短編SS集〜1日1SSを目指して〜

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夢 倫理 月

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時に倫理観を壊す事象はすべからく世界そのものを変化させてきた。
人を殺すのは悪とされた時代から、世界は敵であれば殺すことは正義だという世界に変わり、そしてまた人を殺すことは悪だとされ、そしてまた、殺すことを正義と掲げる者が出てきた。
倫理は永久に変化し続けるものだ。人類が存在し、思考をし続けるならば。

しかし、変わらぬ倫理、当たり前というものもこの世界を動かしている。
例えば、生物は生まれ、そして死ぬ。知能が高い生物こそ長短の個体差が生まれる。生物は弱き影に生まれたものを踏みしめて上へと目指す。太陽と月のように光の当たり方が同種であっても全く異なること。
そう、変わらぬ倫理もまた倫理である。倫理は永久変化し続け、また永久変わらぬものだ。

だがこれは人間が誠に無礼ながら勝手に創り上げたものだ。創作物だ。偽物だ。綺麗事だ。
倫理とは、人間がその脆弱な精神を、命を、心を、魂を、優しく、不器用に、生ぬるく、器用に。残酷で、不気味で、愚かで、腐っていて、痛いものから守る為に創り上げたものだ。

自然と自分たちを切り離し、まるで自分たちが世界の頂点に君臨し、全てを決め、全てを定め、全てを理解し、全てに影響すると考え、創り上げたのだ。自分たちは月のように自然の光を跳ね返して輝く借り物の輝きではなく、太陽のように自分たちが光り輝く存在だと思い込むために創り上げたのだ。
だから、我らは問うのだ。
【人間よ、お前たちは、何がしたいのだ】
と。


そう夢を見た。え?夢?そう、夢だ。夢ということにしておく。なんか白っぽい空間で、なんかぼやけた人っぽいなんかが、長々と難しい事一方的に語って、最後にはよくわかんない質問を投げかけてきたとか、ただの夢だ。多分アニメか漫画の影響だろ。だから、アニメや漫画は嫌いなんだ。
え?夢に出てくるくらいなら、お前も相当なアニメ漫画好きなんだろって?全くそんなことは無い、俺の部屋には書籍のひとつなく、あるとすれば教科書のみ。それらがあるのは妹の部屋だ。
俺の私物は一切ない。勉強こそ、俺の人生の意味なのだからな。勉強ほど楽しいことは無い。特に心理学と倫理学。人の心理なんて終わりがなく、倫理も変わってく。研究に終わりがなく、日常生活でする研究、勉強の一環。これ程人生を豊かにさせてくれるものは無い。アニメや漫画なんて心理学も倫理もくそもない、ファンタジーなんてクソ喰らえだ。
でも、俺にはとある夢がある。それは世界中の人間への質問。たった一つのの質問。それは...

【君は何をして生きていたいの?】
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