16 / 96
二章
地下室の攻防
しおりを挟む
魔法陣の光に包まれて、目を瞑ったかと思うと、見知らぬ場所に立っていた。
……地下……地下だ。
光のささない、暗い場所。
フィオ、みんな、どこだ……?
オメガゴーレムは、石化の力を持つ。
発見したら、すぐ奴の動きを止めないと。
「カンテラ、ヒ、ツケル」
「あぁ、待ってろ」
フェイルノに言われて、俺は手探りでカンテラを背嚢から取り出して、火をつける。
広い地下室のようだ。
ところどころに、砕かれた石像がある。
いや、石像じゃない。
これは……石化した冒険者たちだ!
ケルヴィン殿下たちでは、なさそうだが。
俺はカンテラをフェイルノの嘴に咥えさせて、弓を構えた。
ギシリ、ギ!
足元の床を踏む音が、大きく聞こえる。
やがて、ボゥッと淡く光るものが見えてきた。
「ティト!」
俺は、淡く光る石像を見つけてゆっくり近寄る。魔導士ティトが、ロッドを構えたまま石化していた。
何か魔法を放とうとして、そのまま石化したようだ。
淡く光るのは、フィオのマジックシールドのおかげだろう。
よく見ると、少し離れたところに、盾を翳した聖騎士ギルバート、さらにその向こうに、転んで誰かを突き飛ばしたような姿勢で石化している、ケルヴィン殿下が見えた。
三人とも、淡く光るマジックシールドに守られて、どこも壊されていない。
フィオがまだ、生きている証拠だ!
「フィオ、フィオ!」
声をかける俺の横を、暗い影がスーッと追い越して行った。
!?
悪霊!!
フェイルノからカンテラを受け取ると、前方に翳す。
影の行った方向を照らすと、祭壇のような場所があり、そこに悪霊たちが群がっていた。
「じ、慈悲深き、癒しの神よ。聖なる光をもって、悪き魂を遠ざけたまえ! セイントリヒカ!!」
フィオの声がして、強い光が地下室に輝き、悪霊たちがパッと散っていく。
それでも、散らしてるだけだ。
また集まってくるに違いない。
待ってろ! 今、俺が……!!
フィオを助けようと、弓を引き絞ろうとしたその時だ。
ゴゴゴゴ!!
重い音が聞こえ、振り向くと地下室の天井に頭がつきそうな、巨大なゴーレムがいた。
こいつが、オメガゴーレム!?
オメガゴーレムは、横にある土壁の中から、分離するようにゆっくり這い出し、構えていた俺の弓矢を弾き飛ばした。
「うぐ!」
カラーン!!
俺の弓矢が、遠く離れた場所に吹き飛んでいる。
しまった! 弓矢が!!
そう考える間もなく、オメガゴーレムの体が光始める。
全身に古代文字のような模様が、流れる水のようにつたい落ちていった。
その刹那、キン!! と音がして、俺の全身を光が包む。
石化の光!!
みんなこれをくらったんだ。
俺の肩にとまっていたフェイルノが、石になってゴロンと肩から落ちる。
「フェイルノ!!」
俺は素早くフェイルノを受け止めて、懐に戻した。
普通なら、俺も石化している。
だが……。
俺は予備の弓矢を装備して、矢を足元に打ち込んだ。
力場が、矢を打ち込んだところから広がっていき、オメガゴーレムを包んでいく。
その瞬間、オメガゴーレムの動きが止まった。
「俺に、石化は効かない」
俺は奴に、はっきり言い放った。
そう。元々大帝神龍王が、あらゆる状態異常を無効化する存在だったのだ。
オメガゴーレムは、二回ほど石化を発動しようとしてできず、三回目の攻撃を打撃に切り替えようとして、自分から後ろに吹き飛んだ。
そのまま胴が割れて、上半身が床に落ち、下半身は崩れて動かなくなる。
床に伏せた上半身も、動かなくなった。
絶対反転による、自滅だな。
……ふぅ。
俺は懐からフェイルノを取り出すと、『解呪の針』を刺して石化を解く。
「ガー! カタマッタ、コワカッタ!!」
「よしよし」
フェイルノは、羽根をバサバサ動かして、興奮しているのを、撫でて宥めてやる。
大切な相棒だからな、大事にしないと。
……ん!?
