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夜狩に潜む黒い陰と悪魔の子3
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夜の森に響く声は、淫靡に震えていた。
「あ゙ぁっ、あっ、ゔぅ……」
「アハハ。あんまり大声で啼くと、娘が起きちゃうぞ」
「ひぃ……っ、んぅ、んんーっ」
子をしっかり抱きながら、触手達に身体を支えられつつ。その下半身を暴かれ続けていた。
「ひぁっ、あ゙っ、い゙だいっ! や゙め゙ぇ」
「嘘つくなよな。コッチはもう、とろっとろだぜ」
ランスが揶揄するように。媚薬成分の体液と与えられる快楽で、オスを受け入れた覚えのない後孔がヒクヒクと疼く。
(やだ、こんなおかしいの)
頭は全力で拒絶しているのに。身体の芯に呆気なくつけられた熱は彼の中で燃え上がって止まらない。
今すぐにでもめちゃくちゃにして欲しい。だれのものでもいい、掻き回して突き倒して。奥深くに子種をぶちまけて欲しい。
そんな、売女でもしないねだり文句が喉元までせりあがってくるほどに。
「娘の前で女みてぇにイキ狂っちまうなんて。淫売なメスだぜ」
「め、メス、じゃ……ないぃぃっ……あ゙ァァっ、入れ、ない、でっ」
「まずは解さねぇとな。中まで塗りつけてやる。超強力な媚薬をよぉ!」
「やめろぉっ、やだっ、狂うっ、くるっちまうっ!!!」
不思議なことにこんな状況でも、娘は腕の中で安らかな寝息をたてている。まったく起きる気配もないことに安堵しつつ、同時に強い恥じらいに心が壊れてしまいそうだった。
「くくっ、ずっとずっと見たかった。こんなお前の姿を」
「ら、ランス……なぜっ、なぜこんな、事を!」
確かにライバルではあったし、嫌悪感を露骨に見せてきたけども。それでもそこまで恨まれる記憶はないのだ。
こんな仕打ちを受けるような、ことをしでかしたことなんて。
怒りと絶望の目をむける中、ランスは猫のように笑った。
「そりゃあお前――愛しているからさ」
「は、ハァァァ!?」
愛してる人間を触手責めにして辱めるのか。叶うのなら『そんなワケあるか』と、今すぐこの男を殺してしまいたかった。
しかしそんなルイトの気持ちを知ってか知らでか。そっと頬に這わされる手。滑らかな、指の長い華奢な手だ。女々しい優男の手、とイヤミを言ったこともあった気がする。
「ずっとずっと前から愛していて、だから欲しかった」
「なんっ……だって……!?」
「お前はオレのこと、嫌ってたかもしれねぇけどさ。オレは好きで好きでたまらなくて。他でガキこさえたお前ですら、欲しかった」
プロポーズのような言葉をわめいたり、普段からやたら絡んだりしたのも言ってみればわかりやすい求愛行動なのだが。それ以前の女癖の悪さ、そして相手にされない鬱憤を享楽で晴らそうとした素行の悪さ。
その無限ループで、この男の恋は常に叶うことはなかったのだろう。
しかしそんなこと露知らず。ルイトは、快楽で蕩けそうになる頭を振って懸命に口を開く。
「だっ、たら! この触手をっ……外せ。話すらっ、できない、だろ……」
「ルイト」
「君の気持ちは……わかっ、たから……だから……」
彼の慎ましやかな秘所に潜り込もうとした一本が、そっと離れた。
いいぞ、その調子とばかりに言葉を重ねる。
「とりあえず話し合おう。僕だって、君の気持ちを知らなかったんだ。知ってたもしかして――」
「やっぱりいいや」
「え? ……あ゙ァァァッ、ひぎっ、あ゙ァっ、や゙めろぉぉぉっ!!!」
ずぷ、と入り込んだ感覚に目を見開く。そこからはもう、転がり落ちるだけだ。
「だすげてっ、やらっ、い゙だぃぃ」
「嘘つくなよ。こんなのまだまだだろ」
そう。痛みよりひどいもの。それは、異物感とほんの少しの快感。
胎内を犯され侵入されることへの、興奮は果たして媚薬によるものだけか。
嫌だ嫌だと叫びながらも、必死で娘を取り落とさないように頑張る彼をランスは無表情に見下ろした。
「――やっぱり、このガキがいけないんだな」
「な、なにを……うぐぁ゙!」
ずりゅ、ともう一本。増した圧迫感に舌を出して喘ぐ。
そんな彼に差し出された手は、ふたたび頬をなでた。
「選べよ。このまま、このバケモノの子を孕むかそのガキを手放して、オレに抱かれるか」
「っ……ど、どういう、こと……だ……うぁっ……」
