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ゴリバナナ授業について……
わからない授業(作者 モブ生徒
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「キーンコーンカーンコーン」
授業が始まった。先生が話し始める。
1番後ろの窓際の席に座っている俺は先生の話を聞いているフリをしていた。
初めに言っておくと、俺はモブキャラである。
例えるならば、折り紙の銅色である。折り紙の銅は、金・銀とは違い、あまり認知されていない。
え?銅色も特別感ある?別にこの文章で出てるくらいだから、別にそれくらいの特別感はあってもいいだろ。
ともかく、俺はモブキャラだ。
しかし、モブキャラの権限で言わせてもらう。「俺の数学のテストが0点なのはおかしいだろう。」
と。
いや、何言ってんだコイツと思ったかもしれないが、俺はモブである。
ほかの教科では全て70点というThe普通の点をとっている。しかし、数学は0点である。
これが何を示すかと言うと、『この授業を受けテストを受けると普通の人は0点を取る』ということを示すのである。
つまり、この授業はヤバい、意味が無い、先生バカすぎ、ということが分かる。
と考えていた矢先、怒鳴り声が聞こえた。
先生「クラァァ!先生のことをそういう風に思っていたのか!!!」
まさか、考えを読まれたのだろうか。いや、先生は、僕ではない違う生徒に言っていた。いつも怒られている実だ。
実「ふあ……ん?…俺、なんか言いました?」
寝起きの実が応える。
先生「寝言で俺をゴリラだの授業をバナナだの言っていたが?」
実「ん?ああ、寝ぼけて本音がでちゃったらしいです。すいません。」
先生「本音か……訂正しろ…今ならまだ許す」
実「すいません。訂正します。本当のことです。」
先生「ならいい。授業を続ける!5=バナナナンだから…」
俺は必死に笑いを堪える。先生と実の漫才はいつになっても慣れない。
実はなぜ先生とあんなやりとりができるのか不思議に思う。先生はゴリラで迫力がエグい。『怒鳴られる=目の前に雷が落ちる』と言っても過言でもない。
しかも、あのゴリラみたいな見た目、鋭い眼光、ムキムキな肉体。まるでゴリラだ。
ひと睨みで不良だらけのクラスを真面目なクラスに変えたという噂も本当かもしれない。
しかし、そんな化けゴリラ先生に怒られてもなんともしてない実は正直、凄いと思う。陰ながら尊敬している。
とそのような事を考えていると恐怖の時間がやってきた。
先生が「この問題、誰か解けるか?」
と言い出したのである。
もちろん、先生の話を理解できない俺はわからない。俺だけでなく、誰もがわからないだろう。
先生「なんだ?誰もわからないのか?仕方が無い、適当に当てていくか。」
その先生の言葉で、ロシアンルーレットが始まったのである。
そして、あてられたのは……
授業が始まった。先生が話し始める。
1番後ろの窓際の席に座っている俺は先生の話を聞いているフリをしていた。
初めに言っておくと、俺はモブキャラである。
例えるならば、折り紙の銅色である。折り紙の銅は、金・銀とは違い、あまり認知されていない。
え?銅色も特別感ある?別にこの文章で出てるくらいだから、別にそれくらいの特別感はあってもいいだろ。
ともかく、俺はモブキャラだ。
しかし、モブキャラの権限で言わせてもらう。「俺の数学のテストが0点なのはおかしいだろう。」
と。
いや、何言ってんだコイツと思ったかもしれないが、俺はモブである。
ほかの教科では全て70点というThe普通の点をとっている。しかし、数学は0点である。
これが何を示すかと言うと、『この授業を受けテストを受けると普通の人は0点を取る』ということを示すのである。
つまり、この授業はヤバい、意味が無い、先生バカすぎ、ということが分かる。
と考えていた矢先、怒鳴り声が聞こえた。
先生「クラァァ!先生のことをそういう風に思っていたのか!!!」
まさか、考えを読まれたのだろうか。いや、先生は、僕ではない違う生徒に言っていた。いつも怒られている実だ。
実「ふあ……ん?…俺、なんか言いました?」
寝起きの実が応える。
先生「寝言で俺をゴリラだの授業をバナナだの言っていたが?」
実「ん?ああ、寝ぼけて本音がでちゃったらしいです。すいません。」
先生「本音か……訂正しろ…今ならまだ許す」
実「すいません。訂正します。本当のことです。」
先生「ならいい。授業を続ける!5=バナナナンだから…」
俺は必死に笑いを堪える。先生と実の漫才はいつになっても慣れない。
実はなぜ先生とあんなやりとりができるのか不思議に思う。先生はゴリラで迫力がエグい。『怒鳴られる=目の前に雷が落ちる』と言っても過言でもない。
しかも、あのゴリラみたいな見た目、鋭い眼光、ムキムキな肉体。まるでゴリラだ。
ひと睨みで不良だらけのクラスを真面目なクラスに変えたという噂も本当かもしれない。
しかし、そんな化けゴリラ先生に怒られてもなんともしてない実は正直、凄いと思う。陰ながら尊敬している。
とそのような事を考えていると恐怖の時間がやってきた。
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と言い出したのである。
もちろん、先生の話を理解できない俺はわからない。俺だけでなく、誰もがわからないだろう。
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そして、あてられたのは……
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