ゴゴゴゴ!
なんだ、この異様な気配!!
直後、オメガゴーレムの体から、ヘカントガーゴイルの時と同じような光が溢れた。
「まさか、また魔王の魂のカケラ!?」
俺の目の前で、光は帯を引きながら高速で去っていった。
オメガゴーレムが制御不能になったのは、このせいか?
とにかく、今はフィオを先に助けないと!
俺はゆっくり歩いて、フィオの声がした祭壇に近づいていった。
「フィオ」
「……え……」
「来たよ、俺だ」
「アーチロビン!?」
「出てきて、オメガゴーレムは止めた」
ゴトゴトと音がして、祭壇の下から白狐の白い耳が見えた。
「ほら、手を出して」
俺が言うと、恐る恐る手が出てくるので、そっと引っ張る。
ゴロゴロ……と音がして、彼女と一緒に霊力回復薬用の薬瓶が何本も転がり出てきた。
回復薬で霊力を補いながら、マジックシールドをかけたり、悪霊を散らしたりしてたんだな。
ようやく、彼女を引っ張りだして立たせると、後ろから迫る何かの気配がした。
「あ!!」
フィオの顔が真っ青になる。
俺は素早く弓を構えて、不穏な気配に振り向いた。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
読んでくださってありがとうございました。
お気に召したら、お気に入り登録してくださるとうれしいです♫ とても励みになります。
※この物語はフィクションです。表現や人物、団体、学説などは作者の創作によるものです。
……地下……地下だ。
光のささない、暗い場所。
フィオ、みんな、どこだ……?
オメガゴーレムは、石化の力を持つ。
発見したら、すぐ奴の動きを止めないと。
「カンテラ、ヒ、ツケル」
「あぁ、待ってろ」
フェイルノに言われて、俺は手探りでカンテラを背嚢から取り出して、火をつける。
広い地下室のようだ。
ところどころに、砕かれた石像がある。
いや、石像じゃない。
これは……石化した冒険者たちだ!
ケルヴィン殿下たちでは、なさそうだが。
俺はカンテラをフェイルノの嘴に咥えさせて、弓を構えた。
ギシリ、ギ!
足元の床を踏む音が、大きく聞こえる。
やがて、ボゥッと淡く光るものが見えてきた。
「ティト!」
俺は、淡く光る石像を見つけてゆっくり近寄る。魔導士ティトが、ロッドを構えたまま石化していた。
何か魔法を放とうとして、そのまま石化したようだ。
淡く光るのは、フィオのマジックシールドのおかげだろう。
よく見ると、少し離れたところに、盾を翳した聖騎士ギルバート、さらにその向こうに、転んで誰かを突き飛ばしたような姿勢で石化している、ケルヴィン殿下が見えた。
三人とも、淡く光るマジックシールドに守られて、どこも壊されていない。
フィオがまだ、生きている証拠だ!
「フィオ、フィオ!」
声をかける俺の横を、暗い影がスーッと追い越して行った。
!?
悪霊!!
フェイルノからカンテラを受け取ると、前方に翳す。
影の行った方向を照らすと、祭壇のような場所があり、そこに悪霊たちが群がっていた。
「じ、慈悲深き、癒しの神よ。聖なる光をもって、悪き魂を遠ざけたまえ! セイントリヒカ!!」
フィオの声がして、強い光が地下室に輝き、悪霊たちがパッと散っていく。
それでも、散らしてるだけだ。
また集まってくるに違いない。
待ってろ! 今、俺が……!!
フィオを助けようと、弓を引き絞ろうとしたその時だ。
ゴゴゴゴ!!
重い音が聞こえ、振り向くと地下室の天井に頭がつきそうな、巨大なゴーレムがいた。
こいつが、オメガゴーレム!?
オメガゴーレムは、横にある土壁の中から、分離するようにゆっくり這い出し、構えていた俺の弓矢を弾き飛ばした。
「うぐ!」
カラーン!!
