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4章
神代は怖い
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大分強引なナンパだったらしく、神代はおどおどビクビクしている。
っていうかちょっと震えてるな、あれは。
やっぱり探しに来てよかった。
俺は駆け寄るといいジャン、いいジャン言っている男達の間に割り込み神代の手を取る。
「まったく探したぞ。ほら行くよ」
「え?え?」
神代は突然のことに驚いたようで俺の顔と掴んだ手に何度も視線を交互させていた。
「は?君、何?」
男たちは俺が急に割り込んできた事に不快そうな顔をしていた。
「すみません。悪いんですけどこいつ、俺の連れなんです。ナンパするなら他を当たってもらえますか?」
「え?え?」
「…そこの彼女、戸惑っているように見えるけど?」
いやいやいや!?ここ戸惑う場面じゃなくない!?
神代…なぜここでキョドるの?
「いや、なんか戸惑っているように見えるかもだけど、本当に俺たちこれからカフェに行く予定なんです。な、そうだよな!咲枝!」
ここで、うんと言えば事態は打開されるのだが神代は飲み込めていないらしい。
神代はようやく意図が分かったのか、はっとした顔をすると今度はしっかりと答える。
ちなみに適当な偽名で呼びかけたのは、念の為彼らに素性を明かさないようにするためだ。
「はい!うち、この人、優斗君と待ち合わせしてたんです!この後彼とカフェに行く予定なんです!」
…神代は本当に俺の意図がわかったのだろうか?
俺のことは偽名じゃなくて本名で呼んでる…。
神代がそう言うと、途端にナンパな二人組は態度をころっと変えてきた。
「…ちっ、イケメンうぜぇ…」
「はあぁ、はいはい、どうせ俺らが悪者ですよ。あーあ、次探すか~」
ぶつくさ文句は言うものの、そういうと彼らはその場から離れていった。
彼らの姿が見えなくなると、神代はようやく安心したのか、その場にしゃがみ込んだ。
「おい、大丈夫か?」
「はぁー…。…すみません。助かりました。ありがとうございます」
…いや、なぜ敬語?
「はいはい、これぐらいどうって事ないよ」
「その、今は急いでるので…また後日お礼をさせてもらえればと…」
「お礼ね…。でも別に後日じゃなくていいし。じゃあ今日のパフェは奢りということでどう?」
「え??」
「え?」
さっきの男達に囲まれていた時よりも強張った顔をする神代。
え?奢るのそんなに嫌?
「えっと、別に嫌なら無理にとは言わないけど。まあ、とりあえずもう行こうぜ」
「え、いや、うち、人と約束が!」
「は?いや、だからそれ俺らとの約束だろ?ほら、待たせてるし早く行こうぜ」
そう言って神代の腕を掴んでカフェに行くのを促すと途端に神代が腕を振り解き顔を真っ白にしてしまった。
「え?え?どうした??」
「~~~!!!いやぁぁぁ~!!!」
ばちーん!!
全く警戒していなかったのでいいビンタをもらってしまう俺。
「痛っ!めっちゃ痛い!何すんだよ神代!」
「何でうちの名前を!?怖い怖い怖い!!」
その場で半狂乱になってしまった神代。
俺は俺で、急にビンタされて混乱してしまったが、神代のその言葉を聞いて、ようやく俺の事を別の知らない人と勘違いしているっぽいことに気がついた。
まさか、眼鏡がないから俺だって気がついてない?
「おい、待て神代…!俺だよ、村井だよ。わかるだろ?」
「彼のことも知ってるの!?怖い怖い怖い!!」
神代が俺が村井だと理解してくれるのはそれからさらにしばらく経ってからだった…。
「うー詐欺だよ!別人じゃん!」
っていうかちょっと震えてるな、あれは。
やっぱり探しに来てよかった。
俺は駆け寄るといいジャン、いいジャン言っている男達の間に割り込み神代の手を取る。
「まったく探したぞ。ほら行くよ」
「え?え?」
神代は突然のことに驚いたようで俺の顔と掴んだ手に何度も視線を交互させていた。
「は?君、何?」
男たちは俺が急に割り込んできた事に不快そうな顔をしていた。
「すみません。悪いんですけどこいつ、俺の連れなんです。ナンパするなら他を当たってもらえますか?」
「え?え?」
「…そこの彼女、戸惑っているように見えるけど?」
いやいやいや!?ここ戸惑う場面じゃなくない!?
神代…なぜここでキョドるの?
「いや、なんか戸惑っているように見えるかもだけど、本当に俺たちこれからカフェに行く予定なんです。な、そうだよな!咲枝!」
ここで、うんと言えば事態は打開されるのだが神代は飲み込めていないらしい。
神代はようやく意図が分かったのか、はっとした顔をすると今度はしっかりと答える。
ちなみに適当な偽名で呼びかけたのは、念の為彼らに素性を明かさないようにするためだ。
「はい!うち、この人、優斗君と待ち合わせしてたんです!この後彼とカフェに行く予定なんです!」
…神代は本当に俺の意図がわかったのだろうか?
俺のことは偽名じゃなくて本名で呼んでる…。
神代がそう言うと、途端にナンパな二人組は態度をころっと変えてきた。
「…ちっ、イケメンうぜぇ…」
「はあぁ、はいはい、どうせ俺らが悪者ですよ。あーあ、次探すか~」
ぶつくさ文句は言うものの、そういうと彼らはその場から離れていった。
彼らの姿が見えなくなると、神代はようやく安心したのか、その場にしゃがみ込んだ。
「おい、大丈夫か?」
「はぁー…。…すみません。助かりました。ありがとうございます」
…いや、なぜ敬語?
「はいはい、これぐらいどうって事ないよ」
「その、今は急いでるので…また後日お礼をさせてもらえればと…」
「お礼ね…。でも別に後日じゃなくていいし。じゃあ今日のパフェは奢りということでどう?」
「え??」
「え?」
さっきの男達に囲まれていた時よりも強張った顔をする神代。
え?奢るのそんなに嫌?
「えっと、別に嫌なら無理にとは言わないけど。まあ、とりあえずもう行こうぜ」
「え、いや、うち、人と約束が!」
「は?いや、だからそれ俺らとの約束だろ?ほら、待たせてるし早く行こうぜ」
そう言って神代の腕を掴んでカフェに行くのを促すと途端に神代が腕を振り解き顔を真っ白にしてしまった。
「え?え?どうした??」
「~~~!!!いやぁぁぁ~!!!」
ばちーん!!
全く警戒していなかったのでいいビンタをもらってしまう俺。
「痛っ!めっちゃ痛い!何すんだよ神代!」
「何でうちの名前を!?怖い怖い怖い!!」
その場で半狂乱になってしまった神代。
俺は俺で、急にビンタされて混乱してしまったが、神代のその言葉を聞いて、ようやく俺の事を別の知らない人と勘違いしているっぽいことに気がついた。
まさか、眼鏡がないから俺だって気がついてない?
「おい、待て神代…!俺だよ、村井だよ。わかるだろ?」
「彼のことも知ってるの!?怖い怖い怖い!!」
神代が俺が村井だと理解してくれるのはそれからさらにしばらく経ってからだった…。
「うー詐欺だよ!別人じゃん!」
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