天暗の星~念真流寂滅抄~

筑前助広

文字の大きさ
6 / 22
本編

第四回 男、三人

しおりを挟む
 夏も盛りを過ぎようというのに、夜須の盆地は連日唸るような熱さだった。
 波瀬川から引いた城下の掘割は、この熱気からか腐ったような臭気を放っている。道筋では陽炎が発生し、道行く人は家屋の陰を縫って歩く有様だ。
 そんな中、清記は奥寺家の道場で厳しい稽古を付けていた。最初の半刻は大和と二人で、次の半刻で七人の家人を交えたものを行った。半月前に起きた鹿毛馬での一件で家人五名が殺傷され、武芸の拙さが露呈してしまったのだ。大和は大変憤り、新たに雇い入れた者を含め清記に手直しを依頼したのである。
 灼熱と化した道場で、清記は滝のような汗を流し竹刀を奮った。指導しているのは竹刀剣術ではなく、より実戦的な殺し合いの剣術である。相手を押し倒し、馬乗りになって止めを刺す。これは大和の希望でもあった。お陰で十日に一度の稽古は五日に一度となり、清記は多忙な日々を送っている。
「よし、今日はこれまでにしよう」
 そう言うと、家人の表情はあからさまに安堵の色が浮かんだ。

(この程度で情けない……)

 それでも奥寺家の家人か? と、言いたくなる。それについては、大和も苦笑して嘆いていた。優秀な者は直臣の藩士となるので、家人を雇おうにも中々いないのが実情で、中には百姓や町人出身の者もいるのだという。
 稽古を切り上げ、清記は一人裏庭の井戸で汗を流していると、

「平山様」

 と、声を掛けられた。
 振り向くと、志月が縁側に座っていた。

「これは、志月殿」

 清記は、下帯一枚の我が姿を恥じ、慌てて着物に手を伸ばそうとしてが、志月がそれを止めた。

「小関道場で、殿方の下帯姿には慣れておりますので」
「はぁ……、左様ですか。しかし、私が恥ずかしいのですよ」
「いえ、お気になされずに。稽古終わりと聞き、水菓子をお持ちしました」
「おお、これは旨そうな」

 赤く、みずみずしい西瓜スイカだった。それを綺麗な三角形に切り分けている。そして、側には冷めた麦湯。清記は礼を言うと、瞬く間に三つを平らげた。

「私は西瓜が好きでして」
「それはようございました。疲れも多少は取れたのではないでしょうか」
「まぁ、そうですが」

 四つ目に手を伸ばそうとすると、志月の鋭い視線がその動きを止めた。

「これから、わたくしに稽古を付けてくださいませぬか? 流石に家人に混じるのは憚られましたので、こうしてお伺いに参りました」
「またですか」
「平山様は、たった一度や二度の稽古で剣を身に付けたのですか?」
「いや、そうではございませぬが」
「そうでございましょう?」

 鹿毛馬での一件で自分を認めてくれたのか、志月が自分との稽古を望むようになっていた。相変わらず愛想は無いが妙に熱が入っていて、大和が親ながら驚くほどである。そんな志月との稽古を楽しみにしている自分に気付いた時、清記はしたたかに驚いた。もう女に惚れる事は無い、そう思っていたからである。

(本当に惚れているのか?)

 そう考えると、実は判らない。しかし、大和に鹿毛馬での事を聞いた時、身体は自然と駆け出していた。父には事後報告をしたが、

「そうか。お前がなぁ」

 と、意味深に苦笑するだけであった。

「では、わたくしはこれより着替えてまいります。四半刻後に道場にて」

 清記の思念を断ち切るように冷たく言い放つと、すくっと立ち上がった。

「四半刻後ですか。承知しました」
「ありがとうございまする」

 清記が頷くと、志月は踵を返し背を向けた。
 それから、西瓜に目を落とす。あと、二切れ残っている。

「あと……あまり食されると、お腹を下されまするぞ」

 四つ目を取った清記の動きを察してか、志月がそう釘を刺した。

◆◇◆◇◆◇◆◇

「もし」

 奥寺邸を出た所で、そう呼び止められた。一日の稽古を終えた、夕暮れ前だった。
 蜩が鳴き、それを断ち切るように遠くで夕七ツを告げる鐘が聞こえた。
 振り向くと、旅装の武士が立っていた。塗笠ぬりがさを深く被っていて顔は見えないが、旅塵で模様すら判別出来ない着物を見るに、相当な旅をして来たのが判る。

(浪人か)

 清記は、一歩ほど後ろに下がった。別段敵意などは感じないが、抜き打ちが届かない範囲に身を置くのは、刺客としての習性というものである。

「平山殿とお見受けするが」

 落ち着いた声だった。その中には、若干の親しみもある。

「左様」

 雷蔵は怪訝な声色で応えた。
 背が高く、手足が長い。自分の周りには見掛けない風貌である。

「貴殿は?」

 誰何すいかすると、男は口許を緩ませ、

「久しいですな、平山殿」

 と、塗笠の紐を解いた。

「あなたは」

 旅装の男は、奥寺東馬だった。
 清記がそう言うと、陽に焼けた精悍な顔に、満面の笑みを湛えた。

「江戸から戻られたのですね」
「いまし方。それより、まさか平山殿が当家の剣術指南をされているとは」
「お聞き及びでしたか」
「志月がな、手紙で知らせてくれたよ。平山殿が志月に勝った事も、命を救った事も含め」

 そう言って、東馬は闊達に笑った。陽に焼けた精悍な顔と大きな口に、豪放な笑顔が良く似合う。

「これはお恥ずかしい」
「いいや、私は嬉しい限りだよ。平山殿なら安心して任せられる。何せ、あの志月が認めたぐらいだ」 
「しかし、私は東馬殿に敗れた身。このお話をお引き受けするのには勇気がいりました」
「なぁに、気にする必要は無い。勝負は時の運。私がたまたま勝っただけの事。真剣ならば勝負は判らん」
「負けは負けです」
「では、もう一度私と立ち合うか?」

 東馬は、一瞬だけ真剣な表情を見せた。が、すぐに、

「戯言だよ」

 と、笑い飛ばした。

「近々、酒でも飲もうではないか。なぁ」
「ええ。そうしましょう」

 その日は、そこで東馬と別れた。

◆◇◆◇◆◇◆◇

 あまり旨い酒では無かった。
 芋と豆腐の煮しめも、辛いだけの代物である。それでも清記は、この店を何かと贔屓にしている。店の主人が元平山家の奉公人で、何かと融通が利いて使い易いのだ。
 吉原町よしわらまちの裏通り。太郎小路たろうこうじと呼ばれる、場末ばすえの居酒屋である。屋号を〔喜七〕という。土間に机が五つ。奥には座敷の席があり、更には二階まである。清記は、二階のいつもの部屋で飲んでいた。此処ならば、気兼ねなく話が出来る。
 目の前では、武富陣内たけとみ じんないが手酌で猪口に酒を注いでいた。
 陣内は馬廻組の平士ひらざむらいで、大組である清記とは身分違いであるが、「俺、お前」で付き合っている、数少ない友である。
 今年で二十六になるこの男は、半年前に能吏としての腕を見込まれて、御蔵奉行組頭から穂波郡代官である藤河雅楽ふじかわ うたの筆頭与力に抜擢された。また、剣も光当流の免許を持つ。清記が陣内と昵懇になったのも、剣を通しての事だった。

