18 / 42
一章
17. 素直で愚かな側仕え
しおりを挟む
「———それじゃあ、明日もまたよろしくね」
「はい!それじゃあ失礼しますね、エドワード様」
そう言ってペコリと頭を下げると、音を立てないようにゆっくりとローネイン公爵——エドワードの執務室の扉を閉めた。
「あら、ミリアちゃん?」
と、後ろから声を掛けられたミルフィは大袈裟にビクッと身体を震わせ、見苦しくならない程度に頰を膨らませながら後ろを振り返った。
「っもう!セシリアさん、驚かさないで下さいよぉ!!」
拗ねた様子のミルフィを見てセシリアと呼ばれた少女は悪戯めいた笑みを浮かべた。
「ふふふっ。ミリアちゃんの反応って素直で可愛いわよね~」
「あー!ほら、そうやってすぐにからかうんですから!!」
益々頰を膨らませるミルフィを見て、セシリアはついにくすくす、と声を漏らす。
「~~~っ!!もう、セシリアさんなんて知りません!!」
ふんっと顔を斜めに向けて腕を組むと、セシリアはその笑みを苦笑に変える。
「ごめんごめん。余りにもミリアちゃんの反応が可愛すぎてお姉さんちょっと弄りたくなっちゃったの!」
謝罪にならない謝罪を受け、ミルフィはまったくもう、と言った様子で顔を元に戻した。
「そんなことよりミリアちゃん、今日の仕事はもう終わったの?」
「あ、はい!!勿論ですよ!」
そしてミルフィはぽっと顔を赤らめた。
「今日もエドワード様はとても紳士的でかっこよかったです!」
「そうよねぇ、エドワード様の専属なんて私とミリアちゃんの特権だものねえ」
その気持ち良くわかるわぁ、とうんうん頷くセシリア。それを見つめながらミルフィは客観的な視点で納得する。
(セシリアはたしかにここにいる使用人達の中でもずば抜けて顔立ちも整っているものね。公爵の今までの私への態度を見ると側付きにさせているのも頷けるわ)
ミルフィの言う通り、セシリアはそれはそれは整った顔立ちをしていた。
ピンクアッシュの美しい髪に、パッチリとした二重の薔薇色の瞳。その顔立ちはどこか幼さの残る妖艶なものを漂わせ、見る者の目を奪う、ミルフィとはまた違った系統の見栄えのする容姿を持った人物であった。更には、きゅっと引き締まったウエストや、出るところは出ているバランスの良く取れた体型は異性を惹きつけるのに文句は無かった。
まだあどけなさの残る雰囲気とのどこかちぐはぐした所がまるで、花開くのをいまかいまかと待ちわびる頃合いのそれであった。
(それに、この人何処か侮れない雰囲気も馳せ持っているから油断は出来ないのよね)
まだ十九歳の少女にしては落ち着いた雰囲気のあるこのセシリアという人物は、今ミルフィが見ている表情の裏に一皮も二皮も被っているであろうと思われた。
得体の知れない感覚がミルフィを襲っているのである。
(何処かで感じたことのある感覚なんだけれど……)
未だにその感覚の答えを出せずにいるミルフィはどうしたものかと考え込んでしまった。
「ミリアちゃん?何か悩み事でもあるの?」
セシリアに不思議そうに顔を覗きこまれてミルフィは微笑を零した。
「あ、いえ。何事も慣れって大切だなとしみじみ思っていただけです」
「そうなの?まあ、たしかにそうかもしれないわねー。ミリアちゃんももうここに来て五日もたったものね」
「そうなんですよねー。五日でここまで慣れるなんて思いもよりませんでした!」
やっぱりエドワード様のおかげですね、と笑うとセシリアもにっこりと微笑んだ。
「そうよね。エドワード様はとても尊いお方ですものね。ミリアちゃんのこともきちんと考えてくれているからこそ慣れるのも早いのかもしれないわ」
そしてうっとりとした様子で我が主人に想いを馳せているセシリアは、可憐な大輪の百合を思わせるものであった。
この人を惹きつけてやまないセシリアの雰囲気とその容姿に見惚れ、魅了された者は一体何人いるのだろうか、と冷静にミルフィは考えていた。
(まあ、だからこそなのかもしれないわね。公爵がセシリアを身近に置いておくのは、所謂ハニートラップと似たようなこともやらせているのかもしれない。邪魔な人物達を排除する手段として)
排除するにあたって自身の駒が相手に取り入るのはその後の行動でもとても優位になる。それを計算してセシリアを自身の専属にしているとするならばやはり公爵は侮れない人物であるのだろう。
(いえ、でも……それにしてもわたしから見ていると公爵は良い意味でも悪い意味でも単純なのよね。……とても、そんなところにまで頭が回る人だとは到底思えない)
これはどういうことなのだろうかとミルフィは首を捻る。しかし、今考えても答えなど出るはずもなく。
(後でアルトにでも相談してみようかしら?)
取り敢えずその疑問は頭の片隅に留めておくことにしたミルフィは、未だうっとりと顔を綻ばせている少女の顔の前で手をひらひらと振ってあげる。
「セシリアさーん?戻って来てくださぁい!」
「あら?私ったら恥ずかしい!!」
はっと我に返ったセシリアは両頬に手を当ててはにかんだ。
「セシリアさん、わたしこれから兄さんの所に行ってくるので失礼しますね!」
「アルさんの所?相変わらず貴方達兄妹は仲がいいのねー。ミリアちゃんが妹じゃなければ今頃ここのメイド達に何かされてたかもしれないわね」
「うえぇ……。それは恐ろしいですぅ」
若干涙目になりながら震えるミルフィを見てセシリアはまたくすくすと笑った。
「まあ、もしもの話よ。実際には貴方はアルさんの妹で家族なんだからそんなことは絶対にされないわよ。それもこれもかっこいいお兄さんを持ったミリアちゃんの自業自得よー」
「ひ、酷いです!わたしのせいじゃないのに~!」
それを見て更にセシリアは笑みを深めた。
今のアルベルトは変装として髪を茶色に染めている。
それだけでもアルベルトの印象はガラリと変わっていたのでミルフィはこれだけでいいかとそれ以上のことをアルベルトにはしなかった。
そのせいなのか、今のアルベルトは変装前と変わりなくその整った顔立ちを晒し出すこととなっていたのだ。これにはミルフィも呆れを通り越して苦笑するしか無かった。
それと同時に心の奥にもやっとしたものが広がっていたがそれには気付かない振りをしていた。
「ほら、それより早くアルさんのところに行ってきない。もうそろそろでアルさんの方も仕事を終わらせているんじゃないの?」
ポンっと背中を押されて前のめりになってしまったミルフィは慌てて体制を立て直すと、恨めしげにセシリアを振り返って「わかってますよ!」と言ってそのまま走り去っていった。
それを見届けてからセシリアはクスリと笑い、エドワードのいる執務室の扉をノックした。
「失礼します」
「ああ、セシリアか。君たちの声は此方まで聞こえていたぞ?」
「まあ、それは失礼しましたわ」
そう言ってまたくすくすと笑うセシリアを呆れた様子でエドワードは見つめた。
「……それで、お前から見てミリアはどう思うか?」
「ミリアちゃんはとっても良い子ですよ?優しくて、可愛くて、素直で、———そして、愚かな子」
「使えると思うか?」
「ええ。存分に」
その言葉に満足そうにエドワードは頷いた。
「それならばもう暫く様子を見てから使うことにしようか。セシリアはあの方に連絡を。新たに一人増えた、とな」
「畏まりました、エドワード様」
そして恭しく頭を下げるセシリアを見つめながらエドワードはにやりと笑みを浮かべた。
「何もかも順調だ。あの方には感謝してもしきれないな」
そしてくつくつと喉を鳴らした。
「はい!それじゃあ失礼しますね、エドワード様」
そう言ってペコリと頭を下げると、音を立てないようにゆっくりとローネイン公爵——エドワードの執務室の扉を閉めた。
「あら、ミリアちゃん?」
と、後ろから声を掛けられたミルフィは大袈裟にビクッと身体を震わせ、見苦しくならない程度に頰を膨らませながら後ろを振り返った。
「っもう!セシリアさん、驚かさないで下さいよぉ!!」
拗ねた様子のミルフィを見てセシリアと呼ばれた少女は悪戯めいた笑みを浮かべた。
「ふふふっ。ミリアちゃんの反応って素直で可愛いわよね~」
「あー!ほら、そうやってすぐにからかうんですから!!」
益々頰を膨らませるミルフィを見て、セシリアはついにくすくす、と声を漏らす。
「~~~っ!!もう、セシリアさんなんて知りません!!」
ふんっと顔を斜めに向けて腕を組むと、セシリアはその笑みを苦笑に変える。
