人嫌いと獣人

リュウセイ

文字の大きさ
30 / 32

30

しおりを挟む
その後ギルド内では、私の本当の容姿について盛り上がっていた。

ゾルリックに至ってはそんなギルドメンバーを横目に行けるのでは?
と謎の自信に満ちあふれていた。

ギルド内では、早くも尊敬するグループと夫に立候補しようというグループに分かれて
作戦会議をする奴らまでいる。

ゾルリックもカウンターからその作戦内容を聞き一人の時よりヨルがそばにいる時がチャンスと見て
アタックしようと考えた。


その作戦のせいで、レィーミが心底疲れることなど知らずに。


翌日

いつものように三人で朝ごはんを食べていると誰かがノックをして入ってきた。
珍しいと思いながら気にしないようにしていたが……

ジルとヨルに話しかけながらもチラチラとこちらを見ている。

うぅ、た、食べずらい。

10分くらいでその人いなくなったんだけど
ゾルリックさんも片付けながら見ってくるし、もしかして昨日の?

「あー、やっぱりですねヨル私が魔法かけている間レィーミの事お願いしますよ」

書類を持ちながらジルはヨルを見て話す。

「わかった、その書類昨日の被害報告か?」

「そうです、しかし早すぎますねレィーミを見たいがために徹夜でしらべましたと言うところでしょう」

はぁ~、つきたくもないため息が三人の口から出た。

「レィーミは、このギルド内で俺たち以外に好みのやつとかいないのか?」

「いないですよ、そもそもヨルとジル以外の人なんて信用していませんし」

ジルとヨルは蕩けた顔で、レィーミの頭を撫でた後ジルはギルド全体に結界魔法とトラップ魔法をかけに行った。

私とヨルはというと練習場に向かうつもりだったんだけど……。

ヨルごと、ギルドの一階酒場広場で囲まれている。


何故!!??

「こらお前ら、動けないだろ!!」

ヨルは、私を抱きしめながら。
変なことされないように気を使っている。

【おい、ヨルそこに昨日の嬢ちゃんいるんだろ?】

【紹介しろ、んで俺たちにも求愛していいだろ!!?】

……。

はぁ、何言ってんのこいつら。
昨日まで変なもの見る目で、私力に怯えてたくせに。

手のひら返しとか、うん、こいつらは無いわー。

「あー、レィーミそんな顔するな怖いぞ」

【え!?もしかしてあんまよく思われてないのか?】

「そうみたいだな、凄い嫌がってしがみ付いてきてるな」

【そ、そうか残念だがしかたになんじゃ俺らは、尊敬グループに入るかー】

「なんだ?そのグループ?」

【ん?昨日の騒動でレィーミちゃん?の力に尊敬するグループと容姿に見とれて求愛グループが作られたんだよ
そのんで、ルールとして一回でも拒絶されたら尊敬グループに入るってことになったるんですよ】

「お、おうそうなのか」

【酷くアタックして嫌われたくはないのでそのルールには皆納得してるんですよ】

囲んでいた奴らがうんうんと首を縦にふっつている。

いような光景。

「そろそろ道開けてくれないか」

【どちらに行かれるんですか?】

「練習場だ」

ザッツ!!!

【レィーミさん!!行ってらっしゃいませ!!!】

……。私此処のボスみたいな扱いになってないか?(笑)

そう思いつつヨルの手を引いて、皆がお辞儀をしてる中通った。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】

Lynx🐈‍⬛
恋愛
 ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。  それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。  14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。 皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。 この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。 ※Hシーンは終盤しかありません。 ※この話は4部作で予定しています。 【私が欲しいのはこの皇子】 【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】 【放浪の花嫁】 本編は99話迄です。 番外編1話アリ。 ※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。

残念女子高生、実は伝説の白猫族でした。

具なっしー
恋愛
高校2年生!葉山空が一妻多夫制の男女比が20:1の世界に召喚される話。そしてなんやかんやあって自分が伝説の存在だったことが判明して…て!そんなことしるかぁ!残念女子高生がイケメンに甘やかされながらマイペースにだらだら生きてついでに世界を救っちゃう話。シリアス嫌いです。 ※表紙はAI画像です

異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜

恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。 右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。 そんな乙女ゲームのようなお話。

ちょっと不運な私を助けてくれた騎士様が溺愛してきます

五珠 izumi
恋愛
城の下働きとして働いていた私。 ある日、開かれた姫様達のお見合いパーティー会場に何故か魔獣が現れて、運悪く通りかかった私は切られてしまった。 ああ、死んだな、そう思った私の目に見えるのは、私を助けようと手を伸ばす銀髪の美少年だった。 竜獣人の美少年に溺愛されるちょっと不運な女の子のお話。 *魔獣、獣人、魔法など、何でもありの世界です。 *お気に入り登録、しおり等、ありがとうございます。 *本編は完結しています。  番外編は不定期になります。  次話を投稿する迄、完結設定にさせていただきます。

孤独なもふもふ姫、溺愛される。

遊虎りん
恋愛
☆☆7月26日完結しました! ここは、人間と半獣が住んでいる星。いくつかある城の1つの半獣の王と王妃の間に生まれた姫は、半獣ではない。顔が『人』ではなく『獣』の顔をした獣人の姿である。半獣の王は姫を城から離れた塔に隠した。孤独な姫ははたして、幸せになれるのだろうか。。。

【完結】私の番には飼い主がいる

堀 和三盆
恋愛
 獣人には番と呼ばれる、生まれながらに決められた伴侶がどこかにいる。番が番に持つ愛情は深く、出会ったが最後その相手しか愛せない。  私――猫獣人のフルールも幼馴染で同じ猫獣人であるヴァイスが番であることになんとなく気が付いていた。精神と体の成長と共に、少しずつお互いの番としての自覚が芽生え、信頼関係と愛情を同時に育てていくことが出来る幼馴染の番は理想的だと言われている。お互いがお互いだけを愛しながら、選択を間違えることなく人生の多くを共に過ごせるのだから。  だから、わたしもツイていると、幸せになれると思っていた。しかし――全てにおいて『番』が優先される獣人社会。その中で唯一その序列を崩す例外がある。 『飼い主』の存在だ。  獣の本性か、人間としての理性か。獣人は受けた恩を忘れない。特に命を助けられたりすると、恩を返そうと相手に忠誠を尽くす。まるで、騎士が主に剣を捧げるように。命を助けられた獣人は飼い主に忠誠を尽くすのだ。  この世界においての飼い主は番の存在を脅かすことはない。ただし――。ごく稀に前世の記憶を持って産まれてくる獣人がいる。そして、アチラでは飼い主が庇護下にある獣の『番』を選ぶ権限があるのだそうだ。  例え生まれ変わっても。飼い主に忠誠を誓った獣人は飼い主に許可をされないと番えない。  そう。私の番は前世持ち。  そして。 ―――『私の番には飼い主がいる』

獣人の世界に落ちたら最底辺の弱者で、生きるの大変だけど保護者がイケオジで最強っぽい。

真麻一花
恋愛
私は十歳の時、獣が支配する世界へと落ちてきた。 狼の群れに襲われたところに現れたのは、一頭の巨大な狼。そのとき私は、殺されるのを覚悟した。 私を拾ったのは、獣人らしくないのに町を支配する最強の獣人だった。 なんとか生きてる。 でも、この世界で、私は最低辺の弱者。

兄様達の愛が止まりません!

恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。 そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。 屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。 やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。 無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。 叔父の家には二人の兄がいた。 そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…

処理中です...