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裏切り者は空を仰ぐ
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夜と朝の間。
うっすらと埃が積もった床の上で目を覚ます。
目を開けて最初に飛び込んできたのは、クレイスの寝顔であった。
彼女が俺の“すぐ”横で眠っている。
そう認識できた途端、眠気は一気に飛び、脱ぎ捨てた上着から銃を抜き、銃口を彼女の額に当てる。
「おはよう、ヴィル」
銃口を当てると同時に、彼女が目を覚まし、静かな目で俺を見上げる。
冷たい刃物がピタリと、背中につけられた感触があった。
「……」
息が止まった僅かな時間。
俺はクレイスから銃を離した。
かつての仲間を彼女に殺された俺は、残された人生の全てを彼女に捧げた。ーー復讐の為に。
布団の代わりにもならないが、気休め程度として、被っていた薄いボロ布から出る。
床に落ちた彼女の上着を拾い、彼女へ投げて渡す。
今日は、十二月六日だ。
俺たちは上の命令で、ある屋敷の住民の皆殺しを言い渡されていた。
どうして、そんなことをしなくてはならないのか。理由なんて知らない。彼女に連れて来られたこの組織では、それが当たり前だった。
本当は、あの日。俺も仲間と共に殺されるはずであった。だが、彼女の気まぐれにより生かされた。
後に他の奴から聞いた話によると、命令に背いた彼女は、七二時間の折檻を受けたらしい。
周囲は、彼女を“外れ者”だと軽蔑した。
死骸が転がる廊下に、一人の幼い少年が立っていた。
少年は俺とクレイスを見て、全く怖がりもしながった。むしろ、歓喜の声を上げて喜んだ。
「僕、今は何も怖くないよ。貴方達は神様でしょ?」
少年は、俺たちを神様と言った。
俺はその言葉で思い出す。天使にも、悪魔にも見えた、葬送曲を歌う彼女の姿を。
だから、少年を撃ち殺そうとしていたクレイスの銃を、咄嗟に掴んでしまった。
そうしたことにより、彼女は俺のときと同じように、少年、ネア・ナインを自分の殺し屋の組織に、連れて帰った。
その結果。どうなることかくらい。彼女もわかっていたはずだ。
彼女は組織から見放された。そして、組織は彼女を殺すことにした。
「港の五番倉庫に呼び出されたわ」
「それは……っ」
出てしまいそうになった言葉を、どうにか呑み込む。
その倉庫に呼び出された意味。
つまり、死刑場所だ。殺されたあとは、証拠隠滅で死体は海に捨てられる。
「行くな、クレイス!」
俺は彼女にそう言った。
俺は彼女を殺そうとしていたはずなのに。自身から出た言葉に驚いた。
しかし、クレイスは首を横に振った。
「貴方にだけ言った理由、わかるでしょう。ネアを宜しくね」
“外れ者”の言うことなんか、わかるわけがなかった。
その日、俺は初めて、組織を裏切る行動に出た。
もしかしたら、命を落とすかもしれないと覚悟もした。が、幸い、命拾いをして、なんとか五体満足で彼女を救出することができた。なのに、助け出された彼女の第一声は、「生かした責任を取れ」であった。
組織を裏切ったのはいいが、後のことは全く考えていなかった。組織が血眼になって探すのは確かだ。戻れるはずもない。
そのとき、隠れ家を用意してくれたネアが言った。
「僕たち三人で、遠い国に逃げようよ」
これ以上、彼女といるなんて、ご免だと思った。殺さなければいけなかった彼女を助けた俺は、死んだ仲間たちに顔向けもできない。それに、彼女に対してあってはならない感情を、持ってしまっていた。
俺は、二人を置いて、一人で隠れ家を飛び出した。
衣服が空から降る雨を吸い込み、重くなっていた。
行く場所もなかったので、昔の住処に戻ることにした。もうあの廃屋に足を運ぶことはないと思っていたが、これも何かの機会だろう。供物として、酒瓶を一本買った。
変わらずの荒れ放題となった庭に入ったとき、俺は目を見張った。
そこに、“生きた”人間がいたからだ。
「あら?あらあらぁ~?貴方は誰かしら?」
女の格好をした男であった。
「私、エミル・クイーンって言うの。宜しくね、ヴィルちゃん」