「どうだ、最近?」

 陣内は、猪口を飲み干すと訊いた。

「まぁまぁだ」
「ふうん、奥寺様の剣術指南役をしているそうじゃないか」
「知っていたのか?」
「藤河様からな。お前の父御殿から聞かされたそうだ」

 藤河と父は、公人としては隣接する郡代官として定期的に会う仲であり、私人としては囲碁仲間である。碁盤を囲んで、公事や私事を話し合う姿を何度か見掛けた事がある。

「あの奥寺東馬も、江戸から戻ったのか」
「ああ、四日ほど前かな」
「奥寺家との繋がりは、お前にとって善い事だな」
「そうかな」
「娘もいるじゃないか。無口な娘だというが、お前には似合いだ」
「何の事だ」
「知らぬ振りをするな。鹿毛馬で救ったって話も聞いたぜ」
「鹿毛馬と言えば、下手人の宗山源次郎はお前と同門だったな」
「宗山か。道場は違うが、名前だけは知っている。だが、清記よ。夜須に光当流なんざ、ごまんといるぜ」
「確かにそうだな」

 光当流は夜須で最も多い流派である。それは藩主家の御家流が光当流であり、藩校でも指導しているからだ。

「そんな事はどうでもいい。話を逸らすな」
「何が言いたい」
「嫁に迎えろよ。身分的にも釣り合いが取れている」
「……」

 清記は、鼻を鳴らして猪口を煽った。
 女はもう愛さぬと決めていた。
 かつて、愛した女に裏切られたのだ。その女は、目尾組の女忍だった。共に組んでいる内に男と女の関係になったが、ある賊徒を追って潜入した際に、そこの頭目に惚れてしまった。そして、女の情報を鵜呑みにした自分は、のこのこと賊徒が待ち構える死地におびき寄せられ、地獄を見た。
 女を始末したのは、その翌年。扶桑正宗を振り下ろす前、女は

「愛しているのに」

 と、呟いた。あの時の声は、今も耳に残っている。

「清記よ。選択肢の一つとして考える価値はあるぞ」
「そうかもな」
「おいおい。奥寺様は、飛ぶ鳥を落とす勢いの御中老だ。その義理息子になるのは悪くないだろ」
「その分、何かと気苦労もある。俺は平山家だけで勘弁だ」
「確かに、気苦労は絶えんかもな。夜須に長年君臨している首席家老ですら、奥寺派の伸張に警戒しているという。中々剣呑な雰囲気だ」

 首席家老とは、犬山梅岳の事だ。藩主・栄生利永の信任を得て、長くその座に君臨している。持ち前の嗅覚で、度重なる難局を乗り越えた海千山千と、父は言っていた。清記も二度会った事があるが、福よかな面貌から、胡散臭い雰囲気を感じた事をよく覚えている。その時は、

「清廉潔白では、首席家老は務まらないのだろう」

 と納得したが、梅岳が何やら企んでいる事は、利永の御落胤である格之助を養子に迎え、跡取り息子を廃嫡してまで嫡男に据えた事で窺い知れる。

「藩内が二つに割れるかもな」
「どうだろう。そこまでの事態にはならんとは思うが」

 清記には、大和が梅岳という怪物に互する存在には、どうしても思えなかった。
 大和は実直で、清廉潔白な男である。その発言はいつも正しく、武士らしい武士、と称しても差し支えない。ただ、怖さが無いのだ。藩政という魔界で魑魅魍魎を従える怖さが。

「ただ、危うさもある」
「ほう」
「奥寺様を好きな人は、崇拝と呼べるほど慕うだろう。しかし、嫌う人は徹底的に嫌う。私にはそう見える」
「確かにな。拗ね者には、あの人が眩しく見えるかもしれない」

 そう言うと、陣内は膝を打って頷いた。

「それさ。奥寺様は、揺るぎない正義の信念を持っている。だから、目上にも目下にも容赦なく言う。それが言い訳の出来ないほどに正し過ぎるから、嫌われるのだろう」
「政事を正義で通そうとすると、犬山様との対立は必定か」
「だな。まるで水と油だな。首席家老は現実にそぐわぬ正義は、悪より性質たちが悪いと思う口だろうよ」
「で、危うさとは何だ?」
「敵の多さだ。奥寺様の正義感は、敵味方を明確に分ける。中庸というものが無い。その固さが、足を引っ張るやもしれない」
「それが良さでもあるのだがな」

 大和は陽明学を学び、信奉している。性格の固さや正義感の強さは、陽明学の知行合一ちこうごういつから来ているのではないか、と清記は思っている。

「ただ俺は、あの人が嫌いじゃないな。確かに眩しく見えるが、好ましい眩しさだ」
「崇拝しているのか?」
「まさか」
「ま、嫌いとは言えまい。何せ雇い主だ」
「義父になるかもしれねぇぞ」
「うるさいぞ、黙れ」

 店の小女が、料理と新たな銚子を運んできた。料理は、軍鶏の串焼きである。粗塩が上から振りかけられ、食欲をそそる匂いを醸し出している。

「これだな。煮物と酒は不味いが、串焼きは旨い」

 清記はそう言うと、一本を口に運んだ。噛むと、驚くほどの脂が飛び出る。その旨味が、何とも堪らない。

「やはり、旨いな」

 陣内も、夢中で頬張っていた。陣内は江戸の生まれで、初め獣肉を喰らう事を嫌がっていた。しかし、何度か此処で食べさせた所、今では大の獣肉好きになっている。

「他の店で食べたが、どうもいかん。自分でも料理したいと思うが、家の者が反対する」
「お前には無理だ」

 清記は鼻を鳴らした。

「この〔喜七〕が特別なのだよ」

◆◇◆◇◆◇◆◇

 その帰り道だった。
 西町、波瀬川から引いた掘割の側。一人で歩く夜道である。
 不意に浴びせられた殺気に、清記は歩みを止めた。
 振り返ると、男が立っていた。鳩羽色はとばいろの着流しに、一振りの刀を落とし差しにしている。

(あの男か)

 清記は、ここ最近ずっと感じた氣を思い出した。いつもは戦う機ではないと捨てて置いたが、今その機が訪れたと、この男は判断したのだろう。
 男は、悠然としたな足取りで近付いてきた。放つ氣を抑える素振りは無い。清記は、全身の毛が逆立つのを感じ、反射的に身構えていた。

「名乗りは必要かい?」

 男が言った。歳は自分より、少し下というぐらいだ。こざっぱりとしてはいるが、主君持ちのようにも見えない。

「人違いと言う可能性もある」
「あんた、平山清記さんだろ?」
「貴殿は?」
鷲塚錦梅わしづか きんうめというもんだ」
「知らん名だ」
「そらそうだ。まだ、売れてねぇ名前だからね。だから、平山さんを斬るのさ。念真流の首を獲れば、名が売れる」
「裏の者か」

 鷲塚は、一つ頷いた。
 裏の者。即ち、暗黒街で生きる有象無象の事だ。恐らく、鷲塚はその中でも始末屋を生業にしているのだろう。念真流を討てば、裏での名が売れ、いい顔が出来る。当然、仕事も選びたい放題だと聞いた事がある。

「ずっと私を見張っていたようだが」
「まぁ、機会を伺っていてね。やっと、お前に勝てそうだと思った」
「なるほど」
「冷静だね」
「慣れた。よくある事だ」

 念真流の看板を背負い、御手先役として生きる以上、こうした刺客から逃れる事は出来ない。幼き時から父に言い聞かされ、現に今まで何人もの挑戦を退けてきた。

「やるかい?」
「邪魔が入らぬ場所でな」
「いいね」

 清記は、そこからすぐ近くの空き地に移動した。火除け地として使っている場所だ。

「楽しみだぜ、俺は」
「……」
わらっちまうほどにな」

 四歩の距離で向かい合った。
 清記は、扶桑正宗を抜き払うと正眼に構えたが、鷲塚は僅かに腰を落としただけだ。
 居合か。そう思った時には、既に対峙になっていた。
 清記は小細工無しの、ありのままの氣を放った。酔いのせいか、どうにでもなれ、という大胆な気持ちにもなっている。
 一方、鷲塚の身体からは、猛烈な闘気が地熱のように湧き上がっている。

(余程、俺を殺したいのだろう)

 向けられる殺気は、更に強くなっている。
 一歩、清記は踏み出した。自分でも驚くような、大胆さだ。
 それとは裏腹に、汗が噴き出していた。額から伝った雨は、目じりに至り涙のように零れていく。
 来いよ。内心で呟いた。その瞬間、暴風のような抜き打ちが、清記を襲った。
 斬光。想像よりもやや長く伸びた。清記は、右腕に微かな熱感を感じながらも、前に踏み込んだ。
 交錯する。鷲塚の顔。悦楽の絶頂に達して嗤う、その寸前の顔が見えたが、その首は扶桑正宗を振り抜くと同時に、宙に舞った。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する

克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。

剣客居酒屋草間 江戸本所料理人始末

松風勇水(松 勇)
歴史・時代
旧題:剣客居酒屋 草間の陰 第9回歴史・時代小説大賞「読めばお腹がすく江戸グルメ賞」受賞作。 本作は『剣客居酒屋 草間の陰』から『剣客居酒屋草間 江戸本所料理人始末』と改題いたしました。 2025年11月28書籍刊行。 なお、レンタル部分は修正した書籍と同様のものとなっておりますが、一部の描写が割愛されたため、後続の話とは繋がりが悪くなっております。ご了承ください。 酒と肴と剣と闇 江戸情緒を添えて 江戸は本所にある居酒屋『草間』。 美味い肴が食えるということで有名なこの店の主人は、絶世の色男にして、無双の剣客でもある。 自分のことをほとんど話さないこの男、冬吉には実は隠された壮絶な過去があった。 多くの江戸の人々と関わり、その舌を満足させながら、剣の腕でも人々を救う。 その慌し日々の中で、己の過去と江戸の闇に巣食う者たちとの浅からぬ因縁に気付いていく。 店の奉公人や常連客と共に江戸を救う、包丁人にして剣客、冬吉の物語。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

日露戦争の真実

蔵屋
歴史・時代
 私の先祖は日露戦争の奉天の戦いで若くして戦死しました。 日本政府の定めた徴兵制で戦地に行ったのでした。  日露戦争が始まったのは明治37年(1904)2月6日でした。  帝政ロシアは清国の領土だった中国東北部を事実上占領下に置き、さらに朝鮮半島、日本海に勢力を伸ばそうとしていました。  日本はこれに対抗し開戦に至ったのです。 ほぼ同時に、日本連合艦隊はロシア軍の拠点港である旅順に向かい、ロシア軍の旅順艦隊の殲滅を目指すことになりました。  ロシア軍はヨーロッパに配備していたバルチック艦隊を日本に派遣するべく準備を開始したのです。  深い入り江に守られた旅順沿岸に設置された強力な砲台のため日本の連合艦隊は、陸軍に陸上からの旅順艦隊攻撃を要請したのでした。  この物語の始まりです。 『神知りて 人の幸せ 祈るのみ 神の伝えし 愛善の道』 この短歌は私が今年元旦に詠んだ歌である。 作家 蔵屋日唱

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

If太平洋戦争        日本が懸命な判断をしていたら

みにみ
歴史・時代
もし、あの戦争で日本が異なる選択をしていたら? 国力の差を直視し、無謀な拡大を避け、戦略と外交で活路を開く。 真珠湾、ミッドウェー、ガダルカナル…分水嶺で下された「if」の決断。 破滅回避し、国家存続をかけたもう一つの終戦を描く架空戦記。 現在1945年夏まで執筆

処理中です...