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22話 武術
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毎日コーンラビットを捕まえ続けて分かったことがある。
どれだけ熟練の冒険者でも、十割で買取されるように綺麗に倒せるのは至難の業であることを知った。
ちなみに、僕が倒したものは全部僕達が食べていたから分からなかったけど、売ろうとした場合、五割くらいだった。つまり大銅貨一枚。場合によっては三割買取だったので、非常に安くなってしまう。
それくらい、セレナが衝撃波だけで倒してくれる手法が非常にありかたかった。
僕もそれにあやかって、衝撃波で倒すようにする。というのも、【アプリ】で2GBを使って【武術家】をインストールしたのだ。
---------------------
・武術家(1GB)
┗《開放》中級武術(1GB)
┗《未開放》上級武術(5GB)
┗《未開放》最上級武術(13GB)
---------------------
通常武術家の時点でそれなりに動けるのだが、中級武術を使えるようになると、周囲の気配探知や衝撃波が使えるようになるとのことで、早速インストールしてみた。ちなみに、武術家は一日、中級武術は三日かかった。
今では前世の武術の達人みたいな動きが自然とできる。それともう剣も持たずとも狩りができるようになった。
「あ、あの……!」
冒険者ギルドを示す青い衣装と白いベレー帽を被った受付嬢が僕達を止めた。
「はい?」
「いつも大量のコーンラビットを売ってくださり冒険者ギルドを代表して感謝申し上げます!」
「いえ、こちらこそ、良い査定で買ってくださりありがとうございます」
九十度頭を下げて誠心誠意を見せる彼女は、僕達が初日にカウンターで質問をした受付嬢だ。
「そこでですね。みなさん程の実力があるならぜひ冒険者になってみませんか?」
「あ~…………」
冒険者になろうと思った時もあった。でも今はならなくてもいいかなと思ってる。
その理由として、単純に冒険者になったら冒険者のルールの下で動くことになる。冒険者になったら、特典も多く、狩りをするなら確かに冒険者になるに限るが、僕達がこれからやろうとすると、冒険者の仕事はほぼほぼできなくなる。
となるとわざわざ冒険者にまでなっておく必要性は感じない。
「冒険者になると、全国通行料が無料になったり身分証の代わりにもなるんです。もちろん依頼をこなずノルマが発生しますが、みなさんの実力ならそう大変なものでもないと思います」
「あはは……そう買ってくださりありがとうございます。ではその件は考えておきます」
「ええ。ぜひ!」
冒険者にならないもう一つの理由。
実家に僕の名前が広まるのを避けたい。というのも冒険者で活動していくとどうしても名前が広まることになる。
ノアとセレナという冒険者。それが広まっただけで実家に僕達の名前が届くのも時間の問題だ。何なら隣国だし。
それも敬遠する理由なので、正直に言えば、僕達が冒険者になることはないと思う。
その時、冒険者ギルド内から僕に向かって殺気を放つ集団がいた。
僕達が外に出ると、彼らもまた僕達を追いかけてくる。
百人を超える冒険者がいたあの中から、わざわざ僕達に目を付けたってことは、それなりの理由がありそうだ。
「セレナ」
「うん。気づいてるよ。ノアは二人を守って。ポンちゃんもね」
『分かったニャ!』
「ライラさん、ミレイちゃん。前を向いて歩きながら聞いてください。僕達を追いかけて来る冒険者がいます。これから戦いになるかも知れないので、そのつもりでいてください」
僕達は大通りを進み、そのままシーラー街を出た。
どれだけ熟練の冒険者でも、十割で買取されるように綺麗に倒せるのは至難の業であることを知った。
ちなみに、僕が倒したものは全部僕達が食べていたから分からなかったけど、売ろうとした場合、五割くらいだった。つまり大銅貨一枚。場合によっては三割買取だったので、非常に安くなってしまう。
それくらい、セレナが衝撃波だけで倒してくれる手法が非常にありかたかった。
僕もそれにあやかって、衝撃波で倒すようにする。というのも、【アプリ】で2GBを使って【武術家】をインストールしたのだ。
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・武術家(1GB)
┗《開放》中級武術(1GB)
┗《未開放》上級武術(5GB)
┗《未開放》最上級武術(13GB)
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通常武術家の時点でそれなりに動けるのだが、中級武術を使えるようになると、周囲の気配探知や衝撃波が使えるようになるとのことで、早速インストールしてみた。ちなみに、武術家は一日、中級武術は三日かかった。
今では前世の武術の達人みたいな動きが自然とできる。それともう剣も持たずとも狩りができるようになった。
「あ、あの……!」
冒険者ギルドを示す青い衣装と白いベレー帽を被った受付嬢が僕達を止めた。
「はい?」
「いつも大量のコーンラビットを売ってくださり冒険者ギルドを代表して感謝申し上げます!」
「いえ、こちらこそ、良い査定で買ってくださりありがとうございます」
九十度頭を下げて誠心誠意を見せる彼女は、僕達が初日にカウンターで質問をした受付嬢だ。
「そこでですね。みなさん程の実力があるならぜひ冒険者になってみませんか?」
「あ~…………」
冒険者になろうと思った時もあった。でも今はならなくてもいいかなと思ってる。
その理由として、単純に冒険者になったら冒険者のルールの下で動くことになる。冒険者になったら、特典も多く、狩りをするなら確かに冒険者になるに限るが、僕達がこれからやろうとすると、冒険者の仕事はほぼほぼできなくなる。
となるとわざわざ冒険者にまでなっておく必要性は感じない。
「冒険者になると、全国通行料が無料になったり身分証の代わりにもなるんです。もちろん依頼をこなずノルマが発生しますが、みなさんの実力ならそう大変なものでもないと思います」
「あはは……そう買ってくださりありがとうございます。ではその件は考えておきます」
「ええ。ぜひ!」
冒険者にならないもう一つの理由。
実家に僕の名前が広まるのを避けたい。というのも冒険者で活動していくとどうしても名前が広まることになる。
ノアとセレナという冒険者。それが広まっただけで実家に僕達の名前が届くのも時間の問題だ。何なら隣国だし。
それも敬遠する理由なので、正直に言えば、僕達が冒険者になることはないと思う。
その時、冒険者ギルド内から僕に向かって殺気を放つ集団がいた。
僕達が外に出ると、彼らもまた僕達を追いかけてくる。
百人を超える冒険者がいたあの中から、わざわざ僕達に目を付けたってことは、それなりの理由がありそうだ。
「セレナ」
「うん。気づいてるよ。ノアは二人を守って。ポンちゃんもね」
『分かったニャ!』
「ライラさん、ミレイちゃん。前を向いて歩きながら聞いてください。僕達を追いかけて来る冒険者がいます。これから戦いになるかも知れないので、そのつもりでいてください」
僕達は大通りを進み、そのままシーラー街を出た。
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