「ごめんごめん。余りにもミリアちゃんの反応が可愛すぎてお姉さんちょっと弄りたくなっちゃったの!」
謝罪にならない謝罪を受け、ミルフィはまったくもう、と言った様子で顔を元に戻した。
「そんなことよりミリアちゃん、今日の仕事はもう終わったの?」
「あ、はい!!勿論ですよ!」
そしてミルフィはぽっと顔を赤らめた。
「今日もエドワード様はとても紳士的でかっこよかったです!」
「そうよねぇ、エドワード様の専属なんて私とミリアちゃんの特権だものねえ」
その気持ち良くわかるわぁ、とうんうん頷くセシリア。それを見つめながらミルフィは客観的な視点で納得する。
(セシリアはたしかにここにいる使用人達の中でもずば抜けて顔立ちも整っているものね。公爵の今までの私への態度を見ると側付きにさせているのも頷けるわ)
ミルフィの言う通り、セシリアはそれはそれは整った顔立ちをしていた。
ピンクアッシュの美しい髪に、パッチリとした二重の薔薇色の瞳。その顔立ちはどこか幼さの残る妖艶なものを漂わせ、見る者の目を奪う、ミルフィとはまた違った系統の見栄えのする容姿を持った人物であった。更には、きゅっと引き締まったウエストや、出るところは出ているバランスの良く取れた体型は異性を惹きつけるのに文句は無かった。
まだあどけなさの残る雰囲気とのどこかちぐはぐした所がまるで、花開くのをいまかいまかと待ちわびる頃合いのそれであった。
(それに、この人何処か侮れない雰囲気も馳せ持っているから油断は出来ないのよね)
まだ十九歳の少女にしては落ち着いた雰囲気のあるこのセシリアという人物は、今ミルフィが見ている表情の裏に一皮も二皮も被っているであろうと思われた。
得体の知れない感覚がミルフィを襲っているのである。
(何処かで感じたことのある感覚なんだけれど……)
未だにその感覚の答えを出せずにいるミルフィはどうしたものかと考え込んでしまった。
「ミリアちゃん?何か悩み事でもあるの?」
セシリアに不思議そうに顔を覗きこまれてミルフィは微笑を零した。
「あ、いえ。何事も慣れって大切だなとしみじみ思っていただけです」
「そうなの?まあ、たしかにそうかもしれないわねー。ミリアちゃんももうここに来て五日もたったものね」
「そうなんですよねー。五日でここまで慣れるなんて思いもよりませんでした!」
やっぱりエドワード様のおかげですね、と笑うとセシリアもにっこりと微笑んだ。
「そうよね。エドワード様はとても尊いお方ですものね。ミリアちゃんのこともきちんと考えてくれているからこそ慣れるのも早いのかもしれないわ」
そしてうっとりとした様子で我が主人に想いを馳せているセシリアは、可憐な大輪の百合を思わせるものであった。
この人を惹きつけてやまないセシリアの雰囲気とその容姿に見惚れ、魅了された者は一体何人いるのだろうか、と冷静にミルフィは考えていた。
(まあ、だからこそなのかもしれないわね。公爵がセシリアを身近に置いておくのは、所謂ハニートラップと似たようなこともやらせているのかもしれない。邪魔な人物達を排除する手段として)
排除するにあたって自身の駒が相手に取り入るのはその後の行動でもとても優位になる。それを計算してセシリアを自身の専属にしているとするならばやはり公爵は侮れない人物であるのだろう。
(いえ、でも……それにしてもわたしから見ていると公爵は良い意味でも悪い意味でも単純なのよね。……とても、そんなところにまで頭が回る人だとは到底思えない)
これはどういうことなのだろうかとミルフィは首を捻る。しかし、今考えても答えなど出るはずもなく。
(後でアルトにでも相談してみようかしら?)