俺の弓矢が、遠く離れた場所に吹き飛んでいる。
しまった! 弓矢が!!
そう考える間もなく、オメガゴーレムの体が光始める。
全身に古代文字のような模様が、流れる水のようにつたい落ちていった。
その刹那、キン!! と音がして、俺の全身を光が包む。
石化の光!!
みんなこれをくらったんだ。
俺の肩にとまっていたフェイルノが、石になってゴロンと肩から落ちる。
「フェイルノ!!」
俺は素早くフェイルノを受け止めて、懐に戻した。
普通なら、俺も石化している。
だが……。
俺は予備の弓矢を装備して、矢を足元に打ち込んだ。
力場が、矢を打ち込んだところから広がっていき、オメガゴーレムを包んでいく。
その瞬間、オメガゴーレムの動きが止まった。
「俺に、石化は効かない」
俺は奴に、はっきり言い放った。
そう。元々大帝神龍王が、あらゆる状態異常を無効化する存在だったのだ。
オメガゴーレムは、二回ほど石化を発動しようとしてできず、三回目の攻撃を打撃に切り替えようとして、自分から後ろに吹き飛んだ。
そのまま胴が割れて、上半身が床に落ち、下半身は崩れて動かなくなる。
床に伏せた上半身も、動かなくなった。
絶対反転による、自滅だな。
……ふぅ。
俺は懐からフェイルノを取り出すと、『解呪の針』を刺して石化を解く。
「ガー! カタマッタ、コワカッタ!!」
「よしよし」
フェイルノは、羽根をバサバサ動かして、興奮しているのを、撫でて宥めてやる。
大切な相棒だからな、大事にしないと。
……ん!?
ゴゴゴゴ!
なんだ、この異様な気配!!
直後、オメガゴーレムの体から、ヘカントガーゴイルの時と同じような光が溢れた。
「まさか、また魔王の魂のカケラ!?」
俺の目の前で、光は帯を引きながら高速で去っていった。
オメガゴーレムが制御不能になったのは、このせいか?
とにかく、今はフィオを先に助けないと!
俺はゆっくり歩いて、フィオの声がした祭壇に近づいていった。
「フィオ」
「……え……」
「来たよ、俺だ」
「アーチロビン!?」
「出てきて、オメガゴーレムは止めた」
ゴトゴトと音がして、祭壇の下から白狐の白い耳が見えた。
「ほら、手を出して」
俺が言うと、恐る恐る手が出てくるので、そっと引っ張る。
ゴロゴロ……と音がして、彼女と一緒に霊力回復薬用の薬瓶が何本も転がり出てきた。
回復薬で霊力を補いながら、マジックシールドをかけたり、悪霊を散らしたりしてたんだな。
ようやく、彼女を引っ張りだして立たせると、後ろから迫る何かの気配がした。
「あ!!」
フィオの顔が真っ青になる。
俺は素早く弓を構えて、不穏な気配に振り向いた。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
読んでくださってありがとうございました。
お気に召したら、お気に入り登録してくださるとうれしいです♫ とても励みになります。
※この物語はフィクションです。表現や人物、団体、学説などは作者の創作によるものです。
0
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
神眼の鑑定師~女勇者に追放されてからの成り上がり~大地の精霊に気に入られてアイテム作りで無双します
すもも太郎
ファンタジー
伝説級勇者パーティーを首になったニースは、ギルドからも放逐されて傷心の旅に出る。
その途中で大地の精霊と運命の邂逅を果たし、精霊に認められて加護を得る。
出会った友人たちと共に成り上がり、いつの日にか国家の運命を変えるほどの傑物となって行く。
そんなニースの大活躍を知った元のパーティーが追いかけてくるが、彼らはみじめに落ちぶれて行きあっという間に立場が逆転してしまう。
大精霊の力を得た鑑定師の神眼で、透視してモンスター軍団や敵国を翻弄したり、創り出した究極のアイテムで一般兵が超人化したりします。
今にも踏み潰されそうな弱小国が超大国に打ち勝っていくサクセスストーリーです。
※ハッピーエンドです
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる