女スパイが雇った守り屋は、無口で少し変わり者の男だった。

幸花

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取引を目撃せよ 後編

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車を降りると、潮の香りを感じた。
真っ青な海に、穏やかな波が立ち、日光をキラキラと弾いている。
「着いたわよ」
私は、車の後ろのトランクを開けた。
トランクには、疲れた顔をしたヴィルが、横向きになって入っていた。
車を発車させるとき、父から逃れたヴィルが、トランクに飛び込んだのを、バックミラー越しで見た。
乗り心地は間違えなく、最悪だっただろう。
私達は港の全体の様子を見る為、ぐるりと周辺を歩く。
「それにしても、よくトランクなんかに、飛び込めたわね」
「……」
「ヴィルは、パパのお気に入りだものね」
ヴィルの人気は、父からだけではない。何やら、母もヴィルを養子にと欲しがっているらしいのだ。
どうして、こんな無愛想で、何考えているかわからない男がいいのか、大変理解に苦しむ。
しばらく歩いていると、突然、隣を歩いていたヴィルが足を止めた。
「どうしたの?」
そう声をかけたが、ヴィルは返事せず、周囲を警戒していた。
「今日は帰ったほうがいい」
ヴィルが小声で言った。
「でも、まだ全体を見ていないわ」
『守り屋』としての彼の危機察知を侮るつもりはない。
けれど、危険だからといって、ここで素直に帰る訳にもいかない。
私は外套の懐の銃を取り出した。
「敵の居場所は、わかる?」
ヴィルと背中合わせになり、敵に聞こえないよう、声を潜めた。
「いや、恐らく敵もプロだ」
元殺し屋でも姿を見つけることができない相手とは、一体誰なのか。
これは中々、楽しくなりそうだ。
「ここで撃ち合いでもする気か?」
私の表情を見たヴィルが、横目で睨んできた。
「そのつもり」
相手がプロだろうと、素人だろうと関係ない。
邪魔をするというのなら、こちらにも考えがあるというものだ。
「貴方はおかしな人だ」
ヴィルも諦めたように、銃を構えた。
「ヴィルに言われたくないわね」
「……そうか」
彼は彼の仕事をしていればいい。私の仕事のやり方に口出しは無用だ。
一発の銃音が鳴った。
咄嗟に、私とヴィルは離れて前方に飛ぶ。
銃弾が、ちょうど私達が立っていた場所のコンクリートの上を跳ねた。
避けながら、銃が放たれた先を見た。
「女?」
積み上げられたコンテナの影から現れたのは、私の知らない女であった。紺青の色をした瞳が印象的だった。年齢は、ヴィルと同じくらいで、若く、妖艶な女だ。
女は銃口を私に向けたまま、ヴィルに目をやった。
「また会えたわね」
女の口振りは、まるでヴィルを知っているようであった。
そして、ヴィルも女のことを知っている様子だった。
「クレイス」
ヴィルは、女のことを“クレイス”と呼んだ。
「ヴィル・カーティ、私の所に戻ってきて」
クレイスとヴィルの視線が交差する。
殺気にも似た緊張感が空気一帯を支配し、それが肌を通して感じられる。
「俺は『守り屋』だ」
ヴィルが低い声で、そう答えた。
「クレイス、その銃の向ける先を間違えるな」
クレイスは僅かに俯くと、銃をおろし、少しずつ後ろにさがった。
「そうね。いつか裏切り者の貴方を」
クレイスという女の姿が再び影の中へと消える。
私は追おうとしたが、前に立ったヴィルが私の腕を強く掴んだ。
追うな、ということらしい。
「ヴィル、あの女は何者なの?」
私は彼の背中に聞いたが、答えは返ってこなかった。その目は、あの女が消えた場所を静かに見つめていた。