果たして、それは本名なのか。十分に怪しかった。
エミル・クイーンは、とにかくお喋り好きであった。寝ているとき意外は、ずっと俺に話しかけていた。こんなのがよく何年も、一人でここに居れたものだと感嘆した。
「私ね、日本でセキュリティポリス、SPをしていたのぉ。警護の仕事ね」
と、エミル・クイーンが言ったことがあった。
今まで自分がしてきた仕事とは、全く反対のものだったが、人を殺すよりは遥かにいい。俺は護衛の仕事に興味を持った。
そんなある日。クイーンに仕事先を紹介してもらえることになった。
戦後の日本の復興支援の為に、危ない仕事を引き受けて、寄付金稼ぎをする女の護衛と言われた。頭のおかしな人間が世の中にはいるものだ、と思った。
そんなときであった。ネアと再会したのは。
「ヴィルちゃん、私、貴方のこと信じてたのに!子供がいたのね」
「は?」
「言い訳はいいワ、いいえ、やっぱり説明して頂戴!」
クイーンの後ろから、ネアが顔を出した。来たのは、ネア一人だった。
「ねえ、ヴィルさんとどういう関係?この人」
ネアの質問に、頭が痛かった。
クイーンについての説明は後回しにし、ネアがどうしてここに来たのかを尋ねた。
ネアは、「クレイスちゃんにお願いされたから」とだけ言った。
連れ戻しに来たわけではないと知り、ホッとした。
それから、俺はネアを連れて、クイーンに紹介された、仕事先の屋敷に移った。
「パパが貴方の護衛がなければ、スパイの仕事はさせないっていうから、仕方なく傍に置いとくだけだから。仕事の邪魔しないでね」
てっきり、慈悲深い性格をした女なのかと思っていたが、全く違った。
一割が寄付金稼ぎの目的だが、残り九割は、スリルを味わいたいからだとか。
大変、理解に苦しむ。しかし、こちらはこちらの仕事をするまでのことであり、最初から理解する気なんてなかった。
スパイの女の護衛は、俺が引き受け、屋敷の警備はネアに任せることになった。
ネアは文句なく、守り屋の仕事を熟していたが、ときどき誰かと連絡をとっていた。その相手が誰なのかも、薄々と気づいていた。
ネアの望みは、また三人が一緒になることだった。
俺は何も知らない振りをした。自分ではどうすることも出来ないとわかっていたからだ。
半月が過ぎた頃。
その日の護衛を終え、屋敷に戻ると、ネアが部屋の隅で蹲っていた。
ネアが泣いていた。泣いている姿を見るのは、それが初めてであった。
クレイスが、どこかの犯罪マフィアの男に捕まったらしい。そして、彼女は俺たちを追っている組織から匿うことを条件に、マフィアの男と契約をしたという。彼女が死ぬまでの契約を。
「どうして、ヴィルさんが守ってあげなかったんだよ!ちゃんと、責任とってよ。クレイスちゃんは今も一人なんだよ?」
と涙を溢しながら言うネアに、俺は何も言えなかった。
彼女を救い出した直後に言われた、あの彼女の言葉を忘れたことはなかった。
“生かした責任を取れ”
呪いのように、ずっと頭の中にあった。
ネアはあれからずっと、俺を憎んでいただろう。
ネアは最後に、俺に「“嵐”になる」と言い残して、消えた。
「数年ぶりに、ヴィルちゃんから連絡がきたときは驚いたワよ~」
クイーンが、熱い茶が入ったコップを、テーブルに置いた。
「急にすまない」
それしか言いようがなかった。
向かいに座ったクイーンが首を振る。
「貴方たちのこと、知らないわけじゃないもの。それより大丈夫なの?」
「嗚呼」
「そっちじゃないわよ。ここの家族に、心配かけてんでしょう、ってことよ」
正直、ネアが居なくなったことでのショックは大きかった。
皆、口にはしないが、ネアがどうしたのか、とても心配している。
「まさか、ヴィルちゃんも、あっちに行こうっていうんじゃないわよねぇ。私、ヴィルちゃんと戦うのはご免よ」
俺は茶を一気に喉の奥に流し込んだ。
「戻る気なんて、ない」
例え、もう一度、仲間をなくすことになってしまったとしても。俺は、“守り屋”のヴィル・カーティとして生きることを選んだ。
それが、今までしてきたことに対する、罪滅ぼしのつもりでもあった。
