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自身と自信
スキル取得へ向けて初討伐(5)
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こうして俺は、今のところ全て問題なく予定通りに進行していることを確認できた。
自身のLvも96にもなったので、何かのトラブルでも致命的なダメージを受けることもないだろう。
なので、せっかくだからこの<神狼>とその他の辺境伯が管理している
辺境東泊<神狼>
辺境南伯<神龍>
辺境西伯<神鳥>
辺境北迫<神猫>
について、少し情報を取ることとした。
というのも、俺が管理者(実際は管理なんてしていないが)になってから、水晶さん曰く、同Lvで、仮の管理者を含めて管理者がお互いに許可を出していれば、情報を得ることができるとのことなのだ。
但し、Lvが異なる場合、上位Lvは下位Lvの情報を完全に得る事ができてしまうが、逆の場合下位Lvは上位Lvの情報は開示されても部分的に読むことができないそうだ。
今回は、全てLv99で同列であり、まだ未攻略の3箇所の仮管理者と攻略済みの<神狼>管理者の俺、仮の管理者であったモモとの関係から、情報を得ることができるのだ。
まずはここ、辺境東泊が管理している<神狼>。
仮の管理者はその名の通り神狼で、基本的に魔獣を討伐した際のドロップは、メインは装備系。
名ばかりの今の管理者は俺こと、ジン・アルダ だ。
魔獣討伐時は、もちろん全ての魔獣でドロップするわけではないし、浅層でドロップする装備はLvも層Lvと同じ位になる。
最下層は200階層で、これは4大地下迷宮全て共通になっている。まあ、俺も前は同じ認識だったが、あのクズ共含めた俺以外の全員、せいぜい50階層が最大と思っているようだ。
層毎のLvも、俺がこの<神狼>の変更をしていないので、やはり4大地下迷宮全て共通になっている。
層毎のLvはこうだ。
浅層 1層~ 40層(Lv1~Lv30)
中層 41層~140層(Lv31~Lv70)
深層 141層~199層(Lv71~Lv98)
最下層 200層(Lv99)
となっており、それぞれのLvに応じた魔獣が出現する。
もちろん俺がこの<神狼>を攻略した際は、200階層の仮管理者を討伐なんてしていないので、ドロップも無しだったよ。
制御室については、初回攻略時のみ200階層から転移でき、その後はどの階層からも管理者または管理者が許可をしたものしか転移できない仕様となっており、管理者は迷宮内であればどこからでも転移することができる。また、許可した者をどの階層からでも転移させることもできる新設設計だ。
以前水晶さんが少し話をしていたが、仮に俺がすべての迷宮の管理者になったとすると、同一管理者の迷宮間転移は可能となるので、更に便利になるといえる。
そんな情報をモモと一緒に水晶さんから聞いて勉強をしていると、ウェインから連絡がきた。
『ジン様、今よろしいでしょうか?』
『大丈夫、問題ないぞ』
『ありがとうございます。現在私とラム様は<アルダ>領を出て、帰還中です。実は<神狼>から<アルダ>に向かう際、影魔法を常に使用していたおかげか、<影魔法:Lv6・・上級>が、(影魔法:Lv7・・上級)にLvアップすることができました。このため、私に間接的にでも触れていれば、影魔法の対象となり移動が楽になるのですが、ラム様は影に入ることを頑なに拒否されて・・・』
『そうか、ラムはエルフだから、暗い空間は苦手なのかもしれないな。でもLvアップおめでとう』
『ありがとうございます。それで、このままいけば、大体4時間程で帰還することができそうです』
『そうか、待ってるよ。ラムも攻撃禁止対象に設定しているけど、念のため浅層の他の冒険者や騎士とかがいない所でもう一度連絡して』
『承知しました。では後程』
予想通り、ラムはくっついてきている。
実は、久しぶりに会うのが楽しみだ。
ラムは、父であるダン・アルダが門番のボノガ達と一緒に<アルダ>領の領民としたメンバーらしい。
エルフであるため、一部特殊なスキルを持っており、かなり強い。
俺の近衛騎士であるので彼女のステータスを知っているが、特に<精霊術:Lv8・・帝級>とかぶっ放された日には、地域全体が何もなくなってしまう程の威力を持っているのだ。
一度、俺が魔界森の近くを散歩していた際、魔界森から俺を見ている魔獣と目が合って、驚いた俺は尻餅をついてしまった。その瞬間、その魔獣と辺り一面が何もなくなってしまっていたのだ。
魔獣に驚くより、そっちの方が驚いたのはよく覚えている。クワバラクワバラ。
ラムのステータスは、
---------------------
名前:ラム
種族:エルフ
Lv:52・・(A:上級)
HP:370/370
MP:630/630
MT:300/300
【スキル】
<弓 術:Lv8・・帝級>
<精霊術 :Lv8・・帝級>
<気配遮断:Lv4・・中級>
<気配察知:Lv6・・上級>
<身体強化:Lv5・・上級>
【称号】
ジンの近衛騎士
-----------------------
となっている。きっと、影の中を移動するウェインを<気配察知:Lv6・・上級>を駆使して影内部にいるウェインを察知しつつ、移動しているのだろう。
そんなことを考えて、引き続きモモと水晶さんと勉強をしていると、あっという間に時間がたって再度連絡がきた。
『ジン様、只今帰還いたしました。現在6階層の入り口におります。申し訳ありませんが、我々の容姿もあるのでしょうが、人目がありすぎて連絡させていただくことができませんでした』
『無事について何よりだ。他人の目は気にするなよ。そんな奴らは放っておけ。それより、今からラムと一緒に制御室に転移させるから、驚かないように説明してくれるか?』
『承知しました。少々お待ちください』
・・・・・
『お待たせいたしました。ラム様もご理解いただけたとのことで、転移、よろしくお願いいたします』
久しぶりにラムと会えるな。
そんなことを思いながら、2人を転移させた。
自身のLvも96にもなったので、何かのトラブルでも致命的なダメージを受けることもないだろう。
なので、せっかくだからこの<神狼>とその他の辺境伯が管理している
辺境東泊<神狼>
辺境南伯<神龍>
辺境西伯<神鳥>
辺境北迫<神猫>
について、少し情報を取ることとした。
というのも、俺が管理者(実際は管理なんてしていないが)になってから、水晶さん曰く、同Lvで、仮の管理者を含めて管理者がお互いに許可を出していれば、情報を得ることができるとのことなのだ。
但し、Lvが異なる場合、上位Lvは下位Lvの情報を完全に得る事ができてしまうが、逆の場合下位Lvは上位Lvの情報は開示されても部分的に読むことができないそうだ。
今回は、全てLv99で同列であり、まだ未攻略の3箇所の仮管理者と攻略済みの<神狼>管理者の俺、仮の管理者であったモモとの関係から、情報を得ることができるのだ。
まずはここ、辺境東泊が管理している<神狼>。
仮の管理者はその名の通り神狼で、基本的に魔獣を討伐した際のドロップは、メインは装備系。
名ばかりの今の管理者は俺こと、ジン・アルダ だ。
魔獣討伐時は、もちろん全ての魔獣でドロップするわけではないし、浅層でドロップする装備はLvも層Lvと同じ位になる。
最下層は200階層で、これは4大地下迷宮全て共通になっている。まあ、俺も前は同じ認識だったが、あのクズ共含めた俺以外の全員、せいぜい50階層が最大と思っているようだ。
層毎のLvも、俺がこの<神狼>の変更をしていないので、やはり4大地下迷宮全て共通になっている。
層毎のLvはこうだ。
浅層 1層~ 40層(Lv1~Lv30)
中層 41層~140層(Lv31~Lv70)
深層 141層~199層(Lv71~Lv98)
最下層 200層(Lv99)
となっており、それぞれのLvに応じた魔獣が出現する。
