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前編 学園編
3-2.
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3-2.
闘技場への移動途中、未だ不機嫌が残る声で、ブレンに尋ねられた。
「…あの男とは、どういう関係だ?ただの雇われ人というだけではないだろう?」
「…」
カイを見ると胸に募る焦燥。私の中の無神経で、愚かな部分を嫌がおうにもつきつけられてしまう。
「…前に、カイはビンデバルドで働いてたっていったでしょ?彼は、ビンデバルド家の奴隷だったんだ」
ゲームでの彼は、主人公を狙う暗殺者として登場する。彼を倒し、暗殺ギルドから救い出すことで、彼を仲間にすることが出来るのだが、その際に、彼を世話係として雇うか、奴隷として使役するかを選択出来る。賛否両論の設定だったが、彼を奴隷にすることが、カイのレベル上限開放の条件だった。
その彼が、十二年前―当時私が五歳、彼が十五歳の時―に、ビンデバルド家に奴隷として現れた。年齢的に、暗殺ギルドに入る前、その時既にレベル30に達していた彼が、この後、どうして暗殺ギルドにたどり着くのかは不明だったが、
好奇心だった―
目の前に現れた攻略対象者。本当に『隷属』という方法でレベル30の上限を突破することが出来るのか?
だから、願ったのだ。家付き奴隷として、カイの共同所有者に自分の名を刻む際に。カイと共に強くなる未来を、心から―
「…あいつとパーティーを組んでいたのか?」
不機嫌の増した声に、ブレンを見上げる。
「ううん。カイは私に隷属してたわけじゃなくて、家付きだったから」
「…あいつのレベルが30越えてんのは?」
「…私が上げた。彼が18歳までレベル30を越えないのを確認して、レベル上げに外に連れ出すわけにもいかなかったから、『成長の種』を使って、一つだけ」
「はあ!?馬鹿が!何でそんな大層なもんを、あんな野郎に!」
確かに、「街一つ買える」と言われる『成長の種』はそれなりのお値段がする。九年前も、闇オークションに出ていたものを、当時の―ダンジョンで荒稼ぎした―全財産をはたいて購入したのだ。カイへの好意からではなく、好奇心から。
頭上で文句を言い続けるブレンを見つめる。もし、あの時の相手がカイではなく、ブレンだったら、何かが違っていただろうか。いや、そもそも、きっと、
「…ブレンなら、断ったでしょ?」
「あ?」
「ブレンなら、『成長の種』を拒否したと思う。あんなものなくても、あなたなら強くなる」
「…」
私が、安易に選んだ方法。アイテムを使って引き上げた1レベルより、1つもレベルを上げられずに戦い続けたこの男の姿が方が、よほど美しい。文句を言いながらも私がこの男に付き合っているのだって、結局は、そこに魅せられてしまっているから。
「…で?なんで、そこまでしてやった男が、あそこででかい面してやがったんだ?」
「…解雇、されたから」
本当は脱走だったけれど。所有者変更のタイミングで、カイはビンデバルドの家を逃げ出した。そして、私はそのことに少なからずショックを受けたのだ。三年間、一緒に居た。カイと仲良くなれたと、勝手にそう思っていたから。
―家付きではなく、ミア、あなた一人に仕えたい
奴隷契約を外しても、一緒に居てくれると思っていた。騙されるなんて、思ってもみず。
―待って、カイ!行っちゃダメ!
だけど、カイは逃げた。当然だったのだろう。私が彼にしたこと、自分の好奇心を満たすための行為を思えば。
―俺は、お前の玩具ではない
感傷だとはわかっていても―
あの後、彼はどんな人生を送って主人公の元にたどり着いたのだろう。暗殺ギルドからだって守ってみせるつもりでいた私の独り善がりな正義が、彼の人生を狂わせた後。
答えのでない疑問にグルグルしているうちにたどり着いた闘技場。ゲーム画面と変わらないビジュアルのその場所を眺めながら、先についていたアイリー達に提案する。
「試合を非公開設定にして欲しい」
「?それは、別にいいけど…」
闘技場には観客席があり、そこから試合を観戦することが出来る。試合が盛り上がるよう、闘技場内の音を拾って観客席に流すよう設定することも可能だ。
他に、レベル格差を埋めるためのハンディ戦など、細かい設定もあるのだが、今回、希望するのは非公開設定。文字通り、闘技場での試合を完全に閉鎖された空間で行い、味方の途中参加は勿論、観戦さえも出来ない状態で行う。
「…こちらの要望はそれだけ」
言って、観客席まで下がろうとしたところで、呼び止められた。
「あなたは戦わないの?」
「…必要ない」
「…ふーん」
腑に落ちない様子を見せたアイリーだっが、そのままディーツ達を連れて闘技場の中心へと降りていく。彼らの後に続くブレンを呼び止めた。
「ブレン、圧倒して」
「…当然だ」
不敵な笑いを残していったブレンに逆に不安を煽られたが、直ぐに、ブレン達が降り立った闘技場の上部が白いドームに覆われていく。
―これが、非公開設定
これで、外からは完全に中の様子がうかがえない。ドームの反対側、戦闘パーティーに入っていなかったのだろう、同じようにドームを見守るカイの姿が見える。
私に出来るのは、ブレンを信じて待つことだけ―
30分後―体感にするともっと長く感じたが―、出てきたブレンは不機嫌そうなまま。念のため、アナライズをかけて確かめるが、怪我は全くしていない。大丈夫だとわかっていても、彼の無事にホッとした。
闘技場への移動途中、未だ不機嫌が残る声で、ブレンに尋ねられた。
「…あの男とは、どういう関係だ?ただの雇われ人というだけではないだろう?」
「…」
カイを見ると胸に募る焦燥。私の中の無神経で、愚かな部分を嫌がおうにもつきつけられてしまう。
「…前に、カイはビンデバルドで働いてたっていったでしょ?彼は、ビンデバルド家の奴隷だったんだ」
ゲームでの彼は、主人公を狙う暗殺者として登場する。彼を倒し、暗殺ギルドから救い出すことで、彼を仲間にすることが出来るのだが、その際に、彼を世話係として雇うか、奴隷として使役するかを選択出来る。賛否両論の設定だったが、彼を奴隷にすることが、カイのレベル上限開放の条件だった。
その彼が、十二年前―当時私が五歳、彼が十五歳の時―に、ビンデバルド家に奴隷として現れた。年齢的に、暗殺ギルドに入る前、その時既にレベル30に達していた彼が、この後、どうして暗殺ギルドにたどり着くのかは不明だったが、
好奇心だった―
目の前に現れた攻略対象者。本当に『隷属』という方法でレベル30の上限を突破することが出来るのか?