そう言っている間も、腸壁をこすりあげて前立腺を叩く触手共の性技に息も絶え絶え。
そのうえ足を大きく開かされ、なにやら太くかたいモノが窄みに擦り付けてられている。
「分かってんだろ。コイツらはお前の中に卵を産み付ける。お前はバケモノの母胎となって、ここで生きるんだよ」
「そ……そんな……そんなことっ……」
嫌に決まっている。強力な媚薬と魔物の子を産卵によって精神なんてあっという間に破壊されるだろう。
浅ましいメスであり苗床なって、生きるくらいなら死を選ぶくらいだ。しかし、そう簡単に死なせてもらえないだろう。
怯えと絶望と、快感に涙を流すルイトの目元をそっとぬぐう指。
そして甘い囁きが耳朶を震わせる。
「もう一つ、選ばせてやるよ」
そして頬におとされた、口付け。
「ガキを地面に叩きつけろ。そして、オレのモノになれ」
「!?」
「そしたら、助けてやるよ。このバケモノも、ぶっ殺してお前を救い出してやる」
「そん、な……ルシアを……そんな……」
出来るはずがない。
今も、まるで何かに護られているかのように安らかに眠る娘。
そんな愛しい我が子を、捨てるなんて。
(でも)
出された手を取らなければ、忌まわしき魔物の贄となる。
死より残酷な運命をたどるのは明らかだ。
「くくっ、時間はないぞ。そろそろ、一番デカいやつがぶち込まれる」
「ヒッ……あ゙ァッ!? やめっ、たすけてっ、やだぁぁっ!!!」
めりめりと音をたてるように、ゆっくりと。でも確実に押し込まれる巨肉棒。いびつでボコボコとした突起が無数についたそれは、彼の最奥――S状結腸をぶち抜く勢いで挿入されるだろう。
そうなればもう、逃げられない。
「お゙ぁっ、はいっ、ちゃ……らめっ、やらっ……!」
「ほら。オレの手をつかめ。そのガキを地面に叩きつけて」
「ゔぐぅぅ……ルシア……っ……ゆるし、てくれ……ぇ!!」
娘の名を泣きながら叫び、ルイトはなんと。
「ぐっ!?」
ランスの手に噛み付いたのだ。
その胸にはしっかりと娘を抱きしめて。
「…………この雌豚め」
ランスの目がどす暗く光る。怒りと悲しみ、そして絶望の色が宿った。
「望み通り、殺してやる」
スラリと抜かれた剣。
首元に突きつけられる。
(あぁ、もう)
祈るような気持ちで、ルイトは瞳を閉じた――。
「あ゙ぁっ、あっ、ゔぅ……」
「アハハ。あんまり大声で啼くと、娘が起きちゃうぞ」
「ひぃ……っ、んぅ、んんーっ」
子をしっかり抱きながら、触手達に身体を支えられつつ。その下半身を暴かれ続けていた。
「ひぁっ、あ゙っ、い゙だいっ! や゙め゙ぇ」
「嘘つくなよな。コッチはもう、とろっとろだぜ」
ランスが揶揄するように。媚薬成分の体液と与えられる快楽で、オスを受け入れた覚えのない後孔がヒクヒクと疼く。
(やだ、こんなおかしいの)
頭は全力で拒絶しているのに。身体の芯に呆気なくつけられた熱は彼の中で燃え上がって止まらない。
今すぐにでもめちゃくちゃにして欲しい。だれのものでもいい、掻き回して突き倒して。奥深くに子種をぶちまけて欲しい。
そんな、売女でもしないねだり文句が喉元までせりあがってくるほどに。
「娘の前で女みてぇにイキ狂っちまうなんて。淫売なメスだぜ」
「め、メス、じゃ……ないぃぃっ……あ゙ァァっ、入れ、ない、でっ」
「まずは解さねぇとな。中まで塗りつけてやる。超強力な媚薬をよぉ!」
「やめろぉっ、やだっ、狂うっ、くるっちまうっ!!!」
不思議なことにこんな状況でも、娘は腕の中で安らかな寝息をたてている。まったく起きる気配もないことに安堵しつつ、同時に強い恥じらいに心が壊れてしまいそうだった。
「くくっ、ずっとずっと見たかった。こんなお前の姿を」
「ら、ランス……なぜっ、なぜこんな、事を!」
確かにライバルではあったし、嫌悪感を露骨に見せてきたけども。それでもそこまで恨まれる記憶はないのだ。
こんな仕打ちを受けるような、ことをしでかしたことなんて。
怒りと絶望の目をむける中、ランスは猫のように笑った。
「そりゃあお前――愛しているからさ」
「は、ハァァァ!?」
愛してる人間を触手責めにして辱めるのか。叶うのなら『そんなワケあるか』と、今すぐこの男を殺してしまいたかった。
しかしそんなルイトの気持ちを知ってか知らでか。そっと頬に這わされる手。滑らかな、指の長い華奢な手だ。女々しい優男の手、とイヤミを言ったこともあった気がする。
