51 / 57
5 隣人は仲間になりたそうにこちらを見ている
八城の力
しおりを挟む
『うまくいったじゃない』
最初に声をかけたのはエリスだった。
「はい、転ばなくて済みました」
「転ぶ? というか、何なの? ゾンビが吹き飛んでたけど……」
混乱しているのは僕だけだったので、二人がかりで説明してくれる。
あの動作は僕が一見してそう思ったように、相撲でおなじみの四股。
ミノリの説明では、あれは元々結界や浄化をもたらす神道の技であるそうだ。
「要は柏手を足でやるっていうことです」
「なるほど……でも、槍を置いていたし柏手じゃダメだったの?」
「だって手が痛いじゃないですか」
確かに、手のひらを打ち合わせて音を立てるのは、いい音を出そうとすれば痛いというのも分かる。
お相撲さんは柏手も四股も両方やっていた気がするけど、あれは鍛えているからできるのだ。
「……それで、私四股は苦手だったんですよ。すぐ転んじゃうので」
形をなぞるぐらいならできるが、ちゃんと技として特殊な効果をもたらすために集中すると、どうしても足元がおろそかになるらしい。
「あ、そうか、それで〈引力〉か……」
「そうです。足を地面にしっかり固定することができるようになって、私にも効果のある四股が使えるようになったわけです。ゾンビコロスベシ」
ゾンビスレイヤーさんは、そのように言って胸を張った。
「今後は、踏み下ろす足の方にも〈引力〉を使って効果を高める練習もしているんですが、それはまだうまくいかなくて……」
「ともかく、効果はすごかったよ。びっくりした」
スキル万能のダンジョン探索で、培っていた伝統の技がここまで役に立つとは思いもよらなかった。
『それにしても、あのモンスターは変ね』
「私もそう思います」
「あれ? ミノリは今回が初めてだよね」
ダンジョンに入った経験なら、体験会、ヴィクトワール号での修行と複数回あるミノリだったが、モンスターと実際に相対するのは今回が初めてのはずだ。
「確かにそうなんですが、あれは妖怪の気配がありました」
「妖怪? って、ミノリの家が退治しているっていう」
「そう、その妖怪です」
どういうことだ?
ダンジョンは女神が作ったもので、モンスターもエリスなどの担当者が配置したものではなかったのか?
混乱していると、その担当者本人が口を開く。
『なるほどね……あくまで予測に過ぎないけど……ねえミノリ、妖怪がいつの間にか発生している場所、っていうのは存在するの?』
「他ならぬうちの神社がそれですよ。だからその場所を封印して、湧いてきた妖怪を倒し続けるのが我が家の役目です」
エリスは合点がいったという表情で説明を始める。
『ダンジョンは周囲の環境情報を収集して内部の構造を作るのよ。だからお墓のそばではお墓の形になるし、神社なら神社の参道、地下街にあれば地下道みたいにその特徴が反映されるわ。だから……妖怪の穴みたいなものがあったら、ダンジョン内の環境として妖怪の穴ができるのかもしれない』
僕もミノリもすぐにその意味を理解することができなかった。
しばし沈黙が続いたのち、僕はエリスに質問する。
「それじゃ、あのゾンビはモンスターと違うの? トラップ?」
『多分、そのどっちでもない。そうね……例えばこれ……』
そこまで続けてエリスは壁に沿って並んでいる墓石の一つを指し示す。
『もしこの墓石が探索者に飛んで来たら、それは殺しにかかってくるわけだからトラップの一種に分類される。でも、探索者が戦闘中に勢いで墓石にぶつかってもケガをするわよね? その場合はトラップではなく環境による負傷、ということになるわ』
「でも墓石と違ってゾンビは動いて襲い掛かってきますよね」
ミノリの疑問は当然だと僕も思う。
『だからこそ妖怪なんだと思う。ほら、物が勝手に動いて襲って来るとかいう話があるじゃない? 妖刀とか付喪神だとか、他にはポルターガイストとかね……これはそういうのと似た現象だと思うわ』
「面倒な……」
普通のモンスターは情報が収集され、データベースが作られていて誰でも閲覧できる。出現場所や強さ、能力、そして弱点までも簡単に検索することができるのだ。
ところが、こういうイレギュラーにはデータが存在しない。
対策を立てようにも、妖怪の性質や弱点に付いて真面目にまとめられたデータベースなどこの世のどこにも存在しないだろう。
おまけに強さもダンジョンの想定とずれているというのでは、探索者に死傷者が増えることにもなりかねない。
「今回はゾンビでまだ良かったってことですね」
『そうね、上位の、とはいえ既存のダンジョンのモンスターと似た性質だったから……』
そして妖怪退治のプロフェッショナル(見習い)がこの場にいたというのも幸運だった。
『でも、あまり気にする必要は無いと思うわ。ダンジョンの調査をしたときに、ここみたいなイレギュラーはそんなに多くなかったから』
