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第二幕
5.虎に耽溺⑦*
たまらず、景虎の首に手を回して縋り付く。
「や、やめて……カゲ、かげっ! あかん……ヘンやて、へんっ! やめろっ!」
「痛いのか?」
「痛いとかやなくて、なんか……! あぅ……っ気持ちいいのが、きゅーって、なるぅ……っ」
「ここか?」
膨らみを圧迫されると、ゾワゾワした感覚が血流に乗って一斉に集まってきて、圧を緩めると散ってゆく。快感が散りきらないうちにまた押し込まれる。
それを何度も繰り返されると、メーターの針が振り切れるように熱が高まる。快さの上限がどこにあるのかわからなくて、恐ろしくなった。
「あ! ぁあ゙! んや、やっ……ひぉ」
ブンブンと頭を振る庄助の金髪の間から、汗が散った。
その快楽は、ぽっかりと開いた真っ暗な、奈落に続く穴のようだ。落ちたら、どうなってしまうのかわからない。
「や゙ぁ~~っ! こわい、なんかくる……! そこもう、押すのやめふぇ……ひうっ、ひぃ……!」
恥も外聞もなく、庄助はぐすぐすと泣いた。とてつもなく深い、着地点の見えない性感の手綱を他人が握っていて、遠慮なく振り回されるのが怖かった。
「庄助……お前は俺のものだろう? そばにいてくれ」
「うっ、う……わかっ……た、わかったからぁ……だからそこ、押さんとってぇ……! あたま、ヘンなる、おかしなるっ!」
屈服したようにしゃくり上げる庄助の頭を空いた手で撫でて、景虎は頷いた。
「いいぞ。おかしくなっても狂っても、俺は庄助の味方だ」
景虎はそう呟くと、先程より強めに庄助の中をぐちぐちと指でほじくり始めた。
「に゙ぎゃ……」
ぷつんと糸が切れるみたいに、せり上がってくる。下半身に沸き立っていた性感の泡が、ボコボコと一斉に破裂したようだった。
こいつほんま最悪や! 庄助は景虎を恨んだが、その感情も一瞬で大きな波に呑まれる。
「あかん、い……いく、いっ……イクぅ!」
見えなかった果てに手が届く。
深すぎて経験したことがないが、確かにそれは絶頂だった。
頭がブラックアウトするくらいの、強烈な快感。チカチカと目の裏で明滅する光は、信号機のように濃い黄色だった。
「ぁあ゙っ、は……え……」
尿道を精液が通る熱い感覚。それと別に、腹の中に未だ滞る、なかなか引かない快感。
思い切りイッたはずなのに熱は冷めず、未だ意識は雲の上にあるようにふわふわと気持ちがいい。
ぱたぱたと腹に落ちた自分の精を、庄助は他人事のように見ていた。
「ちゃんとナカでイけたな。偉いぞ、庄助」
ぬかるんだ穴から音を立てて指を抜かれ、とうとう景虎のペニスが臀裂に押し当てられる。
薄いゴムの感触が、肛門に触れる。この後にやってくる鈍痛を恐れて、庄助はぎゅっと景虎にしがみついた。
「あっぎ……っ」
火照った腹の中にゆっくりと挿入ってくる、質量のある赤黒く凶悪な肉の棒。
直腸の壁の凹凸を味わうかのように、じわじわと貫かれると、庄助は身震いした。
「や、やめて……カゲ、かげっ! あかん……ヘンやて、へんっ! やめろっ!」
「痛いのか?」
「痛いとかやなくて、なんか……! あぅ……っ気持ちいいのが、きゅーって、なるぅ……っ」
「ここか?」
膨らみを圧迫されると、ゾワゾワした感覚が血流に乗って一斉に集まってきて、圧を緩めると散ってゆく。快感が散りきらないうちにまた押し込まれる。
それを何度も繰り返されると、メーターの針が振り切れるように熱が高まる。快さの上限がどこにあるのかわからなくて、恐ろしくなった。
「あ! ぁあ゙! んや、やっ……ひぉ」
ブンブンと頭を振る庄助の金髪の間から、汗が散った。
その快楽は、ぽっかりと開いた真っ暗な、奈落に続く穴のようだ。落ちたら、どうなってしまうのかわからない。
「や゙ぁ~~っ! こわい、なんかくる……! そこもう、押すのやめふぇ……ひうっ、ひぃ……!」
恥も外聞もなく、庄助はぐすぐすと泣いた。とてつもなく深い、着地点の見えない性感の手綱を他人が握っていて、遠慮なく振り回されるのが怖かった。
「庄助……お前は俺のものだろう? そばにいてくれ」
「うっ、う……わかっ……た、わかったからぁ……だからそこ、押さんとってぇ……! あたま、ヘンなる、おかしなるっ!」
屈服したようにしゃくり上げる庄助の頭を空いた手で撫でて、景虎は頷いた。
「いいぞ。おかしくなっても狂っても、俺は庄助の味方だ」
景虎はそう呟くと、先程より強めに庄助の中をぐちぐちと指でほじくり始めた。
「に゙ぎゃ……」
ぷつんと糸が切れるみたいに、せり上がってくる。下半身に沸き立っていた性感の泡が、ボコボコと一斉に破裂したようだった。
こいつほんま最悪や! 庄助は景虎を恨んだが、その感情も一瞬で大きな波に呑まれる。
「あかん、い……いく、いっ……イクぅ!」
見えなかった果てに手が届く。
深すぎて経験したことがないが、確かにそれは絶頂だった。
頭がブラックアウトするくらいの、強烈な快感。チカチカと目の裏で明滅する光は、信号機のように濃い黄色だった。
「ぁあ゙っ、は……え……」
尿道を精液が通る熱い感覚。それと別に、腹の中に未だ滞る、なかなか引かない快感。
思い切りイッたはずなのに熱は冷めず、未だ意識は雲の上にあるようにふわふわと気持ちがいい。
ぱたぱたと腹に落ちた自分の精を、庄助は他人事のように見ていた。
「ちゃんとナカでイけたな。偉いぞ、庄助」
ぬかるんだ穴から音を立てて指を抜かれ、とうとう景虎のペニスが臀裂に押し当てられる。
薄いゴムの感触が、肛門に触れる。この後にやってくる鈍痛を恐れて、庄助はぎゅっと景虎にしがみついた。
「あっぎ……っ」
火照った腹の中にゆっくりと挿入ってくる、質量のある赤黒く凶悪な肉の棒。
直腸の壁の凹凸を味わうかのように、じわじわと貫かれると、庄助は身震いした。
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