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莉咲の恋愛事情
莉咲~プロローグ~
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入学初日の出来事だった。
莉「愛奈ちゃんと未雪は違うクラスか…。」
しんどい。友達ちゃんとできるかなぁ…。
まぁ、取りあえず声かけはしておこ。って、私の前の席男子じゃん。しかも寝てるし。じゃあ後ろの席…ロッカーだ。なら右隣は…休みだ。それなら左隣…ダメだ。もう既にグループで話してる。
莉『 ついてなーい…。』
何の収穫もなく、下校時間になった。よかった、やっと二人に会える…!
愛『 莉咲ちゃん!』
未『莉咲ー、そっちのクラスどうだった? 』
莉「もー、聞いてよ!!全然友達ができなかった!ってか話せなかったぁ…。」
愛『 まあ、これからだよ!』
未『 そうそう、あ、私たちこの道曲がるから』
莉「そっかー…。じゃあまた後でmineしてねー!」
愛『 りょーかーい!じゃあね!』
未『 ばいばーい!』
莉「帰り道も別々。さみしい中学校生活になりそう…。」
そうして、下を向いてトボトボと帰っていると、
《 ぴちゃ》
ん?あれ、え、うそ、雨降ってきたんだけど?!
うわぁ…傘持ってきてないのに…。ほんっっとについてない…。そう思っていると、
『 おい』
後ろから、私を呼び止める声が聞こえた。振り返ってみるとそれは、前の席で寝ていた彼だった。
『 ほら』
と、私に折りたたみ傘をくれた。そして彼はそのまま私を追い越して走り去った。
「え、あ、あの、、ありがとう!!」
今日はじめて会って、一度も話したことが無いのに。
自分はあんなにびしょ濡れになって…。
《 ドキン…》
私が恋心を覚えたのは、その時だった。
to be continued
莉「愛奈ちゃんと未雪は違うクラスか…。」
しんどい。友達ちゃんとできるかなぁ…。
まぁ、取りあえず声かけはしておこ。って、私の前の席男子じゃん。しかも寝てるし。じゃあ後ろの席…ロッカーだ。なら右隣は…休みだ。それなら左隣…ダメだ。もう既にグループで話してる。
莉『 ついてなーい…。』
何の収穫もなく、下校時間になった。よかった、やっと二人に会える…!
愛『 莉咲ちゃん!』
未『莉咲ー、そっちのクラスどうだった? 』
莉「もー、聞いてよ!!全然友達ができなかった!ってか話せなかったぁ…。」
愛『 まあ、これからだよ!』
未『 そうそう、あ、私たちこの道曲がるから』
莉「そっかー…。じゃあまた後でmineしてねー!」
愛『 りょーかーい!じゃあね!』
未『 ばいばーい!』
莉「帰り道も別々。さみしい中学校生活になりそう…。」
そうして、下を向いてトボトボと帰っていると、
《 ぴちゃ》
ん?あれ、え、うそ、雨降ってきたんだけど?!
うわぁ…傘持ってきてないのに…。ほんっっとについてない…。そう思っていると、
『 おい』
後ろから、私を呼び止める声が聞こえた。振り返ってみるとそれは、前の席で寝ていた彼だった。
『 ほら』
と、私に折りたたみ傘をくれた。そして彼はそのまま私を追い越して走り去った。
「え、あ、あの、、ありがとう!!」
今日はじめて会って、一度も話したことが無いのに。
自分はあんなにびしょ濡れになって…。
《 ドキン…》
私が恋心を覚えたのは、その時だった。
to be continued
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