そして、それらはここと同様に封印されているのだという。
一般的な探索者が妖怪ベースのモンスターに合う可能性は0とのことだ。
「僕たちには関係あるよね?」
『そこは私が情報を持っているから、疑わしいダンジョンはちゃんと教えるわよ』
「それなら……いいのかな?」
「妖怪が出ても私がいれば大丈夫です。大概のものはうちに対処法が伝わっていますから」
うーん、それなら何とかなるか。
安心した僕は、ひとつ気になることを思い出した。
「ねえ、ミノリの神社の近くのダンジョンは大丈夫だったよね?」
『そうね……あれぐらいの距離だったら問題ないってことなんじゃない?』
内部は参道だったしボスは天狗だったけど、あれは正常なダンジョンだったらしい。
ミノリに聞くと、「うちの封印している妖怪の穴は神社よりもっと奥にありますよ」とのことだった。
*****
そのあと、ゾンビはたびたび襲ってきたがすべてミノリに退治してもらった。
これからはミノリ先輩と呼ばないといけないかもしれない。
時折ミスをするが、そのあたりは僕のフォローが何とか追いつく範囲だった。
そしてゾンビをかき分け、僕らは両開きの扉の前にたどり着く。
「これが?」
「そう、ボス部屋だね」
いつもの洞窟型だが、ドアはふすまになっており、環境変化がここにも及んでいることがわかる。
「休憩しよう」
僕自身はほとんど疲れていないが、それは道中でミノリが大活躍だったからだ。
彼女は初めてのダンジョン攻略だというのに働き過ぎだ。
適宜休憩をしてはいたものの疲労は蓄積しているだろう。
「はい、お茶」
「ありがとうございます」
今回、僕は単独ではないので、そして念のためにいつもよりたくさんの物資を持ち込んでいる。
今ミノリに渡したお茶も、魔法瓶で保温されたもので、湯気が立っている。
「はあ、やっぱり温かいものはありがたいですね」
「そんなに気温は低くないんだけどね」
ダンジョン内は冬とはいえそこまで低温にはならない。
確かにちょっと気温は低めだが、体を守るために厚着をしているので寒さは感じない。
だけど、やっぱり温かいお茶というのは落ち着くのだ。
『どう? やっていけそう?』
「そうですね、結構スパルタでしたし……」
「ごめんね。ちょっと僕と相性が悪すぎた」
危なくなったら介入するつもりではあったが、腐肉のシャワーというのは誰にとっても避けたいものだ。
その分、ミノリに頑張ってもらうしかなかった。
数少ないフォローは〈アイス・ワン〉による氷玉での攻撃だった。これなら腐肉は向こうに散らばるだけだ。
「やっぱり、僕も攻撃方法を増やさないとな……」
特に、大勢相手に距離を取れるようなのを……
僕は次の目標を定めるのだった。
最初に声をかけたのはエリスだった。
「はい、転ばなくて済みました」
「転ぶ? というか、何なの? ゾンビが吹き飛んでたけど……」
混乱しているのは僕だけだったので、二人がかりで説明してくれる。
あの動作は僕が一見してそう思ったように、相撲でおなじみの四股。
ミノリの説明では、あれは元々結界や浄化をもたらす神道の技であるそうだ。
「要は柏手を足でやるっていうことです」
「なるほど……でも、槍を置いていたし柏手じゃダメだったの?」
「だって手が痛いじゃないですか」
確かに、手のひらを打ち合わせて音を立てるのは、いい音を出そうとすれば痛いというのも分かる。
お相撲さんは柏手も四股も両方やっていた気がするけど、あれは鍛えているからできるのだ。
「……それで、私四股は苦手だったんですよ。すぐ転んじゃうので」
形をなぞるぐらいならできるが、ちゃんと技として特殊な効果をもたらすために集中すると、どうしても足元がおろそかになるらしい。
「あ、そうか、それで〈引力〉か……」
「そうです。足を地面にしっかり固定することができるようになって、私にも効果のある四股が使えるようになったわけです。ゾンビコロスベシ」
ゾンビスレイヤーさんは、そのように言って胸を張った。
「今後は、踏み下ろす足の方にも〈引力〉を使って効果を高める練習もしているんですが、それはまだうまくいかなくて……」
「ともかく、効果はすごかったよ。びっくりした」
スキル万能のダンジョン探索で、培っていた伝統の技がここまで役に立つとは思いもよらなかった。
『それにしても、あのモンスターは変ね』
「私もそう思います」
「あれ? ミノリは今回が初めてだよね」
ダンジョンに入った経験なら、体験会、ヴィクトワール号での修行と複数回あるミノリだったが、モンスターと実際に相対するのは今回が初めてのはずだ。
「確かにそうなんですが、あれは妖怪の気配がありました」
「妖怪? って、ミノリの家が退治しているっていう」
「そう、その妖怪です」
どういうことだ?
ダンジョンは女神が作ったもので、モンスターもエリスなどの担当者が配置したものではなかったのか?
