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治承3年(1179年)
以仁王の令旨の到着
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6月上旬松本を警らしている兵士より、挙動不審な山伏の二人連れが、松本へ入りましたとの報告が入りました。
「ふむ、やっとこちらにたどり着きましたか」
行家と覚明が紀伊・大和・近江から美濃・尾張を越え美濃を超えて信濃へやってきたのでしょう。
私は義仲様や父兼遠や兄弟の樋口兼光、今井兼平、落合兼行、義経一党などを呼びました。
そして私は通用門の後ろで到着を待ちます。
松本の私の屋敷に二人の山伏が訪れたのです。
「お尋ね申す。
ここは木曽中三信濃権守兼遠殿が娘にて木曽次郎六位蔵人義仲殿が便女、巴殿の屋敷でござろうか?」
「いかにも」
「おお、拙僧は紀州より参った熊野三山は新宮より生まれし十郎行家と申すもの。
どうか取り次いでいただきたい」
「しばし待たれよ」
通用門があいて門番が私に尋ねてきました。
「巴様いかがなさいますか?」
私は今のやり取りを聞いて、行家と覚明本人であろうと考えました
「構いません、屋敷に通してください。
「はっ」
「はじめまして、新宮十郎義盛様。
そしてそちらはどなたでいらっしゃいますか?」
もう一人の山伏姿の人間に私は聞きました。
「うむ、拙僧は最乗房信救あらため大夫房覚明と申し、
俗名は海野幸長すなわち巴殿とはいとこである。」
彼の父は中原氏で海野氏の養子になった海野幸親、つまり我が父の中原兼遠と兄弟ですから、本来なら従姉妹ですね。
まあ私は養女なので実際は従姉妹ではないのですが。
「なるほど、遠い所をご苦労様でした、どうぞ屋敷にお上がりください」
私のその言葉に二人はほっと表情を緩めました。
「うむ、かたじけない」
「これで足を休めることができますなぁ」
そういって私は屋敷の親族と彼ら二人を引き合わせたのです。
「まずはこれをご覧あれ」
行家が背負っていた籐の笈を開け中より書状を取り出すと、それを床の上に広げました。
”下 東海東山北陸三道諸國源氏并群兵等所
應早追討淸盛法師并從類叛逆輩事
右、前伊豆守正五位下源朝臣仲綱宣。奉
最勝王勅偁。淸盛法師并宗盛等、以威勢起凶徒亡國家、
惱乱百官万民、虜掠五畿七道、幽閉皇院、流罪公臣、
断命流身、沈淵込樓、盜財領國、奪官授職、無功許賞、
非罪配過。或召鈎於諸寺之高僧、禁獄於修學之僧徒。
或給下於叡岳絹米、相具謀叛粮米、断百王之跡、
切一人之頭、違逆帝皇、破滅佛法、絶古代者也。
干時天地悉悲、臣民皆愁。仍吾爲一院第二皇子。
尋天武天皇舊儀、追討王位推取之輩、訪上宮太子古跡、
打亡佛法破滅之類矣。唯非憑人力之搆、偏所仰天道之扶也。
因之、如有帝王三寶神明之冥感。何忽無四岳合力之志。
然則源家之人、藤氏之人、兼三道諸國之間堪勇士者、
同令与力追討。若於不同心者、准淸盛法師從類、
可行死流追禁之罪過。若於有勝功者、先預諸國之使節、
御即位之後必随乞可賜勸賞也。
諸國宣承知、依宣行之。
東海・東山・北陸三道諸国の源氏、ならびに群兵らに下す。
清盛法師とその一族ら、反逆の輩の追討に早く応じること。
上記について、前の伊豆守・正五位下の源朝臣・中綱が宣する。
最勝王の勅を奉じ、称する。
清盛法師ならびに宗盛らは、権勢をもって凶悪な行いをし、国家を滅ぼし、百官・万民を悩乱し、日本全国を攻略し、天皇・上皇を幽閉し、公卿を流罪にし、命を絶ち、流刑にし、淵に沈め、軟禁し、財産を盗み、領国を私物化し、官職を勝手に奪い授け、 功績も無い者に賞を許し、 罪も無いものに罪を科す。
諸寺の高僧を召し取りこめて、修学の僧徒を禁獄し、または比叡山の絹米を謀反の糧米として横領し、百王の事蹟を絶ち、一人之人の首を切り、天皇に違逆し、仏法を破滅し、古代からの伝統を絶つ者である。
時に天地はことごとく悲しみ 臣民みな愁う。
そこで、私は一院の第二皇子であるから 天武天皇の旧儀を尋ねて、王位を簒奪する輩を追討し、上宮太子の古跡を訪ねて、 仏法破滅の輩を討ち滅ぼそうと思う。
ただ、人間の力に頼るばかりでなく、ひとえに天道の助けを仰ぐところである。
これによって、もし帝王に三種の神器と神明のご加護があるならば、どうしてたちまちに四岳に力を合わせようという志の者が現れないことがあろうか。
そこで、源氏、藤原氏、または三道諸国の勇士らよ、同じく追討に与力せしめよ。
もし同心しないものは、清盛法師ら一族に準じて、 死罪・流罪などの罪科が行われるだろう。
もし勝って功績あるものは、まず諸国の施設に報告し 即位の後には必ずのぞみのままに恩賞を与えられるだろう。
諸国よろしく承知し、宣旨に従って行え。
治承四年四月九日 前の伊豆守・正五位下・源朝臣仲綱 ”
とありました。
おかしいですね日付とかが合わない気がしますが……。
「しかし、実に驚いた、以仁王様と頼政殿の一族郎党が……ということは我が兄も討ち死にということか……」
義仲様が声を落として言ったのでした。
「これは夜を先駆けるものの宿命というものじゃろうな」
行家の言葉に義仲様は彼を睨みましたが
「そういうものかもしれぬな」
といって黙り込んでしまいました。
そこへ我が父兼遠が皆を見渡していったのです。
「では、我ら木曽一党、この宣旨を受けるか受けぬか、皆の意見を聞こう」
まずは一番年下の兼行が言いました。
「むろん、この宣旨を賜るべきかと思います」
「その理由は」
と父が問うと兼行は
「この宣旨に書かれている通りであります。
平家の専横をこれ以上ゆるすわけにはまいらぬかと」
「うむ、では兼平はどうか」
父の問いに兄兼平は
「私には申し上げる言葉がありませぬ。
私は義仲様と生も死ぬも一緒と約束いたしましたのゆえ義仲様の決定にしたがいます」
さすがは兼平兄上です。
なんのよどみもなく言い切りました。
「うむ、では巴はどうか」
頷く父んぽ言葉に私は兄と同じように答えます。
「私も義仲様の決定にしたがいます。
兄上の言うとおり我らは生も死ぬも一緒でございます」
「うむ よくぞ言った、最後に兼光はどうか」
父の問に一番上の兄は
「我ら木曽一党のみの安全を願うならば行家殿や覚明殿を平家に突き出し我らの身の安全をはかることもできましょう。
しかし今や時代の流れは平家にはございません。
立つべきはいまかと」
「うむ、皆の心は固めっておるようだな」
兼平兄上などは
「木曽一党は裏切り者よと世間の物笑いになるならば、平家と戦って討ち死にするほうがマシじゃ」
などと言っています。
「では木曽の御大将となる義仲殿はいかがか?」
と、父は義仲様に問いました。
「この義仲の思いを述べる前に岳父たる兼遠殿にお訪ね致す」
父は怪訝な表情をしながら問い返しました。
「うむ、何なりと尋ねられよ」
義仲様は真剣な表情で聞きました
「は、われを幼きより養育していただき、ご子息を伴い戦に送り出していただくにはご期待にそう結果を出してこそ恩に報いたと言えましょう。
しかし、武運拙く破れご子息を討ち死にさせることもあろうかと。
我らが屍を晒し先立つこともありましょう。
その時われのその罪をお許しくださるか」
父は真剣な表情でうなずきました。
「うむ、そのようなことがあろうとそなたを恨むような真似はせぬ」
父の言葉に義仲様はうなずきました。
「は、かたじけなくございます。
無論そのようなことにならぬよう全霊を持って当たらせていただきます」
そこへ行家が言葉をかけました。
「では木曽次郎六位蔵人義仲よ、最勝王の勅をしかと受けよ」
「は、木曽次郎六位蔵人義仲、しかと承りてございます」
これで我々は反平家を鮮明にしたのです。
「続いて、山本義経殿、いや源義経殿か。
そなたはどうか?」
義経は何を当然と言わんばかりの答えました。
「無論その最勝王の勅、受け承りてございます」
行家はウムと頷くと
「では、山本九郎頼経よ、最勝王の勅をしかと受けよ」
「は、源九郎義経、しかと承りてございます」
こうして義経一行も平氏追討に参加することになるのです。
「ふむ、やっとこちらにたどり着きましたか」
行家と覚明が紀伊・大和・近江から美濃・尾張を越え美濃を超えて信濃へやってきたのでしょう。
私は義仲様や父兼遠や兄弟の樋口兼光、今井兼平、落合兼行、義経一党などを呼びました。
そして私は通用門の後ろで到着を待ちます。
松本の私の屋敷に二人の山伏が訪れたのです。
「お尋ね申す。
ここは木曽中三信濃権守兼遠殿が娘にて木曽次郎六位蔵人義仲殿が便女、巴殿の屋敷でござろうか?」
「いかにも」
「おお、拙僧は紀州より参った熊野三山は新宮より生まれし十郎行家と申すもの。
どうか取り次いでいただきたい」
「しばし待たれよ」
通用門があいて門番が私に尋ねてきました。
「巴様いかがなさいますか?」
私は今のやり取りを聞いて、行家と覚明本人であろうと考えました
「構いません、屋敷に通してください。
「はっ」
「はじめまして、新宮十郎義盛様。
そしてそちらはどなたでいらっしゃいますか?」
もう一人の山伏姿の人間に私は聞きました。
「うむ、拙僧は最乗房信救あらため大夫房覚明と申し、
俗名は海野幸長すなわち巴殿とはいとこである。」
彼の父は中原氏で海野氏の養子になった海野幸親、つまり我が父の中原兼遠と兄弟ですから、本来なら従姉妹ですね。
まあ私は養女なので実際は従姉妹ではないのですが。
「なるほど、遠い所をご苦労様でした、どうぞ屋敷にお上がりください」
私のその言葉に二人はほっと表情を緩めました。
「うむ、かたじけない」
「これで足を休めることができますなぁ」
そういって私は屋敷の親族と彼ら二人を引き合わせたのです。
「まずはこれをご覧あれ」
行家が背負っていた籐の笈を開け中より書状を取り出すと、それを床の上に広げました。
”下 東海東山北陸三道諸國源氏并群兵等所
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右、前伊豆守正五位下源朝臣仲綱宣。奉
最勝王勅偁。淸盛法師并宗盛等、以威勢起凶徒亡國家、
惱乱百官万民、虜掠五畿七道、幽閉皇院、流罪公臣、
断命流身、沈淵込樓、盜財領國、奪官授職、無功許賞、
非罪配過。或召鈎於諸寺之高僧、禁獄於修學之僧徒。
或給下於叡岳絹米、相具謀叛粮米、断百王之跡、
切一人之頭、違逆帝皇、破滅佛法、絶古代者也。
干時天地悉悲、臣民皆愁。仍吾爲一院第二皇子。
尋天武天皇舊儀、追討王位推取之輩、訪上宮太子古跡、
打亡佛法破滅之類矣。唯非憑人力之搆、偏所仰天道之扶也。
因之、如有帝王三寶神明之冥感。何忽無四岳合力之志。
然則源家之人、藤氏之人、兼三道諸國之間堪勇士者、
同令与力追討。若於不同心者、准淸盛法師從類、
可行死流追禁之罪過。若於有勝功者、先預諸國之使節、
御即位之後必随乞可賜勸賞也。
諸國宣承知、依宣行之。
東海・東山・北陸三道諸国の源氏、ならびに群兵らに下す。
清盛法師とその一族ら、反逆の輩の追討に早く応じること。
上記について、前の伊豆守・正五位下の源朝臣・中綱が宣する。
最勝王の勅を奉じ、称する。
清盛法師ならびに宗盛らは、権勢をもって凶悪な行いをし、国家を滅ぼし、百官・万民を悩乱し、日本全国を攻略し、天皇・上皇を幽閉し、公卿を流罪にし、命を絶ち、流刑にし、淵に沈め、軟禁し、財産を盗み、領国を私物化し、官職を勝手に奪い授け、 功績も無い者に賞を許し、 罪も無いものに罪を科す。
諸寺の高僧を召し取りこめて、修学の僧徒を禁獄し、または比叡山の絹米を謀反の糧米として横領し、百王の事蹟を絶ち、一人之人の首を切り、天皇に違逆し、仏法を破滅し、古代からの伝統を絶つ者である。
時に天地はことごとく悲しみ 臣民みな愁う。
そこで、私は一院の第二皇子であるから 天武天皇の旧儀を尋ねて、王位を簒奪する輩を追討し、上宮太子の古跡を訪ねて、 仏法破滅の輩を討ち滅ぼそうと思う。
ただ、人間の力に頼るばかりでなく、ひとえに天道の助けを仰ぐところである。
これによって、もし帝王に三種の神器と神明のご加護があるならば、どうしてたちまちに四岳に力を合わせようという志の者が現れないことがあろうか。
そこで、源氏、藤原氏、または三道諸国の勇士らよ、同じく追討に与力せしめよ。
もし同心しないものは、清盛法師ら一族に準じて、 死罪・流罪などの罪科が行われるだろう。
もし勝って功績あるものは、まず諸国の施設に報告し 即位の後には必ずのぞみのままに恩賞を与えられるだろう。
諸国よろしく承知し、宣旨に従って行え。
治承四年四月九日 前の伊豆守・正五位下・源朝臣仲綱 ”
とありました。
おかしいですね日付とかが合わない気がしますが……。
「しかし、実に驚いた、以仁王様と頼政殿の一族郎党が……ということは我が兄も討ち死にということか……」
義仲様が声を落として言ったのでした。
「これは夜を先駆けるものの宿命というものじゃろうな」
行家の言葉に義仲様は彼を睨みましたが
「そういうものかもしれぬな」
といって黙り込んでしまいました。
そこへ我が父兼遠が皆を見渡していったのです。
「では、我ら木曽一党、この宣旨を受けるか受けぬか、皆の意見を聞こう」
まずは一番年下の兼行が言いました。
「むろん、この宣旨を賜るべきかと思います」
「その理由は」
と父が問うと兼行は
「この宣旨に書かれている通りであります。
平家の専横をこれ以上ゆるすわけにはまいらぬかと」
「うむ、では兼平はどうか」
父の問いに兄兼平は
「私には申し上げる言葉がありませぬ。
私は義仲様と生も死ぬも一緒と約束いたしましたのゆえ義仲様の決定にしたがいます」
さすがは兼平兄上です。
なんのよどみもなく言い切りました。
「うむ、では巴はどうか」
頷く父んぽ言葉に私は兄と同じように答えます。
「私も義仲様の決定にしたがいます。
兄上の言うとおり我らは生も死ぬも一緒でございます」
「うむ よくぞ言った、最後に兼光はどうか」
父の問に一番上の兄は
「我ら木曽一党のみの安全を願うならば行家殿や覚明殿を平家に突き出し我らの身の安全をはかることもできましょう。
しかし今や時代の流れは平家にはございません。
立つべきはいまかと」
「うむ、皆の心は固めっておるようだな」
兼平兄上などは
「木曽一党は裏切り者よと世間の物笑いになるならば、平家と戦って討ち死にするほうがマシじゃ」
などと言っています。
「では木曽の御大将となる義仲殿はいかがか?」
と、父は義仲様に問いました。
「この義仲の思いを述べる前に岳父たる兼遠殿にお訪ね致す」
父は怪訝な表情をしながら問い返しました。
「うむ、何なりと尋ねられよ」
義仲様は真剣な表情で聞きました
「は、われを幼きより養育していただき、ご子息を伴い戦に送り出していただくにはご期待にそう結果を出してこそ恩に報いたと言えましょう。
しかし、武運拙く破れご子息を討ち死にさせることもあろうかと。
我らが屍を晒し先立つこともありましょう。
その時われのその罪をお許しくださるか」
父は真剣な表情でうなずきました。
「うむ、そのようなことがあろうとそなたを恨むような真似はせぬ」
父の言葉に義仲様はうなずきました。
「は、かたじけなくございます。
無論そのようなことにならぬよう全霊を持って当たらせていただきます」
そこへ行家が言葉をかけました。
「では木曽次郎六位蔵人義仲よ、最勝王の勅をしかと受けよ」
「は、木曽次郎六位蔵人義仲、しかと承りてございます」
これで我々は反平家を鮮明にしたのです。
「続いて、山本義経殿、いや源義経殿か。
そなたはどうか?」
義経は何を当然と言わんばかりの答えました。
「無論その最勝王の勅、受け承りてございます」
行家はウムと頷くと
「では、山本九郎頼経よ、最勝王の勅をしかと受けよ」
「は、源九郎義経、しかと承りてございます」
こうして義経一行も平氏追討に参加することになるのです。
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