もちろん俺がこの<神狼>を攻略した際は、200階層の仮管理者を討伐なんてしていないので、ドロップも無しだったよ。
制御室については、初回攻略時のみ200階層から転移でき、その後はどの階層からも管理者または管理者が許可をしたものしか転移できない仕様となっており、管理者は迷宮内であればどこからでも転移することができる。また、許可した者をどの階層からでも転移させることもできる新設設計だ。
以前水晶さんが少し話をしていたが、仮に俺がすべての迷宮の管理者になったとすると、同一管理者の迷宮間転移は可能となるので、更に便利になるといえる。
そんな情報をモモと一緒に水晶さんから聞いて勉強をしていると、ウェインから連絡がきた。
『ジン様、今よろしいでしょうか?』
『大丈夫、問題ないぞ』
『ありがとうございます。現在私とラム様は<アルダ>領を出て、帰還中です。実は<神狼>から<アルダ>に向かう際、影魔法を常に使用していたおかげか、<影魔法:Lv6・・上級>が、(影魔法:Lv7・・上級)にLvアップすることができました。このため、私に間接的にでも触れていれば、影魔法の対象となり移動が楽になるのですが、ラム様は影に入ることを頑なに拒否されて・・・』
『そうか、ラムはエルフだから、暗い空間は苦手なのかもしれないな。でもLvアップおめでとう』
『ありがとうございます。それで、このままいけば、大体4時間程で帰還することができそうです』
『そうか、待ってるよ。ラムも攻撃禁止対象に設定しているけど、念のため浅層の他の冒険者や騎士とかがいない所でもう一度連絡して』
『承知しました。では後程』
予想通り、ラムはくっついてきている。
実は、久しぶりに会うのが楽しみだ。
ラムは、父であるダン・アルダが門番のボノガ達と一緒に<アルダ>領の領民としたメンバーらしい。
エルフであるため、一部特殊なスキルを持っており、かなり強い。
俺の近衛騎士であるので彼女のステータスを知っているが、特に<精霊術:Lv8・・帝級>とかぶっ放された日には、地域全体が何もなくなってしまう程の威力を持っているのだ。
一度、俺が魔界森の近くを散歩していた際、魔界森から俺を見ている魔獣と目が合って、驚いた俺は尻餅をついてしまった。その瞬間、その魔獣と辺り一面が何もなくなってしまっていたのだ。
魔獣に驚くより、そっちの方が驚いたのはよく覚えている。クワバラクワバラ。
ラムのステータスは、
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名前:ラム
種族:エルフ
Lv:52・・(A:上級)
HP:370/370
MP:630/630
MT:300/300
【スキル】
<弓 術:Lv8・・帝級>
<精霊術 :Lv8・・帝級>
<気配遮断:Lv4・・中級>
<気配察知:Lv6・・上級>
<身体強化:Lv5・・上級>
【称号】
ジンの近衛騎士
-----------------------
となっている。きっと、影の中を移動するウェインを<気配察知:Lv6・・上級>を駆使して影内部にいるウェインを察知しつつ、移動しているのだろう。
そんなことを考えて、引き続きモモと水晶さんと勉強をしていると、あっという間に時間がたって再度連絡がきた。
『ジン様、只今帰還いたしました。現在6階層の入り口におります。申し訳ありませんが、我々の容姿もあるのでしょうが、人目がありすぎて連絡させていただくことができませんでした』
『無事について何よりだ。他人の目は気にするなよ。そんな奴らは放っておけ。それより、今からラムと一緒に制御室に転移させるから、驚かないように説明してくれるか?』
『承知しました。少々お待ちください』
・・・・・
『お待たせいたしました。ラム様もご理解いただけたとのことで、転移、よろしくお願いいたします』
久しぶりにラムと会えるな。
そんなことを思いながら、2人を転移させた。
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