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ep.10 頭の中の声
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「ムマク様の牡の中の牡のチンポをっ♡私めの中に挿れて、メチャメチャに♡好き勝手ムマク様の物にしてください♡!!」
もう戦士としての矜持など捨てて、獣のように私は叫んだ。その言葉に、ムマクは満悦の笑みを浮かべ、額に指を当てる。
「シェっ!!!! シェっシェ! 戦士の強さに、淫魔の淫靡さを併せ持った逸材。ああ、アリサ。貴女はなんて素敵なのでしょう。実に金をかけた甲斐があった」
血が漲り、ムマクの肉棒ははち切れんばかりに勃起していた。その光景を見て、思わず身体の底が熱くなる。
——こいつは今、私に興奮しているんだ......♡
思考だけで、脳が雲に包まれたような心地を感じた。感情が直接肉体感覚と結び付けられ、もはやそれだけでも快感を感じつつあった。
本能が私の理性を飲み込んでいく。頭の中がぐちゃぐちゃになり、抵抗する意志が溶けるように薄れていくのが分かった。
「では、お望み通りっ!」
ムマクの手が私の腰に触れた瞬間、肌が熱を帯び、微細な震えが全身を這う。指先が太ももを滑り、柔らかな内側をなぞるたび、心地のいい感覚が脊椎を駆け上がる。
そして、強く望んでいた男の象徴が私の膣の中へと挿入され始めた。
「はぁあっっっ♡」
漏れる声が自分でも信じられず、呼吸が乱れ、浅く速い息遣いが口から溢れた。
膣の奥が疼き、何かを求めるように収縮し、ムマクの熱を欲する。
硬く脈打つ肉棒が私の入り口に触れた時、男としての誇り、村やリリーを守る決意——それらが遠く視界から離れていくような感覚があった。
だが、次の瞬間にはそれらが、淫靡な衝動によって押しつぶされた。
熱い先端がゆっくりと押し込まれる感覚は、想像をはるかに超えていた。
「きゃぁっ♡はぁう んっ♡!」
内壁が広がり、熱と圧迫感が私の奥深くまで侵入してくる。
——こんな気持ちいいなんて聞いてない......本当に私。狂ってしまうのか?
頭が真っ白になり、抵抗する思考が霧散していく。勝手に膣が締め付けを強くし、ぬるりと滑る感触が全身に波紋のように広がり、快楽の濁流が私を飲み込む。
「シェ、シェっ! アリサ、貴女のその締め付ける膣、なんと可愛らしい。ワタクシに支配されることを悦んでいることがわかりますよ!。さぁさぁ、もっと欲に忠実になりなさい」
ムマクが囁く。声が耳に絡みつき、女としての自分が強調されるたび、身体がさらに熱くなる。
「はぁん♡ やっ……でも……♡」
喘ぎが漏れ、否定しようとする言葉が途切れた。
「さあ、アリサ。貴女はなんですか? 貴女自身の口で言ってみなさい」
ムマクが笑いながら続ける。内壁を擦る感触が強まり、子宮に直接突き刺さる快感が頭を支配する。子宮への衝撃は、熱い波が下腹部に広がり、まるで内臓が溶けるような深い疼きを呼び起こす。
ムマクの肉棒が奥に届くたび、子宮の壁が脈打つように震え、鋭い快楽が脊髄を逆流して脳を焼き尽くした。
内側から押し広げられる圧迫感と、熱が混ざり合い、身体が勝手に痙攣する。
「あぁっ♡ んっ♡!」
呼吸するかのように、声が溢れ出した。
子宮が彼を受け入れるたび、甘い痺れが全身を貫き、理性の最後の砦さえも崩れ落ちそうになる感覚だった。
「んぁっ♡ くぅんっ♡ ……」
言葉が詰まり、身体が勝手に腰を振る。
——いや、お……、いや私は……でも、この感覚……。
男の時にはなかった、欲が言葉として脳に直接語る。
——快楽二身ヲ委ネヨ。男ヲ、精子ヲ求メヨ。
「さあ言いなさいっ、アリサ! 貴女はなんですか?」
快楽が頂点に近づき、身体が震えるにつれ、更にムマクは私を追い詰めてくる。
「はぁっ♡ んっ♡ 私は……女……ですっ♡! ムマク様にお仕えする、淫な♡メイド、ですっ♡」
うめき声とともに言葉が溢れた。
もはや残りかすの『俺』という前の自己を認識させ、私自身の手でその最後の残りかすを『私』という新しい自己を以て叩き割らせてくる。
もはや何も『私』を繋ぎ止めるものはないと、自由になったような、身体が軽くなったような感覚すら。
だが、本当の意味で解放されることができたのなら、どんなに楽だっただろうか。
どんなにこの体を認めようとし、『俺』という自己を叩き割ろうとも、完全に消すことはできなかった。
快楽に喘ぎ、身体を痙攣させ娼婦の如く股を開いているこの私にはまだ過去の記憶があった。
どんなに目を背けようとも、消えない。
「ええ! そうです! 貴女はワタクシのメイド! ワタクシの物っ! この淫らな身体も、吸い付く膣も全てワタクシの物。ワタクシが命令すれば戦い、ワタクシが命令すれば股を開く物ですよ!」
徹底的に自分の立場を認識させられる。物としての立場。意思など持たずに、ただ命令だけを実行する。
腰の動きが激しさを増すにつれ、私の身体はさらに深い淵へと引きずり込まれていく。私もその深度を強めるために、リズムよく動きを合わせた。
嵐のようなリズムで彼が突き上げるたび、下腹部に熱い衝撃が広がり、子宮の奥が脈打つように反応した。内壁が彼の肉棒に擦られ、ぬるりと滑る感触が全身を震わせ、熱い波が背中を這い上がる。
考えてみれば、やっていることは傭兵とそんなに変わらない。命令に従い、任務をこなし金を貰う。一体、何を恥じることがあると言うのだ。
「あぁん♡ ひぃっ♡!」
声が弾け、喉から溢れる喘ぎが部屋に響き渡る。
ムマクの太ももが私の肌にぶつかるたび、衝撃が乳房にまで伝わり、乳首ピアスが揺れる。熱を帯びきった身体に、冷たい鉄はよりその存在感を強く誇示していた。
それに気づいた彼は、ニヤリとして両乳首ピアスに再度指を引っ掛け、それを強く引っ張った。
引っ張られた乳首を起点として、乳房全体が山のように伸びる。丸みを帯びていたものが、縦長に形を変え、その先には充血した乳首が痛ましく鉄の塊を拵えていた。
痛みが、それを超えるほどの鋭い快感によって覆い隠され、胸の奥を突き刺す。腰の奥が熱を帯び、まるで溶けた蜜が内側から溢れ出すような感覚が広がる。
ムマクの動きに合わせて、身体が自然と彼を迎え入れ、膣が彼を締め付けるたび、熱い圧迫感が腹の奥底から響く。
「んっ♡ あっ♡ 深い……っ♡」
漏れる声が、快楽に溺れる私をさらに肯定していく。
互いの息遣いが荒くなり、腰の突きがさらに力強くなると、子宮の奥が激しく揺さぶられ、本能を刺激する熱い痺れが脊髄を駆け上がる。
内臓が圧迫され、甘い疼きが全身を包み込むように広がり、痙攣が足先まで伝播した。
「はぁっん♡ だめっ♡ 壊れりゅっ...…♡!」
叫びながらも、身体はより強い快楽を求めて腰をくねらせ、快感の頂点に近づこうとする。
汗が肌を滑り、ムマクの熱い体温が私の全身を包み込み、意識が溶けていくようだった。
身体は快楽の激流に飲み込まれていく。
力強いムマクの突進が子宮の深部を容赦なく揺らし、彼の熱い肉棒が内壁を擦るたび、熱い液体が下腹部に溢れ出すような感覚が広がる。
内側がリズミカルに収縮し、滑らかな摩擦が全身を震わせ、背中を這う熱波が頭のてっぺんまで駆け上がる。
「おっ♡ あぁっ♡ イク……イクぅ♡!」
積み上がる快楽を頂点に、身体に宿らせようと自然と迸る声が、喉を震わせて止まらない。
腰の力が増すムマク。子宮の奥が熱い衝撃で締まり、鋭い悦びが脊椎を突き抜けた。
時に握られ、撫でられ、引っ張れて乳房が揺れ動くたび、胸の奥が疼き、甘美な震えが全身に広がる。腰が自ら跳ね上がり、太ももの内側が熱を帯び、膣の奥が彼を待ちわびて締め付ける。
「さあ、イキなさいっ! 物としてっ……淫魔としての本能のままにイクのです! アリサァっ! 狂い咲き、より美しく、より強くなるのですよぉっ!」
ムマクの言葉に余裕が無くなってきていた。そのことが、とてつもなく嬉しく、可愛らしいと思った。ずっといけ好かない表情が顔にへばりついていたあの男が、今はまるで獣のように私を求めている。
これほど、心に充実感を感じたのは初めてだった。
「はっ♡ イク……イク……イクぅ♡!」
繰り返す声とともに、意識が白く霞み、快楽の津波に飲み込まれる。理性の最後の片鱗さえも、快感の熱で溶けていく。
「ワタクシもっ......ワタクシもイキますっ!」
ムマクの硬い肉棒が私の膣の奥で震え始め、脊髄まで貫通すると思うほどに深く突かれたと思うと。
次の瞬間、熱い奔流が子宮に流れ込み濃厚な熱が内側を満たす感覚が広がった。まるで温かな潮が内壁に染み込むようで、その重みと脈動が下腹部にじわじわと浸透していく。熱い液体が内側を満たし、滑らかな広がりが腰骨にまで響き、身体が微かな震えで反応した。
「おおっ♡ あっ♡! イグっ♡子宮の中っ、ムマク様の濃いザーメンで満たされて......イクっ♡イグっイグゥぅ♡」
魂の叫びにも近い声と共に、背中の筋肉が熱に引き締まり、甘美な痺れがつま先まで流れ込む。内側が彼の熱に包まれ、意識が一瞬霞むほどの深い充足感に支配される。
確実に脳と身体に刻み込まれた、女としての絶頂だった。
ムマクが射精を終えると、熱を帯びた肉棒をゆっくりと私の膣から引き抜いた。
「はぁ。これまで体験してきたどんな行為よりも、満足できました。アリサ。貴女は本当に芸術品ですよ」
瞬間、身体の奥に残っていた熱が一気に抜ける感覚が広がった。
目線を下げると、膣の入り口から白濁液が溢れ出し、太ももの内側を滑り落ちていくのが見える。その粘り気のある流れが冷たい空気に触れるたび、微かな震えが下腹部を走り、熱と冷たさが交錯する奇妙な感覚が私を包む。
同時に腹部の紋章が妖しく紫色の光を放ち始めていた。光は肌を這うように広がり、身体の内側から熱を帯びさせた。
続くように乳房がわずかに膨らむ感覚が、胸の内側で柔らかく広がり、乳首から微細な滴るような熱が伝わった。腰と尻がほのかに丸みを帯びる感触が太ももの付け根に響き、肉感的な厚みがじんわりと増していった。
肌が滑らかさを増し、触れる空気さえもが柔らかく感じられ、微弱な変化が全身を包む。変化の心地よさで、既に絶頂に達した余韻がもう一度さざなみのように優しく巻き返してきた。
「おぁっ♡ イクっ......♡」
絶頂が続き、身体が震えながら再度快楽の頂点に達した。
白濁液が肌に滴り、ぬるりと広がる感触が羞恥と解放感を同時に呼び起こし、心臓が不規則に鼓動する。
私の身体はこの光景に奇妙な満足を感じている反面、どこか物足りなさを感じていた。
——快楽二身ヲ委ネヨ。男ヲ、精子ヲ求メヨ。
また声がした。内側から湧き、直接思考に影響を与えてくる。
下腹部の残った熱と、膣の奥が微かに疼く感覚が消えない。白濁液が流れ落ちるたび、女としての自分が現実として刻まれるようで、涙が滲むほどに心が揺れ動いた。
もうほとんど身体も心も変化を受け入れ始めているというのに。それでも、心の深い部分がまだ完全に変化を受け入れていなかった。
——快楽二身ヲ委ネヨ。快楽二身ヲ委ネヨ。快楽ヲ求メヨ。
腹部の紋章の光が強くなると思ったら、声がまた脳に響いた。心なしか、身体に力が漲ったような感覚もある。
——快楽ヲ求メヨ。快楽ヲ求メヨ。
声が連続する。気づけば私は、四肢に力を込めて、ベッドの柱ごと腕に括りつけられていた鎖を壊した。
「アリサっ?! 何をしているのですか? 止まりなさい! 首輪の使用は許可していませんよ!」
勢いよく、私は姿勢を上げてムマクに掴みかかった。今までは被食者側だったような気がしていたが、今は捕食者の気分だった。
ムマクをベッドの上に押し倒し、今度は私が馬乗りになった。
——快楽ヲ求メヨ。快楽ヲ求メヨ。
「私~♡まだ、満足しきれてないんですぅ♡ ムマク様も、足りてませんよね?♡」
欲望のままに、私自身の意思で私は初めて女としてのキスをした。
------
アリサ(アレク)現在のステータス
身長:165cm
体重:60.6→61kg
B: 90.5→91cm
W:57cm
H:91→92cm
【呪具】
強化型隷属首輪:主人の指輪保持者に危害を加えようとすると熱を発する、魔力を消費した命令には強制的に身体が従う。絶頂を身体強化の源として蓄積し、一度の絶頂につき五分ほど使用可能。
淫魔の紋章: まだ成熟していない淫魔のものであるため、いまはただアレクに女の体を与えたに止まっているが......
育乳の乳首ピアス: 外すことができない上、乳首による絶頂を迎える度に僅かに胸が大きくなる。使い過ぎには注意。
淫乱と起動の指輪:痛覚を除く全身の感度を上昇させる指輪。首輪の強化の起動手段でもある。
もう戦士としての矜持など捨てて、獣のように私は叫んだ。その言葉に、ムマクは満悦の笑みを浮かべ、額に指を当てる。
「シェっ!!!! シェっシェ! 戦士の強さに、淫魔の淫靡さを併せ持った逸材。ああ、アリサ。貴女はなんて素敵なのでしょう。実に金をかけた甲斐があった」
血が漲り、ムマクの肉棒ははち切れんばかりに勃起していた。その光景を見て、思わず身体の底が熱くなる。
——こいつは今、私に興奮しているんだ......♡
思考だけで、脳が雲に包まれたような心地を感じた。感情が直接肉体感覚と結び付けられ、もはやそれだけでも快感を感じつつあった。
本能が私の理性を飲み込んでいく。頭の中がぐちゃぐちゃになり、抵抗する意志が溶けるように薄れていくのが分かった。
「では、お望み通りっ!」
ムマクの手が私の腰に触れた瞬間、肌が熱を帯び、微細な震えが全身を這う。指先が太ももを滑り、柔らかな内側をなぞるたび、心地のいい感覚が脊椎を駆け上がる。
そして、強く望んでいた男の象徴が私の膣の中へと挿入され始めた。
「はぁあっっっ♡」
漏れる声が自分でも信じられず、呼吸が乱れ、浅く速い息遣いが口から溢れた。
膣の奥が疼き、何かを求めるように収縮し、ムマクの熱を欲する。
硬く脈打つ肉棒が私の入り口に触れた時、男としての誇り、村やリリーを守る決意——それらが遠く視界から離れていくような感覚があった。
だが、次の瞬間にはそれらが、淫靡な衝動によって押しつぶされた。
熱い先端がゆっくりと押し込まれる感覚は、想像をはるかに超えていた。
「きゃぁっ♡はぁう んっ♡!」
内壁が広がり、熱と圧迫感が私の奥深くまで侵入してくる。
——こんな気持ちいいなんて聞いてない......本当に私。狂ってしまうのか?