取り敢えずその疑問は頭の片隅に留めておくことにしたミルフィは、未だうっとりと顔を綻ばせている少女の顔の前で手をひらひらと振ってあげる。
「セシリアさーん?戻って来てくださぁい!」
「あら?私ったら恥ずかしい!!」
はっと我に返ったセシリアは両頬に手を当ててはにかんだ。
「セシリアさん、わたしこれから兄さんの所に行ってくるので失礼しますね!」
「アルさんの所?相変わらず貴方達兄妹は仲がいいのねー。ミリアちゃんが妹じゃなければ今頃ここのメイド達に何かされてたかもしれないわね」
「うえぇ……。それは恐ろしいですぅ」
若干涙目になりながら震えるミルフィを見てセシリアはまたくすくすと笑った。
「まあ、もしもの話よ。実際には貴方はアルさんの妹で家族なんだからそんなことは絶対にされないわよ。それもこれもかっこいいお兄さんを持ったミリアちゃんの自業自得よー」
「ひ、酷いです!わたしのせいじゃないのに~!」
それを見て更にセシリアは笑みを深めた。
今のアルベルトは変装として髪を茶色に染めている。
それだけでもアルベルトの印象はガラリと変わっていたのでミルフィはこれだけでいいかとそれ以上のことをアルベルトにはしなかった。
そのせいなのか、今のアルベルトは変装前と変わりなくその整った顔立ちを晒し出すこととなっていたのだ。これにはミルフィも呆れを通り越して苦笑するしか無かった。
それと同時に心の奥にもやっとしたものが広がっていたがそれには気付かない振りをしていた。
「ほら、それより早くアルさんのところに行ってきない。もうそろそろでアルさんの方も仕事を終わらせているんじゃないの?」
ポンっと背中を押されて前のめりになってしまったミルフィは慌てて体制を立て直すと、恨めしげにセシリアを振り返って「わかってますよ!」と言ってそのまま走り去っていった。
それを見届けてからセシリアはクスリと笑い、エドワードのいる執務室の扉をノックした。
「失礼します」
「ああ、セシリアか。君たちの声は此方まで聞こえていたぞ?」
「まあ、それは失礼しましたわ」
そう言ってまたくすくすと笑うセシリアを呆れた様子でエドワードは見つめた。
「……それで、お前から見てミリアはどう思うか?」
「ミリアちゃんはとっても良い子ですよ?優しくて、可愛くて、素直で、———そして、愚かな子」
「使えると思うか?」
「ええ。存分に」
その言葉に満足そうにエドワードは頷いた。
「それならばもう暫く様子を見てから使うことにしようか。セシリアはあの方に連絡を。新たに一人増えた、とな」
「畏まりました、エドワード様」
そして恭しく頭を下げるセシリアを見つめながらエドワードはにやりと笑みを浮かべた。
「何もかも順調だ。あの方には感謝してもしきれないな」
そしてくつくつと喉を鳴らした。
12
あなたにおすすめの小説
慈愛と復讐の間
レクフル
ファンタジー
とある国に二人の赤子が生まれた。
一人は慈愛の女神の生まれ変わりとされ、一人は復讐の女神の生まれ変わりとされた。
慈愛の女神の生まれ変わりがこの世に生を得た時、必ず復讐の女神の生まれ変わりは生を得る。この二人は対となっているが、決して相容れるものではない。
これは古より語り継がれている伝承であり、慈愛の女神の加護を得た者は絶大なる力を手にするのだと言う。
だが慈愛の女神の生まれ変わりとして生を亨けた娘が、別の赤子と取り換えられてしまった。
大切に育てられる筈の慈愛の女神の生まれ変わりの娘は、母親から虐げられながらも懸命に生きようとしていた。
そんな中、森で出会った迷い人の王子と娘は、互いにそれと知らずに想い合い、数奇な運命を歩んで行くこととなる。
そして、変わりに育てられた赤子は大切に育てられていたが、その暴虐ぶりは日をまして酷くなっていく。
慈愛に満ちた娘と復讐に駆られた娘に翻弄されながら、王子はあの日出会った想い人を探し続ける。
想い合う二人の運命は絡み合うことができるのか。その存在に気づくことができるのか……
孤児院の愛娘に会いに来る国王陛下
akechi
ファンタジー
ルル8歳
赤子の時にはもう孤児院にいた。
孤児院の院長はじめ皆がいい人ばかりなので寂しくなかった。それにいつも孤児院にやってくる男性がいる。何故か私を溺愛していて少々うざい。
それに貴方…国王陛下ですよね?
*コメディ寄りです。
不定期更新です!
やさしい魔法と君のための物語。
雨色銀水
ファンタジー
これは森の魔法使いと子供の出会いから始まる、出会いと別れと再会の長い物語――。
※第一部「君と過ごしたなもなき季節に」編あらすじ※
かつて罪を犯し、森に幽閉されていた魔法使いはある日、ひとりの子供を拾う。
ぼろぼろで小さな子供は、名前さえも持たず、ずっと長い間孤独に生きてきた。
孤独な魔法使いと幼い子供。二人は不器用ながらも少しずつ心の距離を縮めながら、絆を深めていく。
失ったものを埋めあうように、二人はいつしか家族のようなものになっていき――。
「ただ、抱きしめる。それだけのことができなかったんだ」
雪が溶けて、春が来たら。
また、出会えると信じている。
※第二部「あなたに贈るシフソフィラ」編あらすじ※
王国に仕える『魔法使い』は、ある日、宰相から一つの依頼を受ける。
魔法石の盗難事件――その事件の解決に向け、調査を始める魔法使いと騎士と弟子たち。
調査を続けていた魔法使いは、一つの結末にたどり着くのだが――。
「あなたが大好きですよ、誰よりもね」
結末の先に訪れる破滅と失われた絆。魔法使いはすべてを失い、物語はゼロに戻る。
※第三部「魔法使いの掟とソフィラの願い」編あらすじ※
魔法使いであった少年は罪を犯し、大切な人たちから離れて一つの村へとたどり着いていた。
そこで根を下ろし、時を過ごした少年は青年となり、ひとりの子供と出会う。
獣の耳としっぽを持つ、人ならざる姿の少女――幼い彼女を救うため、青年はかつての師と罪に向き合い、立ち向かっていく。
青年は自分の罪を乗り越え、先の未来をつかみ取れるのか――?
「生きる限り、忘れることなんかできない」
最後に訪れた再会は、奇跡のように涙を降らせる。
第四部「さよならを告げる風の彼方に」編
ヴィルヘルムと魔法使い、そしてかつての英雄『ギルベルト』に捧ぐ物語。
※他サイトにも同時投稿しています。
その狂犬戦士はお義兄様ですが、何か?
行枝ローザ
ファンタジー
美しき侯爵令嬢の側には、強面・高背・剛腕と揃った『狂犬戦士』と恐れられる偉丈夫がいる。
貧乏男爵家の五人兄弟末子が養子に入った魔力を誇る伯爵家で彼を待ち受けていたのは、五歳下の義妹と二歳上の義兄、そして王都随一の魔術後方支援警護兵たち。
元・家族の誰からも愛されなかった少年は、新しい家族から愛されることと癒されることを知って強くなる。
これは不遇な微魔力持ち魔剣士が凄惨な乳幼児期から幸福な少年期を経て、成長していく物語。
※見切り発車で書いていきます(通常運転。笑)
※エブリスタでも同時連載。2021/6/5よりカクヨムでも後追い連載しています。
※2021/9/15けっこう前に追いついて、カクヨムでも現在は同時掲載です。
私たちの離婚幸福論
桔梗
ファンタジー
ヴェルディア帝国の皇后として、順風満帆な人生を歩んでいたルシェル。
しかし、彼女の平穏な日々は、ノアの突然の記憶喪失によって崩れ去る。
彼はルシェルとの記憶だけを失い、代わりに”愛する女性”としてイザベルを迎え入れたのだった。
信じていた愛が消え、冷たく突き放されるルシェル。
だがそこに、隣国アンダルシア王国の皇太子ゼノンが現れ、驚くべき提案を持ちかける。
それは救済か、あるいは——
真実を覆う闇の中、ルシェルの新たな運命が幕を開ける。
【完結】大変申し訳ありませんが、うちのお嬢様に貴方は不釣り合いのようです。
リラ
恋愛
婚約破棄から始まる、有能執事の溺愛…いや、過保護?
お嬢様を絶対守るマンが本気を出したらすごいんです。
ミリアス帝国首都の一等地に屋敷を構える資産家のコルチエット伯爵家で執事として勤めているロバートは、あらゆる事を完璧にこなす有能な執事だ。
そんな彼が生涯を捧げてでも大切に守ろうと誓った伯爵家のご令嬢エミリー・コルチエットがある日、婚約者に一方的に婚約破棄を告げられる事件が起こる。
その事実を知ったロバートは……この執事を怒らせたら怖いぞ!
後に後悔しエミリーとの復縁を望む元婚約者や、彼女に恋心を抱く男達を前に、お嬢様の婿に相応しいか見極めるロバートだったが…?
果たして、ロバートに認められるようなエミリーお嬢様のお婿候補は現れるのだろうか!?
【物語補足情報】
世界観:貴族社会はあるものの、財を成した平民が貴族位を買い新興貴族(ブルジョア)として活躍している時代。
由緒正しい貴族の力は弱まりつつあり、借金を抱える高位貴族も増えていった。
コルチエット家:帝国一の大商会を持つ一族。元々平民だが、エミリーの祖父の代に伯爵位を買い貴族となった資産家。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる