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猫にマグロ
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突然だが私はオタクだ。さらに付け加えるならば、自炊派でもある。
オタクで自炊派。
一見、結びつかないような二つの単語だが、実はそれらは切っても切れない関係にある。
オタクにとって必要な物。
それは豊富な資金と健康な体なのだ。
推しを好きだという気持ち。
当たり前だが、これは前提にある。だが、ただ好きな気持ちだけでは、推しへの愛を捧げること叶わない。崇高なる作者様へのお布施をしなければ、供給が絶たれてしまうからだ。
まっとうなオタク活動には金が必要である。経済を回し、公式を潤し、薄い本、グッズを増やすのは私の力(金)なのだ、という強い自負を忘れてはならない。
そして、気持ち、金ときて、体も健康でなくてはならない。
公式が地方でイベントをすると言えば、どこであろうとも飛んでいき、会社から有給をもぎ取る。有給は当たり前だが有限なので、体調不良なんかで消化している場合ではない。
私は何度でもイベントに行きたい。一体感を味わい、自分がオタクである幸せを甘受したい。
よって、金をかけず、自分の健康を守るため、社会人二年目の私はしっかりきっかり三食自炊派として生活しているのだ。
「……途中、よくわからない単語がかなりあったが、とりあえず、お前の部屋がキモい理由はわかった」
壁に貼られたポスターを見て、金髪が嫌そうに眉を顰める。
玄関扉をボコボコにしたこの人は私の部屋に入るなり、顔を引きつらせた。
まさか隣の部屋がこんな絵にかいたようなオタク部屋だとは思わなかったのだろう。見てびっくりだよね。うん。私だって、見せるつもりなんかこれっぽっちもなかったけどね。
胡乱な目で私の部屋のダイニングテーブルの椅子へと座る、目の前の人を見る。
日本人の限界まで脱色したような髪は明るい金髪。
だが、その下にある眉毛はまつげは黒くて、本来なら黒髪であろうことが伺える。もちろんだが、その嫌そうに細まっている目は黒色だ。
首にはじゃらじゃらとシルバーアクセサリー。手にはごつめの指輪をしていて、腰にはチェーンをつけている。
着ているぴったりめのTシャツにはドクロが描かれ、よくわからない英語のロゴが踊っていた。
「なんでヤンキーが私の部屋にいるんだろう……」
大好きな推しを飾った部屋に、自分とは関係ない世界に生きている人がいる。
自炊をするから大き目がいいかな、とほくほくしながら買った、四人掛けのダイニングテーブルになぜか不良がいる。なにこれこわい。
「俺だってこんな部屋に入りたくなかったよ! お前が猫に食いもんやるからだろうが!」
「だってぇ、萌えがぁ、萌えが体を走ったからぁ……!」
「もえってなんだよ!」
「心にあふれる幸せの予感ですよ!」
「わからん! いいから、さっさと猫の説明しろ!」
声を荒げる金髪ヤンキーに促され、もう一度説明を始める。
今日は本当に何もない一日だった。
いつも通りに仕事を終えて、スーパーで買い出しをした。そして、家に帰り、夕食の準備を始めた頃、にゃあと声が聞こえたのだ。
「やっと猫が出たな」
「すみません。オタクは話が長いから」
「いいから、続き」
「はい」
夕食作りの手を止め、猫の鳴き声のほうへと近づくと、それはベランダからだった。
四階建ての最上階の部屋に猫。この猫はどこから来たのだろう……。ああ、そうか、隣の部屋からベランダ伝いに来たのか、とすぐに合点がいった。
「私の部屋って角部屋だから、ベランダ伝いに来たとしても、隣に住んでいるあなたの部屋からだろうと思ったんです。猫を飼っているか、こっそり餌だけあげているのか、まあ、きっと何らかの世話をしているんだろう、って」
「で?」
「私に萌えが走りました。『ああ、あんなにつんつん尖ってます感出してるのに、猫飼ってるなんて、なにこれ、尊い』」
「は?」
「雨の中、一人ぼっちの猫を抱き上げて、『俺とお前は一緒だな』からの、上着の中に猫を入れて、少し寂しそうに笑い合うヤンキーと猫! 尊い!」
「何言ってんだ、お前」
心底引いているような金髪ヤンキー。
大丈夫大丈夫。私とヤンキーの間には暗くて深い川が流れてる。わかってる、わかってる。
「とにかくですね。あなたが猫の世話をしているということが私の心を幸せにしたんです。で、そのお礼として猫に少しだけお布施をしようと思ったんです」
「お布施?」
「はい。萌えをありがとうっていうことです。で、猫だからごはんをあげようかなって」
「で?」
「今日はたまたま特売でマグロを売ってて……。だから、ちょっとおすそ分けしました」
そう。今日はマグロを使って、夕食を作る予定だった。
ちょうどマグロを切り分けていたところだったから、切れ端を少しだけあげたのだ。
「ごめんなさい。猫に勝手にあげて」
やっぱり、自分が世話をしている猫に勝手に餌をやる人間が現れたら嫌だろう。
そこは私も考えなしだった。
しっかりと目を見て謝ると、金髪ヤンキはーバツが悪そうに目を反らした。
「それはいい。別に俺の猫じゃねーから」
「え。違うんですか?」
「……ただちょっと俺に付きまとってただけだから」
「付きまとう?」
猫が不良に?
「せやでぇ。ずっと兄ちゃんを追いかけとるのに、全然相手してくれへんからなぁ。困ってたんや」
私の疑問に答えるようなのんびりとした声。
その声にダイニングテーブルの横を見れば、ごろんと横になる猫。キジトラで金色の目。ただしサイズはライオン級。
「この猫は普通じゃなかった。だけど、ほっとけばそれでよかったんだ。……でも、お前があげたもので、あやかしになった」
「……私、本当によくわからなくて」
金髪ヤンキーの真面目な声に目がそわそわと動く。
だって、確かに猫にマグロをあげたが、それは普通のごはんだったのだ。
「家には猫のえさはないから、マグロをおすそ分けしたんです。そのままだとあれかなぁと思って、味噌汁用の出汁を少しだけかけてあげました」
「……マグロに手を加えたってことか」
「や、でも、そんなにしっかりと作ったわけじゃないです。匂いが増えたほうがおいしいだろう、と、マグロに温めた出汁をかけたんです。器に乗せて出してあげたら、それを喜んで食べてくれて――」
――巨大化した。
うん。意味が分からない。
けれど、金髪ヤンキーは私の説明になにか思い当たることがあるようで……。
「いいか。お前が作ったのは霊食。動物をあやかしに変えるものだ」
オタクで自炊派。
一見、結びつかないような二つの単語だが、実はそれらは切っても切れない関係にある。
オタクにとって必要な物。
それは豊富な資金と健康な体なのだ。
推しを好きだという気持ち。
当たり前だが、これは前提にある。だが、ただ好きな気持ちだけでは、推しへの愛を捧げること叶わない。崇高なる作者様へのお布施をしなければ、供給が絶たれてしまうからだ。
まっとうなオタク活動には金が必要である。経済を回し、公式を潤し、薄い本、グッズを増やすのは私の力(金)なのだ、という強い自負を忘れてはならない。
そして、気持ち、金ときて、体も健康でなくてはならない。
公式が地方でイベントをすると言えば、どこであろうとも飛んでいき、会社から有給をもぎ取る。有給は当たり前だが有限なので、体調不良なんかで消化している場合ではない。
私は何度でもイベントに行きたい。一体感を味わい、自分がオタクである幸せを甘受したい。
よって、金をかけず、自分の健康を守るため、社会人二年目の私はしっかりきっかり三食自炊派として生活しているのだ。
「……途中、よくわからない単語がかなりあったが、とりあえず、お前の部屋がキモい理由はわかった」
壁に貼られたポスターを見て、金髪が嫌そうに眉を顰める。
玄関扉をボコボコにしたこの人は私の部屋に入るなり、顔を引きつらせた。
まさか隣の部屋がこんな絵にかいたようなオタク部屋だとは思わなかったのだろう。見てびっくりだよね。うん。私だって、見せるつもりなんかこれっぽっちもなかったけどね。
胡乱な目で私の部屋のダイニングテーブルの椅子へと座る、目の前の人を見る。
日本人の限界まで脱色したような髪は明るい金髪。
だが、その下にある眉毛はまつげは黒くて、本来なら黒髪であろうことが伺える。もちろんだが、その嫌そうに細まっている目は黒色だ。
首にはじゃらじゃらとシルバーアクセサリー。手にはごつめの指輪をしていて、腰にはチェーンをつけている。
着ているぴったりめのTシャツにはドクロが描かれ、よくわからない英語のロゴが踊っていた。
「なんでヤンキーが私の部屋にいるんだろう……」
大好きな推しを飾った部屋に、自分とは関係ない世界に生きている人がいる。
自炊をするから大き目がいいかな、とほくほくしながら買った、四人掛けのダイニングテーブルになぜか不良がいる。なにこれこわい。
「俺だってこんな部屋に入りたくなかったよ! お前が猫に食いもんやるからだろうが!」
「だってぇ、萌えがぁ、萌えが体を走ったからぁ……!」
「もえってなんだよ!」
「心にあふれる幸せの予感ですよ!」
「わからん! いいから、さっさと猫の説明しろ!」
声を荒げる金髪ヤンキーに促され、もう一度説明を始める。
今日は本当に何もない一日だった。
いつも通りに仕事を終えて、スーパーで買い出しをした。そして、家に帰り、夕食の準備を始めた頃、にゃあと声が聞こえたのだ。
「やっと猫が出たな」
「すみません。オタクは話が長いから」
「いいから、続き」
「はい」
夕食作りの手を止め、猫の鳴き声のほうへと近づくと、それはベランダからだった。
四階建ての最上階の部屋に猫。この猫はどこから来たのだろう……。ああ、そうか、隣の部屋からベランダ伝いに来たのか、とすぐに合点がいった。
「私の部屋って角部屋だから、ベランダ伝いに来たとしても、隣に住んでいるあなたの部屋からだろうと思ったんです。猫を飼っているか、こっそり餌だけあげているのか、まあ、きっと何らかの世話をしているんだろう、って」
「で?」
「私に萌えが走りました。『ああ、あんなにつんつん尖ってます感出してるのに、猫飼ってるなんて、なにこれ、尊い』」
「は?」
「雨の中、一人ぼっちの猫を抱き上げて、『俺とお前は一緒だな』からの、上着の中に猫を入れて、少し寂しそうに笑い合うヤンキーと猫! 尊い!」
「何言ってんだ、お前」
心底引いているような金髪ヤンキー。
大丈夫大丈夫。私とヤンキーの間には暗くて深い川が流れてる。わかってる、わかってる。
「とにかくですね。あなたが猫の世話をしているということが私の心を幸せにしたんです。で、そのお礼として猫に少しだけお布施をしようと思ったんです」
「お布施?」
「はい。萌えをありがとうっていうことです。で、猫だからごはんをあげようかなって」
「で?」
「今日はたまたま特売でマグロを売ってて……。だから、ちょっとおすそ分けしました」
そう。今日はマグロを使って、夕食を作る予定だった。
ちょうどマグロを切り分けていたところだったから、切れ端を少しだけあげたのだ。
「ごめんなさい。猫に勝手にあげて」
やっぱり、自分が世話をしている猫に勝手に餌をやる人間が現れたら嫌だろう。
そこは私も考えなしだった。
しっかりと目を見て謝ると、金髪ヤンキはーバツが悪そうに目を反らした。
「それはいい。別に俺の猫じゃねーから」
「え。違うんですか?」
「……ただちょっと俺に付きまとってただけだから」
「付きまとう?」
猫が不良に?
「せやでぇ。ずっと兄ちゃんを追いかけとるのに、全然相手してくれへんからなぁ。困ってたんや」
私の疑問に答えるようなのんびりとした声。
その声にダイニングテーブルの横を見れば、ごろんと横になる猫。キジトラで金色の目。ただしサイズはライオン級。
「この猫は普通じゃなかった。だけど、ほっとけばそれでよかったんだ。……でも、お前があげたもので、あやかしになった」
「……私、本当によくわからなくて」
金髪ヤンキーの真面目な声に目がそわそわと動く。
だって、確かに猫にマグロをあげたが、それは普通のごはんだったのだ。
「家には猫のえさはないから、マグロをおすそ分けしたんです。そのままだとあれかなぁと思って、味噌汁用の出汁を少しだけかけてあげました」
「……マグロに手を加えたってことか」
「や、でも、そんなにしっかりと作ったわけじゃないです。匂いが増えたほうがおいしいだろう、と、マグロに温めた出汁をかけたんです。器に乗せて出してあげたら、それを喜んで食べてくれて――」
――巨大化した。
うん。意味が分からない。
けれど、金髪ヤンキーは私の説明になにか思い当たることがあるようで……。
「いいか。お前が作ったのは霊食。動物をあやかしに変えるものだ」
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