アース神話

オメガドラゴンの野望

最後の事件

これは、1人の男が屋上から落ちて亡くなった事から、始まった。遺書もあり自殺の線が濃厚だった。身元を洗うとその男は周りに言いふらしていたのだそうだ。証言者によると酒を飲み出すと言いふらすようなのだ。何とも奇妙な事を。お前ら分かってるのか？俺達はな、自分の意思で生きてるわけじゃないんだ。今もこうして死へのカウントダウンを奴らは傍観してんだよ。これが飲まずにいられっか。と言っていたそうだ。更には彼は何かメモリカードを常に持っていたそうだ。だが、遺体からはメモリカードは見つからなかった。投身自殺した際に落ちたと警察は考えたが意外な事が判明した事で自殺は仕組まれたものと解釈される。それは、捜査中の出来事。1人の警官が銃撃戦で負傷したのだ。撃ったのは、指名手配犯でありインターポールからも指名手配されてた過激派組織イズジハードの幹部イギリス系アラブ人のロンギヌス･アックスフィールドだった。過激派組織イズジハードには妙な噂があった。何かの実験をするために人をかっさらうだのリーダーは人間じゃないだの妙な薬を作ってるだの色んな噂があった。更に過激派組織イズジハードには強い味方がいた。太古の昔から長いこと身を隠しながら暗躍していたかなり大きな組織名も無き神を慈しむ会なる組織グランドミラクルゴッドと言われている全てが謎に包まれた組織が味方にいた。グランドミラクルゴッド、皆は何故かその名を語ろうとしない。ほんとに神秘のベールに包まれた存在だった。噂は沢山あった。彼らがラグナロク大戦争を引き起こしたなんて噂もあった。ラグナロク大戦争は人間で言う終末を意味していた。人間にとってラグナロク大戦争はゲンパツと言うミサイルで自らを死に追いやった戦争。彼ら人間が言うにはラグナロク大戦争と言う名の戦争ではなく3回に分けられて起きた戦争だったそうだ。この戦争で多くの死傷者が出てしまった。実は、この戦争には不審な点があった。黒い噂があった。どういう訳か、ゲンパツと言われている兵器は動物を魔物にさせるらしいのだ。この戦争で見たことない魔物が現れ始めたのだ。当時の1番人口の多い地区や地域を中心に。それもその魔物はかつてギリシャ神話や北欧神話に出る獣のような。噂ではグリフォンに似た魔物だったりケルベロスのような魔物だったり悪魔みたいな魔物だったりと。だがな、当時は彼ら魔物は絶対にゲンパツによって豹変した動物ではなく誰かがタイミングを見計らって送り出したのではないかと見ていた。明らかに不自然だったからである。だが、その推測も虚しく時代を超え忘れ去られて言った。ただ、この一部始終を書いたのは若き頃のガイアスラ。そう考えると、ガイアスラは確実に人間が滅んだ理由を知っていた可能性は高くなる。だが、その理由を知っていながら人間狩りを行っていた。決して許されることではないが私はこう考えている。滅んだ理由に特定の人物が絡んでいてその人物を探していたのではないかとでも人間狩りをしていたのはその人物が誰なのか知らなかったからか急ぐ理由があったからだと私は見ている。では今度はガイアスラの秘密に関する勉強をしてもらう。