の娘を」
「貴様、本気で言ってんのかっ」
これ以上にない侮蔑に、怒りで頭の中が塗りつぶされた。衝動的にまた足を振りあげれば――。
「うぐッ!」
何かに右足をからめとられた。とっさに左足で踏ん張って倒れ込むことは無かったが、薄闇の中で必死に目をこらす。
「な、なんだ!?」
「ルイト。魔王の生贄となったお前を、オレが直々に助けてやろう」
「なにをっ、意味のわからんことを――あっ!!!」
次に首に何かしめったモノが巻き付く。それがいつかの触手であることに、気が付いた。
「まさか、君……やはりあのキメラをけしかけのは……」
「あれは愚かな失敗だった。あの男さえ、いなければ今頃お前はオレのものだったのになァ」
「っ、このやろ……あぅッ!?」
ぬるりとした気持ちの悪い感触。
透明な糸を引き。肌を、服を濡らしていく。その途端、じわりと身体の奥底から掻き立てられる得体の知れない熱を感じて唇を噛んだ。
「すごく効くだろ? こいつの吐き出す媚薬はさ、どんなツンとすました女騎士でも腰振ってイきまくる淫売になれるんだぜ」
「それはっ……かなり、悪趣味、だ」
「でもルイトはまだ余裕そうだなァ。さすが、一流の冒険者様だ。でもさ」
片足と首に肉色の触手が幾重にも巻きついていても、その両腕の幼子を懸命に守らんとするその耳元に男の薄い唇が寄せられる。
「それもぜんぶ、こわして、やる」
奇妙にしゃがれた声が地獄の幕開けであった。
爬虫類を思わせる顔立ちに、ゴツゴツとした岩のような鱗は一片の煌めきもなく。
「双頭のドラゴン!?」
二股にわかれた首は不格好に長さが違い、その先についた顔も異形であった。
まさにバケモノ、といった姿を前にリュウガがつぶやく。
「ふむ。なにがしかの亜種か、それとも――っ危ねぇ」
「っ!!!」
まるで機械音のような耳触りの悪い咆哮をあげ、それは真っ直ぐこちらに突っ込んできた。
咄嗟に飛び退くが、なんせ娘を抱えた身体だ。
庇うように身をひねれば、バランスをクズして地に叩きつけられる。
「ゔっ……」
「大丈夫か!」
「あ、あぁ」
もうもうと上がる土埃。その向こうからの声に応えてすぐ、また鋭い嘶き。
「なんなんだ、こいつ」
まったく見たことも聞いたこともないドラゴンだ。
しかも鳴き声がこれまた特徴的で。
「こいつ、合成獣か」
多くの魔獣を混ぜ合わせたかのような、ちぐはぐな見た目と声。それはほとんど無理矢理といっても過言でなく、奇形に近い歪さを残している。
「ひどいシロモノだな」
「……リュウガ」
気がつけば隣に立っている男。迫ってくる魔獣を睨みつけている。
「後天的に創られたものだ。魔法によってな」
「そんなこと可能なのか!?」
通常キメラとは、遺伝子組み換えだったり先天的な掛け合わせによるものが一般的だ。
いくら魔法をつかっても、本来ひとつの種族である生物を他のそれと融合させることなんて考えられなかった。
しかしもし、それができるとなれば――。
「よほど腕と魔力のある魔法使い、そして禁忌を犯すような腐った性根の野郎だ」
眉間にシワをよせて唸る男の瞳は、怒りに燃えているようだった。
さらにその手は背負った巨大な大剣に。
「ルイト、お前は逃げろ。俺がこいつを引き付けて叩き切る」
「おいっ、何を言ってんだ!?」
自分も冒険者だ。しかもその腕は、国一番と自他ともに認めるほどの。
それが友人を置いて、おめおめと自分だけ逃げ出せるわけがない。そう声高に主張するが。
「お前の腕を信じてるからこそだぜ」
「そんな……っ」
強引に肩を押して、リュウガは語気を強めた。
「お前が娘を守るんだろう。しっかりしやがれ」
「!」
その言葉に弾かれるように、ルイトは彼女を抱きしめ直す。こんな大きな地響きを立てているのに、腕の中の子はスヤスヤと安らかな寝顔だ。
そのことに安堵すらして、勢いよく顔をあげた。
「わかった」
「おう、後で追いかけるからな」
口の端の笑みを確認して、すぐに走り出す。
ひたすら速く。とにかく遠くに。
「くっ」
紫色の体液が飛び散り、辺りに舞う。きっと彼がモンスターに斬りかかったのだろう。
激しい雄叫びは断末魔なのか、はたまた狂気の叫びなのか。
「はぁっ……ぁ……!」
息がきれるまで足を動かし続ける。しっかりと胸に抱いた娘の鼓動を、原動力にして。
(他にもいるかもしれない)
そう。あれが一体であるなんて保証はない。
モンスターをあつかう者の鉄則は、群れを疑え。野生のそれであれば特に、肉親や番。または仲間同士が連なって行動する可能性の方が高いのだ。
だから常に油断は禁物。
残りの体力や攻撃力、装備や薬草の持ち合わせなどを考えて撤退か先へ進むか考えなければならない。
(ルシア。僕が必ず、君を守る)
愛しい我が子。成長を恐れているとは言ったが、やはり健やかにこの手で育ててやりたい。
込み上げる感情を振り切るように、耳をすました。追ってくるモノはいないらしい。
「ここまで、くれば――」
乱れた息を整えながら、隠れるようにしゃがみこむ岩場の下。
そこに、正しく影のように潜んでいた者は物音一つ。気配すらなかった。
「…………みぃつけたァ」
「!」
からみついてくる腕は、妙に冷ややかで。
完全に警戒を解いていなかったルイトはそれをその身ひとつでかわすと、足を振り上げて蹴りつける。
「っ、何者だッ!!!」
手応えはあった。
でも影は、痛がる素振りひとつなく。ゆらりとたちあざった。
「ハハッ、相変わらずのじゃじゃ馬だねぇ」
「き、君は!」
真ん中分けでゆるく流した、ミディアム・ヘアはくすんだ赤髪。
気だるげでいて、どこか飄々とした男の容姿は確かに整っていた。
しかし片方の口角をあげて皮肉げに笑う表情が、やけに邪悪で。
「ひさしぶりじゃん、ルイトちゃん」
「ランス・ロンド。なぜ、ここに……」
「当たり前でしょうが。愛しいお姫様をお迎えにあがったんだぜ?」
「おいっ、ふざけるな!」
ライバルにして苦手な男。それが目の前でヘラヘラ笑っている。
両手はふさがっているとはいえ、あれだけの足蹴りを見舞ってやったというのに。まるでノーダメージで。
なんだか嫌な予感が、ヒシヒシと這い上がってくる。
「ふざけてなんてねぇよぉ? オレの、大事なお姫様……」
芝居がかった仕草で一礼。まるで泥酔した舞台俳優のようだ。いや、道化師といった方が良いだろうか。
場違いなほどの微笑みが、まるで仮面をつけたピエロのようだとルイトは思った。
(なんだこいつ。なんかおかしい)
儲け話云々の時から、すっかり姿を見なくなった。というか話すら聞かなくなったのだ。
まるでそんな者、この町にいなかったかのような。あれだけ腕の立つ、派手な暮らしぶりの男がだ。
ジリジリと後ずさりする彼に、ランスは肩をすくめる。
「おお、姫よ! まだそんな汚らわしい幼子を後生大事に抱えているのか」
「……なんだと」
娘のことを汚らわしいなどと。奥歯をギリッと噛み締める。
「おおそうさ。悪魔の子だ。魔王の落胤。あぁ、恐ろしい。魔女となるぞ。さぁ火にくべよう。忌まわしき魔王の娘を」
「貴様、本気で言ってんのかっ」
これ以上にない侮蔑に、怒りで頭の中が塗りつぶされた。衝動的にまた足を振りあげれば――。
「うぐッ!」
何かに右足をからめとられた。とっさに左足で踏ん張って倒れ込むことは無かったが、薄闇の中で必死に目をこらす。
「な、なんだ!?」
「ルイト。魔王の生贄となったお前を、オレが直々に助けてやろう」
「なにをっ、意味のわからんことを――あっ!!!」
次に首に何かしめったモノが巻き付く。それがいつかの触手であることに、気が付いた。
「まさか、君……やはりあのキメラをけしかけのは……」
「あれは愚かな失敗だった。あの男さえ、いなければ今頃お前はオレのものだったのになァ」
「っ、このやろ……あぅッ!?」
ぬるりとした気持ちの悪い感触。
透明な糸を引き。肌を、服を濡らしていく。その途端、じわりと身体の奥底から掻き立てられる得体の知れない熱を感じて唇を噛んだ。
「すごく効くだろ? こいつの吐き出す媚薬はさ、どんなツンとすました女騎士でも腰振ってイきまくる淫売になれるんだぜ」
「それはっ……かなり、悪趣味、だ」
「でもルイトはまだ余裕そうだなァ。さすが、一流の冒険者様だ。でもさ」
片足と首に肉色の触手が幾重にも巻きついていても、その両腕の幼子を懸命に守らんとするその耳元に男の薄い唇が寄せられる。
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