「ずっとずっと前から愛していて、だから欲しかった」
「なんっ……だって……!?」
「お前はオレのこと、嫌ってたかもしれねぇけどさ。オレは好きで好きでたまらなくて。他でガキこさえたお前ですら、欲しかった」
プロポーズのような言葉をわめいたり、普段からやたら絡んだりしたのも言ってみればわかりやすい求愛行動なのだが。それ以前の女癖の悪さ、そして相手にされない鬱憤を享楽で晴らそうとした素行の悪さ。
その無限ループで、この男の恋は常に叶うことはなかったのだろう。
しかしそんなこと露知らず。ルイトは、快楽で蕩けそうになる頭を振って懸命に口を開く。
「だっ、たら! この触手をっ……外せ。話すらっ、できない、だろ……」
「ルイト」
「君の気持ちは……わかっ、たから……だから……」
彼の慎ましやかな秘所に潜り込もうとした一本が、そっと離れた。
いいぞ、その調子とばかりに言葉を重ねる。
「とりあえず話し合おう。僕だって、君の気持ちを知らなかったんだ。知ってたもしかして――」
「やっぱりいいや」
「え? ……あ゙ァァァッ、ひぎっ、あ゙ァっ、や゙めろぉぉぉっ!!!」
ずぷ、と入り込んだ感覚に目を見開く。そこからはもう、転がり落ちるだけだ。
「だすげてっ、やらっ、い゙だぃぃ」
「嘘つくなよ。こんなのまだまだだろ」
そう。痛みよりひどいもの。それは、異物感とほんの少しの快感。
胎内を犯され侵入されることへの、興奮は果たして媚薬によるものだけか。
嫌だ嫌だと叫びながらも、必死で娘を取り落とさないように頑張る彼をランスは無表情に見下ろした。
「――やっぱり、このガキがいけないんだな」
「な、なにを……うぐぁ゙!」
ずりゅ、ともう一本。増した圧迫感に舌を出して喘ぐ。
そんな彼に差し出された手は、ふたたび頬をなでた。
「選べよ。このまま、このバケモノの子を孕むかそのガキを手放して、オレに抱かれるか」
「っ……ど、どういう、こと……だ……うぁっ……」
そう言っている間も、腸壁をこすりあげて前立腺を叩く触手共の性技に息も絶え絶え。
そのうえ足を大きく開かされ、なにやら太くかたいモノが窄みに擦り付けてられている。
「分かってんだろ。コイツらはお前の中に卵を産み付ける。お前はバケモノの母胎となって、ここで生きるんだよ」
「そ……そんな……そんなことっ……」
嫌に決まっている。強力な媚薬と魔物の子を産卵によって精神なんてあっという間に破壊されるだろう。
浅ましいメスであり苗床なって、生きるくらいなら死を選ぶくらいだ。しかし、そう簡単に死なせてもらえないだろう。
怯えと絶望と、快感に涙を流すルイトの目元をそっとぬぐう指。
そして甘い囁きが耳朶を震わせる。
「もう一つ、選ばせてやるよ」
そして頬におとされた、口付け。
「ガキを地面に叩きつけろ。そして、オレのモノになれ」
「!?」
「そしたら、助けてやるよ。このバケモノも、ぶっ殺してお前を救い出してやる」
「そん、な……ルシアを……そんな……」
出来るはずがない。
今も、まるで何かに護られているかのように安らかに眠る娘。
そんな愛しい我が子を、捨てるなんて。
(でも)
出された手を取らなければ、忌まわしき魔物の贄となる。
死より残酷な運命をたどるのは明らかだ。
「くくっ、時間はないぞ。そろそろ、一番デカいやつがぶち込まれる」
「ヒッ……あ゙ァッ!? やめっ、たすけてっ、やだぁぁっ!!!」
めりめりと音をたてるように、ゆっくりと。でも確実に押し込まれる巨肉棒。いびつでボコボコとした突起が無数についたそれは、彼の最奥――S状結腸をぶち抜く勢いで挿入されるだろう。
そうなればもう、逃げられない。
「お゙ぁっ、はいっ、ちゃ……らめっ、やらっ……!」
「ほら。オレの手をつかめ。そのガキを地面に叩きつけて」
「ゔぐぅぅ……ルシア……っ……ゆるし、てくれ……ぇ!!」
娘の名を泣きながら叫び、ルイトはなんと。
「ぐっ!?」
ランスの手に噛み付いたのだ。
その胸にはしっかりと娘を抱きしめて。
「…………この雌豚め」
ランスの目がどす暗く光る。怒りと悲しみ、そして絶望の色が宿った。
「望み通り、殺してやる」
スラリと抜かれた剣。
首元に突きつけられる。
(あぁ、もう)
祈るような気持ちで、ルイトは瞳を閉じた――。
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