17 / 20
失恋 真夜中 スカート
しおりを挟む
【恋】というのは、終わる時は想像よりもあっさりとしているものだと俺の兄は言っていた。
そんなはずは無いと俺は思ったし、今はそれをよりいっそう感じている。
高校三年生、冬。息も白くなり始め、世間ではクリスマス戦線が始まろうとしている。そこらじゅうでサンタが現われ始めてるからな。
まぁ世間はそんなムードだが俺の心の中は、ナスに乗って帰るばあちゃんたちがいる。盛り上がっている時に、いらん話を始めてなんとも言えないしんみりとした雰囲気にしたやつに向ける目線が俺を刺す。そんな目で見るな。いや、お前らもこうなるに決まっている。失恋をしたらな。
さて、これからどうするかだが、まぁ家に引きこもるのが定番だろう。なにせ元に戻るだけだ。
俺はヤドカリ。家にこもり、家を守護し、家で一生を終える。もうあの子が新緑の葉を揺らす風にスカートを揺らす姿を見ることも無い。あの子が泣いても慰めることもない。
もう、一生ないのだ。もう金輪際ありえはしない。
弟が、失恋したらしい。なんでも、重すぎるってのが原因らしい。いやぁあいつも俺と同じ理由で振られるとはな笑
俺も、重すぎるって言われて振られたくちだ。それからというもの彼女のひとりや2人はできたことがない。その代わり、弟の恋愛に力を注いだんだけどな。
まぁ重い俺が力を貸したら、そうなるのもまぁ納得か。いやぁ精一杯 頑張ったんだが、それが行けなかったかぁ!
まぁどんまい弟よ!と、まぁここまでにして、こんな最高な弟を振った女は、成敗しないとな。
でもまぁやりすぎて真夜中しか動けないのはたまにキズだけど恐怖を与えるなら、かなり有利に働くんだけどな。
はてさて、どうしてやろうかなぁ~
彼女とはもう合わないでおこう。いや、もう会えないだろう。彼女も高校卒業をしたら引っ越すらしいし、俺もまぁ、引っ越し......みたいなことをする予定だしな。
でも、まぁ彼女がたまに俺の後ろを見て顔をひきつらせてたのはちょっと気になったかなぁ。
でもまぁいいや。どうでも。彼女とはもう終わった。俺の恋愛は終わった。俺は終わった。
かえれば兄ちゃんが待ってる。兄ちゃんの料理は世界一美味しいんだよなぁ......。
じゃあいこうかな。兄ちゃんのとこ。お互いひとり暮らし長かったし、どう接したらいいかなぁ。
さて、そろそろかな。
待ってるかな。
今行くからね。
あぁ、待ってるよ。
今日の午前10時、{削除済み}町の浜辺て一人の男性の死体が見つかりました。
男性は近くの崖から飛び降り自殺をしたのではと警察は.........
ただいま。
おかえり。
「「さ、やろう?」」
そんなはずは無いと俺は思ったし、今はそれをよりいっそう感じている。
高校三年生、冬。息も白くなり始め、世間ではクリスマス戦線が始まろうとしている。そこらじゅうでサンタが現われ始めてるからな。
まぁ世間はそんなムードだが俺の心の中は、ナスに乗って帰るばあちゃんたちがいる。盛り上がっている時に、いらん話を始めてなんとも言えないしんみりとした雰囲気にしたやつに向ける目線が俺を刺す。そんな目で見るな。いや、お前らもこうなるに決まっている。失恋をしたらな。
さて、これからどうするかだが、まぁ家に引きこもるのが定番だろう。なにせ元に戻るだけだ。
俺はヤドカリ。家にこもり、家を守護し、家で一生を終える。もうあの子が新緑の葉を揺らす風にスカートを揺らす姿を見ることも無い。あの子が泣いても慰めることもない。
もう、一生ないのだ。もう金輪際ありえはしない。
弟が、失恋したらしい。なんでも、重すぎるってのが原因らしい。いやぁあいつも俺と同じ理由で振られるとはな笑
俺も、重すぎるって言われて振られたくちだ。それからというもの彼女のひとりや2人はできたことがない。その代わり、弟の恋愛に力を注いだんだけどな。
まぁ重い俺が力を貸したら、そうなるのもまぁ納得か。いやぁ精一杯 頑張ったんだが、それが行けなかったかぁ!
まぁどんまい弟よ!と、まぁここまでにして、こんな最高な弟を振った女は、成敗しないとな。
でもまぁやりすぎて真夜中しか動けないのはたまにキズだけど恐怖を与えるなら、かなり有利に働くんだけどな。
はてさて、どうしてやろうかなぁ~
彼女とはもう合わないでおこう。いや、もう会えないだろう。彼女も高校卒業をしたら引っ越すらしいし、俺もまぁ、引っ越し......みたいなことをする予定だしな。
でも、まぁ彼女がたまに俺の後ろを見て顔をひきつらせてたのはちょっと気になったかなぁ。
でもまぁいいや。どうでも。彼女とはもう終わった。俺の恋愛は終わった。俺は終わった。
かえれば兄ちゃんが待ってる。兄ちゃんの料理は世界一美味しいんだよなぁ......。
じゃあいこうかな。兄ちゃんのとこ。お互いひとり暮らし長かったし、どう接したらいいかなぁ。
さて、そろそろかな。
待ってるかな。
今行くからね。
あぁ、待ってるよ。
今日の午前10時、{削除済み}町の浜辺て一人の男性の死体が見つかりました。
男性は近くの崖から飛び降り自殺をしたのではと警察は.........
ただいま。
おかえり。
「「さ、やろう?」」
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
声劇・シチュボ台本たち
ぐーすか
大衆娯楽
フリー台本たちです。
声劇、ボイスドラマ、シチュエーションボイス、朗読などにご使用ください。
使用許可不要です。(配信、商用、収益化などの際は 作者表記:ぐーすか を添えてください。できれば一報いただけると助かります)
自作発言・過度な改変は許可していません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる