短編SS集〜1日1SSを目指して〜

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失恋 真夜中 スカート

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【恋】というのは、終わる時は想像よりもあっさりとしているものだと俺の兄は言っていた。
そんなはずは無いと俺は思ったし、今はそれをよりいっそう感じている。
高校三年生、冬。息も白くなり始め、世間ではクリスマス戦線が始まろうとしている。そこらじゅうでサンタが現われ始めてるからな。
まぁ世間はそんなムードだが俺の心の中は、ナスに乗って帰るばあちゃんたちがいる。盛り上がっている時に、いらん話を始めてなんとも言えないしんみりとした雰囲気にしたやつに向ける目線が俺を刺す。そんな目で見るな。いや、お前らもこうなるに決まっている。失恋をしたらな。
さて、これからどうするかだが、まぁ家に引きこもるのが定番だろう。なにせ元に戻るだけだ。
俺はヤドカリ。家にこもり、家を守護し、家で一生を終える。もうあの子が新緑の葉を揺らす風にスカートを揺らす姿を見ることも無い。あの子が泣いても慰めることもない。
もう、一生ないのだ。もう金輪際ありえはしない。




弟が、失恋したらしい。なんでも、重すぎるってのが原因らしい。いやぁあいつも俺と同じ理由で振られるとはな笑
俺も、重すぎるって言われて振られたくちだ。それからというもの彼女のひとりや2人はできたことがない。その代わり、弟の恋愛に力を注いだんだけどな。
まぁ重い俺が力を貸したら、そうなるのもまぁ納得か。いやぁ精一杯 頑張ったんだが、それが行けなかったかぁ!
まぁどんまい弟よ!と、まぁここまでにして、こんな最高な弟を振った女は、成敗しないとな。
でもまぁやりすぎて真夜中しか動けないのはたまにキズだけど恐怖を与えるなら、かなり有利に働くんだけどな。
はてさて、どうしてやろうかなぁ~



彼女とはもう合わないでおこう。いや、もう会えないだろう。彼女も高校卒業をしたら引っ越すらしいし、俺もまぁ、引っ越し......みたいなことをする予定だしな。
でも、まぁ彼女がたまに俺の後ろを見て顔をひきつらせてたのはちょっと気になったかなぁ。
でもまぁいいや。どうでも。彼女とはもう終わった。俺の恋愛は終わった。俺は終わった。
かえれば兄ちゃんが待ってる。兄ちゃんの料理は世界一美味しいんだよなぁ......。
じゃあいこうかな。兄ちゃんのとこ。お互いひとり暮らし長かったし、どう接したらいいかなぁ。

さて、そろそろかな。

待ってるかな。

今行くからね。

あぁ、待ってるよ。



今日の午前10時、{削除済み}町の浜辺て一人の男性の死体が見つかりました。
男性は近くの崖から飛び降り自殺をしたのではと警察は.........


ただいま。
おかえり。

「「さ、やろう?」」
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