頭が真っ白になり、抵抗する思考が霧散していく。勝手に膣が締め付けを強くし、ぬるりと滑る感触が全身に波紋のように広がり、快楽の濁流が私を飲み込む。
「シェ、シェっ! アリサ、貴女のその締め付ける膣、なんと可愛らしい。ワタクシに支配されることを悦んでいることがわかりますよ!。さぁさぁ、もっと欲に忠実になりなさい」
ムマクが囁く。声が耳に絡みつき、女としての自分が強調されるたび、身体がさらに熱くなる。
「はぁん♡ やっ……でも……♡」
喘ぎが漏れ、否定しようとする言葉が途切れた。
「さあ、アリサ。貴女はなんですか? 貴女自身の口で言ってみなさい」
ムマクが笑いながら続ける。内壁を擦る感触が強まり、子宮に直接突き刺さる快感が頭を支配する。子宮への衝撃は、熱い波が下腹部に広がり、まるで内臓が溶けるような深い疼きを呼び起こす。
ムマクの肉棒が奥に届くたび、子宮の壁が脈打つように震え、鋭い快楽が脊髄を逆流して脳を焼き尽くした。
内側から押し広げられる圧迫感と、熱が混ざり合い、身体が勝手に痙攣する。
「あぁっ♡ んっ♡!」
呼吸するかのように、声が溢れ出した。
子宮が彼を受け入れるたび、甘い痺れが全身を貫き、理性の最後の砦さえも崩れ落ちそうになる感覚だった。
「んぁっ♡ くぅんっ♡ ……」
言葉が詰まり、身体が勝手に腰を振る。
——いや、お……、いや私は……でも、この感覚……。
男の時にはなかった、欲が言葉として脳に直接語る。
——快楽二身ヲ委ネヨ。男ヲ、精子ヲ求メヨ。
「さあ言いなさいっ、アリサ! 貴女はなんですか?」
快楽が頂点に近づき、身体が震えるにつれ、更にムマクは私を追い詰めてくる。
「はぁっ♡ んっ♡ 私は……女……ですっ♡! ムマク様にお仕えする、淫な♡メイド、ですっ♡」
うめき声とともに言葉が溢れた。
もはや残りかすの『俺』という前の自己を認識させ、私自身の手でその最後の残りかすを『私』という新しい自己を以て叩き割らせてくる。
もはや何も『私』を繋ぎ止めるものはないと、自由になったような、身体が軽くなったような感覚すら。
だが、本当の意味で解放されることができたのなら、どんなに楽だっただろうか。
どんなにこの体を認めようとし、『俺』という自己を叩き割ろうとも、完全に消すことはできなかった。
快楽に喘ぎ、身体を痙攣させ娼婦の如く股を開いているこの私にはまだ過去の記憶があった。
どんなに目を背けようとも、消えない。
「ええ! そうです! 貴女はワタクシのメイド! ワタクシの物っ! この淫らな身体も、吸い付く膣も全てワタクシの物。ワタクシが命令すれば戦い、ワタクシが命令すれば股を開く物ですよ!」
徹底的に自分の立場を認識させられる。物としての立場。意思など持たずに、ただ命令だけを実行する。
腰の動きが激しさを増すにつれ、私の身体はさらに深い淵へと引きずり込まれていく。私もその深度を強めるために、リズムよく動きを合わせた。
嵐のようなリズムで彼が突き上げるたび、下腹部に熱い衝撃が広がり、子宮の奥が脈打つように反応した。内壁が彼の肉棒に擦られ、ぬるりと滑る感触が全身を震わせ、熱い波が背中を這い上がる。
考えてみれば、やっていることは傭兵とそんなに変わらない。命令に従い、任務をこなし金を貰う。一体、何を恥じることがあると言うのだ。
「あぁん♡ ひぃっ♡!」
声が弾け、喉から溢れる喘ぎが部屋に響き渡る。
ムマクの太ももが私の肌にぶつかるたび、衝撃が乳房にまで伝わり、乳首ピアスが揺れる。熱を帯びきった身体に、冷たい鉄はよりその存在感を強く誇示していた。
それに気づいた彼は、ニヤリとして両乳首ピアスに再度指を引っ掛け、それを強く引っ張った。