  ♢♢♢

クレイス・セアルと出会ったのは、十三年前のこと。

荒れ放題となった庭に立つ、今にも壊れそうな廃屋。
そこが俺達、殺し屋の住処であった。
狭い場所に、身なりの悪い大人の男が二十人ほど、肩を並べて眠っていた。
「大変だ!」
深夜に突然、血相を変えた一人の仲間の男が、飛び込んできた。
その仲間の男は、ボスについて出かけていたはずだ。
「ボスが!ボスが!殺された!」
「殺された?!誰にだ」
俺は仲間の男の肩を掴んだ。
彼も何とか逃げてきた様子で、重症なのが見て取れた。命は助かるかもしれないが、この怪我では殺し屋として生きていくには難しいだろう。
殺し屋の中でも、三本指に数えられていた彼に傷を負わせ、俺達のボスを殺したのは誰か。
俺は今までに感じたことがない、怒りと殺意で、気が狂うのを感じた。
「貴方たちのボスを殺したのは、私よ」
夜闇に包まれた庭の方から声がした。
俺は銃を抜き、真っ先に庭に出た。続いて、廃屋にいた仲間が出てくる。
「今の声、女か」
「喋るな、マクニ」
俺は隣に立つマクニに注意した。
声は確かにしたはずなのに、姿が見えなかった。
マクニが静かになった。
それは俺に命じられたからではない。“息をしなくなったから”だった。
「皆、戻れ!!」
マクニが地面に倒れると同時に、俺は咄嗟に、大声で他の仲間に撤退を命じた。
だが、返事をするものは、もう誰もいなくなっていた。
何もない静寂な闇に包まれ、自分がまだ呼吸しているのかもわからなくなった。
もしかしたら、俺はもう亡くなっているのかもしれない。
そのとき、歌が耳に入ってきた。その歌は、廃屋から聴こえていた。美しい音色の女の声。
震えていた手から銃が落ちる。
廃屋を覗くと、俺達に危機を知らせにきた仲間が、手足を放り出し転がっていた。今も広がる血溜まりの中で、葬送曲を歌う彼女の姿は、悪魔にも、天使にも思えた。
それが、俺とクレイスの初めての出会いであった。
あれほど、燃えるようにしてあった感情は消え、もう目の前の出来事に対しても、何も感じなくなっていた。
逝った仲間に、痛みや苦しみ、恐怖が訪れることはもうなくなった。そして、共に過ごした喜びと思い出も一緒に。
これでよかったのかもしれない。
俺は目を瞑って、彼女の歌に聴き惚れていた。
やがて、歌が止まった。
「貴方の名前は?」
差し出された返り血に染まった、真っ赤な手。それを、何の躊躇いもなく取る。
「俺の名前は……、ヴィル・カーティ」
俺は生きて、一人、地獄の道を歩むことを決意した。

  ♢♢♢

「別に来なくても良かったのに」
私は後ろにいるヴィルに言った。
「いや……」
クレイスという女に会ってから、彼の様子はおかしかった。それに、ずっと顔色も悪いままだ。
何も聞いていないので、これはただの推測に過ぎないが、クレイスは彼にとって大切な存在であったのかもしれない。
その彼女が、なぜ私達に銃を向けてきたのかは、今でも謎に思う。
一台の黒い高級車が、港に入ってきたのが見えた。
ゴーリの車だ。
私は港の倉庫の中に隠れ、ゴーリが船に乗り込むのを待っていた。
運転席から降りたゴーリは、辺りを警戒しながら、船が停泊する場所へと足早に歩いていく。
「ヴィル、小型船であれば動かせるわよね?」
私の質問の意味に、ヴィルが首を傾げた。
最初はゴーリの船にこっそりと乗り、取引の場所まで連れて行ってもらう計画であった。
しかし、その計画は急遽、変更することとなった。
その為、今日の朝、私は父にお願いをしていた。
“あと八時間以内に小型船を準備して欲しい”と。
「追跡がバレたらどうする?」
ヴィルが小型船のキーを受け取る。
「ヴィルが何とかしてくれればいいでしょ」
「俺は運転中だ」
「まあ、そのときはそのときよ」
依頼内容に、アフターサービスがつくが仕方がない。

夜の海には、深淵な暗さがどこまでも続いていた。
私は双眼鏡で、ゴーリの船を見失わないように追う。
ゴーリがどこへ向かっているのか、わかってきた。
「ヴィル、少しずつ距離をつめて」
隣の操縦席にいるヴィルに指示する。
先程、ヴィルにバレたらどうするか、と言われたが、この計画はゴーリに見つかることが目的であった。
ゴーリの船の真後ろにきた。
「はぁーい、ゴーリ」
私は大声で彼に呼びかけた。
「ロリア!貴様!!」
ゴーリが拳銃を抜くと、こちらに向かって数弾、発砲した。
しかし片手では、それも船を操縦しながら、後ろの狙いに当てることは難しかった。
私はヴィルに次の指示を出す。
「ヴィル、船をゴーリの横に移動させて」
「弾に当たるぞ!?」
反論するヴィルに私は笑った。
私には“絶対に”当たらない自信があったからだ。
ヴィルが舌打ちをする。
ゴーリが何か喚き散らしている。
エンジン音と波の音で聞こえないが。
「ゴーリ、何を言ってるの?全然、これっぽっちも聞こえないわ」
怒り任せに銃を乱射させる、ゴーリ。
船を横に近づけると、ヴィルも片手で銃を抜いた。
弾が頭上で行き交う中、私は次の準備を始める。
あれだけ考えもなく撃てば、そろそろゴーリの銃弾がなくなるだろう。
銃撃戦が止んだ。
予測通りのタイミングで、ゴーリの弾が先に切れたのだ。
ヴィルが勢いをつけて船をぶつけに行く。
ゴーリがバランスを崩したところで、私は手に持つ双眼鏡を、彼が持つ銃に向かって投げた。
双眼鏡と銃が、ポチャ、と音を立てて海底へと落ちていく。
私だけがゴーリの船に飛び乗る。
「ロリア、お前は何者なんだ?」
ゴーリはすっかり、意気消沈となり、追い詰められた。
はずだった。
振り向いた彼の手には、何かのスイッチが握られていた。
「ゴーリ、何する気?」
「この船には、爆弾が積んである」
「爆弾ですって?」
この逃げ場のない海の上で、爆発なんてされたら、船もろとも木っ端微塵になる。
「私と自爆する道を選ぶとは」
私は降参するように両手を挙げた。
ゴーリが高笑いする。
「残念だかな、ロリア。降参してきても、もう止める気はない。地獄でまた会おう」

爆弾のスイッチが押された。

  ♢♢♢

クレイスは手摺から海を眺めていた。
ヴィルに会ったのは、三年ぶりであった。
別れた後のことは、あの子を通じて、知っていたけれど、会うことはできなかった。
会おうと思えば、いつでも近くにいたのに。
近くて遠い距離。
それが今の私達だ。
「今度こそ」
小さな呟きが波の音に消される。
広い甲板の上に足音がした。
彼が登ってきたらしい。
片手にワインが入ったグラスを持ち、肩に毛皮のコートをかけている。
「クレイス、どうしました」
ニコニコとした笑みを浮かべてきた彼の名は、リス・ライム。
この男、貴族の真似事をして楽しんでいるが、遠い国の犯罪マフィアであり、密入国者である。
「何も」
すぐにリスから距離を取るように、手摺を離れた。
私はこの男の何もかもが嫌い。
形だけの貼り付けたあの笑い顔も、優しい振りをした話し方も。何より……。
「クレイス。貴方のことは、よく私がわかります。だって、私は貴方の主人で、恋人ですから」
何よりも、こいつが居なければ生きていけないということ。
リスに強引に抱き寄せられる。
この手から逃げたいとは、何度も何度も思った。けれど、その術を私は持たない。
嫌な温かさが全身を包み、下の海に身を投げだしたくなる。
「いやいや、これはミスター、リス。お楽しみ中でしたかな」
甲板に人影が立った。
取引にきた、ゴーリだった。
「これは、お恥ずかしいところを見られましたね。ですが、本当の楽しみはここからです。ミスターゴーリ」
中央に一つだけ置かれた、パラソル付きのテーブルに、リスとゴーリが向かい合って座った。
「それにしても、豪華客船を貸し切りにするとは、流石ですね」
ゴーリが世間話でもするように、リスに言う。
「彼女と夜景を見ながら、豪華客船の上でのデートもよいと思いまして」
「それは、愛されてますね」
リスの横に立つ私を見て、ゴーリが微笑んだ。
私は無表情で彼を見返した。
「では、約束の薬を渡してもらいましょうか」
リスがゴーリの足元に置かれるキャリーケースに目をやる。
「ああ」
しかし、ゴーリは返事をしながら、キャリーケースに触れることはなかった。
リスの額の中央に銃口が当てられる。
「これは、ゴーリさん。どういうつもりでしょう」
リスは表情を変えず、微笑んだまま、銃口を向けるゴーリを見た。
クッ、クッ、と、ゴーリが小さく笑い声を漏らす。
「本当は、気づいてるんじゃないかしら。リスさん。……そして、クレイス」
ゴーリが自分の顔を引き剥がした。
その面の下に女の顔が現れる。
それと同時に、キャリーケースから破り出てくる人物。その中に入っていたのは、ヴィルだった。

  ♢♢♢

ゴーリの手の中の爆弾のスイッチは押された。
……何も起こらなかった。
「何だと?」
ゴーリは焦った。ボタンを繰り返し押すが、カチリと音がするだけだ。
船が爆発するなんて、“あるはずがない”。なぜなら、最初から爆弾なんか積んでいなかったのだから。
計画を急遽変更した理由。
それは、港を下見したとき、ヴィルが船の沈み具合から爆弾が積まれるていることに気がついた。
その爆弾を全て降ろし、私は代わりにレプリカを乗せた。
夜だから、それが本物か偽物か、持ち上げてみない限り、見破ることはできない。
ゴーリは何の役目もないスイッチを海に投げ捨てた。
「地獄でまた会おうだったかしら?」
私は太いロープを手にして、ゴーリの前に立つ。
「そんな、俺が可愛いロリにそんなこと言うはずないだろ」
すっかり弱々しくなった彼が泣きつくが、残念ながら、今の私に仏心は皆無だ。
私はゴーリの体をロープで縛り上げた。
「ロリ、君はそういう趣味だったのかい?いや、遊びならいいさ。今なら許してあげるから、このロープを解いておくれ」
「遊びじゃないわよ。今から警察に引き渡すの」
警察と聞き、彼の顔が蒼白となる。
ヴィルも船に乗り込んでくる。
「これを警察に渡してもいいのか?」
「正規の薬を勝手にブレンドし、高く売ってたのはゴーリだから、警察に捕まるのはコイツだけ」
ゴーリの顔はさらに白くなり、死人のようになった。
「ロリ、なぜそれを」
私は一言、憐れな彼に言った。
「じゃーね、貴方との恋人ごっこ楽しかったわ」
見えてきた警察船が到着する前に、私とヴィルは自分達の船に戻り、エンジンをかける。
次に行くべき場所は、裏社会の闇で泳ぐ男の元だった。

銃を突きつけられた男が、笑みを浮べながら拍手をする。
「これは、勇敢なレディだ。貴方のことは、クレイスからも聞いていましたよ」
私も微笑み返しながら、銃を突きつけ続ける。
「あら、どう聞いてのかしら?気になるわね」
穏やかな口調で会話は進むが、まるでこの船だけが凍りついたかのように、甲板に漂う空気は、海の冷たさよりも低くなっていた。
リスがテーブルに両肘をつき、指を組むと、そこに顎を乗せる。
「とんだアバズレ詐欺師の女がいると」
「酷いホラね。私も聞いたんだけど、確か貴方、死んだことになってるんじゃ、なかったかしら。ここは幽霊船?」
彼の表情が変わる。
クレイスが銃を抜いた。しかし、それよりもヴィルの反応の方が早かった。
彼女の銃が甲板の上を滑り落ちる。
それぞれの背後で、ヴィルとクレイスが睨み合う。
「この前、そこの彼女と港で会ったわ。海の上のデートより、港での散歩デートがしたかったみたいよ」
私はクレイスに視線を向けた。
「それはいい話を聞きました」
リスはグラスの中のワインを飲み干すと、空になったグラスを、ヴィルに目掛けて投げた。
割れたグラスの破片が、ヴィルの足元に散らばり落ちる。
「すみません。貴方が、ゴミ箱に見えてしまって、夜は見難くて困ります」
そう言って席を立つと、クレイスの肩に手を回し、リスは優雅な足取りで去ろうとする。
その顔は、撃てるものなら撃ってみろ、と言っていた。
第一印象から胸糞悪い男だ。
私は短く息を吐き、拳銃の引き金にかけた指を動かした。
放たれた弾が、リスの足元のすぐ横に着弾し、甲板に穴を開ける。
「グラスのお礼よ」
彼が、一度だけ振り返り、私を見て鼻を鳴らした。
そして、クレイスと共に、私達の目の前から姿を消していったのであった。


(「取引を目撃せよ 後編」終)
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