窓から見上げた空は、もうじき、夜明けを迎えようとしていた。
(「裏切り者は空を仰ぐ」終)
うっすらと埃が積もった床の上で目を覚ます。
目を開けて最初に飛び込んできたのは、クレイスの寝顔であった。
彼女が俺の“すぐ”横で眠っている。
そう認識できた途端、眠気は一気に飛び、脱ぎ捨てた上着から銃を抜き、銃口を彼女の額に当てる。
「おはよう、ヴィル」
銃口を当てると同時に、彼女が目を覚まし、静かな目で俺を見上げる。
冷たい刃物がピタリと、背中につけられた感触があった。
「……」
息が止まった僅かな時間。
俺はクレイスから銃を離した。
かつての仲間を彼女に殺された俺は、残された人生の全てを彼女に捧げた。ーー復讐の為に。
布団の代わりにもならないが、気休め程度として、被っていた薄いボロ布から出る。
床に落ちた彼女の上着を拾い、彼女へ投げて渡す。
今日は、十二月六日だ。
俺たちは上の命令で、ある屋敷の住民の皆殺しを言い渡されていた。
どうして、そんなことをしなくてはならないのか。理由なんて知らない。彼女に連れて来られたこの組織では、それが当たり前だった。
本当は、あの日。俺も仲間と共に殺されるはずであった。だが、彼女の気まぐれにより生かされた。
後に他の奴から聞いた話によると、命令に背いた彼女は、七二時間の折檻を受けたらしい。
周囲は、彼女を“外れ者”だと軽蔑した。
死骸が転がる廊下に、一人の幼い少年が立っていた。
少年は俺とクレイスを見て、全く怖がりもしながった。むしろ、歓喜の声を上げて喜んだ。
「僕、今は何も怖くないよ。貴方達は神様でしょ?」
少年は、俺たちを神様と言った。
俺はその言葉で思い出す。天使にも、悪魔にも見えた、葬送曲を歌う彼女の姿を。
だから、少年を撃ち殺そうとしていたクレイスの銃を、咄嗟に掴んでしまった。
そうしたことにより、彼女は俺のときと同じように、少年、ネア・ナインを自分の殺し屋の組織に、連れて帰った。
その結果。どうなることかくらい。彼女もわかっていたはずだ。
彼女は組織から見放された。そして、組織は彼女を殺すことにした。
「港の五番倉庫に呼び出されたわ」
「それは……っ」
出てしまいそうになった言葉を、どうにか呑み込む。
その倉庫に呼び出された意味。
つまり、死刑場所だ。殺されたあとは、証拠隠滅で死体は海に捨てられる。
「行くな、クレイス!」
俺は彼女にそう言った。
俺は彼女を殺そうとしていたはずなのに。自身から出た言葉に驚いた。
しかし、クレイスは首を横に振った。
「貴方にだけ言った理由、わかるでしょう。ネアを宜しくね」
“外れ者”の言うことなんか、わかるわけがなかった。
その日、俺は初めて、組織を裏切る行動に出た。
もしかしたら、命を落とすかもしれないと覚悟もした。が、幸い、命拾いをして、なんとか五体満足で彼女を救出することができた。なのに、助け出された彼女の第一声は、「生かした責任を取れ」であった。
組織を裏切ったのはいいが、後のことは全く考えていなかった。組織が血眼になって探すのは確かだ。戻れるはずもない。
そのとき、隠れ家を用意してくれたネアが言った。
「僕たち三人で、遠い国に逃げようよ」
これ以上、彼女といるなんて、ご免だと思った。殺さなければいけなかった彼女を助けた俺は、死んだ仲間たちに顔向けもできない。それに、彼女に対してあってはならない感情を、持ってしまっていた。
俺は、二人を置いて、一人で隠れ家を飛び出した。
衣服が空から降る雨を吸い込み、重くなっていた。
行く場所もなかったので、昔の住処に戻ることにした。もうあの廃屋に足を運ぶことはないと思っていたが、これも何かの機会だろう。供物として、酒瓶を一本買った。
変わらずの荒れ放題となった庭に入ったとき、俺は目を見張った。
そこに、“生きた”人間がいたからだ。
「あら?あらあらぁ~?貴方は誰かしら?」
女の格好をした男であった。
「私、エミル・クイーンって言うの。宜しくね、ヴィルちゃん」
果たして、それは本名なのか。十分に怪しかった。
エミル・クイーンは、とにかくお喋り好きであった。寝ているとき意外は、ずっと俺に話しかけていた。こんなのがよく何年も、一人でここに居れたものだと感嘆した。