混乱していると、その担当者本人が口を開く。
『なるほどね……あくまで予測に過ぎないけど……ねえミノリ、妖怪がいつの間にか発生している場所、っていうのは存在するの?』
「他ならぬうちの神社がそれですよ。だからその場所を封印して、湧いてきた妖怪を倒し続けるのが我が家の役目です」
エリスは合点がいったという表情で説明を始める。
『ダンジョンは周囲の環境情報を収集して内部の構造を作るのよ。だからお墓のそばではお墓の形になるし、神社なら神社の参道、地下街にあれば地下道みたいにその特徴が反映されるわ。だから……妖怪の穴みたいなものがあったら、ダンジョン内の環境として妖怪の穴ができるのかもしれない』
僕もミノリもすぐにその意味を理解することができなかった。
しばし沈黙が続いたのち、僕はエリスに質問する。
「それじゃ、あのゾンビはモンスターと違うの? トラップ?」
『多分、そのどっちでもない。そうね……例えばこれ……』
そこまで続けてエリスは壁に沿って並んでいる墓石の一つを指し示す。
『もしこの墓石が探索者に飛んで来たら、それは殺しにかかってくるわけだからトラップの一種に分類される。でも、探索者が戦闘中に勢いで墓石にぶつかってもケガをするわよね? その場合はトラップではなく環境による負傷、ということになるわ』
「でも墓石と違ってゾンビは動いて襲い掛かってきますよね」
ミノリの疑問は当然だと僕も思う。
『だからこそ妖怪なんだと思う。ほら、物が勝手に動いて襲って来るとかいう話があるじゃない? 妖刀とか付喪神だとか、他にはポルターガイストとかね……これはそういうのと似た現象だと思うわ』
「面倒な……」
普通のモンスターは情報が収集され、データベースが作られていて誰でも閲覧できる。出現場所や強さ、能力、そして弱点までも簡単に検索することができるのだ。
ところが、こういうイレギュラーにはデータが存在しない。
対策を立てようにも、妖怪の性質や弱点に付いて真面目にまとめられたデータベースなどこの世のどこにも存在しないだろう。
おまけに強さもダンジョンの想定とずれているというのでは、探索者に死傷者が増えることにもなりかねない。
「今回はゾンビでまだ良かったってことですね」
『そうね、上位の、とはいえ既存のダンジョンのモンスターと似た性質だったから……』
そして妖怪退治のプロフェッショナル(見習い)がこの場にいたというのも幸運だった。
『でも、あまり気にする必要は無いと思うわ。ダンジョンの調査をしたときに、ここみたいなイレギュラーはそんなに多くなかったから』
そして、それらはここと同様に封印されているのだという。
一般的な探索者が妖怪ベースのモンスターに合う可能性は0とのことだ。
「僕たちには関係あるよね?」
『そこは私が情報を持っているから、疑わしいダンジョンはちゃんと教えるわよ』
「それなら……いいのかな?」
「妖怪が出ても私がいれば大丈夫です。大概のものはうちに対処法が伝わっていますから」
うーん、それなら何とかなるか。
安心した僕は、ひとつ気になることを思い出した。
「ねえ、ミノリの神社の近くのダンジョンは大丈夫だったよね?」
『そうね……あれぐらいの距離だったら問題ないってことなんじゃない?』
内部は参道だったしボスは天狗だったけど、あれは正常なダンジョンだったらしい。
ミノリに聞くと、「うちの封印している妖怪の穴は神社よりもっと奥にありますよ」とのことだった。
*****
そのあと、ゾンビはたびたび襲ってきたがすべてミノリに退治してもらった。
これからはミノリ先輩と呼ばないといけないかもしれない。
時折ミスをするが、そのあたりは僕のフォローが何とか追いつく範囲だった。
そしてゾンビをかき分け、僕らは両開きの扉の前にたどり着く。
「これが?」
「そう、ボス部屋だね」
いつもの洞窟型だが、ドアはふすまになっており、環境変化がここにも及んでいることがわかる。
「休憩しよう」
僕自身はほとんど疲れていないが、それは道中でミノリが大活躍だったからだ。
彼女は初めてのダンジョン攻略だというのに働き過ぎだ。
適宜休憩をしてはいたものの疲労は蓄積しているだろう。
「はい、お茶」
「ありがとうございます」
今回、僕は単独ではないので、そして念のためにいつもよりたくさんの物資を持ち込んでいる。
今ミノリに渡したお茶も、魔法瓶で保温されたもので、湯気が立っている。
「はあ、やっぱり温かいものはありがたいですね」
「そんなに気温は低くないんだけどね」
ダンジョン内は冬とはいえそこまで低温にはならない。
確かにちょっと気温は低めだが、体を守るために厚着をしているので寒さは感じない。
だけど、やっぱり温かいお茶というのは落ち着くのだ。
『どう? やっていけそう?』
「そうですね、結構スパルタでしたし……」
「ごめんね。ちょっと僕と相性が悪すぎた」
危なくなったら介入するつもりではあったが、腐肉のシャワーというのは誰にとっても避けたいものだ。
その分、ミノリに頑張ってもらうしかなかった。
数少ないフォローは〈アイス・ワン〉による氷玉での攻撃だった。これなら腐肉は向こうに散らばるだけだ。
「やっぱり、僕も攻撃方法を増やさないとな……」
特に、大勢相手に距離を取れるようなのを……
僕は次の目標を定めるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる