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序章~異世界へと~
第0話 転移と遭遇
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「どこだここ・・・」
大学生の宮城悠一は気がつくと森の中の開けた地に立っていた。
「たしかバスに乗ってたはずなんだけど...これはあれか?異世界転移??」
それにしても、どうするべきか。スマホは電波が通じないし持ってるものも財布に筆箱くらいだし...
その時、森の中から金属音が聞こえてきた。剣の鍔迫り合う音であろうか。人の怒鳴り声も聞こえてくる。
「おい!さっさと撃てよ!」
「うるさい!お前がちょこまか動くから狙いが定まらんのだ!」
見に行くと、赤い髪をした大柄な戦士風の男が剣で大量のゴブリン達と打ち合い、木の上にいる金髪で戦士風の男に比べると華奢な身体つきをした男が弓で射っていた。
怒鳴り合っている割にはとてつもない連携プレーであり、瞬く間にゴブリン達はその数を減らし次第に敗走を始めていた。
「すご... 強すぎだろ」
草むらに隠れていた悠一は思わず声を出して驚いた。
「誰だ!」
「出てきなさい!」
先ほどの2人の声だ。悠一は、たまらず草むらから顔を出し戦意が無いことを証明するように両手を挙げた。
すると、金髪の男は少しホッとしたような顔つきをして弓矢を降ろした。手は掛けたままであったが...
しかし、赤髪の男はどこか怪しそうに悠一を見つめ剣を構えていた。
「あの...」
「何者だ!なぜ隠れていた!」
悠一が喋るまもなく赤髪の男は粗暴な口ぶりで尋ねてきた。
今それを話そうとしたんでしょうが!!
「まあまあ、レガン落ち着いて。そう詰め寄っては話したいことも話せないだろう。」
「私の名前はフィル、彼はレガンだ。さて、君は何者かな?エルミントの街では見かけたことが無いが...」
どうやら、あの赤髪の男はレガン、金髪をフィルというらしい。
この人は話が通じそうだ!良かった。それにしても、なんて言うべきなんだろ... 定番だと記憶喪失かな?
「名前は...ユウと言います。気がついたらこの森の中にいて...。お二人の姿が見えたのでつい..」
こんな感じで誤魔化せるもんかな。こんな状況になるなんて思いもしなかったし、即興にしては悪くないだろう。と、ユウがちょっとした自画自賛に浸っていると先ほどのレガンと呼ばれた男が口を開いた。
「なるほどな、ギルドカードも持ってないのか?
あと、そのカバンには何か入ってないのか?
それにステータスは・・・」
「レガン... 矢継ぎ早に質問しすぎですよ。ここにいては、いつモンスターが出てくるかも知れませんし、ひとまず街まで行きましょう。」
レガンは、質問の多さを注意され不服そうではあったが真剣な顔をして頷いた。
「よし!じゃあユウだったな。剣や弓、魔法は使えるものあるか?」
残念ながらこれまでは帰宅部一筋なもんでね...
「どれも使えないと思います...」
「そうか。まあ、俺とフィルが守ってやるからさ。街までは離れずに付いてこいよ?」
なんとも頼もしい男だ。その体格と相まって信頼性が何倍にも感じられる!これが世に言う兄貴系?か!
「さて、2人とも早く行きましょう。今から出れば日が明るいうちに街につくでしょうから。」
フィルさん!この人は、レガンさんとは別の頼もしさが感じられるな~。熱血のレガンさんと冷静なフィルさんて感じかな?けっこういいコンビなんだろう。
そういえば...フィルさんの耳...
「ん?どうかしたかい?」
「あっいえ」
「もしかしてエルフ族を見るの初めてだったかな?改めてまして、エルフ族のフィルだ。よろしくね。」
「エルフ族というのは聞いた事はあったんですけど。お会いするのは初めてだったので」
どうやら、失礼に取られたわけでは無いようで一安心だ。異世界に来て初めて会った人に嫌われたなんてことになったら、この先やっていける気がしないよ...
「おい!行くんじゃねーのか!」
どうやら、フィルさんと話してるうちに、レガンさんはだいぶ足を進めていたようだ。
「はいはい、すみませんね。さあ、ユウくん行こうか?」
「はい!」
こうして、異世界に来てそうそう2人の頼もしい冒険者と出会った。
異世界新生活頑張っていこう!
大学生の宮城悠一は気がつくと森の中の開けた地に立っていた。
「たしかバスに乗ってたはずなんだけど...これはあれか?異世界転移??」
それにしても、どうするべきか。スマホは電波が通じないし持ってるものも財布に筆箱くらいだし...
その時、森の中から金属音が聞こえてきた。剣の鍔迫り合う音であろうか。人の怒鳴り声も聞こえてくる。
「おい!さっさと撃てよ!」
「うるさい!お前がちょこまか動くから狙いが定まらんのだ!」
見に行くと、赤い髪をした大柄な戦士風の男が剣で大量のゴブリン達と打ち合い、木の上にいる金髪で戦士風の男に比べると華奢な身体つきをした男が弓で射っていた。
怒鳴り合っている割にはとてつもない連携プレーであり、瞬く間にゴブリン達はその数を減らし次第に敗走を始めていた。
「すご... 強すぎだろ」
草むらに隠れていた悠一は思わず声を出して驚いた。
「誰だ!」
「出てきなさい!」
先ほどの2人の声だ。悠一は、たまらず草むらから顔を出し戦意が無いことを証明するように両手を挙げた。
すると、金髪の男は少しホッとしたような顔つきをして弓矢を降ろした。手は掛けたままであったが...
しかし、赤髪の男はどこか怪しそうに悠一を見つめ剣を構えていた。
「あの...」
「何者だ!なぜ隠れていた!」
悠一が喋るまもなく赤髪の男は粗暴な口ぶりで尋ねてきた。
今それを話そうとしたんでしょうが!!
「まあまあ、レガン落ち着いて。そう詰め寄っては話したいことも話せないだろう。」
「私の名前はフィル、彼はレガンだ。さて、君は何者かな?エルミントの街では見かけたことが無いが...」
どうやら、あの赤髪の男はレガン、金髪をフィルというらしい。
この人は話が通じそうだ!良かった。それにしても、なんて言うべきなんだろ... 定番だと記憶喪失かな?
「名前は...ユウと言います。気がついたらこの森の中にいて...。お二人の姿が見えたのでつい..」
こんな感じで誤魔化せるもんかな。こんな状況になるなんて思いもしなかったし、即興にしては悪くないだろう。と、ユウがちょっとした自画自賛に浸っていると先ほどのレガンと呼ばれた男が口を開いた。
「なるほどな、ギルドカードも持ってないのか?
あと、そのカバンには何か入ってないのか?
それにステータスは・・・」
「レガン... 矢継ぎ早に質問しすぎですよ。ここにいては、いつモンスターが出てくるかも知れませんし、ひとまず街まで行きましょう。」
レガンは、質問の多さを注意され不服そうではあったが真剣な顔をして頷いた。
「よし!じゃあユウだったな。剣や弓、魔法は使えるものあるか?」
残念ながらこれまでは帰宅部一筋なもんでね...
「どれも使えないと思います...」
「そうか。まあ、俺とフィルが守ってやるからさ。街までは離れずに付いてこいよ?」
なんとも頼もしい男だ。その体格と相まって信頼性が何倍にも感じられる!これが世に言う兄貴系?か!
「さて、2人とも早く行きましょう。今から出れば日が明るいうちに街につくでしょうから。」
フィルさん!この人は、レガンさんとは別の頼もしさが感じられるな~。熱血のレガンさんと冷静なフィルさんて感じかな?けっこういいコンビなんだろう。
そういえば...フィルさんの耳...
「ん?どうかしたかい?」
「あっいえ」
「もしかしてエルフ族を見るの初めてだったかな?改めてまして、エルフ族のフィルだ。よろしくね。」
「エルフ族というのは聞いた事はあったんですけど。お会いするのは初めてだったので」
どうやら、失礼に取られたわけでは無いようで一安心だ。異世界に来て初めて会った人に嫌われたなんてことになったら、この先やっていける気がしないよ...
「おい!行くんじゃねーのか!」
どうやら、フィルさんと話してるうちに、レガンさんはだいぶ足を進めていたようだ。
「はいはい、すみませんね。さあ、ユウくん行こうか?」
「はい!」
こうして、異世界に来てそうそう2人の頼もしい冒険者と出会った。
異世界新生活頑張っていこう!
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