引っ張られた乳首を起点として、乳房全体が山のように伸びる。丸みを帯びていたものが、縦長に形を変え、その先には充血した乳首が痛ましく鉄の塊を拵えていた。
痛みが、それを超えるほどの鋭い快感によって覆い隠され、胸の奥を突き刺す。腰の奥が熱を帯び、まるで溶けた蜜が内側から溢れ出すような感覚が広がる。
ムマクの動きに合わせて、身体が自然と彼を迎え入れ、膣が彼を締め付けるたび、熱い圧迫感が腹の奥底から響く。
「んっ♡ あっ♡ 深い……っ♡」
漏れる声が、快楽に溺れる私をさらに肯定していく。
互いの息遣いが荒くなり、腰の突きがさらに力強くなると、子宮の奥が激しく揺さぶられ、本能を刺激する熱い痺れが脊髄を駆け上がる。
内臓が圧迫され、甘い疼きが全身を包み込むように広がり、痙攣が足先まで伝播した。
「はぁっん♡ だめっ♡ 壊れりゅっ...…♡!」
叫びながらも、身体はより強い快楽を求めて腰をくねらせ、快感の頂点に近づこうとする。
汗が肌を滑り、ムマクの熱い体温が私の全身を包み込み、意識が溶けていくようだった。
身体は快楽の激流に飲み込まれていく。
力強いムマクの突進が子宮の深部を容赦なく揺らし、彼の熱い肉棒が内壁を擦るたび、熱い液体が下腹部に溢れ出すような感覚が広がる。
内側がリズミカルに収縮し、滑らかな摩擦が全身を震わせ、背中を這う熱波が頭のてっぺんまで駆け上がる。
「おっ♡ あぁっ♡ イク……イクぅ♡!」
積み上がる快楽を頂点に、身体に宿らせようと自然と迸る声が、喉を震わせて止まらない。
腰の力が増すムマク。子宮の奥が熱い衝撃で締まり、鋭い悦びが脊椎を突き抜けた。
時に握られ、撫でられ、引っ張れて乳房が揺れ動くたび、胸の奥が疼き、甘美な震えが全身に広がる。腰が自ら跳ね上がり、太ももの内側が熱を帯び、膣の奥が彼を待ちわびて締め付ける。
「さあ、イキなさいっ! 物としてっ……淫魔としての本能のままにイクのです! アリサァっ! 狂い咲き、より美しく、より強くなるのですよぉっ!」
ムマクの言葉に余裕が無くなってきていた。そのことが、とてつもなく嬉しく、可愛らしいと思った。ずっといけ好かない表情が顔にへばりついていたあの男が、今はまるで獣のように私を求めている。
これほど、心に充実感を感じたのは初めてだった。
「はっ♡ イク……イク……イクぅ♡!」
繰り返す声とともに、意識が白く霞み、快楽の津波に飲み込まれる。理性の最後の片鱗さえも、快感の熱で溶けていく。
「ワタクシもっ......ワタクシもイキますっ!」
ムマクの硬い肉棒が私の膣の奥で震え始め、脊髄まで貫通すると思うほどに深く突かれたと思うと。
次の瞬間、熱い奔流が子宮に流れ込み濃厚な熱が内側を満たす感覚が広がった。まるで温かな潮が内壁に染み込むようで、その重みと脈動が下腹部にじわじわと浸透していく。熱い液体が内側を満たし、滑らかな広がりが腰骨にまで響き、身体が微かな震えで反応した。
「おおっ♡ あっ♡! イグっ♡子宮の中っ、ムマク様の濃いザーメンで満たされて......イクっ♡イグっイグゥぅ♡」
魂の叫びにも近い声と共に、背中の筋肉が熱に引き締まり、甘美な痺れがつま先まで流れ込む。内側が彼の熱に包まれ、意識が一瞬霞むほどの深い充足感に支配される。
確実に脳と身体に刻み込まれた、女としての絶頂だった。
ムマクが射精を終えると、熱を帯びた肉棒をゆっくりと私の膣から引き抜いた。
「はぁ。これまで体験してきたどんな行為よりも、満足できました。アリサ。貴女は本当に芸術品ですよ」
瞬間、身体の奥に残っていた熱が一気に抜ける感覚が広がった。
目線を下げると、膣の入り口から白濁液が溢れ出し、太ももの内側を滑り落ちていくのが見える。その粘り気のある流れが冷たい空気に触れるたび、微かな震えが下腹部を走り、熱と冷たさが交錯する奇妙な感覚が私を包む。
同時に腹部の紋章が妖しく紫色の光を放ち始めていた。光は肌を這うように広がり、身体の内側から熱を帯びさせた。
続くように乳房がわずかに膨らむ感覚が、胸の内側で柔らかく広がり、乳首から微細な滴るような熱が伝わった。腰と尻がほのかに丸みを帯びる感触が太ももの付け根に響き、肉感的な厚みがじんわりと増していった。
肌が滑らかさを増し、触れる空気さえもが柔らかく感じられ、微弱な変化が全身を包む。変化の心地よさで、既に絶頂に達した余韻がもう一度さざなみのように優しく巻き返してきた。
「おぁっ♡ イクっ......♡」
絶頂が続き、身体が震えながら再度快楽の頂点に達した。
白濁液が肌に滴り、ぬるりと広がる感触が羞恥と解放感を同時に呼び起こし、心臓が不規則に鼓動する。
私の身体はこの光景に奇妙な満足を感じている反面、どこか物足りなさを感じていた。
——快楽二身ヲ委ネヨ。男ヲ、精子ヲ求メヨ。
また声がした。内側から湧き、直接思考に影響を与えてくる。
下腹部の残った熱と、膣の奥が微かに疼く感覚が消えない。白濁液が流れ落ちるたび、女としての自分が現実として刻まれるようで、涙が滲むほどに心が揺れ動いた。
もうほとんど身体も心も変化を受け入れ始めているというのに。それでも、心の深い部分がまだ完全に変化を受け入れていなかった。
——快楽二身ヲ委ネヨ。快楽二身ヲ委ネヨ。快楽ヲ求メヨ。
腹部の紋章の光が強くなると思ったら、声がまた脳に響いた。心なしか、身体に力が漲ったような感覚もある。
——快楽ヲ求メヨ。快楽ヲ求メヨ。
声が連続する。気づけば私は、四肢に力を込めて、ベッドの柱ごと腕に括りつけられていた鎖を壊した。
「アリサっ?! 何をしているのですか? 止まりなさい! 首輪の使用は許可していませんよ!」
勢いよく、私は姿勢を上げてムマクに掴みかかった。今までは被食者側だったような気がしていたが、今は捕食者の気分だった。
ムマクをベッドの上に押し倒し、今度は私が馬乗りになった。
——快楽ヲ求メヨ。快楽ヲ求メヨ。
「私~♡まだ、満足しきれてないんですぅ♡ ムマク様も、足りてませんよね?♡」
欲望のままに、私自身の意思で私は初めて女としてのキスをした。
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アリサ(アレク)現在のステータス
身長:165cm
体重:60.6→61kg
B: 90.5→91cm
W:57cm
H:91→92cm
【呪具】
強化型隷属首輪:主人の指輪保持者に危害を加えようとすると熱を発する、魔力を消費した命令には強制的に身体が従う。絶頂を身体強化の源として蓄積し、一度の絶頂につき五分ほど使用可能。
淫魔の紋章: まだ成熟していない淫魔のものであるため、いまはただアレクに女の体を与えたに止まっているが......
育乳の乳首ピアス: 外すことができない上、乳首による絶頂を迎える度に僅かに胸が大きくなる。使い過ぎには注意。
淫乱と起動の指輪:痛覚を除く全身の感度を上昇させる指輪。首輪の強化の起動手段でもある。
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「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
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これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
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