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<神龍>完全攻略へ向けて
<神龍>攻略完了(1)
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俺達は、浅層と呼ばれる1層~40層をあっという間に攻略し、中層へと到達した。
階層ボス前の転移水晶の台座が青から赤に変わっていたため、中層へ到達したことに気が付いたが、あまりにも楽に攻略できていたため、現在の層を把握していなかったのだ。
全ての階層のボスにドロップがあったわけではないが、でてきたドロップは、前情報の通りポーションだった。
そのため、ドロップ品は全て異空間にいる<龍人>に送っておいた。
その勢いのまま、中層を突き進んだのだが、どうやらこのあたりからスキルのLv制限に引っかかってくるようだ。
俺もそうだが、ウェインとラムもスキルの「効果」が低下、または使えない物が出てきたとのこと。
メインで使用している攻撃系は全く問題ないが、耐性や索敵など、防御や情報収集系統に支障をきたし始めた。
ただ、力押しで行ける範囲なのでこのまま深層まで行こうと思う。
そもそも、いまが何階層か相変わらずカウントしていないので、ボス部屋前の水晶台座で判断するしかないのだ。
そうして、すっかり休憩など取ることも忘れて一気に深層入口まで到達した。
誰も軽いケガすらしていない・・のだが、深層はLvが高く、最大Lv98の魔獣が出てくるので油断することはできない。
今までのドロップは、出れば取って<龍人>に送っていたが、これからはドロップを拾っている内に攻撃される危険性もあり、我々の防御系統のスキルに制約がかかっている以上ドロップは放置することとした。
魔獣討伐時に、<神級>クラスを最大出力で放つと、魔獣討伐後にドロップが出ても、暫く威力は続いているのでドロップも破壊されてしまう。
なので、威力を調整する必要があり、若干手間を感じていたのだ。しかし、今後はそのあたりを気にしなくてよいので、全力で攻撃し突き進むこととする。
「ラム、ウェイン、俺とモモが<神級>のスキルを交互に放つので、離れないように後ろについてきてくれ。耐性スキルが制約にかかっているため、魔法を放った直後は、光で目がやられるかもしれない。そうならないように、俺は、魔法を放つ直前に手を上げるので、そのタイミングで目をつぶってほしい。モモが魔法を放つときは、俺が手を上げたら放ってくれ。モモも手を上げると、どっちを見ていいかわからなくなるからな」
「「「承知し(わかり)ました」」」
少し気合を入れなおして進み始めたのだが、ゴメン、正直相手にならない。
モモと俺の、<雷魔法 :Lv10・・神級>コンボで、あっという間に最下層の入口に来てしまった。
<氷魔法 :Lv10・・神級>は使う事すらなかったよ。
なんだか拍子抜けだ。
と、そこで気になってしまったのがLvとスキルだ。
あまりにも予定より早いから、ちょっとだけ確認しても良いよね?
「ステータス」
---------------------
名前:ジン・アルダ(覚醒転生者)
種族:人族1/4(一応) ➡ 人族1/4(一応)
Lv:96(SS:帝級) ➡ 98(SS:聖級)
HP:6100/6100 ➡ 6900/6900
MP:6250/6300 ➡ 7120/7300
MT:5950/5950 ➡ 6400/6400
【スキル】
<テイマー:Lv10・・神級>
<身体強化:Lv10・・神級>
<雷魔法 :Lv10・・神級>
<氷魔法 :Lv10・・神級>
<空間魔法:Lv10・・神級>
<物理耐性:Lv10・・神級> UP
<炎魔法 :Lv10・・神級> UP
<精神耐性:Lv10・・神級> UP
<念 話 :Lv 9・・聖級> UP
<鑑定眼 :Lv 9・・聖級> UP
<気配察知:Lv 8・・帝級> UP
<環境耐性:Lv 8・・帝級> UP
<魔 眼 :Lv 8・・帝級> UP
<自然回復:Lv 8・・帝級> UP
<付与術 :Lv 8・・帝級> UP
<危機回避:Lv 7・・上級> UP
<魔法耐性:Lv 7・・上級> UP
<体 術 :Lv 7・・上級> UP
<転 移 :Lv 7・・上級> NEW
<土魔法 :Lv 6・・上級>
<隠 蔽 :Lv 6・・上級> UP
<光魔法 :Lv 6・・上級> UP
<水魔法 :Lv 6・・上級> UP
<風魔法 :Lv 5・・上級> UP
<影魔法 :Lv 4・・中級>
<槍 術 :Lv 3・・中級>
<棒 術 :Lv 3・・中級>
【称 号】
<神狼>管理者
【契約魔獣】
神狼
---------------------
もはや、何でもありだな。
しかも、欲しかった<転移>が取れていた。
当然ウェインとラムも、中層までは魔獣を討伐していたため、Lvが上がっているだろうが、ゴメン!確認は後で、進んでもいい? 良いよね。 ありがとう。
よし、進もう。
「次の転移で最下層になるわけだ。ここは<神龍>でトーカがいるという事でいいんだよね?モモ?」
「はい。トーカもご主人様に会えるのを心待ちにしていましたから・・皆100年ぶりなので、一杯甘えさせてあげて下さいね」
では行こうか・・
転移台座に備え付けられている黒い水晶に触れて、全員で最下層に転移した。
「ジン~・・・ジン~・・」
「グヒョ・・」
くっそ、またこのパターンか。全然痛くはないけどちょっと息苦しくなったぞ。
トーカは俺の腹部に全力で飛びついてきたのだ。
俺のステータスは先に見た通り、もはや人のレベルではない為、トーカアタックも「グヒョ・・」程度で済んでいる。モモの時と同じで、普通なら爆散だぞ。
でも100年も俺の事を待ってくれるなんて、とてもうれしい。
トーカは黒目で、短めの黒髪、モモと同じくらい美人さんだった。
因みにモモは、神狼だけに、銀髪セミロングさんだぞ!!うらやましいか!!
なんて言っている場合ではない。俺は学習した<できる男>なのだ。・・ので、すかさず服を着てもらいましたよ。うん、紳士。
その後、暫くトーカにされるがままになりつつ、軽く頭をなでてやると、少し落ちついたようで、
「ジン、モモから色々聞いたよ。こっちでもつらい思いしたんだね。でも、私達がいるから大丈夫だよ。これからいっぱい、いっぱい幸せになろうね。ジンは幸せにならなきゃいけないんだよ!」
前世と、そして今世の裏切られた俺の状況を思って言ってくれたのだろう。
少し涙目になりながらトーカが俺を気遣ってくれる。
正直今俺は、とても幸せだ。
俺の事を本当に大切にしてくれている<アルダ>の家族、近衛騎士、領民。
そして、決して裏切らない前世の仲間たち。
もちろん召喚魔獣のウェインもいてくれる。
こんなに嬉しいことはない。
こんな状態がずっと続けばいいが、そうはいかないだろう。
でも、このメンバーなら何とかなる。いや何とかしてみせる。
決意を新たにしたところで、トーカとも契約しようと思う。
「トーカ、モモから聞いていると思うけど、俺の<テイマー:Lv10・・神級>で契約してもいいか?」
「もっちろん。モモからきいて、うらやましかったんだから。早く契約しよ!」
「ありがとう。では行くぞ」
「汝トーカ、我ジン・アルダに従う魔獣契約をなす」
光が俺達を包み、契約がなされたのを確認できた。
次は、管理室か・・・
「トーカ、管理室に連れて行ってもらってもいいか?」
「うん。早く行ってジンに管理者になってもらいたい。そうしたら外に出られるし!!」
そうだった。神の力を馴染ませるためとはいえ、100年もここから出られなかったんだから、仮管理者なんて嫌になるよな。
早く外の世界で一緒に色々したいぞ・・
そして、皆で管理室にいき、俺が<神龍>の管理者となった。