「私ね、日本でセキュリティポリス、SPをしていたのぉ。警護の仕事ね」
と、エミル・クイーンが言ったことがあった。
今まで自分がしてきた仕事とは、全く反対のものだったが、人を殺すよりは遥かにいい。俺は護衛の仕事に興味を持った。
そんなある日。クイーンに仕事先を紹介してもらえることになった。
戦後の日本の復興支援の為に、危ない仕事を引き受けて、寄付金稼ぎをする女の護衛と言われた。頭のおかしな人間が世の中にはいるものだ、と思った。
そんなときであった。ネアと再会したのは。
「ヴィルちゃん、私、貴方のこと信じてたのに!子供がいたのね」
「は?」
「言い訳はいいワ、いいえ、やっぱり説明して頂戴!」
クイーンの後ろから、ネアが顔を出した。来たのは、ネア一人だった。
「ねえ、ヴィルさんとどういう関係?この人」
ネアの質問に、頭が痛かった。
クイーンについての説明は後回しにし、ネアがどうしてここに来たのかを尋ねた。
ネアは、「クレイスちゃんにお願いされたから」とだけ言った。
連れ戻しに来たわけではないと知り、ホッとした。
それから、俺はネアを連れて、クイーンに紹介された、仕事先の屋敷に移った。
「パパが貴方の護衛がなければ、スパイの仕事はさせないっていうから、仕方なく傍に置いとくだけだから。仕事の邪魔しないでね」
てっきり、慈悲深い性格をした女なのかと思っていたが、全く違った。
一割が寄付金稼ぎの目的だが、残り九割は、スリルを味わいたいからだとか。
大変、理解に苦しむ。しかし、こちらはこちらの仕事をするまでのことであり、最初から理解する気なんてなかった。
スパイの女の護衛は、俺が引き受け、屋敷の警備はネアに任せることになった。
ネアは文句なく、守り屋の仕事を熟していたが、ときどき誰かと連絡をとっていた。その相手が誰なのかも、薄々と気づいていた。
ネアの望みは、また三人が一緒になることだった。
俺は何も知らない振りをした。自分ではどうすることも出来ないとわかっていたからだ。
半月が過ぎた頃。
その日の護衛を終え、屋敷に戻ると、ネアが部屋の隅で蹲っていた。
ネアが泣いていた。泣いている姿を見るのは、それが初めてであった。
クレイスが、どこかの犯罪マフィアの男に捕まったらしい。そして、彼女は俺たちを追っている組織から匿うことを条件に、マフィアの男と契約をしたという。彼女が死ぬまでの契約を。
「どうして、ヴィルさんが守ってあげなかったんだよ!ちゃんと、責任とってよ。クレイスちゃんは今も一人なんだよ?」
と涙を溢しながら言うネアに、俺は何も言えなかった。
彼女を救い出した直後に言われた、あの彼女の言葉を忘れたことはなかった。
“生かした責任を取れ”
呪いのように、ずっと頭の中にあった。
ネアはあれからずっと、俺を憎んでいただろう。
ネアは最後に、俺に「“嵐”になる」と言い残して、消えた。
「数年ぶりに、ヴィルちゃんから連絡がきたときは驚いたワよ~」
クイーンが、熱い茶が入ったコップを、テーブルに置いた。
「急にすまない」
それしか言いようがなかった。
向かいに座ったクイーンが首を振る。
「貴方たちのこと、知らないわけじゃないもの。それより大丈夫なの?」
「嗚呼」
「そっちじゃないわよ。ここの家族に、心配かけてんでしょう、ってことよ」
正直、ネアが居なくなったことでのショックは大きかった。
皆、口にはしないが、ネアがどうしたのか、とても心配している。
「まさか、ヴィルちゃんも、あっちに行こうっていうんじゃないわよねぇ。私、ヴィルちゃんと戦うのはご免よ」
俺は茶を一気に喉の奥に流し込んだ。
「戻る気なんて、ない」
例え、もう一度、仲間をなくすことになってしまったとしても。俺は、“守り屋”のヴィル・カーティとして生きることを選んだ。
それが、今までしてきたことに対する、罪滅ぼしのつもりでもあった。
窓から見上げた空は、もうじき、夜明けを迎えようとしていた。
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