だから、願ったのだ。家付き奴隷として、カイの共同所有者に自分の名を刻む際に。カイと共に強くなる未来を、心から―
「…あいつとパーティーを組んでいたのか?」
不機嫌の増した声に、ブレンを見上げる。
「ううん。カイは私に隷属してたわけじゃなくて、家付きだったから」
「…あいつのレベルが30越えてんのは?」
「…私が上げた。彼が18歳までレベル30を越えないのを確認して、レベル上げに外に連れ出すわけにもいかなかったから、『成長の種』を使って、一つだけ」
「はあ!?馬鹿が!何でそんな大層なもんを、あんな野郎に!」
確かに、「街一つ買える」と言われる『成長の種』はそれなりのお値段がする。九年前も、闇オークションに出ていたものを、当時の―ダンジョンで荒稼ぎした―全財産をはたいて購入したのだ。カイへの好意からではなく、好奇心から。
頭上で文句を言い続けるブレンを見つめる。もし、あの時の相手がカイではなく、ブレンだったら、何かが違っていただろうか。いや、そもそも、きっと、
「…ブレンなら、断ったでしょ?」
「あ?」
「ブレンなら、『成長の種』を拒否したと思う。あんなものなくても、あなたなら強くなる」
「…」
私が、安易に選んだ方法。アイテムを使って引き上げた1レベルより、1つもレベルを上げられずに戦い続けたこの男の姿が方が、よほど美しい。文句を言いながらも私がこの男に付き合っているのだって、結局は、そこに魅せられてしまっているから。
「…で?なんで、そこまでしてやった男が、あそこででかい面してやがったんだ?」
「…解雇、されたから」
本当は脱走だったけれど。所有者変更のタイミングで、カイはビンデバルドの家を逃げ出した。そして、私はそのことに少なからずショックを受けたのだ。三年間、一緒に居た。カイと仲良くなれたと、勝手にそう思っていたから。
―家付きではなく、ミア、あなた一人に仕えたい
奴隷契約を外しても、一緒に居てくれると思っていた。騙されるなんて、思ってもみず。
―待って、カイ!行っちゃダメ!
だけど、カイは逃げた。当然だったのだろう。私が彼にしたこと、自分の好奇心を満たすための行為を思えば。
―俺は、お前の玩具ではない
感傷だとはわかっていても―
あの後、彼はどんな人生を送って主人公の元にたどり着いたのだろう。暗殺ギルドからだって守ってみせるつもりでいた私の独り善がりな正義が、彼の人生を狂わせた後。
答えのでない疑問にグルグルしているうちにたどり着いた闘技場。ゲーム画面と変わらないビジュアルのその場所を眺めながら、先についていたアイリー達に提案する。
「試合を非公開設定にして欲しい」
「?それは、別にいいけど…」
闘技場には観客席があり、そこから試合を観戦することが出来る。試合が盛り上がるよう、闘技場内の音を拾って観客席に流すよう設定することも可能だ。
他に、レベル格差を埋めるためのハンディ戦など、細かい設定もあるのだが、今回、希望するのは非公開設定。文字通り、闘技場での試合を完全に閉鎖された空間で行い、味方の途中参加は勿論、観戦さえも出来ない状態で行う。
「…こちらの要望はそれだけ」
言って、観客席まで下がろうとしたところで、呼び止められた。
「あなたは戦わないの?」
「…必要ない」
「…ふーん」
腑に落ちない様子を見せたアイリーだっが、そのままディーツ達を連れて闘技場の中心へと降りていく。彼らの後に続くブレンを呼び止めた。
「ブレン、圧倒して」
「…当然だ」
不敵な笑いを残していったブレンに逆に不安を煽られたが、直ぐに、ブレン達が降り立った闘技場の上部が白いドームに覆われていく。
―これが、非公開設定
これで、外からは完全に中の様子がうかがえない。ドームの反対側、戦闘パーティーに入っていなかったのだろう、同じようにドームを見守るカイの姿が見える。
私に出来るのは、ブレンを信じて待つことだけ―
30分後―体感にするともっと長く感じたが―、出てきたブレンは不機嫌そうなまま。念のため、アナライズをかけて確かめるが、怪我は全くしていない。大丈夫だとわかっていても、彼の無事にホッとした。
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