もちろん、管理補助者は神龍だ。
そこには水晶さんがあったのだが、ここの水晶さん曰く、管理者が同じで、且つ地下迷宮Lvも同じであれば、水晶は統合できるとのこと。
俺が管理者になったので、<念話>や<転移>また、スキルの制限を解除し、<神狼>の水晶さんに連絡をした。
『水晶さん、<神龍>踏破したよ。思ったより早く終了できた。で、こっちの水晶さん曰く<神龍>と<神狼>の水晶さん、統合できるとのことなんで統合してもらってもいい?』
『踏破おめでとうございます。1日で踏破してしまうとは思いもよりませんでした。統合については問題ありません。といってもそこにある水晶が無くなるわけではなく、私の意識を自在に行き来出来ると思ってください。無駄な確認ですがジン様、ジン様は<神龍>を管理されますか?』
『するわけないでしょ!』
『承知しました。わかっていて聞いたのですが、あくまで管理者であるジン様に確認を取る必要がありますので・・ではさしあたり現状のままで良いのでしょうか?それとも2つの地下迷宮統合ができたので、<神狼>と<神龍>の階層の入れ替え、接続、もちろん相互の転移もできますが、如何致しましょうか?何もご要望がなければ私の方で調整して報告しますが・・』
『いや、実はまだ<龍人>が異空間にいてね、彼らの住める安全な場所を提供したい。例えば、200階層の後ろ?に新たな階層を作り、そこには他人は侵入不可の設定とかできる?』
『もちろん可能です。管理者権限を使えば、地下迷宮のLvが高いのでほとんどできないことはありません』
良かった。間違いなく人族はこんな深層までは来られないが、俺が理想の世界を作り上げるまでは、万が一を考えると彼らには隔絶した空間で生活しておいてもらいたい。
よし、先ずは彼らに出て来て貰うが、この管理室はちょっと狭いし、下手に色々いじられると困るので、一旦200階層に戻ろう。
それにしても、管理領域?が広がったからか、水晶さんの機嫌がよさそうだ。
実はここ<神龍>も、深層はほんのちょびっと、ホントにちょびっと、階層を破壊してしまったのだけど、怒られない感じだ。
良かった良かった。
階層ボス前の転移水晶の台座が青から赤に変わっていたため、中層へ到達したことに気が付いたが、あまりにも楽に攻略できていたため、現在の層を把握していなかったのだ。
全ての階層のボスにドロップがあったわけではないが、でてきたドロップは、前情報の通りポーションだった。
そのため、ドロップ品は全て異空間にいる<龍人>に送っておいた。
その勢いのまま、中層を突き進んだのだが、どうやらこのあたりからスキルのLv制限に引っかかってくるようだ。
俺もそうだが、ウェインとラムもスキルの「効果」が低下、または使えない物が出てきたとのこと。
メインで使用している攻撃系は全く問題ないが、耐性や索敵など、防御や情報収集系統に支障をきたし始めた。
ただ、力押しで行ける範囲なのでこのまま深層まで行こうと思う。
そもそも、いまが何階層か相変わらずカウントしていないので、ボス部屋前の水晶台座で判断するしかないのだ。
そうして、すっかり休憩など取ることも忘れて一気に深層入口まで到達した。
誰も軽いケガすらしていない・・のだが、深層はLvが高く、最大Lv98の魔獣が出てくるので油断することはできない。
今までのドロップは、出れば取って<龍人>に送っていたが、これからはドロップを拾っている内に攻撃される危険性もあり、我々の防御系統のスキルに制約がかかっている以上ドロップは放置することとした。
魔獣討伐時に、<神級>クラスを最大出力で放つと、魔獣討伐後にドロップが出ても、暫く威力は続いているのでドロップも破壊されてしまう。
なので、威力を調整する必要があり、若干手間を感じていたのだ。しかし、今後はそのあたりを気にしなくてよいので、全力で攻撃し突き進むこととする。
「ラム、ウェイン、俺とモモが<神級>のスキルを交互に放つので、離れないように後ろについてきてくれ。耐性スキルが制約にかかっているため、魔法を放った直後は、光で目がやられるかもしれない。そうならないように、俺は、魔法を放つ直前に手を上げるので、そのタイミングで目をつぶってほしい。モモが魔法を放つときは、俺が手を上げたら放ってくれ。モモも手を上げると、どっちを見ていいかわからなくなるからな」
「「「承知し(わかり)ました」」」
少し気合を入れなおして進み始めたのだが、ゴメン、正直相手にならない。
モモと俺の、<雷魔法 :Lv10・・神級>コンボで、あっという間に最下層の入口に来てしまった。
<氷魔法 :Lv10・・神級>は使う事すらなかったよ。
なんだか拍子抜けだ。
と、そこで気になってしまったのがLvとスキルだ。
あまりにも予定より早いから、ちょっとだけ確認しても良いよね?
「ステータス」
---------------------
名前:ジン・アルダ(覚醒転生者)
種族:人族1/4(一応) ➡ 人族1/4(一応)
Lv:96(SS:帝級) ➡ 98(SS:聖級)
HP:6100/6100 ➡ 6900/6900
MP:6250/6300 ➡ 7120/7300
MT:5950/5950 ➡ 6400/6400
【スキル】
<テイマー:Lv10・・神級>
<身体強化:Lv10・・神級>
<雷魔法 :Lv10・・神級>
<氷魔法 :Lv10・・神級>
<空間魔法:Lv10・・神級>
<物理耐性:Lv10・・神級> UP
<炎魔法 :Lv10・・神級> UP
<精神耐性:Lv10・・神級> UP
<念 話 :Lv 9・・聖級> UP
<鑑定眼 :Lv 9・・聖級> UP
<気配察知:Lv 8・・帝級> UP
<環境耐性:Lv 8・・帝級> UP
<魔 眼 :Lv 8・・帝級> UP
<自然回復:Lv 8・・帝級> UP
<付与術 :Lv 8・・帝級> UP
<危機回避:Lv 7・・上級> UP
<魔法耐性:Lv 7・・上級> UP
<体 術 :Lv 7・・上級> UP
<転 移 :Lv 7・・上級> NEW
<土魔法 :Lv 6・・上級>
<隠 蔽 :Lv 6・・上級> UP
<光魔法 :Lv 6・・上級> UP
<水魔法 :Lv 6・・上級> UP
<風魔法 :Lv 5・・上級> UP
<影魔法 :Lv 4・・中級>
<槍 術 :Lv 3・・中級>
<棒 術 :Lv 3・・中級>
【称 号】
<神狼>管理者
【契約魔獣】
神狼
---------------------
もはや、何でもありだな。
しかも、欲しかった<転移>が取れていた。
当然ウェインとラムも、中層までは魔獣を討伐していたため、Lvが上がっているだろうが、ゴメン!確認は後で、進んでもいい? 良いよね。 ありがとう。
よし、進もう。
「次の転移で最下層になるわけだ。ここは<神龍>でトーカがいるという事でいいんだよね?モモ?」
「はい。トーカもご主人様に会えるのを心待ちにしていましたから・・皆100年ぶりなので、一杯甘えさせてあげて下さいね」
では行こうか・・
転移台座に備え付けられている黒い水晶に触れて、全員で最下層に転移した。
「ジン~・・・ジン~・・」
「グヒョ・・」
くっそ、またこのパターンか。全然痛くはないけどちょっと息苦しくなったぞ。
トーカは俺の腹部に全力で飛びついてきたのだ。
俺のステータスは先に見た通り、もはや人のレベルではない為、トーカアタックも「グヒョ・・」程度で済んでいる。モモの時と同じで、普通なら爆散だぞ。
でも100年も俺の事を待ってくれるなんて、とてもうれしい。
トーカは黒目で、短めの黒髪、モモと同じくらい美人さんだった。
因みにモモは、神狼だけに、銀髪セミロングさんだぞ!!うらやましいか!!
なんて言っている場合ではない。俺は学習した<できる男>なのだ。・・ので、すかさず服を着てもらいましたよ。うん、紳士。
その後、暫くトーカにされるがままになりつつ、軽く頭をなでてやると、少し落ちついたようで、
「ジン、モモから色々聞いたよ。こっちでもつらい思いしたんだね。でも、私達がいるから大丈夫だよ。これからいっぱい、いっぱい幸せになろうね。ジンは幸せにならなきゃいけないんだよ!」
前世と、そして今世の裏切られた俺の状況を思って言ってくれたのだろう。
少し涙目になりながらトーカが俺を気遣ってくれる。
正直今俺は、とても幸せだ。
俺の事を本当に大切にしてくれている<アルダ>の家族、近衛騎士、領民。
そして、決して裏切らない前世の仲間たち。
もちろん召喚魔獣のウェインもいてくれる。
こんなに嬉しいことはない。
こんな状態がずっと続けばいいが、そうはいかないだろう。
でも、このメンバーなら何とかなる。いや何とかしてみせる。
決意を新たにしたところで、トーカとも契約しようと思う。
「トーカ、モモから聞いていると思うけど、俺の<テイマー:Lv10・・神級>で契約してもいいか?」
「もっちろん。モモからきいて、うらやましかったんだから。早く契約しよ!」
「ありがとう。では行くぞ」
「汝トーカ、我ジン・アルダに従う魔獣契約をなす」
光が俺達を包み、契約がなされたのを確認できた。
次は、管理室か・・・
「トーカ、管理室に連れて行ってもらってもいいか?」
「うん。早く行ってジンに管理者になってもらいたい。そうしたら外に出られるし!!」
そうだった。神の力を馴染ませるためとはいえ、100年もここから出られなかったんだから、仮管理者なんて嫌になるよな。
早く外の世界で一緒に色々したいぞ・・
そして、皆で管理室にいき、俺が<神龍>の管理者となった。
もちろん、管理補助者は神龍だ。
そこには水晶さんがあったのだが、ここの水晶さん曰く、管理者が同じで、且つ地下迷宮Lvも同じであれば、水晶は統合できるとのこと。
俺が管理者になったので、<念話>や<転移>また、スキルの制限を解除し、<神狼>の水晶さんに連絡をした。
『水晶さん、<神龍>踏破したよ。思ったより早く終了できた。で、こっちの水晶さん曰く<神龍>と<神狼>の水晶さん、統合できるとのことなんで統合してもらってもいい?』
『踏破おめでとうございます。1日で踏破してしまうとは思いもよりませんでした。統合については問題ありません。といってもそこにある水晶が無くなるわけではなく、私の意識を自在に行き来出来ると思ってください。無駄な確認ですがジン様、ジン様は<神龍>を管理されますか?』
『するわけないでしょ!』
『承知しました。わかっていて聞いたのですが、あくまで管理者であるジン様に確認を取る必要がありますので・・ではさしあたり現状のままで良いのでしょうか?それとも2つの地下迷宮統合ができたので、<神狼>と<神龍>の階層の入れ替え、接続、もちろん相互の転移もできますが、如何致しましょうか?何もご要望がなければ私の方で調整して報告しますが・・』
『いや、実はまだ<龍人>が異空間にいてね、彼らの住める安全な場所を提供したい。例えば、200階層の後ろ?に新たな階層を作り、そこには他人は侵入不可の設定とかできる?』
『もちろん可能です。管理者権限を使えば、地下迷宮のLvが高いのでほとんどできないことはありません』
良かった。間違いなく人族はこんな深層までは来られないが、俺が理想の世界を作り上げるまでは、万が一を考えると彼らには隔絶した空間で生活しておいてもらいたい。
よし、先ずは彼らに出て来て貰うが、この管理室はちょっと狭いし、下手に色々いじられると困るので、一旦200階層に戻ろう。
それにしても、管理領域?が広がったからか、水晶さんの機嫌がよさそうだ。
実はここ<神龍>も、深層はほんのちょびっと、ホントにちょびっと、階層を破壊してしまったのだけど、怒られない感じだ。
良かった良かった。
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