Shining Rhapsody 〜神に転生した料理人〜

橘 霞月

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転生〜統治(仮題)

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ギルドの倉庫へと辿り着いたオレは、ナディアさんと共に来た担当者達に言われるまま、空いているスペースに魔物の素材(ほとんど解体してない)を取り出して行く。が、大物が多かったようで、体育館程の広さの倉庫はすぐにいっぱいになってしまった。なので、外の空き地にも出せるだけ出して行く。

「ちょっと…一体どれだけの魔物を倒したのよ?」
「え?数まではちょっと…。今まで換金した事無いですからね。これでもまだ半分も出してないですよ?」
「はぁぁぁ!?これで半分以下ですって!?」
「正確には、討伐数はさらに倍以上ですよ。ただ…ほとんどがティナのお腹の中に収まりましたけど…。」

ナディアさんが大きく口を開けて唖然としている。美人が台無しなので、オレはそっと目を逸らした。素材を出すのに集中していて気付かなかったが、ギルド職員達が驚きの声をあげていたようだ。

「このワイバーンの群れは以前出したAランク討伐依頼の…」
「このバトルウルフなんて、見た事も無い大きさなんだけど!!」
「ワイバーンの群れの横に置かれてるのって、誰の手にも負えずに保留になってたSSランク依頼の『暴れ炎龍の群れ』なんじゃ…」

暴れ炎龍?…あぁ、ティナが美味しいって言うから、態々狩りに行った炎龍だな。SSランクって言ってたか?探しに行ったら20匹位いて倒すのに苦労したっけ。

「貴方達、たった2人で良くこんなに狩って来れたわね。」
「え?これはオレ1人で倒した分ですよ?2人で倒した分は、既にティナのお腹の中ですから。」
「…はい?さっき、半分は戦姫のお腹の中って言ったわよね?」
「えぇ。…あぁ、正確に言うと、『2人で倒した全部とオレが1人で倒した半分がティナのお腹の中』ですね。ティナが倒した分は…わかりますよね?」
「えぇぇぇぇ!?戦姫、あんたどんだけ食べるのよ!?」
「ルークの料理が美味しかったので、少し食べ過ぎました。」
「「「「少しじゃねぇよ!!」」」」

ナディア&職員ズのツッコミに、ティナが顔を赤くして俯く。やっぱティナは可愛いなぁ。沢山食べるのは健康な証拠だよね。

「ゴホン、とにかくこの量の鑑定はすぐには終わりませんので、また明日来て貰えますか?それから、解体費用を差し引いた分の査定となりますが、そちらも宜しいでしょうか?」
「えぇ、それで構いませんよ。」
「ルーク、魔石はどうするのよ?特に炎龍の魔石なんて、とんでもない価値だけど売って貰えるの?」
「魔石は…買い取って貰って構いませんよ。(半分しか出してないし)」
「そう。じゃあ、また明日来て頂戴。あ、帰る前に受付でギルドカードを受け取ってね。」
「わかりました。それではまた明日。失礼します。」

ナディアさん達に別れを告げ、受付でギルドカードを受け取りギルドをあとにした。ギルドカードは金色で、真ん中に星が1つあしらわれている。これが通称シングルか。まぁ、特別何か感じる訳でもない。オレにとっては『身分証明書』だ。おっと、王都の入り口に身分証明書を提出しないとな。

この後、無事に身分証明書を提出してから宿で昼食を済ませた。その後は王都をブラブラして、夕飯を食べてから早めの就寝となった。え、夜?何もありませんでしたよ。

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